壁紙のカビは張り替えで除去がベスト|カビの上から壁紙・板を張るのはNG。カビの原因・予防対策など解説

| Thursday

壁紙のカビ

家の壁紙に発生するカビは、見た目が悪いだけではなく、健康上の問題を引き起こす可能性があります。

また、状況によってはプロの技術や知識が必要ですが、カビがまだ表面に生え始めた段階であれば、DIYで対処することも可能です。

そこで今回は、性能向上リノベーションの専門家である福井の工務店『ノークホームズ』が、壁紙のカビ除去や壁紙の張り替えについて、効果的な対処方法や注意点を詳しく解説します。

 

このコラムのポイント
  • ・壁紙のカビが表面に生え始めた場合は、洗剤や防カビ剤を使用してDIYで対処可能。
  • ・カビが壁の内部に侵食している場合は、専門家に相談することがおすすめ
  • ・壁紙のカビ除去や張り替えをDIYで行う際は、安全対策と正しい手順の把握が重要。
  • ・カビの原因と予防方法を正しく理解し、再発を防ぐための対策が重要

 

ご家族とご自身の健康・安全を守るために、適切な対策を講じることが重要です。

ぜひ最後までごらんください。

壁紙のカビは張り替えで除去がベスト|カビを除去する方法

カビが生えた壁紙を張り替える職人

ここでは、壁紙のカビに対処する方法を解説していきます。

壁紙のカビは張り替えで除去がベスト|壁紙を張り替える工程

壁紙にカビが生えた場合、壁紙を張り替えるのがベストです。

カビは根が深い&胞子が目に見えない範囲まで及んでいるのが一般的で、表面のカビを拭き取る等の対応ではすべてのカビを除去しきれない可能性があるためです。

壁紙を張り替える工程は以下のとおりです。

壁紙を張り替える工程
  1. カビの状況を確認
    壁紙の下地にカビが繁殖しているかを確認する。(壁紙のカビが生えている場所をカッターで「L」の形に切り込みを入れ、壁紙をめくって確認。下地にカビが見られる場合は、プロに相談が必要
  2. 壁紙をはがす
    カビが生えている部分を四角く切り取る。
  3. 殺菌する。
    消毒用エタノールを使用し、下地と周囲の壁紙を殺菌し、乾燥させる。
  4. 新たな壁紙を張る
    切り取った壁紙よりも一回り大きなサイズの壁紙を張る。
  5. 重なっている部分に切り込みを入れる。
    この状態では、もともとの壁紙の上に新たな壁紙が張られているだけの状態なので、もともとの壁紙と新たな壁紙が重なっている部分に切り込みを入れる。
  6. 下の壁紙を取り除く
    カットした四角い枠(切りしろ)を取り除く。もともとの壁紙も切れているので、それも取り除く。

 

壁紙のカビは張り替えで除去がベスト

  • ・「壁紙の下のボードのカビを念入りに除去→除菌→乾燥」といった作業も必要
  • ・周辺の壁紙とのつなぎ目が自然に見えるように仕上げる技術が必要
  • ・壁紙を平行・垂直&空気が入らないように張る技術が必要

 

福井で室内のカビにお困りの方は、ノークホームズにご相談ください。

ご予算・ライフスタイルに応じて、ご家族の健康と安全を最優先に考え、効果的なカビ対策を提案いたします。

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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。

※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。

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福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町

 

