ペットと暮らす家づくり｜犬・猫と暮らす小さな平屋の間取り事例、ペットが安心して暮らせる工夫

フラットでコンパクトな設計で人気がある平屋を検討している方の中には、ペットを飼っている方もいらっしゃると思います。

「ペットは大切な家族」ですから、ペットと暮らす家は、人間にもペットにとっても不自由なく快適で安心して暮らすことができる間取りにしたいですよね。

そこで、平屋の施工実績が豊富な福井の工務店「ノークホームズ」が、ペットと快適に暮らすことができる平屋の間取りの実例やペットと暮らす家づくりのアイデアを紹介します。

このコラムのポイント
ペットと暮らす家づくりは、ペットの習性・健康・動線の3つのポイントにこだわりましょう。 小さな平屋でも様々なアイディアでペットが自由に動くことができる間取りが可能です。 ペットと暮らすデメリットを解消するような間取りにすることも大切です。

 

ペットと暮らす家づくり｜犬・猫と暮らす小さな平屋の間取り事例

それでは、早速ですが下記の通り、犬・猫と暮らす小さな平屋の間取り実例を見ていきましょう。

• 延床面積25.54坪
• 延床面積29.64坪
• 延床面積28.93坪

 

延床面積25.54坪　

こちらの平屋は、室内に土間を設けた平屋の間取りの実例です。

犬種にもよりますが、やはり犬を飼育するには外遊びや散歩が大切ですよね。

空間を有効活用し、室内に土間を設け、そこにペットの足洗い場を設けるというアイデアで、ペットの足を洗ったり、散歩や外遊びがしやすい動線を実現しています。

 

 

延床面積29.64坪　

こちらの平屋は、広々したリビングと大きな窓を設けた間取りの実例です。

南側に大きな窓を設け、しっかりと採光を確保することでペットも日向ぼっこができる明るいリビングを実現しています。

窓の外には庭一面に人工芝が敷いてあり、ドッグランなど愛犬の遊び場としても利用できます。

 

延床面積28.93坪　

こちらの平屋は、開放感のある3LDKの平屋の間取りの実例です。

平屋でありながら3LDKでコンパクトながら開放感のある設計なので、ペットにとっても回遊性が高い間取りとなっています。

 

犬・猫と暮らす小さな平屋の間取りの実例を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

福井で犬・猫と暮らす小さな平屋を検討している方は、平屋の建築実績が豊富なノークホームズにお問い合わせください。

 

ペットと暮らす家づくりにおすすめの7つの工夫

大切な家族であるペットと暮らす家づくりは、ペットの習性や安全に配慮することで、人間・ペット双方が快適に安心して過ごすことができるようになります。

ここでは下記の通り、ペットと暮らす家づくりにおすすめの7つの工夫について紹介します。

• ペットスペースづくり
• 動線
• 安全対策｜キッチン・お風呂などでの事故防止、脱走対策など
• 防音対策
• 汚れ対策
• 臭い対策
• 足腰への負担軽減

 

ペットスペースづくり

ペットと暮らす家づくりは、ペットスペースをどこに設けるかという点が重要です。

ペットだってゆっくりとくつろげる空間が欲しいでしょうから、リビングの壁際に柵などで囲って専用のペットスペースを作るなどの工夫が必要です。

設計段階であれば、リビングに土間を設けて、ペットスペースにするなんてアイデアや壁にペット専用スペースを設ける工夫もできますので検討してみましょう。

 

動線

ペットにとって、運動は大事です。

ある程度、ペットが自由に動き回れてストレスがない間取りを考えた場合には、室内でも運動しやすい回遊動線をつくることも大切です。

ペットが猫なら、ドアで仕切られている場所には猫専用ドアをつけるなどの工夫もできるでしょう。

ペットが室内でも自由に動き回れる回遊動線を作るには、「廊下なしの平屋」などのアイディアもあります。

廊下なしの平屋の間取りについては、下記のコラムでも詳しく解説しています。

＞廊下のない家・廊下が狭い家に後悔する理由｜後悔しない方法、廊下なし平屋の間取り成功事例

 

安全対策｜キッチン・お風呂などでの事故防止、脱走対策など

ペットと暮らす家では、キッチンやお風呂など危険性がある場所に、ゲートを設置するなどペットが入ってこれないような工夫をすることで、事故防止や脱走対策を講じることができます。

ペットと暮らす家では、以下それぞれのスペースを設けることで、人間もペットも快適に暮らせます。

• ペットと人間の共用スペース
• 人専用スペース
• ペット専用スペース

 

防音対策

ペットの鳴き声は、ご近所トラブルの原因になりますので、設計段階でしっかりと防音対策をすることが重要です。

ペットと暮らす家の防音対策が気になる方は、やはり専門家と相談しながら、設計段階で下記のような工夫をすることで防音対策を検討しましょう。

• 天井裏に十分な断熱材を敷く
• 防音性能に優れた屋根材や壁材を選択する
• 二重窓や防音ガラスを利用する

 

汚れ対策

玄関のスペースが狭いと、散歩から帰ってきたあとで犬の足を洗うのが大変ですから、設計段階で玄関のスペースの間取りをできるだけ広くすると便利です。

できれば、玄関や中庭に水場を設置したり、玄関から洗面台までの動線を一直線にするなど間取りについて工夫をすることでペットと暮らす家の汚れ対策の一助となるでしょう。

このように、ペットと暮らす家づくりは、ペットにかかる手間を減らすことができるように間取りを工夫することが大切です。

 

