外壁塗装の必要がない家をつくるための素材選び｜塗装をしないデメリット、しなくていい家を見極めるコツも解説

外壁塗装の必要がない家は、外壁の素材選びによって実現する可能性があります。

外壁塗装の必要がないことで、「メンテナンスの手間・費用を抑えられる」などのメリットがありますよね。

今回は、福井・石川で数多くのご家族の家づくりをサポートしてきた工務店「ノークホームズ」が、外壁塗装の必要がない家をつくる方法をわかりやすく解説します。

このコラムのポイント
・外壁塗装の必要がない家を実現できる外壁素材を紹介します。 ・外壁塗装の必要がない家は、外壁リフォーム・リノベーションの費用を抑えられます。具体的な費用相場を紹介します。 ・外壁塗装の必要性があるのにも関わらず外壁塗装をしない場合の、デメリットも確認しましょう。 ・外壁塗装が必要かどうかを見極める、具体的な方法も紹介します。

 

メンテナンスコストを抑えながらご自宅の外観を美しくキープする方法がわかるので、ぜひ最後までご覧ください。

※この記事で紹介する費用・年数などは一般的な目安です。詳しい費用などについては、新築・リフォーム・リノベーションを依頼する施工業者へお問い合わせください。

外壁塗装が必要がない家の実現には「外壁素材選び」が重要

外壁塗装の必要がない家を実現するためには、塗装の必要がない外壁素材を選ぶ必要があります。

はじめに、以下2種類の外壁素材を確認しましょう。

• ・外壁塗装の必要がない外壁素材
• ・外壁塗装が必要となる外壁素材

外壁塗装の必要がない外壁素材

外壁塗装が必要ない外壁素材は、主に以下のとおりです。

• ・タイル：使用年数の目安は40年程度で、レンガと比較して費用を抑えられる
• ・レンガ：頑丈で大きなメンテナンスは不要だが、初期費用が高額

また以下の外壁素材も耐久性が高いため、周辺環境・地域の気候などの状況によって塗装の必要がない場合があります。

• ・金属系サイディングのうち、ガルバリウム鋼板
• ・樹脂系サイディング

 

ただし外壁塗装の必要がない場合でも、以下のようなメンテナンスは必要です。

10年ほどを目安にして、リフォーム会社等のプロに、外壁の点検を依頼しましょう。

• ・外壁素材のつなぎ目を埋めているシーリング等の交換
• ・外壁素材自体が破損した場合の交換　など

 

外壁塗装が必要となる素材

以下の素材は、定期的に外壁塗装が必要です。

新築・リフォーム・リノベーション時には、初期費用・メンテナンス費用を合わせて費用計算をしましょう。

• ・窯業系サイディング
• ・金属系サイディング（種類に応じて塗装が必要）
• ・木質系サイディング
• ・モルタル
• ・漆喰（しっくい）
• ・ALCパネル

 

外壁塗装の色選びで迷っている方は、こちらの記事で外壁デザインを決める際のコツを確認できます。

▶関連記事：福井でおしゃれな外壁塗装｜センス良く仕上げるためのコツとトレンド

 

福井・石川で外壁リフォームを検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。

ご予算・要望を伺い、長期的な視点で外壁素材などの提案をいたします。

 

 

外壁塗装の必要がない家はリフォーム・リノベーション費用を抑えられる

「外壁塗装の費用相場」「外壁塗装のサイクル」は、以下のとおりです。

• 外壁塗装の費用相場：50万～110万円
• 外壁塗装のサイクル：10年

仮に「住宅の使用期間＝住宅ローンの最長借り入れ期間である35年程度」と想定すると、外壁塗装の必要がない家は、新築から解体までに以下の費用を抑えられますね。

【外壁塗装費用50万～110万円×外壁塗装3回＝150万～330万円】

 

外壁塗装が必要な素材は初期費用を抑えられるケースがありますが、上記費用と予算のバランスを考慮して、ご家族にとって最も負担の少ない外壁素材を選ぶことをおすすめします。

次に外壁素材別の塗装費用相場も紹介するので、参考にしていただけると幸いです。

 

福井・石川で外壁塗装の必要がない家づくりを検討中の方は、ノークホームズへご相談ください。

お客様のご予算・要望に合わせて最適なプランを提案いたします。

 

外壁塗装材ごとの塗装費用相場｜外壁塗装が必要な家のメンテナンス費用を抑える方法

外壁塗装が必要な家であっても、新築・リフォーム・リノベーション時に耐久性の高い塗装材を選ぶことで、メンテナンス費用を抑えられます。

外壁塗装材ごとの耐久性・塗装費用相場を紹介するので、塗装材選びの参考にしてください。

塗料の種類	耐久年数	塗装費用
アクリル塗料	4～8年	50万～70万円
ウレタン塗料	6～10年	60万～85万円
シリコン塗料	10～15年	75万～100万円
ラジカル制御型塗料	10～16年	75万～90万円
フッ素塗料	15～20年	90万～110万円

※上記の耐久年数・塗装費用は相場で、周辺環境・施工時の状況などによって変化します。詳細は新築・リフォーム・リノベーションを依頼する施工業者へお問い合わせください。