壁紙の表面にカビが生え始めたばかりなら掃除・DIYでも対処可能

壁紙の表面にわずかなカビが見られるだけの場合は、消毒用アルコールでふき取るだけで対処可能です

それでもカビが落ちなければ、水に少量の食器用洗剤を混ぜ、カビが生えている部分を軽くこすります。

カビを処理した後は、換気を十分に行い、壁紙の表面を完全に乾燥させます。

また、食器用洗剤やアルコールを使用する際は、必ず壁紙の目立たない部分で試して、表面にダメージが残らないことを確認しましょう。

※カビ取り作業を行う際は、マスク・ゴーグルを着用し、換気を行いましょう。

ただし、カビは目に見える場所だけでなく、壁の奥深くにも繁殖している可能性があります。

その場合は、前述したように壁紙張り替えが必要です。

カビの上から壁紙・板を張るのはNG。理由を解説

小さいおうちと壁紙サンプル

家の壁紙にカビが生えた場合、カビの上から壁紙・板を張るのは避けましょう。

カビの上から壁紙・板を張ると、以下の理由により、カビが再発したり、健康被害を引き起こす可能性が高くなります。

  • ・カビの根絶ができない
  • ・健康被害のリスクが高まる
  • ・悪臭の原因になる
  • ・壁紙・板が劣化する

それでは1つずつ解説していきます。

カビの根絶ができない

カビは壁紙や板の表面にだけでなく、奥まで入り込んでいる可能性があります。

したがって、カビの上から新しい壁紙や板を張るだけでは、根本的な解決にはなりません。

カビが残っていると、新しい壁紙や板にも再びカビが発生する可能性があります。

健康被害のリスクが高まる

カビはアレルギー症状や呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。

カビが壁紙や板の下に残っていると、ご自身やご家族の健康に悪影響を及ぼす危険性があるため、注意しなければなりません。

悪臭の原因になる

カビは悪臭の原因となります。

カビの上から壁紙・板を貼ってしまうと、悪臭が閉じ込められ、室内環境が悪化します。

壁紙・板が劣化する

カビは壁紙・板の素材などを栄養にして繁殖します。

カビの上から壁紙・板を貼ってしまうと、壁紙・板が早く劣化、剥がれやすくなることや腐食する可能性があります。

壁紙にカビが生える原因・カビを予防する方法

カビが生えた壁紙

ここでは、壁紙にカビが生える原因と、カビを予防する方法を解説していきます。

壁紙にカビが生える原因

壁紙にカビが生える原因は以下のとおりです。

  • ・高い湿度
  • ・換気不足
  • ・雨漏りや水漏れ
  • ・誤った掃除

それでは1つずつ見ていきましょう。

高い湿度

壁紙にカビが生える最大の原因は、湿度の高さです。

日本の場合、特に梅雨の時期から夏にかけて湿度が上昇し、カビが繁殖しやすい環境となります。

特に玄関やお風呂場、キッチン・家具の裏側などは湿気がこもりやすいため、カビが発生しやすくなります。

換気不足

室内の換気が不十分な場合、湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。

特に気密性の高い住宅では、定期的な換気が必要です。

日当たりが悪く、室内で洗濯物を干す場合などは、除湿機の利用や適切な換気が重要です。

▶関連記事:気密性の高い家のデメリットを断熱性・換気性でカバー&解消|住んでみて「気持ち悪い」と後悔しない方法

雨漏りや水漏れ

壁紙にカビが生える原因として、雨漏りや水回り設備からの水漏れが挙げられます。

これらの水分が壁紙に染み込むと、カビの繁殖が促されます。

特に天井や水回り設備周辺の壁紙にカビが多く生えている場合は、水漏れの可能性があるため注意が必要です。

誤った掃除

壁を水拭きした後に十分に乾燥させないと、湿気が残り、カビが繁殖しやすくなります。

特に湿度の高い季節は壁が乾きくいため、注意が必要です。

壁紙のカビを予防する方法

壁紙にカビが生えるのを予防する方法は以下のとおりです。

  • ・換気を徹底する
  • ・定期的な掃除を心がける
  • ・壁と家具の間にスペースを確保する
  • ・湿度を適切に管理する
  • ・結露対策を行う

それでは1つずつ見ていきましょう。

換気を徹底する

換気はカビ対策の基本です。

晴れた日には窓を開けて、室内を十分に換気することをおすすめします。窓を2箇所開けて風の通り道をつくると効果的です。

窓がない場合や換気が難しい場所では、除湿剤や除湿機の利用しましょう。

定期的な掃除を心がける

壁に付着したホコリや汚れはカビの栄養となります。

月に1回程度、壁の拭き掃除を行うことでカビの予防効果が期待できます。

壁と家具の間にスペースを確保する

家具を壁から数cm離して配置することで、湿気をこもりにくくします。

また、隙間が広いほど掃除もしやすくなります。

湿度を適切に管理する

空気が乾燥する時期に加湿器を使用する場合、適切な湿度管理が重要です。

湿度が高すぎるとカビの発生を促すため、60%程度の湿度を保ちましょう。

結露対策を行う

窓や壁の結露はカビの原因となります。

断熱性能の低い窓や壁は結露しやすいため、「断熱材の追加」「断熱ガラス取り付け」などの検討をおすすめします。

リフォームが難しい場合は、窓に断熱シートを張るなどの対策も有効です。

▶関連記事:寒い家を暖かくする方法|断熱材のない外より寒い一軒家のお手軽な防寒方法・暖房に頼らない本格的な方法

 

福井で壁紙のカビにお悩みの方は、ノークホームズにお問い合わせください。

カビの原因を根本から解決するリフォームプランを提案いたします。

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壁紙のカビを除去して張り替えリフォームをした事例

カビが生えた壁紙を張り替える職人

下記は壁紙を張り替えて、壁紙のカビを除去したリフォームの事例です。

カビや汚れがありましたが、壁紙を張り替えることでキレイになりました。

▶施工事例:福井県鯖江市リノベーション|収納|セパレートキッチン

 

下記のページで、ほかの施工事例もごらんいただけます。

▶ノークホームズ リノベーションの施工事例

壁紙のカビ除去・壁紙張り替えはDIYできるか

カビが生えた壁紙を張り替える様子

状況によっては壁紙のカビ除去・壁紙の張り替えはDIYで行うことができます。

例えば、カビがまだ壁紙の表面に生え始めた段階であれば、ご自身で対処できるかもしれません。

しかし、壁の内部まで侵食している場合はプロの知識と技術が必要です。

また、DIYで壁紙のカビ除去や壁紙の張り替えを行う場合、安全面や効果の面でリスクが伴います。

一方、プロが行う場合は安全で効果的な対策が行われ、再発のリスクも低減されます。

 

福井で「室内のカビをDIYで除去できる?」「プロに壁紙張り替えを依頼するほうがいい?」とお悩みの方は、ノークホームズにご相談ください。

現地調査のうえで、快適な室内環境を実現する方法を提案いたします。

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まとめ

カビが生えた壁紙を張り替える職人

壁紙のカビに対処する方法として、壁紙張り替えやカビの予防策などを紹介してきました。

ご家族とご自身の健康・安全を最優先に考え、適切なカビ対策を行うことが重要です。

今回紹介した情報を参考に、大切なご自宅のカビを除去して、カビが再発しない室内環境をつくっていただけると幸いです。

 

著者情報

NORQ HOMES ノークホームズ編集部

NORQ HOMES ノークホームズ編集部

福井の高性能注文住宅を建てる工務店ノーク・ホームズが、リノベーションに役立つ情報を発信しています。

登録・免許
【設 計】 福井県知事 第ろ-1394号
【建 設】 福井県知事 (般-1)10791号
【不動産】 福井県知事 (1)第1704号

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