断熱リフォームは住みながらでもできるのか｜メリット・デメリット、費用など紹介

「夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるように断熱リフォームをしたい。住みながらでもできるのか。」とお悩みの方へ。

断熱リフォームを行うのに、仮住まいを探すのは大変なので、躊躇してしまいますよね。

結論から言えば、住みながらでも断熱リフォームを実施できる場合、やめるほうがいい場合があります。

今回は、多くの断熱リフォームを手掛けてきた福井・石川の工務店「ノークホームズ」が、以下のポイントを中心に住みながらの断熱リフォームについて詳しく紹介します。

 

このコラムのポイント
・住みながらの断熱リフォームをできる場合・やめるほうがいい場合を解説します。 ・住みながらでもできる断熱リフォームの種類と費用目安を紹介します。 ・住みながらの断熱リフォームを実施するメリット・デメリットを紹介します。

 

このコラムを読むことで、住みながらでも施工できる断熱リフォームの種類がわかります。

ぜひ最後までごらんください！

 

住みながらでも断熱リフォームができる場合、やめた方がよい場合

住みながら断熱リフォームを実施するには、いくつかの条件があります。

場合によっては、仮住まいを探して断熱リフォームを施工した方がよいこともありますので、注意しましょう。

住みながらでも断熱リフォームができる場合

一般的に、住みながらでも断熱リフォームができる場合には、以下のようなケースがあります。

• ・解体を伴わない「非破壊工法」で施工
• ・住宅の外側からの断熱リフォーム
• ・部分的な断熱リフォーム
• ・工期が短いリフォーム

「非破壊工法」とは、既存の建物を壊すさずにリフォームを実施する工法のことです。

破壊工法と比較すると、「騒音・振動・粉じんを抑えられる」「工期が短い」などの特徴があるため、住みながらでも施工可能です。

 

以下の記事では、フローリングの張替えを住みながら行う注意点を紹介していますので、参考にしてください。

▶関連ページ：フローリングの張替えは住みながらできるのか｜広さ別の費用・日数、メリット・デメリットを紹介

住みながらの断熱リフォームをやめた方がいい場合

住みながらの断熱リフォームをやめた方がいい場合は、以下のとおりです。

• ・大掛かりなリフォーム
• ・工期が長いリフォーム

一般的に工期が長い大掛かりな断熱リフォームは、以下の理由によりおすすめできません。

• ・ホコリ・騒音によるストレス
• ・生活スペースの確保が難しい
• ・不特定多数が出入りするストレス

施工会社によっては大掛かりな断熱リフォームでも住みながらの実施が可能な場合もあります。

ただし一度に工事できる場所が制限されるため工期が伸び、コストが追加となることも想定できるため、慎重に検討しましょう。

 

福井・石川で住宅の断熱リフォームを検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。

ご希望に合わせて、夏は涼しく・冬は暖かい断熱性・省エネ性に優れた住まいにリフォームするプランを提案いたします。

 

住みながらでもできる断熱リフォームの種類と費用目安

以下の部位の断熱リフォームは、住みながらの実施が可能です。

• ・窓・サッシの断熱リフォーム
• ・玄関ドア
• ・屋根・外壁
• ・天井・床下・壁
• ・浴室

工事別の費用の目安も紹介しますので、参考にしてください。

※この章で紹介する費用はあくまでも目安です。実際には、材料のグレード・種類、施工業者により費用が異なりますので、詳細は施工業者へお問い合わせください。

窓・サッシ

住まいの中でも熱の出入りが大きい窓を断熱することで、高い断熱効果が期待できます。

窓の断熱リフォームには、以下のような方法があります。

• ・窓ガラスを断熱ガラスに交換
• ・二重窓を設置
• ・サッシを樹脂サッシにする

窓・サッシの断熱リフォームの費用目安は、以下のとおりです。

内容	費用目安
窓ガラス・サッシ交換	8～30万円
二重窓の設置	8～25万円

玄関ドア

玄関ドアの断熱リフォームを施工することで、断熱性の向上を期待できます。

玄関ドアの断熱リフォームは、断熱ドアに交換する方法があり、費用の目安は、概ね30～70万円です。

 

ここまで紹介した窓・サッシ、玄関ドアのリフォームは、住宅の気密性を高める効果もありますので、手軽な断熱リフォームとしておすすめです。

 

以下の記事で、気密性の高い家の特徴を詳しく確認できます。

▶関連ページ：気密性の高い家のデメリットを断熱性・換気性でカバー＆解消｜住んでみて「気持ち悪い」と後悔しない方法

屋根・外壁

外壁・屋根など住宅外部のリフォームは、住みながら実施可能です。

屋根・外壁の断熱リフォームの費用目安は、以下のとおりです。

場所	費用目安(/㎡)
屋根	4,000～8,000円
外壁(外張り断熱)	4,000～9,000円

 

