ランドリールームの「後悔・いらなかった」15の瞬間とは？│成功するための13の対策も紹介

「ランドリールームを導入して後悔している」
「ランドリールームはいらなかった」
このように、ランドリールームの設置に後悔を抱える方をSNSなどで見かけることがあります。

洗濯に関する家事を一挙に担うランドリールームを導入して、こうした感想を抱くのはどうしてでしょうか。

そこで今回は、福井・石川で数多くのリフォームを手掛けてきた工務店「ノークホームズ」が、ランドリールームに対して「後悔・いらなかった」と感じる瞬間と対策についてお伝えします。

 

このコラムのポイント
・ランドリールームとは、どういった部屋を指すのか紹介します。 ・ランドリールームで後悔を感じる瞬間を紹介します。 ・具体的に、後悔を防ぐための13の方法についても解説します。

 

失敗や後悔の理由を確認して、リフォーム、リノベーションの際に活かしましょう。

 

ランドリールームとは？

ランドリールームとは、洗濯機や乾燥機、洗濯物を畳むためのスペースや収納などが一体となった、洗濯に関わる家事を効率的にするための間取りです。

ランドリールームがあることで、次のようなメリットが生まれます。

• ・天気や時間を気にせず洗濯物を乾かせる
• ・洗濯物を室内に干せるため防犯性が高い
• ・効率的に家事が終わり余暇の時間が長くなる
• ・リビングなどに生活感が出づらくなる

ランドリールームの間取りの工夫については、以下の記事で詳しく解説しています。

▶関連記事：ランドリールーム・洗面所が別or一緒の間取り事例｜各間取りの工夫アイデア、最適な広さなど解説

ランドリールームの「後悔・いらなかった」15の瞬間

ランドリールームを導入した場合、「後悔・いらなかった」こうした感情を抱くケースがあります。

具体的に、どのような瞬間に感じる可能性があるのか紹介します。

【広さ・使い方に関して】

• ・狭くて使いづらい、広くて乾きづらい
• ・脱衣所と同室で使い勝手が悪かった
• ・キッチンなどとの家事動線が悪く使いづらい
• ・照明が不足して汚れを確認できなかった
• ・布団など大物の乾燥場所に困る

【設備に関して】

• ・作業台を作ればよかった、いらなかった
• ・スロップシンクを作ればよかった、いらなかった
• ・収納式物干しの設置場所が適切でなかった
• ・収納やハンガーパイプが不足した
• ・コンセントが足りない、または位置が悪い

【その他の後悔】

• ・窓が不足して採光、通風が取れない
• ・湿気を排出しづらくカビが生えた
• ・ランドリールームの採用に費用がかかる
• ・ランドリールームで他の間取りが圧迫される
• ・乾かずランドリールームの利用頻度が低い

 

福井・石川で洗濯などの家事を効率的にするリフォーム・リノベーションついてお悩みの方は、ノークホームズへお問い合わせください。

 

ランドリールームの後悔を防ぐ、13の対策を解説

ランドリールームにおける後悔・デメリットを避けるために、次の13の対策を検討してみましょう。

干す場所や乾燥機など必要な機能から畳数を算定

1つ目は、洗濯物を干す場所や乾燥機の有無など、ランドリールームに必要な機能から適切な広さ（畳数）を算定することです。

ランドリールームは広すぎれば無駄になスペースが生まれ、狭すぎれば洗濯や乾燥などの動きが阻害されて使いにくくなります。

• ・洗濯物は基本的に外に干すからコンパクトでよい
• ・ガス乾燥機を利用するから室内干し場は最小限でよい
• ・除湿機を置くスペースを確保したい

このように具体的な行動や置くものに合わせて、部屋の広さを確定させましょう。

 

洗濯物を外に干したい方にもおすすめの、日光がよく入る部屋の増設については以下の記事でも解説しています。

▶関連記事：「サンルームみたいな部屋」を増築リフォームするメリット・デメリット｜ 施工ポイント、費用相場を解説

脱衣所と建具で区分して使い勝手を高める

2つ目は、ランドリールームと脱衣所を建具によって区分して使い勝手を高めることです。

ランドリールームと脱衣所を同じ空間にする場合、家族が入浴中にランドリールームに入りづらいケースがあります。

引き戸などで開閉可能にすることで、入浴中もランドリールームに入りやすく、またいつでも洗濯に関わる作業をできます。

作業台・スロップシンクの使用目的を確認する

3つ目は、作業台やスロップシンクの使用目的や広さについて確認することです。

アイロンをかけるための作業台や、手洗いに便利なスロップシンクですが、設置するためには十分な広さのランドリールームが必要です。

また、住み始めるとダイニングや和室などでアイロンをかけたり、浴室で手洗いの洗濯を済ませるケースもありますので、本当に設置する必要があるのか、また必要な広さはどの程度か確認しましょう。

収納式物干しや金物は必要性や位置を検討する

4つ目は、収納式の物干し、物干し金物の必要性や配置を検討することです。

壁や天井に埋め込み、必要に応じて出し入れできる物干しや金物は非常に便利な設備です。
しかし設置する場所によっては、移動の動線を阻害したり、収納から物を取り出す際に邪魔に感じる場合があります。

