冬までにしたい！古い家への断熱リフォームによる効果4選｜種類や福井の補助金も解説

▶施工事例：福井市K様邸

築年数を経た古い家には、思い出やその家自体の佇まいなど、素敵な魅力がたくさん詰まっています。

一方で、古い家に住んでいると「冬場は寒くて足が冷えてしまう」ということはありませんか？

断熱リフォームを施せば、冬だけでなく夏も快適に住まうことが可能になります。

特に秋は、冬に向けての断熱リフォームに最適な時期です。

そこでこの記事では福井市でリノベーションも行っているハウスメーカー「ノークホームズ」が、古い家に断熱リフォームを施すことで得られる効果4つと、断熱リフォームの種類について解説します。

最後に福井で断熱リフォームに使える補助金もご紹介します。

これから断熱リフォームをお考えの方、寒い冬に向けて暖房対策をお考えの方はぜひご参考下さいね。

 

断熱リフォームとは？

断熱リフォームとは、暑い・寒いといった屋外の気温の影響を室内で受けにくくするためのリフォームのことです。

通常、断熱材の追加や窓サッシの設置などを行います。

築年数が経過している古い家の場合、断熱材が入っていない家も多くみられます。

また、窓サッシの性能が現在のものより低いものが多く、断熱性が低い原因となっています。

これらは「冬になると家がとても寒い」「冷暖房の効きが悪い」といった古い家ではよく聞かれるお悩みですが、断熱リフォームを施すことで改善できます。

では次項から古い家に断熱リフォームを施すことで得られる効果を具体的にご紹介していきます。

古い家への断熱リフォームで得られる効果4選

築年数の古い家に断熱リフォームを施すと、具体的に次のような効果を得ることができます。

古い家への断熱リフォームの効果①　夏は涼しく冬は暖かくなる

断熱リフォームを行うと外気の気温の影響を受けにくくなるため、夏は涼しく、冬は暖かくなります。

夏場の外の気温は年々高くなっており、今年も熱中症アラートが連日発令されていました。

断熱リフォームによってこうした暑い外気の影響が減少し、室内温度の上昇を低減します。

また、冬場の寒い外気の影響も、断熱リフォームによって低減できます。

古い家への断熱リフォームの効果②　健康維持へ役立つ

断熱リフォームは、室内での気温差も軽減します。

特に冬場は暖房が効いた暖かい部屋から廊下等へ出たときに、温度差による体への負担が考えられます。

こうした気温の変化によって血圧が上下し、心筋梗塞や脳梗塞などの疾患が起こる、いわゆるヒートショック現象は冬場の室内事故として命の危険にもつながります。

ヒートショックはお風呂場で起こりがちであることが注目されていますが、日常の中でも起こり得ます。

断熱リフォームをすることで室内間の気温差が減少し、健康維持へも役立つのです。

古い家への断熱リフォームの効果③　光熱費の節約につながる

昨今の電気代高騰は、私たちの生活にも大きく影響を及ぼしているのではないでしょうか。

特に夏や冬など冷暖房が必要な季節は、電気代もかさんでしまいます。

とりわけ築年数の古い家の場合、断熱材が入っていなかったり開口部が大きかったりといった理由で、冷暖房の効率も低くなりがちです。

冷暖房の効率が低ければエアコンの設定温度をかなり下げたり、暖房器具をフル稼働させたりなど、電気代も余分にかかってしまいます。

このような場合でも、断熱リフォームを施すことで冷暖房の効率がよくなります。

断熱性が外気温の影響も受けにくいため、冷えた室内あるいは温まった室内の温度が一定に保たれやすくなります。

低すぎず高すぎない温度設定で快適に過ごすことができるため、光熱費の節約にもつながります。

古い家への断熱リフォームの効果④　結露の解消

家の断熱性が低いと、窓や壁に結露が発生しやすくなります。

結露はカビの原因となり、喘息等の健康被害を引き起こしたり家の劣化の速度を早めてしまいます。

また、結露によって家全体の湿度が高くなり、木部分や構造部の腐食の原因にもなります。

こうした結露も断熱リフォームによって改善でき、住む人が健康で快適に過ごせたり、家自体の寿命を長くすることもできるのです。

古い家にできる断熱リフォームの種類

では断熱リフォームにはどんな種類があるのか、リフォームの箇所ごとにご紹介します。

断熱リフォーム①　窓

窓の断熱リフォームの種類は、おもに次の2つです。

• サッシの交換
• 内窓の設置

空気の出入り口である窓は工期も通常1～2日間と短く、断熱リフォームの効果が高い場所でもあります。

サッシを断熱性の高いものに交換したり、内側に二重サッシを取り付ける方法が一般的です。

室内の気密性を高めたい場合や、窓や壁への結露を解消したい場合におすすめです。

断熱リフォーム②　床

床の断熱リフォームの種類は、おもに次の3つです。

• 断熱材の追加
