エコジョーズの後悔しない選び方｜都市ガスなら費用面のデメリットはないのか、エコキュートとの比較など解説

エコジョーズを導入する際、後悔しない選び方を知っておくことが重要です。

また、都市ガスやプロパンガスなど、使用するガスの違いによる費用面のデメリットが気になりますよね。

そこで、この記事では性能向上リノベーションの専門家である福井の工務店『ノークホームズ』が、エコジョーズの後悔しない選び方について、メリット・デメリットやエコキュートとの比較などを詳しく解説します。

 

このコラムのポイント
・エコジョーズの後悔しない選び方を詳しく解説 ・エコジョーズのメリット・デメリット・費用・寿命を比較 ・エコジョーズとエコキュートの違いを解説 ・導入時の注意点と補助金の活用法を解説

 

エコジョーズの後悔しない選び方｜都市ガスなら費用面などのデメリットはないのか

ここではエコジョーズ利用者が後悔した理由と後悔しない選び方を解説していきます。

エコジョーズ利用者が後悔した理由｜都市ガスなら費用面などのデメリットはないのか

エコジョーズ利用者が後悔した理由は下記のようなものが挙げられます。

• ・本体価格が高い
• ・排水工事が必要
• ・中和器の交換が必要な場合もある
• ・悪臭の発生
• ・プロパンガス使用でガス代が高い

それでは1つずつ見ていきましょう。

本体価格が高い

エコジョーズの本体価格は、通常の給湯器と比べて高額です。

例：24号サイズ（4〜6人用）のエコジョーズの場合、メーカー希望小売価格で40〜50万円程度

排水工事が必要

エコジョーズはドレン水（機器から発生する結露水）を排出するため、排水用の配管や溝が必要です。

排水工事には追加費用がかかるため、予想外の支出になることがあります。

中和器の交換が必要な場合もある

エコジョーズには「中和器」という特有の装置が内蔵されています。

この中和器は約10年ごとに交換が必要であり、交換費用は1〜4万円程度です。

中和器の交換はエコジョーズの使用寿命を延ばすために必要ですが、追加費用と手間が発生することから後悔する人が少なくありません。

悪臭の発生

長期間エコジョーズを使用していると、悪臭が発生することがあります。

これは中和器の故障や汚水桝（排水をスムーズに流すための桝）の汚れが原因です。

悪臭が発生すると専門業者による点検が必要になるため、その手間が後悔の原因になることがあります。

プロパンガス使用でガス代が高い

プロパンガスは都市ガスに比べて1.3倍〜1.8倍ほど単価が高いため、エコジョーズのメリットをあまり感じられず、後悔するケースがあります。

エコジョーズでガス代を節約したい場合は、プロパンガスから都市ガスに変えるのがおすすめです。

エコジョーズの後悔しない選び方

ここでは、エコジョーズの後悔しない選び方を解説していきます。

エコジョーズは本当にお得なのかを検討

エコジョーズの長期的な節約効果や省エネ性能を考慮して、本当にお得なのかを確認しましょう。

見積もり時に必要な工事費をすべて把握しておく

エコジョーズの設置には、機器本体の費用だけなく排水工事などの追加費用がかかります。

見積もりの段階でこれらの費用をすべて把握しておくことが重要です。

交換工事は専門業者にお願いする

エコジョーズの交換工事には専門の技術が必要です。

正確で安全な設置をするためにも、信頼できる施工会社に依頼しましょう。

これにより、長期的なトラブルや後悔を防ぐことができます。

定期的な手入れを行って良い状態を保つ

エコジョーズの寿命を延ばすためには、定期的な手入れが重要です。

以下のようなメンテナンスによって、長期間にわたって使用できる可能性が高まります。

• ・給排気配管につまった汚れや異物を取り除く
• ・周囲の汚れやゴミを片付ける　など

 

▶関連記事：ガス給湯器の寿命は8〜20年以内が目安｜壊れる前兆、修理or交換の判断、壊れるギリギリまで使うリスク

補助金の検討

エコジョーズを導入する際は、補助金や助成金の活用を検討しましょう。

自治体や国の支援制度を利用することで、導入費用を軽減することができます。

補助金の有無や条件を確認し、最適な制度を活用することをおすすめします。

 

▶関連記事：福井市で【リフォーム】に使える補助金や助成金（国・県・市）まとめ

 

福井で給湯器の交換、水回りのリフォームなどを検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください。

後悔しないための最適な給湯器の選び方や、リフォームプランをご提案いたします。

 

