「壁ぶち抜き（壁を壊して部屋をつなげる）リフォーム」の費用事例｜間仕切り壁を壊すのみ、引き戸設置など

福井でリフォーム・リノベーションを検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください。

 

ご自宅で「この部屋と隣の部屋をつなげたらもっと広くて使いやすいのに...」と感じている箇所があり、「壁ぶち抜き（壁を壊して部屋をつなげる）リフォーム」をご希望の方が多いと思います。

壁を壊すだけならDIYでも施工できそうですが、実は壁を壊すことによって住宅全体のバランスや耐震性に影響するケースがあるため、壁ぶち抜きリフォームは慎重な設計が必要です。

今回は福井で多くのご家族のリフォーム・リノベーション、新築のご相談におこたえしてきた工務店『ノークホームズ』が、壁ぶち抜きリフォームについて以下の項目を紹介します！

 

このコラムのポイント
・壁ぶち抜きリフォームを実施した事例で、費用・ビフォーアフターなどを紹介します。 ・壁ぶち抜きリフォームには、さまざまなバリエーションがあります。施工内容別の費用相場を紹介します。 ・リフォームは現状・施工内容によって費用が大きく変動するため、壁ぶち抜きリフォームの費用を抑える方法を紹介します。 ・リフォームで安全に暮らしやすいご自宅を実現するために、壁ぶち抜きリフォームのプランを組み立てる際の注意点を紹介します。

 

のびのび暮らせる間取りを安全に実現するために、ぜひ最後までごらんください！

 

「壁ぶち抜き（壁を壊して部屋をつなげる）リフォーム」の費用事例

はじめに、壁ぶち抜きリフォームを実施した事例で、費用・ビフォーアフターを確認しましょう。

 

こちらは、1階部分の2DKの間取りを、1LDKにリフォームした事例です。

• ・費用：700万円
• ・工期：2ヶ月
• ・施工内容：間取り変更、内装改修、キッチン移動、水回り設備交換、洗面台造作

※費用は、お引渡し当時の価格です。また間取り・築年数・設備などによって費用が異なるため、詳細はお問い合わせください。

▶施工事例：坂井市Y様邸

 

リフォーム前は北向きの6帖和室が居間の役割でしたが、暗い・狭い点がネックでした。

そこで、構造上取り外せない部分のみ残して壁を壊し、南向きのDK（ダイニングキッチン）・和室をつなげて開放的なLDKとしました！

残った壁がキッチンとリビングの空間をゆるやかに仕切り、ブラックのクロスが空間のアクセントにもなっています。

▶施工事例：坂井市Y様邸

 

こちらのリフォームでは家事動線・生活動線の改善も考慮し、キッチン・玄関・水回りを一箇所に集めました。

また1階全体を回遊動線としたため、室内を効率的に移動できます♪

▶施工事例：坂井市Y様邸

 

生活の利便性を改めて見直しながら壁ぶち抜きリフォームを実施することで、ご自宅の暮らしやすさが大きく向上します！

紹介した事例を、リフォームプランの参考にしていただけると幸いです。

 

福井でご自宅のリフォーム・リノベーションを検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください。

ご自宅のお困りごとを解決しながら、利便性・デザイン性の高いプランを提案いたします。

 

「壁ぶち抜きリフォーム」の施工内容別費用｜間仕切り壁を壊すのみ、引き戸設置など

今回は「壁ぶち抜き＋内装改修など」の住宅全体をリフォームした事例を紹介しましたが、施工範囲を絞るスタイルのリフォームをお考えの方も多いと思います。

そこで、施工範囲を絞る施工内容を想定し、費用相場を一覧表にまとめました。

 

施工内容		費用相場
壁ぶち抜き	他のリフォームなし	5万円前後
	＋電気配線調整が必要	10万円前後
	＋引き戸設置	30万円前後
	＋一部を和室→洋室に改修 （6〜8帖程度）	50〜100万円前後
	＋居室全体の内装改修 （15帖程度）	150万円前後

※リフォーム費用は施工面積・建材のグレード・ご自宅の現状などによって大きく変動するため、詳細はリフォームを依頼する施工業者にお問い合わせください。

 