邪魔に感じる機会が増えると使用頻度が低くなりますので、こちらも実際の使用時の動線を想像することが大切です。

必要に応じて収納やハンガーパイプを設置する

5つ目は、適切な容量の収納やハンガーパイプを設置することです。

ランドリールームでは、次のように様々な洗濯用品が使われ、また収納されます。

• ・ハンガー
• ・洗濯バサミ
• ・洗濯ネット
• ・洗剤の替え
• ・洗濯カゴ　など

十分な収納がなければ、こうした洗濯用品がランドリールームにあふれることになります。

また、洗濯物を収納するとき、畳んで収納するもののほか、ハンガーにかけたまま収納するものも多くあります。
ランドリールームの一部にハンガーパイプがあれば、上着などの置き場所にも困りません。

キッチンなど水回りをまとめるなど動線を意識

6つ目は、キッチンやトイレ、浴室といった水回りをまとめるなど、動線を意識して設計することです。

家事をしていると、調理の合間に浴室掃除をするなど、隙間時間を見つけて他の家事をすることがあります。
こうした場面で便利に活用して、ランドリールームの使用頻度を高めましょう。

光や風を取り込めるよう窓配置を工夫する

7つ目は、光や風をランドリールーム内に取り込めるよう工夫することです。

ランドリールーム内は湿気が高い状態が続くことから、自然光・自然風で乾燥しやすいよう工夫すると衛生的な環境を保てます。
たとえば、南北方向に窓を配置することで風が抜けるようになります。

 

部屋干しが家や人の体に与える影響については、以下の記事で詳しく解説しています。

▶関連記事：部屋干しで家が傷む＆体に悪い可能性あり｜カビ・ダニ発生などのデメリット、よく乾く部屋干し方法を解説

十分な量の照明にする・照明の色を検討する

8つ目は、十分な量の照明を取り付けること、照明の色についても検討することです。

リビングやダイニングのように強い光は不要であるものの、洗濯物の汚れを確認するためには一定の光量が必要です。

また、取り付ける電球の色味を、自然な色合いに見える昼白色を選ぶなど、意識して選定することもおすすめします。

使用する家電の種類や位置を検討する

9つ目は、使用する家電の種類や位置を事前に検討することです。

ランドリールームは、除湿機やサーキュレーター、作業中の足元ヒーターなど、コンパクトな床面積の中に多くの家電を設置する間取りです。

このため、事前に使用する家電の種類や大きさ、必要なコンセントの数や大きさを決めることで使い勝手のよいランドリールームになります。

予算に応じたランドリールームに

10個目は、予算に応じたランドリールームにすることです。

紹介した様々な対策を施すことで、ランドリールームの使い勝手を高めることは可能ですが、費用も高くなる可能性があります。

予算内に収めるためには、絶対に必要な仕様と「あったらいいな」という仕様を分けて、予算に応じたランドリールームにしましょう。

 

サンルームや物干しの跡付けについては、以下の記事で詳しく解説しています。

▶関連記事：サンルーム・物干しを後付けする費用相場、メリット・デメリット｜物干しの種類、デメリット解消法も解説

布団乾燥機の利用を検討する

11個目は、布団乾燥機の利用を検討することです。

ランドリールームを使うことを前提にリフォーム・リノベーションすると、布団などの大物を乾燥させる方法に悩むことがあります。

ここで、温風の吹き出しで乾燥し、湿気を取り除きダニ対策などもできる布団乾燥機があれば、大物の乾燥方法にも悩まずに済みます。

複数の家電を活用して乾燥を促進する

12個目は、複数の家電を活用することです。

洗濯物を乾かす方法は、外干しのほか次のようなものがあります。

• ・ドラム式洗濯乾燥機
• ・縦型洗濯乾燥機
• ・ガス乾燥機
• ・電気乾燥機
• ・浴室暖房乾燥機
• ・除湿機
• ・サーキュレーター　など

天気の良し悪しや外気温、洗濯物の量や厚みなどに応じて複数の乾燥方法を選べるよう検討することで、快適に使えるランドリールームを実現可能です。

設計力のある工務店・ハウスメーカーに依頼する

13個目は、設計力があるハウスメーカーに依頼することです。

ここまで紹介した方法を全て、ご自身の設計で検討しリフォーム・リノベーションすることは現実的ではありません。

このため、十分な設計力のある工務店やハウスメーカーを探し、必要となる希望を伝えた上で、プランニングを任せることで後悔を避けられます。

 

福井・石川で後悔しない、満足できるランドリールームや水回りのリフォーム・リノベーションをご検討中の方は、ノークホームズへお問い合わせください。

 

まとめ│ランドリールームの後悔は設計力で防ぐ

「ランドリールームの後悔・いらなかった」を避けるための方法について解説しました。

ランドリールームは天候に関わらず洗濯物を干せることから、非常に便利な間取りである一方、設計をミスすれば使用率の低い部屋になる可能性も秘めています。

「後悔・いらなかった」を避けるためには、紹介した対策を検討するとともに、十分な設計力のある工務店に依頼することをおすすめします。

福井・石川でランドリールームのある間取りへリフォーム・リノベーションをご検討中の方は、豊富な施工実績を持つ「ノークホームズ」まで、お気軽にご相談ください。