エコジョーズ・エコキュートとは｜お湯を沸かす仕組みが違う

ここでは、エコジョーズとエコキュートの違いについて解説していきます。

エコジョーズとは

エコジョーズは省エネ性能に優れた給湯器であり、ガスの使用量を最小限に抑えながら効率的にお湯を沸かすことが特徴です。

排出される熱を有効活用することで、従来の給湯器と比べてガスの消費量を10〜15％程度削減できます。

したがって、家計にとって経済的な給湯器となっています。

エコジョーズのお湯を沸かす仕組み

通常の給湯器では、水が通る配管を外側からガスバーナーで加熱し、温められたお湯を使用しますが、この過程で排出される熱が無駄になることが課題でした。

そこで、エコジョーズはこの課題を解決するために、排出される熱を回収して再利用する仕組みを採用しています。

エコキュートとの違い

エコジョーズとエコキュートは両方とも給湯器ですが、最大の違いは使用する燃料です。

• ・エコジョーズ：ガス
• エコキュート：大気に含まれる熱、電気

また、エコキュートはタンクにお湯を貯めておく仕組みですが、エコジョーズは瞬間湯沸かし式なので、必要なときに必要な分だけ無駄なくお湯を使えます。

 

福井でエコジョーズとエコキュートの違いに関する詳細や、どちらが自宅に適しているかについてご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

ノークホームズの専門スタッフが丁寧にご説明させていただきます。

 

エコジョーズorエコキュートの後悔しない選び方｜メリット・デメリットを紹介

ここではエコジョーズとエコキュートのメリット・デメリットを解説していきます。

エコジョーズ

エコジョーズのデメリットは以下のようなものが挙げられます。

エコジョーズのデメリット
・本体価格が高い ・ガス消費量によってはメリットをあまり感じられない ・音がする ・エコキュートと比べて寿命が短い

 

エコジョーズはガスを多く消費する世帯ほど節約効果が高くなるため、メリットを感じられます。

一方で、ガスの消費量が少ない場合は、それほどコストを下げられないため、メリットを感じにくい点がデメリットです。

したがって、一人暮らしであれば、従来の給湯器を導入したほうがコストを抑えられる可能性があります。

 

一方、エコジョーズには、以下のようなメリットがあります。

エコジョーズのメリット
・ガス代の節約：高い熱効率により、ガス代とCO2を削減できる ・飲み水に利用可能：エコジョーズのお湯は飲み水としても利用できる ・お湯切れの心配なし：瞬間湯沸かし式のため、いつでも自由にお湯が使える ・設置場所を選ばない：コンパクトな設計で、場所を選ばず設置できる ・補助金を活用できる：補助金により費用を削減できる

 

エコキュート

エコキュートのデメリットとしては下記のようなものが挙げられます

エコキュートのデメリット
・高い初期費用 ・お湯切れのリスクがある ・設置スペースが必要 ・飲み水としては不適切

 

エコキュートを導入する場合、室外に設置スペースを確保する必要があります。特に貯湯タンクの設置スペースの確保が課題となることがあるため注意が必要です。

一方、エコキュートのメリットは下記のようなものが挙げられます。

エコキュートのメリット
・光熱費の節約：電気を使用するためガス代節約につながる ・非常時にもお湯が使える：貯湯タンクにお湯を貯めるため、停電・断水時にもお湯が使える ・環境への配慮：ガスを燃焼しないため、CO2削減につながる

 

エコジョーズの導入が向いているご家庭

エコジョーズの導入が向いているご家庭の特徴は下記のとおりです

• ・お湯の使用量が多い（世帯人数が多いご家庭や頻繁にお風呂に入るご家庭など）
• ・床暖房（ガス）を利用する
• ・適切な設置場所がある

エコジョーズ・エコキュートの費用・寿命を一覧表で比較

エコジョーズとエコジョーズの費用や寿命を、一覧表にまとめました。

項目	エコジョーズ	エコキュート
初期費用	約25〜40万円	約45〜85万円
ランニングコスト	約6〜10万円	約4〜6万円
寿命	10年程度	10〜15年程度

※世帯人数4人のご家庭を想定しています。また、上記の金額は目安であり、実際の価格やランニングコストは地域や設置状況によって異なる場合があります。

 

▶関連記事：エコキュートの寿命は20年以内｜長寿命を目指す使い方、交換が必要な症状、給湯器の選び方など解説

 

 

福井のご自宅で最適な給湯システムを選ぶ際に、さらなる疑問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ノークホームズの専門スタッフが丁寧にお答えいたします。

 

まとめ

エコジョーズを導入する際、後悔しないためには慎重な検討が必要です。

本記事で解説したポイントを参考にし、ご自身のライフスタイルや予算に合った給湯器を選びましょう。

またエコジョーズを導入する際には、費用負担軽減のために補助金や助成金の活用も検討しましょう。