一階に部屋がない！老後はどうする｜おすすめリフォームや疑問を解決

2階建て住宅では、敷地面積や間取りの都合で一階に部屋が無いケースも多く見られます。

しかし階段の上り下りが必要になることから、「老後は生活が大変になる？」と不安に感じられる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、福井・石川で数多くのリフォームを手掛けてきた工務店「ノークホームズ」が、一階に部屋が無い場合の対処法や、おすすめのリフォーム方法について紹介します。

このコラムのポイント
・一階に部屋が無い場合の、老後のデメリットを整理します。 ・具体的な間取り計画やリフォームの方法をご紹介します。

老後に使いやすい家にしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

一階に部屋がないと老後はどうなる？デメリットを整理

ここではまず、一階に部屋がない場合に生じるデメリットについて整理しておきます。

特に老後には身体的変化が生じていることも多く、長期的な計画が求められます。

二階への上り下りが大変

老後に一階に部屋がない場合、階段の上り下りが大きな負担になります。

加齢に伴い足腰の筋力が低下し、膝や腰に痛みを感じることが増えることから日常的な移動が億劫になる可能性が高いです。

また転倒のリスクも高まり、骨折などの重大なケガにつながる恐れもあります。

そのためバリアフリー化を見据えた住宅設計や、必要に応じて一階に生活スペースを確保するリフォームが求められるでしょう。

ワンフロア完結の暮らしが難しくなる

一階に部屋がないと生活のすべてを二階で完結させる必要があり、不便を感じる場面が増えます。

例えば洗濯物を干すために階段を何度も往復しなければならなかったり、来客時に玄関との行き来が負担になったりするなど、日常生活の動線が複雑化します。

介護が必要になった際にも、介助者が階段を利用しながら支援するのは非常に困難です。

子どもの遊び場が少なくなる

一階に部屋がない間取りでは、子どもが自由に遊べるスペースが限られてしまいます。

お孫さんが遊びに来る場合にも、階段を介することで事故のリスクが高まってしまうのがデメリットです。

これにより家族間のストレスにつながることもあるため、生活動線や音の対策を考慮した設計が必要となります。

一階に部屋がない場合におすすめのリフォーム方法

ここでは、一階に部屋がない場合におすすめのリフォーム方法についてご紹介します。

LDKに間仕切りを付ける

一階に部屋がない場合、リビング・ダイニング・キッチン（LDK）に間仕切りを設置することで、将来的に個室として活用できるようになります。

特に可動式の間仕切りであれば、普段は広々としたLDKとして使用しつつ、必要なときにプライベート空間を確保できます。

また冷暖房の効率が向上するため、光熱費の節約にもつながります。

間仕切りの種類には引き戸やロールスクリーンなどさまざまな選択肢があり、比較的低コストで導入できる点もメリットです。

洋室にミニキッチンを付ける

一階に小さな洋室がある場合、そこにミニキッチンを設置することで独立した生活空間を確保できます。

老後に備えて一階で完結する生活スタイルを作る際に役立ち、食事の準備や簡単な家事を一階で済ませることが可能になります。

また将来的に介護が必要になった場合にも、ヘルパーの方や家族が利用できるサポートスペースとして機能します。

一階にトイレ・お風呂を増設する

老後を見据えると、一階にトイレやお風呂を増設することが非常に重要です。

特に夜間の移動は転倒のリスクが高まるため、一階にトイレがあるだけでも安心感が違います。

ただしトイレや浴室の増設には給排水設備の工事が必要になるため、施工可否を事前に相談しておくようにしましょう。

ホームエレベーターを設置する

一般的な住宅向けのコンパクトなエレベーターであれば、最低半畳ほどのスペースがあれば設置可能です。

近年はバリアフリー住宅の需要増加に伴い、比較的導入しやすくなっています。

ただし設置には一定の工事費が掛かるため、補助金や助成制度の活用も検討してみましょう。

また停電時の対応やメンテナンスのコストも考慮しながら、慎重に計画を立てることが重要です。

 

新築の場合には、老後を見据えて平屋住宅を選ぶケースも増えています。

詳しくは、こちらの記事をご確認ください。

▶関連ページ：平屋の家

 

福井で老後を見据えたリフォームしたいとお考えの方は、ノークホームズにご相談ください。

住宅の間取りやお客さまのご要望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。

 

一階完結リフォームでよくある疑問

ここでは、一階完結リフォームでよくある疑問についてご紹介します。

LDKが狭いと不便にならないか心配…

一階に生活空間を集約すると、LDKのスペースが狭くなって圧迫感を感じるのではないかと心配する方も多いです。

しかし間取りの工夫次第で、快適な空間を維持することは可能です。

例えば壁や仕切りを最小限に抑えたオープンな設計にすることで、広々とした印象を保てます。

また収納を壁面に埋め込むなど、デッドスペースを有効活用することで狭さを感じにくくすることもできます。

具体的な計画方法については、ぜひ専門業者にご相談してみてください。

一階は二階より寒いのでは？

一般的に、一階は地面に近いため冬場に冷えやすい傾向があります。

しかし適切な断熱対策を施すことで寒さを軽減し、快適に過ごすことが可能です。

例えば床下断熱を強化したり、床暖房を設置したりすることで足元からの冷えを防げます。

またペアガラスや樹脂サッシを採用すると、外気の影響を受けにくくなります。

このように一階の寒さ対策をしっかり行い、冬場でも快適な暮らしを実現しましょう。

建て替えとリフォームで迷っている…

一階完結の生活を考える際に、リフォームと建て替えのどちらが適しているのか迷うことがあります。

リフォームのメリットは、費用を抑えながら必要な部分だけを改善できる点です。

例えば間仕切りの設置や水回りの増設など、比較的低コストで対応できるケースもあります。

 

一方で築年数が古く耐震性や断熱性能に不安がある場合は、建て替えを検討するのも一つの選択肢です。

建て替えであれば、最初からバリアフリー設計を取り入れたり、理想の間取りを実現したりできるメリットがあります。

費用や家の状態を踏まえて、どちらがより長期的に快適な暮らしにつながるかを考慮しながら決定しましょう。

 

50代からのリフォームプランのポイントについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

▶関連ページ：50代からのリフォーム

 

福井で老後を見据えたリフォームしたいとお考えの方は、ノークホームズにご相談ください。

住宅の間取りやお客さまのご要望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。

まとめ

一階に部屋がない場合、老後の生活に不安が生じるケースがあります。

安全性や快適性を向上させるためには、適切なリフォームがおすすめです。

 

福井で老後を見据えたリフォームしたいとお考えの方は、ノークホームズにご相談ください。

住宅の間取りやお客さまのご要望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。