給湯器は電気・ガスどちらが安いかわからない方へ費用を比較して紹介｜見分け方、仕組みなども簡単解説

ご自宅の給湯器交換を検討するにあたって、長期的になるべく費用を抑えられる給湯器を選びたいですよね。

「電気・ガスどちら安いかわからない」とお悩みではないでしょうか。

また、現在使っている給湯器が電気・ガスどちらなのかわからない方も多いと思います。

そこで今回は給湯器交換リフォームを承っている福井の工務店『ノークホームズ』が、以下の項目をわかりやすく解説します。

このコラムのポイント
・給湯器は6種類あります。それぞれの本体価格・光熱費を、一覧表で紹介します。 ・給湯器を交換する際の費用を抑えられる補助金も紹介します。 ・ご自宅の給湯器が電気・ガスどちらなのかわからない場合の、簡単な見分け方も確認しましょう。

 

ご家族にとって、長期的に費用を抑えながら便利に使える給湯器の種類がわかります。

ぜひ最後までごらんください！

給湯器は電気・ガスどちらが安いかわからない方へ費用の比較一覧｜電気・ガス以外の給湯器も紹介

給湯器は、毎日の生活に欠かせないお湯を沸かすための重要な設備です。

電気とガスのどちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで電気を使う給湯器・ガス給湯器の費用を比較し、それぞれの特徴などをわかりやすく解説します。

電気・ガス給湯器以外に石油給湯器・ハイブリッド給湯器があるので、給湯器の種類もご紹介します。

給湯器の種類

給湯器にはさまざまな種類があり、それぞれ熱源が違います。

種類	熱源
電気温水器	電気
エコキュート
従来のガス給湯器	ガス
エコジョーズ
ハイブリット給湯器	電気＋ガス
石油給湯器	石油

 

熱源は、毎月の光熱費に影響しますよね。

次に、各給湯器の費用を一覧表で紹介するので、参考にしていいただけると幸いです。

給湯器は電気・ガスどちらが安いのか費用の比較一覧｜電気・ガスなど

給湯器の種類ごとに、本体価格・毎月の光熱費の目安を一覧表で紹介します。

給湯器の見分け方や仕組みについては、のちほど「我が家の給湯器が電気orガスどちらかわからない」という場合の見分け方で紹介します。

種類	本体価格	光熱費/月
電気温水器	20～35万円	8,000〜12,000円
エコキュート	18～42万円	1,700～4,500円
従来のガス給湯器	8～32万円	6,000〜10,000円
エコジョーズ	10～40万円	5,000〜8,000円
ハイブリット給湯器	19～70万円	5,000〜8,000円
石油給湯器	12～30万円	6,000〜10,000円

※本体価格は給湯器の容量・グレードなどで変動し、交換時には別途工事費用が発生します。光熱費は、使用方法によって変動します。

省エネ性が高い電気・ガス給湯器への交換は補助金活用を検討

上記の中で「エコキュート」「エコジョーズ」「ハイブリッド給湯器」は、省エネ性が高い給湯器です。

毎月の光熱費を抑えられますが、高性能機器のため本体価格が高い点がネックですよね。

しかし、近年は国・地方自治体が、省エネ性が高い住宅づくりに対する補助金制度を実施しています。

省エネ性能の高い給湯器を導入する際に補助金を申請できる可能性があるため、給湯器交換時に実施されている補助金を確認しましょう。

補助金については、「リフォーム補助金」「〇市　リフォーム補助金」などのワードでインターネット検索をするほか、給湯器交換を依頼する施工業者に相談するのもおすすめです。

 

福井で給湯器の交換を検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください。

ノークホームズは、各種補助金の申請が可能な工務店です。

 

「我が家の給湯器が電気・ガスどちらかわからない」という場合の見分け方

「我が家の給湯器が電気・ガスどちらかわからない」という場合にいちばん簡単なのは、給湯器本体の見た目で見分ける方法です。

各給湯器の見た目は、以下のとおりです。

給湯器の種類	見た目の
電気温水器	・大きな機器が1つ ・外部に熱源が見えない
エコキュート	機器が2つ ・貯水タンク ・エアコン室外機のような見た目のヒートポンプユニット
従来のガス給湯器 ハイブリット給湯器	・コンパクトな機器が1つ ・機器内部のガスバーナーが見えるタイプもある ・機器上部から排気管が出ているケースもある
石油給湯器	・コンパクトな機器が1つ ・左画像のような石油タンクを近くに設置するケースが多い

 

上記のほか、給湯器に貼付のシールに記載されている品番をインターネット検索すると、給湯器に関する詳しい情報を確認できます。

 