• 床材の張り替え
• 床暖房の設置

床が冷たい、床から底冷えがするといった場合は、床への断熱リフォームがおすすめです。

断熱材の追加は、戸建住宅であれば床を剥がさずに床下（床裏）からできるケースが多いです。

床材も劣化している場合、床材自体も張り替えるのも断熱効果が上がります。

また、足元の冷え対策として床暖房の設置という方法もあります。

断熱材の追加や床材の張り替えとあわせて行うとさらに効果的です。

断熱材の追加であれば工期は約1～2日、床材の張り替えも行う場合は工期は3日～1週刊程度が目安となっています。

断熱リフォーム③　壁（内壁・外壁）

壁（内壁・外壁）の断熱リフォームの種類は、おもに次の4つです。

• 断熱材の追加（内壁）
• 断熱パネルの設置（内壁）
• 壁材の変更（外壁）
• 塗装（外壁）

室内の壁（内壁）に断熱リフォームを施す場合、断熱材を敷き詰めます。

外壁に断熱リフォームを施す場合は、壁材自体を断熱性の高い物へ変更したり、断熱効果の高い塗料で外壁塗装を行ったりします。

一般的に壁への断熱リフォームでは、内壁への断熱材の追加を行うケースが多いです。

内壁へ断熱材を追加する場合は予算や用途に応じて、断熱性を高めたい部屋のみに施工するパターンと、家全体の壁に施工するパターンがあります。

いずれも工期は2週間～1ヶ月程度となっています。

断熱リフォーム④　天井・屋根

天井・屋根への断熱リフォームの種類は、おもに次の2つです。

• 断熱材の追加（天井）
• 屋根塗装（屋根）

夏に天井からの暑さを感じたり、冬に天井からすき間風等の冷気を感じる場合は、天井や屋根の断熱リフォームが効果的です。

室内の場合、天井裏・屋根裏へ断熱材を追加することで大幅に断熱性がアップします。

天井裏を剥がさなければならない場合は工期・費用共に増しますが、一般的な工期は２～5日程度が目安となっています。

また、屋根部分を断熱効果のある塗料で塗装する方法もあります。

断熱リフォームによく使われる断熱材とは？

断熱リフォームの種類の説明でお伝えしたように、断熱リフォームでは「断熱材」が用いられる事が多いです。

断熱材にも種類があり、一般的に次の3つがよく使われています。

• グラスウール（ガラス繊維のもの）
• ロックウール（石綿のもの）
• ウレタンフォーム（発砲ウレタンの形成品）

これらはそれぞれ適した箇所に用いられており、グレード等で性能や価格も変わってきます。

何を用いるかは場所や性能、予算を考慮し、リフォーム会社の担当者とよく相談しましょう。

福井県で利用できる補助金等（2023年）

断熱リフォームでは、補助金や助成金等が利用できる場合があります。

補助金や助成金等は国によるもののほか、県や各市町村で独自に設けているものが多くあります。

リノベーションも手掛けているノークホームズのある福井県で利用できる補助金や助成金は次の通りです。

【国】 ●こどもエコすまい支援事業 　▶参考リンク：こどもエコすまい支援事業（国土交通省） ●先進的窓リノベ事業 　▶参考リンク：先進的窓リノベ事業（経済産業省・環境省） ●既存住宅における断熱リフォーム支援事業 　▶参考リンク：【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業（環境省）

 

【福井県】 ●福井県勤労者住宅資金利子補給制度

 

なお、福井市内でリフォームに活用できる補助金等は、下記のコラム記事をご参照ください。

　▶関連コラム：福井市で【リフォーム】に使える補助金や助成金（国・県・市）まとめ

また、福井県下の市町村で設けられている補助制度の一覧は、下記の参考リンクよりご確認いただけます。

　▶参考リンク：福井県内の住まいづくり支援制度一覧

断熱リフォームでもこうした補助金などの支援制度を上手に利用して、お得に快適な住環境を手に入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は古い家にできる断熱リフォームについて、効果やリフォームの種類、そして補助金制度についてご紹介しました。

繰り返しになりますが、築年数を経た家には思い出やその佇まいなど、素敵な魅力がたくさんあります。

そうした古い家に新しい技術を取り入れることで、より快適に住まうことができます。

中でも断熱リフォームは快適性が大幅にアップし、住む人のＱＯＬを高めてくれるだけでなく、電気代などの光熱費の節約にもつながります。

古い家のよさを大切にし、より快適に住まうのがリフォームやリノベーションの醍醐味ではないでしょうか。

住まいの寒さや冷暖房効率の悪さ等が気になったら、住まいに合った断熱リフォームをぜひご検討されてみてください。

 

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