それはなぜか?
日本の家は、世界の標準的な家と比べて、
断熱性と気密性が大きく劣る。
つまり、「断熱性能のちがい」。
そもそも日本の家の断熱性能が総じて低い理由は、
日本において家づくりの基準が
「夏に風通しの良い家」とされてきたことにある。
温暖化による気候変動が進む時代、
大昔の基準に合うはずがないよね。
現在、日本においてヒートショック※で
亡くなっている人は、年間19,000人以上であり、
なんと交通事故死亡者(約4,000人)の4倍以上。
一方、欧米ではヒートショックの死亡数が
圧倒的に少なく、住宅先進国・ドイツでは、
10万人あたりのヒートショック死亡者数が
日本の26分の1しかいない。
※ヒートショック…屋内の寒暖差によって血圧が急上昇・急降下し、血管や心臓に負担がかかる症状のこと。
日本の家の性能の低さは、断熱性能に限らない。
2016年の熊本地震では最大震度7の地震が
2度発生し、耐震等級2の建物が崩壊した。
しかし、いまだ耐震等級1の住宅が日本には
建てられ続けている。であるにも関わらず、
家の安全性を裏付ける「構造計算」や、
現在木造2階建ての建物について、
その提出義務はない(まじかよ…って思うよね)。
「当たり前のことが全然アップデートされない」。
これが、日本の家の現状だということ。
コストが高くて、快適ではなくて、安全ではない。
そんな日本の家の常識をぶっ壊して、
誰もが快適な毎日をおくれるようにしたい。
それが、当社が、一般的な家づくりとは、
デザインも性能も価格も、
大きく路線の異なる理由だ。