※上記「塗装費用」は、塗装面積30坪を想定して紹介しました。

 

上記のほか、汚れ・紫外線による色あせが目立ちづらい色を選ぶことで、外壁の美観が短期間で損なわれることを防ぎやすくなります。

また、リフォーム・リノベーションを検討中の場合は、予算はもちろん、今後の住宅の使用期間などに応じて塗装材の選び方が変わるのではないでしょうか。

外壁塗装が必要な場合は、リフォーム・リノベーション会社へ予算・要望を明確に伝えて、ご家族にとって最適なプランを提案してもらいましょう。

 

福井・石川で外壁塗装を検討中の方は、ノークホームズへお問い合わせください。

ご家族のライフプランを丁寧に伺い、最適なプランを提案いたします。

 

外壁塗装が必要な家が定期的に外壁塗装をしないリスク

外壁塗装の費用は、各種リフォーム・リノベーションの中で比較的高額です。

そのため、「外壁塗装は必要だけど、なるべく先延ばししたい」とお考えになっている方もいらっしゃると思います。

外壁に深刻な劣化・損傷などが無い場合には外壁塗装を先延ばしできる可能性がありますが、以下のようなリスクが発生する可能性があることも、念頭に置いておく必要があります。

• ・「外壁の劣化進行」「外壁の損傷見逃し」
• ・シロアリ被害・雨漏りの危険性
• ・断熱性の低下

「外壁の劣化進行」「外壁の損傷見逃し」

外壁塗装は、外壁材自体の劣化を抑える役割があります。

外壁塗装をしないことで外壁材の劣化が進行し、リフォーム・リノベーション費用が高額になる可能性があることを、念頭に置いておきましょう。

また、過去の地震・台風などの影響で外壁が損傷している場合もあるため、「外壁塗装を20年〜30年していない」と不安をお持ちの方は、リフォーム・リノベーション会社へ点検を依頼しましょう。

シロアリ被害・雨漏りの危険性

外壁のひび・割れなどに気づかず、シロアリ被害・雨漏りといった二次被害が発生する危険性もあります。

• ・シロアリ被害：住宅の駆体（柱・梁など）の食害によって、住宅の耐震性能が低くなる
• ・雨漏り：外壁内だけでなく室内にも雨水が侵入し、住宅の駆体損傷、カビ発生による健康被害などを想定できる

 

シロアリ被害の対処法を、以下の記事で確認できます。

▶関連記事：シロアリ被害で柱がスカスカだと気づいたときの対処法｜補修費用、シロアリの見分け方、防止方法を解説

 

断熱性の低下

外壁の劣化進行によって「断熱性」が低下し、快適な室内環境を保ちづらくなるケースもあります。

【断熱性とは】

• ・室内の空気が外壁などの住宅外皮を伝わって外に逃げないようにする性能：外壁のひび・割れなどによって室内の空気が外に逃げやすくなる
• ・日射熱から住宅を守る性能：外壁塗装がはげることで、外壁が日射熱を反射できなくなる

 

断熱性の低下は、冷暖房効率の低下にもつながります。

冷暖房効率は光熱費に大きく影響するため、外壁塗装によって外壁の状態を正常に保つ必要がありますね。

外壁塗装が必要なタイミングを見極める方法

外壁塗装が必要なタイミングは、以下のポイントを参考に見極めましょう。

• ・築10年前後
• ・外壁塗装が必要なサインの出現

築10年前後

外壁塗装の一般的なタイミングは、新築から10年前後とされています。

ただし住宅1軒ごとに外壁塗装が最適なタイミングが違うため、まずはリフォーム・リノベーション業者の点検を受けることをおすすめします。

• ・外壁素材・塗装材の種類、周辺環境などによって、築4〜8年程度で外壁塗装が必要となるケースもある
• ・外壁が良好な状態であれば、外壁塗装の時期を先延ばしできるケースもある　など

外壁塗装が必要なサインの出現

外壁を目視して以下のようなサインが出現している場合には、外壁塗装が必要です。

• ・チョーキング現象（外壁を触ると指に白い粉のようなものが付着する）
• ・塗膜の膨れ・はがれ
• ・変色・色あせ
• ・外壁材・コーキング材（外壁のつなぎ目を埋める建材）のひび割れ
• ・サビの発生
• ・コケ・藻の発生

 

福井・石川でご自宅のリフォーム・リノベーションを検討中の方は、ノークホームズへご相談ください。

ノークホームズは、リフォーム・リノベーション実施前の建物診断を、無料でご依頼いただける工務店です。

 

まとめ

「外壁塗装が必要ない家をつくる方法」「外壁塗装が必要な家で、塗装をしない場合のリスク」「外壁塗装が本当に必要かどうか見極める方法」をご紹介しました。

外壁の状態は、定期的に点検を実施し、リフォーム・リノベーションでメンテナンスをすることで、良好に保つことが可能です。

今回紹介した情報を、ご自宅の外壁塗装を検討する際の参考にしていただけると幸いです。