1.5階建ては平屋の間取りがベース|20坪・30坪・40坪台の間取り例7選、価格・注意点も解説
1.5階建てとは、平屋の間取りをベースとして、必要な分だけ2階を加えた住宅のことです。
「平屋が希望だけど、土地面積の関係で実現できない...。」と諦めかけている方は、選択肢に加えていただけると幸いです♪
今回は福井で数多くの1.5階建てを建築してきたノーク・ホームズが、1.5階建てについて、以下の項目をわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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1.5階建ては、ご家族のライフスタイルにフィットする魅力的な住宅です。
家づくりの選択肢を広げて理想のマイホームを完成させるために、ぜひ最後までごらんください!
目次
1.5階建てとは|平屋・2階建てとの違い、外観の特徴を解説
はじめに、1.5階建て・平屋・2階建ての違いを確認しましょう。
項目 | 特徴 |
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平屋 | ワンフロアの住宅 |
1.5階建て | 平屋の縦の空間を広げ、必要な分だけ2階をプラスした住宅 |
2階建て | 1階・2階フロアがそれぞれ存在している住宅 |
1.5階建ても正しくは2階建てですが、「ワンフロアのデザインを崩さずに2階を設ける設計手法をわかりやすく表現する言い方として、「1.5階建て」という名称がある。」と考えていただけると幸いです。
平屋・1.5階建て・2階建ての違いを、外観でも確認してみましょう。
こちらは、平屋の外観です。
こちらは1.5階建の外観で、「屋根の高い平屋」という印象ですよね。
こちらの住宅は、屋根の高い部分を利用して、平屋の間取りにフリースペースを加えています。
こちらは2階建ての外観で、フロアをしっかり分けています。
2階建も、1部分を吹き抜けにして1階・2階がつながる間取りにすることも可能です。
1.5階建ては比較的珍しい住宅なので、施工業者によっては、イメージを共有しづらいケースがあると思います。
そのため、1.5階建ての施工実績が豊富な施工業者に、建築を依頼するのがおすすめです。
福井で1.5階建て・平屋をご希望の方は、ノーク・ホームズにお問い合わせください。
ノーク・ホームズは1.5階建ての施工実績が豊富な工務店で、ご家族の希望・土地の状況などに合う、最適なプランを提案いたします!
1.5階建ては平屋の間取りがベース|20坪・30坪・40坪台の間取り7選
次に、1.5階建ての間取り事例を一緒に確認しましょう。
20坪台の1.5階建て|間取り・外観例
はじめに、幅広いご家族構成の世帯にフィットする、20坪台の1.5階建て間取りを紹介します。
【22坪】1LDK+多目的ホール
こちらは、コンパクトな1LDKに、9.8帖の多目的ホールを加えた1.5階建て間取りです。
コンパクトな家を持つことに迷いを感じる方もいらっしゃると思いますが、以下のような「暮らしの変化にも対応できる家」を持つことは、心の余裕につながりますね。
- ご家族が増える
- 荷物が増える
- 趣味のスペースが必要 など
一人暮らしのためのコンパクトな平屋をご希望の方は、こちらの記事で間取りを確認できます。
>一人暮らしの平屋のおしゃれでモダンな間取り・外観・内装|女性・老後におすすめの2LDK事例を紹介
【29坪】2LDK+多目的ホール
こちらは、ファミリークローク・ユーティリティー(ランドリールーム)のある2LDKに、10帖ほどの多目的ホールを加えた1.5階建て間取りです。
多目的ホールを設けることで、居室・収納・玄関・水回りすべてをゆったりと配置できました。
ランドリールーム・ファミリークローゼットのある平屋をご希望の方は、こちらの記事で間取りを確認できます。
>ランドリールーム・ファミリークローゼットがある家事動線の良い間取り|平屋の事例紹介
【29坪】1LDK+多目的ホール・納戸・個室
こちらは、「お子さまの成長による家の使い方の変化」を意識して個室を配置した、1.5階建て間取りです。
お子さまが小さいうちはキッチンから家全体の様子がわかりやすく、お子さまの独立後は1階でご夫婦の暮らしが完結します。
シニア世代になってからの夫婦2人暮らしにピッタリな平屋間取りを、こちらの記事で紹介しています。
>シニア夫婦二人の平屋間取り|20坪台の老後に快適&おしゃれな平屋間取り図、60才からの家づくりのポイント
30坪台の1.5階建て|間取り・外観例
次に、4人以上のご家族でも余裕をもって暮らせる、30坪台の1.5階建て間取りを紹介します。
【30坪】3LDK+多目的ホール
こちらは、ご家族1人1人が適度な距離感で暮らせる、1.5階建て間取りです。
ベースとなる1階フロアを大きく回遊できる点(回遊動線)が特徴で、「家事動線が良い」・「人の渋滞が起きづらい」などのメリットがあります。
