フローリングが経年劣化で剥がれた・ガサガサ。対策は？張り替えの選択肢や時期の目安も解説

「フローリングが経年劣化で剥がれた」
「フローリングに日光が当たるところがガサガサ」
このように、フローリングの経年劣化で悩む方は少なくありません。

そこで今回は、福井・石川で数多くのリフォームを手掛けてきた工務店「ノークホームズ」が、フローリングの経年劣化に対処する方法や、経年劣化を防ぐための対策について紹介します。

このコラムのポイント
・どのタイミングでフローリングを張り替えるべきかお伝えします。 ・経年劣化やガサガサを感じた場合の対策や、経年劣化を防ぐための対策を紹介します。

 

フローリングに異常が起きている場合、床下や壁に異常が及んでいるケースもありますので、早めに専門家へ相談しましょう。

 

フローリングの寿命・耐用年数、判断の目安

はじめに、フローリングの寿命・耐用年数はどの程度なのか、また張り替えなどの判断をするための目安について紹介します。

フローリングの寿命・耐用年数

木造22年、鉄筋コンクリート47年など、建物には税金を計算するにあたって必要な耐用年数が定められています。

しかしフローリング自体には明確な耐用年数が定められておらず、次のような目安で交換を検討することとなります。

• ・無垢フローリング：30年～
• ・合板フローリング：10年～
• ・クッションフロア：10年～
• ・フロアタイル：10年～

張り替え時期の判断は目視・体感による

実際に張り替えする場合は、年数よりも目視や体感によって時期を検討することとなります。

具体的には、次のような経年劣化を感じたときが、フローリングを張り替える目安です。

• ・フローリングの一部が剥がれた
• ・表面がささくれてガサガサ
• ・取れないキズ、汚れがある
• ・日焼けによる色あせが気になる
• ・部分的な床鳴りやへこみ

経年劣化しやすい場所

フローリングで経年劣化を起こしやすい場所には傾向があります。

劣化しやすい場所を把握して、必要に応じてメンテナンスの頻度を高めたり、傷防止のマットを敷くなど対策を施しましょう。

• ・玄関ホール：歩行頻度が高く、また砂や土で傷つきやすい
• ・キッチン・洗面所周辺：水や油の飛び散りでシミや変色が発生する
• ・リビングやダイニングテーブル下：家具の引きずりによる摩耗が起きやすい
• ・南側の窓際：日光による紫外線で色褪せしやすい

福井・石川でフローリングの劣化が気になっている方は、豊富な施工実績を持つ、ノークホームズへお問い合わせください。

張り替えの時期や、同時に実施するべき工事など、多角的な視点で最適なリフォーム・リノベーションメニューをお伝えします。

 

経年劣化で剥がれた・ガサガサ。対策は？

経年劣化によってフローリングが剥がれたり、ガサガサになった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