臭い対策

ペットの臭い対策として最も大事なことは、「換気」です。

換気設備による換気計画はもちろん、窓の開放時に風通しのよい間取りにすることも意識しましょう。

例えば、平屋の間取りの設計段階であれば、仕切り扉を減らせる「スキップキップフロア」を採用することで、風通しがよく開放感がある空間を実現できるでしょう。

他にも、最近では消臭効果のあるクロスや壁材などもありますので、そのような材料を選択することで臭い対策を講じることができます。

このように、風通しのよい間取りや材料の選択で臭い対策を講じることが可能ですので、ハウスメーカーや工務店の専門家に相談してみましょう。

 

足腰への負担軽減

小さな平屋の空間を有効活用とする設計として、スキップフロアが人気ですが、段差が急だと、特に小型犬にとっては、高齢化すると段差が足腰に負担をかけることになります。

ペットと暮らす家では、ペットの足腰への負担軽減のため、できるだけ段差を緩やかにしましょう。

また、床材についてもフローリングよりもクッション性のある素材の方が、ペットの足腰への負担を軽減できますし、転倒防止にもつながります。

 

スキップフロアの平屋については、下記のコラムでも解説しています。

＞スキップフロアはやめたほうがいいと後悔した失敗例、メリットをいかした平屋の間取り成功例

福井でペットと暮らす家づくりをご希望の方は、ノークホームズにお問い合わせください。

ノークホームズは、ペットと暮らす平屋の提案が得意な工務店です。

 

犬と暮らす小さな平屋の間取りにおすすめの工夫

犬と暮らす小さな平屋の間取りにおすすめの工夫としては、犬の習性を理解し、それに対して犬と人間の動線を考え、間取りを工夫することが大切です。

特に、犬が自由に動き回れる動線を取り入れた間取りや効率的に犬の世話をすることができるような間取りのアイディアを取り入れることがポイントです。

犬の習性	間取りの工夫
運動が好き	【犬が自由に動き回れる】 ・中庭を設け、ドッグランを設置する ・回遊動線を意識する ・スキップフロア構造にする
散歩が必要	【散歩後に犬の足を拭くなどの作業を効率化できる】 ・玄関や中庭に犬の足の洗い場を設ける ・玄関スペースを広い間取りにする
さみしがりや	【犬と人間が近くで過ごせる】 リビングにペットスペースを設ける

 

猫と暮らす小さな平屋の間取りにおすすめの工夫

猫と暮らす小さな平屋の間取りのポイントとしては、猫は自由に動き回りたい動物ですから、できるだけ回遊動線を取り入れた間取りにすることが大切です。

仕切り扉を減らして、開放的な空間づくりをすることができるスキップフロア構造を間取りに取り入れるなどのアイディアを取り入れることで、猫も人間も快適に暮らすことができる間取りを実現できるでしょう。

猫の習性	間取りの工夫
猫は高いところが好き	【平屋で猫の遊び場を作る】 キャットウォークを設置する
猫は日向が好き	【猫が日向ぼっこするスペースが必要】 窓の配置や大きさを工夫する
猫は自由に動き回りたい	【仕切り扉を減らす】 ・スキップフロア構造にする ・扉に猫用の出入り口を作る

 

ペットと暮らす家づくりQ&A

最後に、ペットと暮らす家についてノークホームズがよくいただく質問と回答をまとめました。

 

Q　ペットと暮らす家を平屋にするメリットを知りたい

ペットと暮らす家を平屋にするメリットは、以下のとおりです。

ペットと暮らす家を平屋にするメリット
段差がないからペットにやさしい ペットが自由に動き回れる設計が可能

 

ペットと暮らす家を平屋にするメリットとしては、上記の通り、平屋には階段がないのでペットの足腰に負担がかからないということが挙げられます。

人間にとっては、なんてことはない階段も、ペットにとっては上るのが大変です。

特に、シニア犬など高齢のワンちゃんにとって、急な階段は足腰への負担がかかります。

平屋であれば、階段がないのでペットも長い間、健康的に暮らすことができるでしょう。

また、平屋は間取りを柔軟に工夫できるという特徴があるので、小さな平屋でも広々としたリビングを設計することもできます。

このように、空間を有効活用することで、ペットが自由に動き回れる空間を作ることができるのも平屋のメリットであると言えるでしょう。

 

Q　平屋の建築費用を知りたい

平屋の建築費用は1軒ごとに違うため、「〇坪〇円」とは言えません。

参考までに、フラット35「利用者調査」より新築注文住宅を建築する際の坪単価を計算すると、以下のとおりでした。

【計算式】建設費平均÷住宅面積平均×3.3=坪単価(1,048,578円)

上記の坪単価より、概ね20坪～30坪の平屋を建築する場合は、2,097万円～3,145万円が建築費用の相場と想定できます。

＜参考＞住宅金融支援機構ホームページ：フラット35「利用者調査」2022年度調査結果

平屋の建築費用については、下記のコラムでも解説しています。

＞平屋の坪単価相場はいくら？建築価格を抑えて理想の平屋を建てるコツ

 

まとめ

ペットと暮らす家づくりは、設計段階で「ペットが住みやすい工夫」「人間とペットが生活しやすい動線を取り入れる工夫」をすることが大切です。

平屋は、間取りを柔軟に工夫できるという特徴があるので、ペットと暮らす家づくりには最適です。

平屋の間取りについてペットと暮らす家づくりのためのアイディアはたくさんありますので、大切な家族であるペットと快適に過ごせるように、平屋の新築時にはできるだけの工夫をするようにしましょう。

福井でペットと暮らす家づくりをご希望の方は、ノークホームズにお問い合わせください。

ノークホームズは、ペットと暮らす小さな平屋の提案が得意な工務店です。