電気・ガスなど給湯器の仕組み、メリット・デメリット

給湯器は、種類ごとに仕組みやメリット・デメリットが異なります。

ご自身に合った給湯器を選ぶために、各給湯器についてわかりやすく解説します。

電気温水器

電気温水器はタンク内に設置された電気ヒーターで水を加熱し、貯湯する仕組みの給湯器です。

【メリット】

お湯を使わない時間帯（一般的に夜間）に電気料金が安くなる電力プランを選ぶことで、光熱費を抑えられるというメリットがあります。

また、設置工事が比較的簡単で、メンテナンスも少なくて済むという利点もあります。

【デメリット】

電気温水器は湯量が限られているため、お湯切れになる可能性がある点がデメリットです。

また、停電時にお湯が使えない点も注意が必要です。

エコキュート

エコキュートは、屋外機器（ヒートポンプユニット）に大気を取り込んで大気中の熱を取り出し、その熱でお湯を沸かす仕組みの給湯器です。

【メリット】

消費電力の3倍以上の熱エネルギーを生み出せるため、電気代を節約できる点がメリットです。

また、自然のエネルギーを活用してお湯を作り出すためCO2排出量が少なく、環境にも優しいという特徴も持っています。

【デメリット】

エコキュートは機器を設置するスペースが必要なため、ご自宅の環境によって設置場所の確保が難しいケースがある点がデメリットです。

また発売当初よりは手が届きやすい本体価格になりましたが、ほかの給湯器と比較すると本体価格が高額です。

 

エコキュートの購入から交換までの期間について、こちらの記事で確認できます。

▶関連記事：エコキュートの寿命は20年以内｜長寿命を目指す使い方、交換が必要な症状、給湯器の選び方など解説

従来のガス給湯器

従来のガス給湯器は、ガスバーナーで水を加熱する仕組みです。

【メリット】

「使いたいときにすぐにお湯が使える」「お湯切れの心配をせずにお湯を使える」という点がメリットです。

また、初期費用が比較的安い点も魅力です。

【デメリット】

ガス給湯器のデメリットは、毎月の光熱費（ガス代）が高めになる点です。

特にプロパンガスを利用しているご家庭の場合は、光熱費が高い傾向があります。

またガス漏れなどの危険性があるため、定期的な点検が必要です。

エコジョーズ

エコジョーズは、従来のガス給湯器では使用されていなかった「お湯を沸かす際の排気熱」も活用する仕組みの給湯器です。

【メリット】

排気熱の再利用によって、ガス消費量を10〜15％程度削減できるというメリットがあります。

また、本体が省スペース設計されているため、設置場所の自由度が高いという特徴もあります。

【デメリット】

エコジョーズのデメリットは、従来のガス給湯器と比較して本体価格が高いことです。

また、機器の構造が複雑なため、定期的なメンテナンスも必要です。

 

エコジョーズ・エコキュートどちらを選ぶか迷っている場合には、後悔しない選び方をこちらの記事で確認できます。

▶関連記事：エコジョーズの後悔しない選び方｜都市ガスなら費用面のデメリットはないのか、エコキュートとの比較など解説

ハイブリット給湯器

ハイブリット給湯器は、簡単にいうとエコキュートとガス給湯器を組み合わせたような仕組みの給湯器です。

【メリット】

基本的には、エコキュートと同様に夜間に電気代を抑えてお湯をつくり、貯湯しておきます。

お湯が切れるとすぐにガス給湯に切り替わるので、お湯切れのストレスを感じずにお湯を使える点がメリットです。

【デメリット】

ハイブリット給湯器は発売からの歴史が浅く、本体価格が高額です。

また、電気・ガス両方の設備が必要なので、設置工事が複雑になる場合があります。

（例）新築時にオール電化住宅でエコキュートを導入している場合、ハイブリット給湯器に交換するためにガス管引き込み工事などが必要です。

石油給湯器

石油給湯器は、灯油を燃焼させて水を加熱する仕組みの給湯器です。

【メリット】

都市ガス管がない地域で使用しやすいというメリットがあります。

また、灯油のストックがあればお湯を沸かせるため、災害時に利用しやすい点も魅力です。

【デメリット】

石油給湯器のデメリットは、毎月の光熱費が灯油価格の変動に左右される点です

また、灯油の補充・灯油の保管場所の確保も必要です。

給湯器Q&A

最後に、ノークホームズが給湯器交換を検討しているお客様からよくいただく質問と回答を、まとめて紹介します。

Q.急にお湯が出なくなった。故障なの？

給湯器の寿命は、一般的に10年前後が目安とされています。

「修理が可能なのか」「交換が必要なのか」については、給湯器の専門知識・工事知識を持つプロでないと判断が難しいため、まずは給湯器の修理・交換に対応している施工業者に状況を確認してもらいましょう。

 

福井で給湯器の不具合にお困りの方、給湯器の交換を検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください。

丁寧な現地調査のうえで、ご予算・ご希望をうかがって最適な給湯器を提案いたします。

 

お湯切れしない電気温水器・エコキュートはある？

お湯切れを防ぐためには、ご家族構成や生活パターンに合わせて適切な容量の給湯器を選ぶことが大切です。

一方で「来客が多い」などの理由でお湯切れが心配な場合は、電気温水器・エコキュート以外の給湯器を選ぶのがおすすめです。

まとめ

給湯器には、電気・ガス・石油といった種類があります。

世帯人数・ライフスタイルに合う給湯器を選ぶことで、長期的な視点で費用を抑えられるため、ぜひプロに相談しながらご家族に最適な給湯器を選んでください。

また、給湯器の平均寿命は約10年前後が一般的で、10年以上経過している給湯器は故障リスクやランニングコストが高くなる可能性があります。

給湯器の調子が悪いと感じたら早めに施工業者に相談して、交換が必要かどうかを判断しましょう。

今回ご紹介した内容を参考に、最適な給湯器を選択し、快適な毎日を過ごして頂けると幸いです。