雪国の家づくり｜雪国の家ならではの建築デザイン事例、屋根・間取りの工夫や特徴を紹介

雪国の家づくりでは、冬の暮らしがスムーズになる工夫をする必要がありますよね。

ハウスメーカー任せにせず、ご自身でも「どのような工夫が必要なのか把握しておきたい」とお考えの方は多いと思います。

そこで今回は県全域が豪雪地帯の福井で、快適に暮らせる家づくりをしているノーク・ホームズが以下の項目を紹介します。

このコラムのポイント
雪国の家ならではの工夫をしながら、おしゃれな家づくりが可能です！事例を紹介します。 雪国の家で重視される屋根について、雪国向け屋根の特徴、家づくりの際に必要な工夫を紹介します。 雪国の家の室内が冬でも快適な環境をキープできるよう、間取りの工夫、住宅性能の特徴を紹介します。

 

住宅性能の向上によって、雪国の家は昔よりも暮らしやすくなりました。

それでもやはり新築時には、より良い暮らしが実現するように最大限の対策をしたいものです。

快適性・デザイン性を兼ね備えたマイホームを完成させるために、ぜひ最後までごらんください。

雪国の家はならではの建築デザイン｜おしゃれな平屋・2階建て事例を紹介

はじめに、雪国の家ならではの工夫をしながらおしゃれな建築デザインを実現した事例を紹介します。

ノーク・ホームズが豪雪地帯（一部特別豪雪地帯）の福井で実際に建築した事例です♪

 

雪国のおしゃれな平屋

はじめに、平屋の建築デザイン事例を紹介します。

 

こちらは家の奥から手前に向かって勾配をつけた片流れ屋根がかわいいデザインで、雪が一度に流れ落ちないよう、屋根に雪止めを設置しています。

玄関の位置を高くして、「降雪量が多い日に短時間で玄関のドアが開かなくなる」といったトラブルも防いでいます。

 

こちらの住宅も同様に、屋根に雪止めを設置＆玄関の位置を高くしています。

玄関ポーチは3方を囲んでいるため、吹雪の日でも雪を避けて玄関前での動作が可能ですね。

また大きく屋根を出したテラスの壁に木目を取り入れたことで、雪一面の冬でも暖かみを感じられる外観デザインとなりました。

 

雪国のおしゃれな2階建て

次に、2階建ての建築デザイン事例です。

 

こちらは建物全体を壁で囲んだような形状の、個性的な住宅です。

1階・2階ともに壁よりも大きく後退した位置に窓があるため、雪だけではなく紫外線からも室内環境が守られます。

壁がバルコニーへの雪の吹き込みをある程度防ぐほか、状況に応じてバルコニー手すりと一体になっている杭を使い、雪囲いをすることも可能です。

 

住宅が密集しているエリアでは、屋根から落ちる雪が隣接する住宅の土地に落ちたり、外置きの住宅設備に落ちたりしないよう、配慮が必要です。

こちらの住宅のような、雪を屋根から落とさない「耐雪住宅」は雪国ならではです。

 

ノーク・ホームズが豪雪地帯の福井で実際に建築した住宅事例を紹介しました。

雪対策を重視しながらでもおしゃれなデザインが実現するので、ぜひデザイン性にもこだわってマイホームプランを組み立ててください♪

 

福井の厳しい気候の中で快適に暮らせるおしゃれなマイホームをご希望の方は、ノーク・ホームズにお問い合わせください。

 

雪国の家づくり｜雪国向け屋根の特徴・工夫を紹介

次に雪国の家づくりで重視される屋根について、雪国向け屋根の種類と特徴、どんな工夫をして家づくりをするのかを紹介します。

まずは屋根の主な種類と特徴を、一覧表で紹介します。

屋根の種類	特徴
落雪式	・屋根に勾配をつけて、自然な落雪を促す ・落雪せずに雪が積もり続けると、家に負担がかかるため雪下ろしが必要 ・雪下ろし時の落下、雨樋の故障などの危険性がある
無落雪式（耐雪式）	・雪が屋根の上で自然に溶けるのを待つ ・屋根、柱等の構造を強化し、雪の重量に耐えられる家づくりが必要 ・2〜3メートル以上積もる場合は雪下ろしが必要
融雪式	・地下水をくみあげて散水する方式、屋根に放熱機器を設置する方式がある。 ・散水する方式の場合は井戸が必要 ・放熱機器は電気代がかかる

〈参考〉〈参考〉福井県　ホーム ＞ くらし・環境 ＞ 住まい・土地 ＞ 住宅・土地 ＞ 雪に強い家づくり『雪に強い家づくりの手引き（詳細版）』

 

