部屋干しで家が傷む＆体に悪い可能性あり｜カビ・ダニ発生などのデメリット、よく乾く部屋干し方法を解説

部屋干しは、「家が傷む」「体に悪い」などと言われることがありますが、日々の忙しいライフスタイルの中で部屋干しをせざるを得ないこともあるでしょう。

確かに部屋干しには、カビ・ダニなどが発生するなどのリスクがありますが、安心して部屋干しができる室内環境を実現することでデメリットを解消できます。

今回は、福井の工務店『ノークホームズ』が、いつでも部屋干しができる室内環境のつくり方について以下のポイントを中心に詳しく解説します。

 

このコラムのポイント
・まずは、部屋干しのデメリットとデメリット解消方法を確認しましょう。 ・部屋干しのメリットや洗濯物がよく乾く4つの方法を紹介します。 ・リフォームでランドリールームを設けた成功例を紹介します。

 

1年を通して何の心配もなく部屋干しをするためのポイントがわかります。

ぜひ最後までごらんください！

 

部屋干しで家が傷む＆体に悪い可能性あり｜カビ・ダニ発生などのデメリット

間違った方法で部屋干しをすると、洗濯物の湿気によって家が傷む可能性があります。

この記事では、はじめに部屋干しのデメリットを確認し、ストレスなく上手に部屋干しをする方法を解説します。

部屋干しのデメリット

部屋干しのデメリットは以下のとおりです。

• ・場所の確保が必要
• ・においが発生しやすい
• ・乾燥するまで時間がかかる
• ・生活感が出る
• ・室内の湿度が上昇する

また、部屋干しをする以外にも、以下のような原因により、部屋の湿度が急激に上昇して十分な湿度対策が難しくなることがあります。

• ・窓の結露
• ・キッチンや浴室からの水蒸気
• ・床下から湿気が侵入
• ・人の汗や呼吸
• ・観葉植物

 

ただし、部屋の湿度をコントロールして上記のデメリットを解消する方法がありますので、次章で紹介します。

部屋干しで家が傷むなどのデメリットを解消する方法

上記で紹介した部屋干しのデメリットを解消し、カビの発生などによって家が傷むのを防ぐ方法は以下のとおりです。

• ・部屋干し専用のスペースを設ける
• ・高性能な換気設備を取り入れる
• ・壁材・天井材などに調湿性がある自然素材・内装材などの建材を選定する

 

特に、気密性の高い家は、湿度コントロールが難しいので高性能な換気設備を取り入れるなどの工夫が必要です。

 

以下の記事では、気密性の高い家のデメリットを換気性でカバーする方法などを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

▶気密性の高い家のデメリットを断熱性・換気性でカバー＆解消｜住んでみて「気持ち悪い」と後悔しない方法

 

このように、部屋干しのデメリットを解消して安心して部屋干しができる室内環境をつくることは、たくさんのメリットがあります。

次章で、部屋干しのメリットについて紹介します。

 

福井で室内の湿気対策をご検討中の方は、性能向上リノベーションの専門家であるノークホームズにお問い合わせください。

1年を通して、安心して部屋干しができる家を実現いたします。

 

部屋干しのメリット

部屋干しのメリットは以下のとおりです。

• ・天候や時間帯に関係なく洗濯物を干せる
• ・花粉やホコリ、黄砂などが衣類につかない
• ・人目を気にせず洗濯物を干せる
• ・防犯上も安心

 

上記のように、1年を通して安心して部屋干しができることは、暮らしの利便性・満足度に直結します。

次に、洗濯物がよく乾く方法を紹介します。

部屋干しで洗濯物がよく乾く4つの方法

部屋干しで洗濯物がよく乾く方法は以下のとおりです。

• ・部屋干しの干し方を工夫する
• ・適切な場所に部屋干しをする
• ・洗濯物を乾かす設備・家電を活用する
• ・ランドリールーム・ランドリースペースを設ける方法もある

部屋干しの干し方を工夫する

部屋干しで洗濯物がよく乾く干し方は、以下のとおりです。

1. 洗濯物を干す前に十分に脱水する
2. 扇風機やサーキュレーターでまんべんなく風を当てる
3. 換気扇を回す、除湿器などで湿度を下げる
4. 10cm程度間隔を開けて干す