【35坪】2LDK+2部屋・トイレ
こちらは、住宅の奥に進むほど天井が高く・開放感を感じる、縦長の1.5階建て間取りです。
住宅の中心部に光・風を届ける中庭・吹き抜けの開放感を楽しみながら、のびのび暮らせますね。
中庭のある平屋をご希望の方は、こちらの記事で間取りをご確認ください。
>平屋・コの字型の間取り|中庭のある約30坪・2〜4LDKの事例、後悔しないポイントを紹介
【38坪】1LDK+2部屋
こちらは、スタディースペース・テレワークスペースのある、1.5階建て間取りです。
パブリックスペースのLDKと個室・水回りをしっかり分けている間取りですが、キッチンのそば&LDK直結の和室に、勉強や仕事ができるスペースを設けています。
自然にご家族が集まり、プライベートタイムをゆっくり過ごす時間も確保できる間取りですね。
40坪台の1.5階建て|間取り・外観例
最後に、住宅の中では比較的大型の、46.7坪台の1.5階建て間取りです。(2LDK+2部屋)
LDK内の土間スペース・家事室・室内各所に設けた収納など、全体的に余裕を感じる間取りですね。
ワンフロアを分割せずに2つの個室を2階に設けたことで、ベースとなるフロアに以下のような空間が生まれました!
- 家事室
- 洗濯作業を1ヶ所で完結できるランドリールーム+洗濯室
- 自転車も収納できる広さのシューズクローゼット
- ペットのための土間スペース
1.5階建ての間取り事例を、20坪・30坪・40坪台に分けて紹介してきました。
どの事例も、1.5階建てだからこそ実現した、ゆとりのある間取りでしたね。
平屋では部屋数が足りない・収納が少ないとお悩みの方は、ぜひ1.5階建てを選択肢に入れてマイホームプランを検討してください♪
福井で1.5階建てに魅力を感じている方は、ノーク・ホームズにお問い合わせください。
ノーク・ホームズは、中庭・ランドリールーム・シューズクローゼットなどの、+αがある間取りづくりが得意な工務店です。
使用できる面積を最大限にいかす1.5階建て・平屋の間取りプランを提案いたしますので、お気軽にご希望をご相談ください。
ノーク・ホームズには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください♪
〈施工事例〉
1.5階建ての価格|同じ延床面積の平屋・2階建てと比べて高いの?
ここで、1.5階建ての価格が気になっている方も、多いのではないでしょうか。
同じ延床面積・部屋数を想定したとき、「1.5階建て・平屋」と「総2階建て」を比較すると、1.5階建て・平屋のほうが高くなる可能性があります。
※「総2階建て」とは、1階・2階がほとんど同じ面積の家のことで、1.5階建て・平屋よりも基礎・屋根などの面積を抑えられます。
ただしそれぞれに基礎・屋根の大きさ、外壁の面積などに特徴があって費用が上下するため、どれか1つが特別高いとは言えないのが実情です。
あえて言うなら、以下のような要因でどれか1つが高くなる可能性があるため、複数の施工業者に見積もり作成を依頼するのがおすすめです。
- 決まったパターンの住宅建築が得意な施工業者に、パターンからはずれた注文をする場合
- 「施工業者があらかじめ用意しているプランと同じ部屋数・延床面積でOKなので、構造を変更して」と注文する場合 など
複数業者の設計内容・価格のバランスを比較して検討し、安心して一緒に家づくりに取り組める施工業者を選んでください。
1.5階建ての注意点|メリット・デメリットを確認
最後に、1.5階建ての家づくりをするにあたって知っておいていただきたい注意点として、メリット・デメリットも一緒に確認しましょう。
1.5階建てには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
1.5階建てのメリット |
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1.5階建てのデメリット |
ベースは平屋なので、平屋と同様のデメリットを持つと考えておきましょう。
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デメリットは設計の工夫によって解消できるため、周辺環境も意識しながら家づくりのプランを組み立てるのが大切です!
施工業者によって意識するポイントが違うため、モデルハウス・現場見学会などで施工業者が実際に建築した住宅を見学するのもいいですね。
まとめ
平屋をベースとした1.5階建てについて、以下の項目を紹介してきました。
コラムのポイントまとめ |
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1.5階建ては、暮らしをより豊かにする可能性を秘めた家づくりの選択肢です!
今回紹介した情報を、理想の間取りづくり・家づくりの参考にしていただけると幸いです。