上記は大まかな費用相場ですが、施工内容によっては意外と高額な費用が必要になる点に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

そこで次に、壁ぶち抜きリフォームの費用を抑えるポイントも紹介します。

「壁ぶち抜きリフォーム」の費用を抑える4つのポイント

壁ぶち抜きリフォームの費用を抑えるポイントは、以下のとおりです。

• ・付随工事を避ける
• ・工期の短い施工内容を検討する
• ・DIYを組み合わせる
• ・補助金を活用する

それぞれ、わかりやすく解説します。

付随工事を避ける（電気配線調整など）

壁ぶちぬきリフォームにともなって「電気配線や配管の変更・延長」といった付随工事が必要な場合には、費用も追加となります。

【付随工事が必要なケース例】

• ・壁をぶち抜いて広い部屋にすることで暗い空間が生まれるため、照明を追加する
• ・壁をぶち抜きと一緒に、キッチンの位置を変更する　など

そのため費用を抑える場合には、付随工事を避けてなるべくシンプルな施工内容を検討するのがおすすめです。

工期の短い施工内容を検討する

リフォーム費用には技術者の人件費も含まれていて、工期が長いほど費用が積み重なります。

そのため費用を抑える場合には、「壁を壊すのみ」などの、工期が短くてシンプルな施工内容を検討するのがおすすめです。

DIYを組み合わせる

リフォームには「DIY可能な施工内容」「専門資格・技術が必要な施工内容」があるため、DIY可能な施工内容をご自身で施工すると、技術者の人件費を抑えられます。

ただし、DIYは必ず成功するとは限らない点に注意が必要です。

また施工箇所周辺の養生（周辺に傷や汚れがつくのを防止する作業）、資材置き場の確保、残った材料の処分など、意外と多岐に渡る配慮が必要なため、DIYについては、施工業者に相談をするのがおすすめです。

補助金を活用する

壁ぶち抜きリフォームに以下のような住宅性能向上に関わる施工内容を含める場合には、補助金を活用できる可能性があります。

• ・断熱性能向上
• ・耐震性能向上
• ・省エネ性能向上　など

ただし、施工内容・施工地域によって使える補助金が違います。

また施工業者を通して申請が必要な補助金が多いため、ぜひ補助金についても相談可能な施工業者を選んでください！

 

リノベーション・リフォームに活用できる補助金を、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶関連記事：福井市で【リフォーム】に使える補助金や助成金（国・県・市）まとめ

 

福井で補助金を活用したリフォームをご希望の方は、ノークホームズにご相談ください。

ノークホームズは、リフォーム・新築時に活用できる各種補助金を申請可能な工務店です。

 

「壁ぶち抜きリフォーム」の注意点

壁ぶち抜きリフォームの事例・費用を抑えるポイントを紹介してきましたが、実は壁ぶち抜きリフォームは、希望通りに実施できないケースもあります。

そのため、リフォームプランを詳しく組み立てる前に知っておいていただきたい注意点も紹介します、

• ・壊せる壁・壊せない壁がある
• ・壊せる間仕切り壁を見分けるのは難しい
• ・内装・床の調整が必要になることが多い
• ・生活動線が改善するプランにする
• ・快適性を維持or向上できるプランにする
• ・マンションは管理規約の確認＆管理組合への報告が必須

 

効率よく予算に沿うリフォームプランを組み立てるために、一緒に注意点を確認しましょう。

壊せる壁・壊せない壁がある

壁はそれぞれ役割を持っていて、壊せる壁・壊せない壁があります。

 

壊せる壁	壊せない壁
間仕切りのために造作された壁	住宅を支える柱・筋交い・構造用面材などが内側に入っている壁

 