特に、洗濯物を干す前に十分に脱水することがよく乾く干し方のポイントです。

例えば、以下のようなアイデアで、洗濯物の乾きが早くなりますのでおすすめです。

• ・干す前に低温で5分程度乾燥機に入れる
• ・脱水の時間を長くする

最後に、洗濯物は最低でも10cm程度間隔を開けて空気に触れさせることが重要です。

例えば、両端に長い衣類を吊るして真ん中に短い衣類を吊るす「アーチ干し」にすることで、空気の流れをつくれるので、洗濯物を早く乾かすことが可能です。

次に、部屋干しをする際のポイントは、以下のとおりです。

• ・部屋干し後も換気を行う
• ・一度に多く干しすぎない
• ・高い場所に干す

 

ご家族ごとに、毎日洗濯をする衣服の量・種類などは違うため、洗濯物を干す位置を微調整して、一番乾きやすい干し方を見つけるのがおすすめです。

適切な場所に部屋干しをする

部屋干しに適しているのは、以下のような場所です。

• ・湿気に強い場所(浴場・脱衣室など)
• ・空気がよく循環している場所(リビングの真ん中・24時間換気の排気口の下など)
• ・日当たりのよい場所(窓際など)

同じ家の中でも部屋によって環境が違うため、カビの発生で家が傷むことがないよう、改めて室内各所の環境を確認してみましょう。

洗濯物を乾かす設備・家電を活用する

部屋干しした洗濯物を乾かす機能を持つ設備・家電は以下のとおりです。

• ・浴室乾燥機
• ・エアコン
• ・ガス衣類乾燥機
• ・扇風機・サーキュレーター
• ・除湿乾燥機

設備・家電を稼働させるコストはそれぞれ違うことに注意しましょう。

（例）浴室乾燥機・ガス衣類乾燥機は早く洗濯物が乾くというメリットがある一方で、エアコンや扇風機などと比べランニングコストが高い傾向がある。

また、上記のような設備・家電は「干し方の工夫」「干す場所」と組み合わせることで、より部屋干しした洗濯物が乾きやすくなります。

ランドリールーム・ランドリースペースを設ける方法もある

1年を通して、安心してストレスなく部屋干しで洗濯物がよく乾く環境を整えるために、リフォームでランドリールーム・ランドリースペースを設ける方法もあります。

リフォームの際には一連の洗濯作業が楽になるよう、ランドリールーム内に衣服の収納スペース・アイロン作業台などを設置する工夫も可能です。

 

下記の記事で、リフォーム・リノベーションの費用相場などを詳しく解説していますので、ぜひごらんください！

▶平屋のリフォーム・リノベーションで実現するおしゃれな間取り事例｜費用相場、中古物件の選び方も紹介

部屋干しで家が傷む心配を解消！ランドリールームのある間取り事例

こちらは、実際にリフォームでランドリールームを設けた事例です。

元々キッチンがあった5帖のスペースをランドリールームにしたことで、洗濯物が多い日でも部屋干しできる十分なスペースを確保しました。

 

こちらは、リフォーム後のランドリールームです。

ランドリールーム内に、アイロン作業台や収納スペースを造作したことで、部屋干しだけではなく洗濯作業全体をスームーズに行えます。

ノークホームズには、リフォーム・リノベーションにより住宅の性能を向上させた成功例が他にもあります。ぜひごらんください。

▶施工事例

 

また、下記の記事ではリフォーム業者の選び方などを紹介していますので、ぜひごらんください！

▶【センスの良いリフォーム会社】9つの選び方｜避けたいリフォーム業者の特徴も解説

 

福井でランドリールーム・ランドリースペースを設けるリフォームを検討中の方は、性能向上リノベーションの専門家であるノークホームズにお問い合わせください。

部屋干しができるだけではなく、効率的な洗濯動線をつくる間取りのアイデアを提案いたします。

 

まとめ

「部屋干しすると家が傷む、体に悪いなどのデメリットがあるの？」とお悩みの方に、部屋干しのデメリットと対策を紹介しました。

「家が傷む」「体に悪い」などの不安を解消するためには、部屋干しができる室内環境を整えることが重要です。

今回紹介した情報を参考にして、1年を通して安心して部屋干しができる家づくりを実現していただけると幸いです。