カウンターキッチンの壁を取る費用目安を解説｜メリット・デメリットとリフォーム時の注意点

カウンターキッチンの壁を取るリフォームは、開放感を生み出すだけでなく、リビング・ダイニングとの一体感を高めます。

ご家族やゲストとのコミュニケーションも取りやすくなりますが、構造的な問題やプライバシーの確保などが課題です。

そこで今回は、多くのリフォーム・リノベーションを手掛けてきた福井・石川の工務店「ノークホームズ」が、以下の項目を解説します。

 

このコラムのポイント
・カウンターキッチンの壁を取るリフォームの費用目安をご紹介します。 ・開放感のある空間づくりなど、カウンターキッチンの壁を取るリフォームはメリットが多数あります。 ・音や匂いの問題など、デメリットも確認しておきましょう。 ・カウンターキッチンの壁を取ることは可能ですが、安全性や収納スペースの確保などいくつかの注意点があります。

 

開放感のあるおしゃれなキッチンをめざす方だけでなく、キッチンの壁を取るリフォームに不安のある方にも役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までごらんください。

カウンターキッチンの壁を取る費用目安

開放感のあるオープンなキッチンへとリフォームしたい場合、壁を取るにはどのくらいの費用がかかるのか気になる方は多いのではないでしょうか。

この章ではカウンターキッチンの壁を取るリフォームの費用項目や目安をご紹介します。

費用項目の具体例

カウンターキッチンの壁を取るための費用項目の例は下記の通りです。

事前に壁の状態を施工業者に確認してもらい、見積もりを取りましょう。

カウンターキッチンの壁を取る際にかかる費用項目

（例） ・施工業者への依頼費用 ・設計やプランニング費用 ・構造確認や補強費用 ・電気・配管工事費用 ・塗装やタイル貼りなど仕上げ工事費用　など

 

費用の目安

カウンターキッチンの壁を取るためにかかる費用は下記が目安になります。

※リフォーム・リノベーションプランによって価格は異なるため、詳細な価格につきましては、リフォームを依頼する施工業者にお問い合わせください。

カウンターキッチンの壁を取るリフォームの費用目安

・壁撤去（電気工事ありの場合）：10万円程度 ・壁撤去に引き戸設置追加など大掛かりな工事になる場合：20万円～30万円程度 ※壁を取った後に、既存の部分とのインテリアを調整するために、追加費用が発生する可能性があります。

 

費用が高くなるケースの例

また、下記のようなケースは、リフォーム費用が高くなる傾向があります。

合わせて、確認しておきましょう。

 

費用が高くなるケース

（例） ・撤去するカウンターキッチンの壁にコンセントが設置されている ・工期が延長する ・撤去する壁の面積が大きい　など

 

キッチンの壁を取るリフォームの一般的な工期は1週間程度ですが、上記のようなリフォーム内容となる場合は人件費・材料費・資材の処理費用などが増えるため、費用が高くなるケースがあります。

壁撤去に伴うインテリア変更の費用

カウンターキッチンの壁を取るリフォームを行うことで、レイアウトやインテリアが変わる場合があります。

新たな家具購入・収納スペースの設置・壁紙の張替えも必要になる可能性があるため、追加費用を考慮しておきましょう。

選ぶアイテムや工事内容によって費用は変動するため、施工業者と事前によく打ち合わせを行うことが重要です。

壁撤去に伴う資材の処理費用

壁を取るリフォームを行う際には、廃材の処理費用も考慮する必要があります。

壁の撤去に伴い、解体作業で木材やタイルなどの廃棄物が出た場合は、リフォーム業者に依頼して処理してもらうのが一般的です。

こちらの記事で、キッチンを移動したり向きを変えたりするリフォームの費用や注意点を詳しく確認できます。

▶関連ページ：キッチンをリフォームで移動させる・向きを変える費用、事例｜キッチン移動の注意点も解説

 

福井・石川でキッチンリフォームを検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。

お客様のご予算や、ライフスタイルに合わせたプランをご提案いたします。

 

カウンターキッチンの壁を取ることは可能か

リフォームによって、カウンターキッチンの壁を取ることは可能です。

ただし、下記のようにいくつかの注意点があります。

• ・壁が構造的な役割を果たしている場合、撤去することで建物の安全性に影響を与える可能性がある。
• ・構造壁であるかは、専門家により評価してもらう必要がある。
• ・配管や電気設備が壁内にある場合、撤去が難しい場合がある。
• ・壁撤去後に、キッチンデザインに影響が出たり収納が減ったりする可能性がある。

