NORQ HOMES ノークホームズ編集部
福井の高性能注文住宅を建てる工務店ノーク・ホームズが、リノベーションに役立つ情報を発信しています。
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【建 設】 福井県知事 (般-1)10791号
【不動産】 福井県知事 (1)第1704号
福井のリフォーム・リノベーション・増改築
新しく家を建てるのではなく、すでに建てられている家に新たな命を吹き込むリノベーション。「親に譲ってもらった」「住宅取得にかかる費用をおさえたい」など空き家をおしゃれにリノベーションする事例は福井でも増えていますが、築年数や管理状態などが気になってなかなか行動に移せない……という方も少なくありません。
そこで今回は、空き家をリノベーションするメリット・デメリット、リノベーションに向いている空き家の選び方から住宅会社の選び方まで基本的なポイントをまとめてご紹介します。これからのリノベーション計画に、ぜひお役立てください。
目次
年々深刻化している「空き家問題」。長期間放置されている空き家は2018年の段階で全国に349万戸もあるといわれており、2030年には470万戸になると見込まれています。
▶参考リンク:空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案|国土交通省
放置すると、倒壊や火災、不審人物の出入りなど周りに環境に悪影響を及ぼす可能性が高いため、所有する空き家の活用方法に悩んでいる方は少なくありません。その一方で、新居として取得し、自分たち好みにリノベーションしたいという方も一定数いらっしゃいます。
空き家の再利用促進や流通強化のため、今後は補助制度も整い今まで以上に取得のハードルが下がっていきます。これからマイホーム取得を進めていくのであれば、このような状況をうまく活用してリノベーション計画を進めていきましょう。
空き家をリノベーションするメリット・デメリットをそれぞれみてみましょう。
メリット① 新築よりも費用をおさえることができる
すでに建てられている家を活用するため、基礎から新しく建てる、解体する、といった費用がかかりません。築浅物件なら耐震性や断熱性も高いため、補強にかかる費用をデザインや内装費にまわすことができます。
メリット② 質の良い建材を使用できる
丈夫な柱や味わいのある梁など、今では簡単に手に入らない建材が多く使用されているケースがあります。ビンテージ加工を施さなくても味わいのある建材は、よりおしゃれな室内を演出してくれるでしょう。
メリット③ 補助金や助成金を活用できる
空き家問題を解決するために、国や自治体は様々な補助金や助成金制度を設けています。リノベーションにかかった費用を補助してもらえるので、住宅取得にかかる費用をおさえることができます。
デメリット① 空き家の状態によっては補強工事が必要
築年数が経っている空き家の場合、現行の耐震性を満たしていないため、耐震補強工事が必要になります。また、断熱性も低いため、断熱工事も必要になるでしょう。補強するための出費がかさむため、想定よりも費用が係る可能性があります。
デメリット② リノベーションできない箇所がある
間取りの変更やデザインの変更など、自分たち好みの住まいに変更できるのが魅力のリノベーションですが、構造によっては変更できないケースもあります。撤去できない壁があったり、お風呂やトイレなど移動できなかったりするためあらかじめ確認が必要です。
デメリット③ リノベーション費用を回収できない可能性も
空き家をリノベーションして住宅やオフィスとして貸し出したとしても、かかった費用を回収できない可能性があります。立地が悪く借り手が見つからない、まわりの物件に比べ割高なので賃料の折り合いがつかない、などうまく活用できないことも考慮して運用計画を立てていくことが大切です。
全ての空き家がリノベーションに向いている訳ではありません。向いているかどうかについては以下のポイントをあらかじめ確認しておきましょう。
最新の建築基準を満たした住宅は、1981年6月1日以降に建築確認がなされています。これよりも前に建築確認されている物件、建てられた物件は現行の耐震基準を満たしていないため、耐震補強工事が必要になります。
ただでさえ費用がかかるリノベーションで、余計なコストがかかるのは避けたいもの。比較的築年数の浅い空き家を選ぶようにしましょう。
住宅は竣工後、様々な基準を満たして建てられているかを検査機関に検査してもらいます。この検査に合格した住宅に交付される検査証があるかどうかを確認しましょう。
空き家によってはこの検査証がない、違法建築に当てはまっている、といった可能性があります。安心安全に暮らすためにも、確認しておくことが大切です。
予算を立て、リノベーションに向いている空き家を探して、空き家の状態を確認して……これら全てを個人で進めていくのは大変です。今後リノベーション計画を進めていく中で不安に思うことも出てくるので、以下のポイントを比較検討した上で、信頼して依頼できる会社を早めに見つけておきましょう。
リノベーションをする会社の中にも、デザインが得意、コスト管理に力を入れている、自然素材の活用を重視している、など得意分野は様々です。自分たちにとって譲れない部分はなんなのか、話し合った上で希望を満たしてくれる会社を選びましょう。
どんなリノベーション実績があるのか、ホームページや資料で確認してみましょう。希望している予算や間取りに近い事例は参考になります。しっかりヒアリングしてくれるか、どういったサポートをしてくれるのか、については口コミが参考になります。内容を確認し、信頼できるかどうかを判断することが大切です。
リノベーション後も定期的にメンテナンスをしてくれるか、急なトラブル時も対応してくれるか、など確認しておきましょう。安心して住み続けることができるように、継続してサポートしてくれる会社なら安心です。
福井県という土地の事情に詳しいリノベーション会社を選びましょう。気候や地域の様子に詳しい会社なら、生活に必要な情報を得つつ納得のいく住まいづくりを進めていくことができます。
長時間関わる相手だからこそ、相性の良い相手を選びたいもの。自分たちの質問や相談に真摯に対応してくれるか、相談しやすい人柄か、などしっかり確認しておきましょう。電話対応やスタジオでの相談時の対応を確認しておくと安心です。
空き家をリノベーションする場合、様々な補助金や助成金制度を利用できます。
福井県の場合、空き家リフォーム支援事業(2023年7月27日現在)を活用できます。空き家の循環利活用を促進するため、福井市空き家情報バンクに登録された空き家のリフォームを支援するもので、対象工事費の1/5、上限30万円が補助されます。
予算枠に到達次第、募集は終了するので検討されている方は早めに申請等進めていきましょう。
▶参考リンク:空き家リフォーム支援事業(令和5年度)|福井市
また、リノベーション時に使用できる補助金・助成金制度は他にもたくさんあります。工事内容に合わせて活用するのがおすすめです。
わからない部分に関しては、リノベーション会社に相談しながら計画を進めていきましょう。
空き家をリノベーションすることで、予算をおさえながら理想の住まいを手に入れることができます。耐震性や断熱性、どこまで間取り変更できるかなど気になる点は多々ありますが、都度リノベーション会社に相談しながら計画を進めていきましょう。
ノークホームズは、福井にお住いの方、引っ越しを検討中の方向けに、不動産取引で培った実績を元に、リノベをする中古物件探しからサポートが可能です。
所有する空き家をリノベーションしたい方、これから物件探しをする方などまずはお気軽にお問い合わせください。
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