主には、次の4つの方法が考えられます。

※リフォーム・リノベーションプランによって価格は異なります。詳細な価格につきましては、「ノークホームズ」までお問い合わせください。

ノークホームズへの〈お問い合わせ〉

フローリングの張り替え

フローリングの張り替えは、現況のフローリングを一度剥がした上で、新しいフローリングに張り替える方法です。

下地の状態を確認できることから、腐食の有無や床鳴りの原因を確認できる点がメリットです。

一方で他の対策と比較して、費用や日数を要する点がデメリットといえます。

• ・費用の目安：20～30万円（6畳の場合）
• ・施工日数の目安：2～3日

フローリングの重ね張り

フローリングの重ね張りは、既存の床材の上から新しいフローリングを張る工法です。

比較的容易に施工できることから、施工費用や日数を抑えられるメリットがあります。

一方で、下地の状態を確認できない点や、床の高さが変わることから他の間取りとの間に段差ができる点、ドアの開閉に支障が出る場合があるなど、注意が必要な点もあります。

• ・費用の目安：10～20万円（6畳の場合）
• ・施工日数の目安：1～2日

フローリングの「住みながら」の張り替えについては、以下の記事で詳しく解説しています。

▶関連記事：フローリングの張替えは住みながらできるのか｜広さ別の費用・日数、メリット・デメリットを紹介

コーティングの上塗り

コーティングの上塗りは、既存のフローリングの上からコーティング剤を塗布する工法です。

すでについているキズなどを修復することはできませんが、重ね張りより費用を抑えられ、また施工日数が短いメリットがあります。

また、下地に異常がある場合は、コーティングをしても床鳴りなどが直らない可能性があります。

• ・費用の目安：3～5万円（6畳の場合）
• ・施工日数の目安：1日

部分的なキズの補修

部分的なキズの補修は、フローリングに生じたキズやへこみ、汚れの染みつき、焦げといった各種補修工事を指します。

一般的なキズやへこみに対する、切削やパテによる埋め込み、再塗装といった内容の工事をイメージしましょう。

• ・費用の目安：1～3万円（箇所数による）
• ・施工日数の目安：半日

このようにフローリングのリフォーム・リノベーション工事には複数の種類があり、また使用する木材や薬剤によって費用も変わります。

福井・石川で床の経年劣化に悩んでいる方は、豊富な施工実績に裏打ちされた丁寧な施工をお約束する、ノークホームズへお問い合わせください。

賃貸物件の場合、故意・過失ない場合は支払い不要

なお、お住まいが賃貸物件である場合、家具の設置による床のへこみや設置跡、フローリングの色落ちといった、通常の生活で生じると考えられる劣化は借主に費用負担は生じないと考えられます。

一方で、不注意による雨の吹き込みや落書きなど、通常使用によらない損耗の場合は支払いが必要になるケースもあります。

参考：国土交通省「「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

張り替えする建材の選択肢

フローリングを張り替える際、選べる建材は複数あります。
建材によって特徴が異なりますので、把握してから建材を確定しましょう。

無垢フローリング	・無垢材ならではの香りや肌触りが特徴 ・天然素材で化学物質の放出が少ない ・経年変化で味のある見た目に ・合板と比較して長期間利用可能 ・施工に技術力が必要で費用も高め
合板フローリング	・薄くスライスした木材を接着剤で張り合わせた建材 ・無垢フローリングと比べて単価が安い ・化学物質によるシックハウス症候群の不安がある ・無垢フローリングより早いサイクルで張り替えが必要
クッションフロア・フロアタイル	・塩化ビニル製のタイル状の建材 ・木目、石目など様々なデザインがある ・クッションフロアはクッション性に優れる ・フロアタイルはキズに強い ・水に強くメンテナンスが容易

フローリングの経年劣化を防ぐには？

フローリングの張り替えについて解説しましたが、張り替えのサイクルを長くするためには、経年劣化を防ぐ工夫が必要です。

早めの再塗装で劣化を防ぐ

1つ目は、早めの再塗装で劣化を防ぐことです。

時間の経過とともに表面から劣化するフローリングは、早めの再塗装によって劣化の進行を遅らせることが可能です。

表面のカサつきやツヤの喪失など、細かな点が気になった時点で再塗装を依頼し、木材の劣化を防ぎましょう。

窓・断熱材リフォームで結露を防止する

2つ目は、窓や断熱材のリフォームを施すことです。

窓や断熱材の性能が低い場合、窓辺を中心に結露が生じることがあります。
結露水は床や壁に染み込み、フローリングの腐食やカビの発生原因となります。

断熱材の追加や交換、樹脂サッシや複層ガラスへの交換によって、結露を防止する対策を取りましょう。

 

断熱材の有無や、入っていない場合の対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

▶関連記事：断熱材が入っているか確かめる方法を解説｜断熱材が入っていない部屋の特徴と暖かくする対策

家具はシートなどの上に置く

3つ目は、家具を置く際にシートなどの上に配置することです。

重量のある家具を置くとフローリングに対するキズ、へこみの原因となりますし、家具の移動時にキズができることもあります。

家具の裏にキズを防止するシートを貼り付けたり、定期的に位置を変更して部分的に変色することを防ぎましょう。

まとめ│フローリングの経年劣化・剥がれはプロに依頼を

フローリングが経年劣化を起こした場合の対処法について解説しました。

「ガサガサ」や「部分的なへこみ」があった場合、すでに劣化は進行している可能性がありますので、より進行する前に余裕をもって張り替えなどを依頼することをおすすめします。

 

なお、フローリングの劣化が表面化している場合、壁紙や他の設備の劣化が進行しているケースがあります。

このため、他の劣化も含めてチェックを依頼し、断熱性の向上なども含めたまとめてリノベーションをすることもおすすめです。

福井・石川で床や壁紙などの内装、外観や断熱材などの複合的なリフォーム・リノベーションをご検討中の方は、ノークホームズへお問い合わせください。