リフォームプランを組み立てる中で後悔しないために、カウンターキッチンの壁を取る前には専門家による評価やプランニングが不可欠です。

カウンターキッチンの壁を取るメリット

カウンターキッチンの壁を取ることで、圧迫感を軽減し、魅力あるキッチン空間を実現します。

この章では、カウンターキッチンを取ることで得られるメリットを解説します。

• ・開放感のある空間を演出
• ・キッチン周辺のスムーズな動線を実現
• ・キッチンから家族の様子を見守れる

開放感のある空間を演出

先ほども少し触れましたが、カウンターキッチンの壁を取るリフォームによって、キッチンとリビング・ダイニングが一体化し開放感を得られます。

また壁を取ることで、キッチン周辺の窓から自然光が入り、明るい雰囲気を演出できるのもメリットです。

昼間は照明なしでも手元が明るくなるケースもあり、気持ちよく料理できます。

キッチン周辺のスムーズな動線を実現

カウンターキッチンの壁を取るリフォームによって、オープンなレイアウトになり動線がスムーズになることも魅力のひとつです。

複数の人がキッチンに出入りしやすくなるため、配膳や片付けなどもスムーズになります。

また、収納や作業スペースも好みの配置にプランニングできるため、デザイン性だけでなく使い勝手も向上します。

キッチンから家族の様子を見守れる

キッチンとリビング・ダイニングに隔たりを感じる場合は、カウンターキッチンの壁を取るリフォームが解決策のひとつになります。

オープンな空間になることで、料理をしながらご家族と会話ができ、食事の準備や片付け中などもコミュニケーションを取りやすくなるのがメリットです。

また小さなお子さまのいるご家庭では、様子を見守りながら料理できることも安心感につながります。

カウンターキッチンの壁を取るデメリット

カウンターキッチンの壁を取ることで、開放感がありご家族がコミュニケーションを取りやすい間取りとなる一方で、デメリットもあります。

• ・プライバシー確保が課題
• ・音や匂いの拡散
• ・整理整頓の維持

プライバシー確保が課題

カウンターキッチンの壁を取ることで、キッチン内のプライバシー確保が難しくなる可能性があります。

料理中の様子やキッチンの状態がご家族やゲストの目に触れるため、整理整頓が苦手な方や料理に集中したい方にとっては、ストレスになる場合もあります。

音やにおいの拡散

カウンターキッチンの壁を取ることで、食材や料理のにおいがリビング・ダイニングに拡散されやすくなります。

また壁を取ることで調理音・ミキサーのような音の大きい家電の音などが響く可能性があるため、静かな環境を好むご家庭ではキッチンカウンターの壁の有無をよく検討する必要があります。

整理整頓の維持

カウンターキッチンの壁を取ることで、人の目がキッチンの奥まで届きやすくなります。

そのため、「常に掃除が行き届き、整理整頓された状態を維持しなければ」と、プレッシャーになることもあります。

人の目が気になる方は、必要なタイミングでキッチンを隠せるロールカーテンを設置するなど、対策しましょう。

 

こちらの記事で、対面キッチンにして後悔する理由を詳しく確認できます。

▶関連ページ：対面キッチンをやめたいと後悔する理由は「うるさい」など｜壁付キッチンにリフォームする費用、レイアウトなど解説

 

カウンターキッチンリフォームの注意点

最後に、カウンターキッチンの壁を取るリフォームを行う際の注意点を解説します。

工事後に後悔しないために、確認しておきましょう。

壁の構造を確認する

撤去したいカウンターキッチンの壁が、建物の構造的な役割を持っている場合は工事が難しいケースもあります。

ただし専門家による評価を受けたうえで、必要な補強工事を施せる場合もあるため、事前に施工業者へ壁の構造確認を念入りに行ってもらうよう依頼しましょう。

配管・電気設備を確認する

カウンターキッチンの壁を取るリフォームを行う場合、水道管や電気配線の壁内の有無によって撤去後の配置変更や追加費用が必要になる可能性があります。

施工業者に確認を依頼し、レイアウトの検討や予算組みの参考にしましょう。

 収納スペースを確保する

カウンターキッチンの壁を取り除くことでオープンな空間が実現しますが、壁を取ることで収納スペースが減る場合があります。

パントリーなどキッチン専用の収納スペースを確保するなど、キッチンに物があふれて雑然とした印象にならないよう考慮しましょう。

また、収納スペースを設置する場合は、リビングやダイニングとのインテリアデザインの統一感も重要なポイントです。

 

福井・石川でキッチンリフォームを検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。

ご家族のご予算・要望をお伺いし、最適なプランをご提案いたします。

 

まとめ

カウンターキッチンの壁を取るリフォームの費用目安、キッチンの壁を取るメリット・デメリットなどをご紹介してきました。

カウンターキッチンの壁のを取るリフォームには注意点も多くありますが、水道管や配線の移設、収納スペースの設計なども含めて実績豊富な施工業者に依頼することで、後悔しないプランを安心して相談できます。

開放感あふれる理想のキッチンスペースを実現したい方は、今回紹介した情報を参考にしていただけると幸いです。