壊せない壁を間違って壊すと家のバランスが崩れて歪む・傾くなどの原因になり、地震・強風のような強い力が働くと、さらに危険性が高まります。

壊せる壁を見分けるのは難しい

「壊せる壁・壊せない壁を見極める必要がある」と紹介しましたが、見極めには設計図の確認が必要です。

設計図が無い住宅の場合は、リフォームを依頼する施工業者・ホームインスペクターなどのプロに、現状を確認してもらいましょう。

ちなみに、簡易的に「壁を叩いて音を確認する」※といった方法もありますが、正確な判断は難しいのが現実です。

※壊せる壁の中は空洞なので軽い音がする、壊せない壁は重い音がする箇所があるなど。

予算・優先順位を明確に決めるのが大切

壁ぶち抜きリフォームの中で「壁を撤去するだけ」という施工内容が一番費用を抑えられますが、実際に壁を撤去してみると、使い勝手が悪く、不自然なデザインになるのが一般的です。

• ・和室と洋室の境目に段差がある（畳を入れるための段差）
• ・壁をぶち抜いた部屋の内装デザインが調和しない
• ・壁をぶち抜いた部屋の内装の劣化具合が違う　など

内装改修などをあわせて実施するのが一般的なので、最初に「予算」「この箇所は必ずリフォームしたいという優先順位」を明確に決めて、施工業者に伝えましょう。

生活動線が改善するプランにする

壁を壊して部屋をつなげることで住宅の使い勝手が大きく変わる可能性があるため、「リフォーム後にどのような生活をしたいか」を具体的に考えて、生活動線がより良くなるプランを組み立てるのが大切です。

リフォーム後の家具配置まで想定をして、リフォーム箇所などを慎重に検討しましょう。

快適性を維持or向上できるプランにする

壁を壊してつなげた部屋は、のびのびと暮らせる面積になると同時に、1年を通して快適に過ごせる室内環境も実現するのが大切です。

「リフォーム前よりも夏に暑く・冬に寒い」といった住み心地にならないよう、部屋のすみずみまで採光・通風が行き届くかを確認し、必要があれば換気システム・冷暖房設備・断熱性などの見直しも実施するのがおすすめです。

マンションは管理規約の確認＆管理組合への報告が必須

マンションをリフォームする際には以下が必須という点を、念頭に置いておきましょう。

• ・管理規約のリフォームに関する規定を確認
• ・管理組合への届け出

マンションの構造によっては間取り変更の自由度が低いケースもあるため、施工業者に相談をしながらプランを組み立ててください。

 

壁ぶち抜きリフォームのプランを組み立てる前に、知っておいていただきたい注意点を紹介しました。

どの注意点も、施工業者に相談をするとスムーズに乗り越えられるため、ぜひ早い段階でリフォームを依頼する施工業者を選び、予算・希望を伝えましょう！

 

福井でご自宅を「快適＆おしゃれにリフォームしたい」とご希望の方は、ノークホームズにご相談ください。

予算・ご希望・ご自宅の現状に合わせて、最適なプランを提案いたします。

 

「壁ぶち抜きリフォーム」Q&A

Q.住みながらリフォームできる？

A.リフォーム面積が狭い場合には、住みながらリフォームできる可能性があります。

ただし、「資材を置くスペースを提供する必要がある」「朝〜の夕方まで作業員が出入りする」などの環境になるため、普段通りの生活を送るのは難しいと考えておきましょう。

Q.室内窓をつくるだけならDIYできる？

A.室内窓をつくるだけの場合でも「壊せる壁」「壊せない壁」の判断が必要です。

そのため、施工業者に相談のうえでDIYが適切かを検討するのがおすすめです。

壊せない壁であっても、柱や筋交いを避けて壁を一部だけ壊し、室内窓をつくるという方法もあります。

Q.「壁ぶち抜きリフォーム」で耐震性が下がるって本当？

A.壊せない壁をぶち抜く場合には、どの部位であっても少なからず耐震性が低下します。

耐震性は目に見えないため、ぜひ専門技術を持っていて正しい判断ができるプロに相談をして、壁ぶち抜きリフォームのプランを検討してください。

まとめ

壁ぶち抜きリフォームについて、費用事例・施工内容別の費用相場・リフォーム時の注意点などを紹介してきました。

壁には「壊せる壁」「壊せない壁」があるため、ぜひ早い段階でリフォームを依頼する施工業者を決めて、ご自宅の状況を正しく判断しながらリフォームプランを組み立ててください。

今回紹介した情報を、予算・ご希望に沿う快適でおしゃれなリフォームの参考にしていただけると幸いです！