それぞれの屋根について、家づくりの際に必要な工夫も確認しましょう。

屋根の種類	工夫
落雪式	・雪が落ちる場所を確保 ・雪が落ちる場所は事故の危険性が無い場所にする ・雪が落ちる場所は隣家に迷惑をかけない場所にする ・雪が落ちる場所が雪かき導線を邪魔しないよう配慮
無落雪式（耐雪式）	・1階・2階の柱・壁がつながるような間取りがベスト ・大開口部をつくらないのがベスト ・柱・梁・桁・筋交いの太さ、数などを検討
融雪式	・電気代、メンテナンス費用の負担をし続けられるか検討が必要

〈参考〉福井県　ホーム ＞ くらし・環境 ＞ 住まい・土地 ＞ 住宅・土地 ＞ 雪に強い家づくり『雪に強い家づくりの手引き（詳細版）』

屋根の設計はデザイン性と住宅性能をかけ合わせた高度な技術が求められるため、ハウスメーカー選びの際には、ぜひ地域の気候を熟知していて地域内での建築実績が豊富なハウスメーカーも含めて最終的な依頼先を検討してください！

 

ノーク・ホームズは、福井県内の特別豪雪地帯である大野市・勝山市※を含むエリアでの住宅建築実績が豊富なハウスメーカーです！

※〈参考〉全国積雪寒冷地帯振興協議会 豪雪地帯指定図 福井県

隣接した住宅・周辺環境に配慮した雪国の家づくりについて、お気軽にお問い合わせください！

 

雪国の家づくり｜快適な間取りの工夫、住宅性能の特徴

最後に、雪国の冬を快適に過ごせる間取りの工夫・雪国の家にとって重要な住宅性能の特徴を紹介します。

 

雪国の家でも快適な間取りの工夫

雪国の家の間取りは、特に以下のような点を工夫するのがおすすめです。

間取りの工夫
「個室の面積」と「窓の数・大きさのバランス」を整える（バランスが悪いと寒い・暑い室内環境になる） 換気の際の通風をさえぎらない＆採光を十分に取り入れられる配置 玄関から室内が丸見えにならない配置（冬の玄関内での来客対応時に便利で、冷気の侵入も防げる） 玄関土間に十分な収納量を確保（雪かき道具、ベビーカー、三輪車などを保管できる

 

雪国の家での暮らしを守る住宅性能の特徴

雪国の家を新築する際には、以下の住宅性能をしっかり検討するのがおすすめです。

雪国の家に必要な住宅性能
気密性：室内の快適な空気を外へ逃がしにくい 断熱性：室内が外気の影響を受けにくい 耐震性：大きな揺れに耐え、構造を守る性能は雪の重量に耐えられる性能にもつながる 換気・空気清浄：窓を閉め切りがちな季節でも、きれいな空気の中で過ごせる

 

住宅性能に関してはハウスメーカーごとに方針が違うため、気になるハウスメーカーのホームページ等をチェックしてください。

また2025年より省エネ住宅が義務化されるため（予定）、現時点から高い省エネ意識を持って家づくりをしているかどうかも、チェックするといいですね♪

 

省エネ住宅義務化については、こちらの記事でわかりやすく解説しています。

＞「2025年からの省エネ住宅義務化」とは｜断熱等の義務化内容、影響をわかりやすく解説

 

• 気密性：測定値最高レベルの c値0.1（住宅全体の隙間が消しゴム1個分程度）
• 断熱性：省エネ等級6（省エネ住宅の基準は4以上で、最高ランクは7）
• 耐震性：耐震等級 最高ランクの3（神・淡路大震災相当の1.5倍でも倒壊しない程度）
• 換気・空気清浄：外気に含まれる花粉・PM2.5などの侵入をカットする機能を持つ機器を標準装備

 

ぜひ気になるハウスメーカーを複数社ピックアップし、「標準仕様の性能と価格のバランス」を比較して、ハウスメーカー選びの参考にしてください。

 

福井で性能・価格・デザイン性のバランスがいいハウスメーカーをお探しの方は、ノークホームズにお問い合わせください！

地元密着型・自社一貫施工で磨いてきた技術力で、快適＆おしゃれな雪国の家づくりをいたします。

 

まとめ

雪国ならではの家づくりについて、プランを組み立てる際に知っておいていただきたい情報を紹介してきました。

コラムのポイントまとめ
雪国の家ならではの、積雪に対する対策を万全にしながら、さまざまなデザインのおしゃれな家づくりが可能。 雪国の家の屋根は3種類あり、それぞれ設計時に工夫が必要。 雪国の家の間取りは、冬の生活を具体的にイメージして作成するのがおすすめ。 雪国で家を新築するなら、冬でも室内の快適な環境を維持できるレベルの性能にするのがおすすめ。

 

雪国ならではの家のつくりかたがあるため、今回紹介した情報をマイホームプランの参考にしていただけると幸いです。

雪国での家づくりに精通したハウスメーカーを選び、快適でおしゃれなマイホームを完成させてください♪