ただし、以下のような不都合が生じることがあるため、注意しましょう。

• ・洗濯物を干せなくなる
• ・窓が開けられなくなる
• ・騒音・振動が発生する
• ・防犯対策が必要

また住宅の外部に足場を組む場合、2階部分・敷地の奥などへの侵入がしやすくなるため、防犯対策を検討することをおすすめします。（2階の窓の施錠をする、人感センサーライトを設置するなど）

天井・床下・内壁

以下のような非破壊工法や一部解体などの方法であれば、天井・床下・壁の断熱リフォームを住みながら実施することも可能です。

• ・天井を一部解体して屋根裏に断熱材を入れる
• ・床下に断熱材を入れる
• ・部屋の一部だけ施工する

天井・床下・内壁の断熱リフォームの費用相場は、以下のとおりです。

場所	費用目安(/㎡)
天井	3,000～1,0000円
床下	3,000～20,000円
内壁	8,500～13,000円

浴室

浴室の断熱リフォームの方法は複数あり、費用の目安は以下のとおりです。

• ・壁や床に断熱材を入れる：20～120万円
• ・窓・サッシを交換する：10～30万円
• ・浴室暖房を設置：10～30万円

浴室の断熱リフォームは住みながらでもできますが、工期の目安は2日～7日ほどで、リフォーム中は浴室が使用できないことに注意が必要です。

 

以下の記事では、お風呂のタイル張替えの費用相場を確認できます。

▶関連ページ：お風呂のタイル張り替え費用相場｜全部張り替えor補修を判断するポイント、DIYできるかなど解説

 

福井・石川エリアで住みながらの断熱リフォームを検討中の方は、ノークホームズへお問い合わせください。

ワンストップで、住宅性能・デザイン性を向上させるリノベーションプランを提案いたします。

 

住みながらの断熱リフォームのメリット・デメリット

住みながらの断熱リフォームを施工する際には、メリット・デメリットの両面があるので注意が必要です。

メリットとデメリットを事前に確認し、断熱リフォームを住みながら実施するかどうかを判断しましょう。

住みながらの断熱リフォームのメリット

住みながらの断熱リフォームには、以下のようなメリットがあります。

• ・費用を抑えられる
• ・工事の進捗を管理しやすい

住みながらの断熱リフォームは、仮住まいを探さなくてよいため、費用を抑えられます。

また、非破壊工法のように解体を伴わないリフォームを実施することで、解体費用・廃材の処分費などのコストを削減できることも大きなメリットです。

住みながらの断熱リフォームのデメリット

住みながらの断熱リフォームのデメリットは、以下のとおりです。

• ・ホコリ・騒音などが気になる
• ・不特定多数の人が出入りする
• ・工期が長くなることもある

工事の際は、ホコリ・騒音などが発生し、落ち着いて日常生活を送れないことがあります。

小さなお子さまがいらっしゃる場合や騒音が気になる方は、仮住まいを検討することをおすすめします。

住みながらの断熱リフォームで使える補助金

最後に、住みながらの断熱リフォームで使える可能性がある補助金を紹介します。

• ・子育てエコホーム支援事業：子育て・若者夫婦世帯による住宅の省エネ改修などのリフォームを補助する事業で、開口部の断熱改修などが対象
• ・先進的窓リノベ2024事業：断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促す事業で、「開口部(窓)の断熱改修」が対象
• ・地方自治体独自の補助金・助成金制度：地方自治体が独自に補助金や助成金を設けているケースがある　など

 

以下の記事で、福井市でリフォームに使える補助金・助成金を確認できます。

▶関連ページ：福井市で【リフォーム】に使える補助金や助成金（国・県・市）まとめ

 

福井・石川エリアで補助金を活用した断熱リフォームを検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。

ノークホームズは、各種補助金を申請可能な工務店です。

 

まとめ

今回は、「断熱リフォームは住みながらでもできるのか」と疑問に思っていらっしゃる方に向けて、住みながらの断熱リフォームが可能なケースや費用目安などを紹介しました。

一般的には、「解体を伴う大規模な工事」「工期が長い」などのケースは、仮住まいを検討することをおすすめします。

非破壊工法による工事や、住宅の一部を断熱リフォームするような工事であれば、住みながらでもできる可能性がありますので、施工業者に相談しましょう。

今回紹介した情報が、住みながらの断熱リフォームを検討中の方の参考になれば幸いです。