家を現金一括で買う場合も減税制度あり|現金一括のメリット・デメリット、支払い方法、確定申告など解説

家を現金一括で買う場合も減税制度あり|現金一括のメリット・デメリット、支払い方法、確定申告など解説|福井・石川|ノークホームズ

家を買うにあたり、「現金一括と住宅ローンどっちのほうがお得か知りたい」という方も多いと思います。

家を現金一括で買う場合も減税制度(住宅ローン減税)の適用があるため、「金利負担の軽減」「現金支出によるメリット・デメリット」などのバランスを考慮して判断したいですよね。

そこで今回は持ち家率全国トップクラスの福井・石川多くの家づくりをサポートしてきた工務店『ノークホームズ』が、家を現一括で買うかどうかを判断する際に役立つ情報を、わかりやすく解説します。

 

家を現金一括で買う場合も減税制度あり

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まずは、家を現金一括で買う場合と住宅ローンで買う場合の減税制度の違いについて確認しましょう。

 

家を現金一括で買う場合の減税制度|所得税

購入する住宅が、以下の認定住宅(省エネ性能の高い住宅)の場合、住宅ローンの有無に関係なく「認定住宅等新築等特別税額控除(投資型減税)」という所得税の減税制度の適用を受けられます

  • 認定長期優良住宅
  • 認定低炭素住宅
  • ZEH水準の省エネ住宅 など

減税制度の概要は以下のとおりで、最大65万円を、1年間に支払った所得税額から差し引くことができます。(差し引く額が65万円に達しない場合は、次の年の所得税から差し引くことができます)

居住年 対象費用限度額 控除率
2014年4月1日から2025年12月31日 650万円 10%

※減税制度の適用を受けるには詳細な条件があるため、確認が必要です。

なお、認定住宅等新築等特別税額控除(投資型減税)は2024年度に以下3点が変更となっているため確認しておきましょう。

・適用期間が延長(令和7年12月31日まで)
・所得条件が合計所得金額2,000万円以下に変更(以前は3,000万円以下)
・リフォームに対する投資型減税は廃止

こちらの記事で、長期優良住宅に関する減税制度などを確認できます。
>【2024年度】長期優良住宅に関する7つの減税・優遇制度|メリットや申請の流れも

 

家を住宅ローンで買う場合の減税制度|所得税

住宅ローンを利用して家を買う場合、「住宅借入金等特別控除」という所得税の減税制度の適用を受けられます

住宅借入金等特別控除は、「住宅ローン減税」「住宅ローン控除」とも呼ばれ、住宅ローンを利用して住宅を購入・増改築した際に、規定の年数内で所得税額から一定額を控除できる制度です。

住宅借入金等特別控除の主な適用要件は以下の通りです。

  • 住宅の新築などの日から6か月以内に入居し、その年の12月31日まで居住している
  • 控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下
  • 住宅の床面積が50㎡以上で、床面積の2分の1以上が自己の居住用であること
  • 住宅ローンの期間が10年以上 など

※上記は新築の場合であり、中古住宅の場合は別途で適用条件があります。

所得税の減税制度についての不明点については、お住まいの地域を管轄する税務署に問い合わせ・相談してください。

 

家を現金一括・住宅ローンどちらで買っても活用できる所得税以外の減税制度

家を買うと、上記で紹介した所得税以外の減税制度も受けられます。

所得税以外の減税制度と問い合わせ先を一覧にまとめたので、問い合わせの際の参考にしていただけると幸いです。

減税制度 問い合わせ先
不動産取得税の軽減制度 不動産の所在地を所管する県税事務所
登録免許税の軽減制度 法務局
印紙税の軽減制度 国税庁
固定資産税・都市計画税の軽減制度 各自治体

 

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家を現金一括で買うメリット・デメリット

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家を現金一括払いで買うことのメリットとデメリットを紹介します。

住宅ローンで家を買う場合との違いを比較しながら、資金計画にお役立てください。

 

家を現金一括で買うメリット

家を現金一括で買うメリットは以下の通りです。

・住宅ローン利用時に発生する、金利・融資手数料などの諸経費※を支払う必要がない
・手続きの工程が少ないため入居までが早い(建売住宅の場合、早ければ売買契約から1週間ほどで入居可能なケースもある)
・住宅ローンを利用していないため、他の融資を利用しやすくなる
・長期に渡る住宅ローン返済が必要ないことで、精神的な負担を軽減できる

 

※諸費用の主な内容を、のちほど「住宅ローンを利用して家を買う場合の金利・手数料等の額を知りたい」で紹介します。

 

家を現金一括で買うデメリット

家を現金一括で買うデメリットは以下の通りです。

・手持ちの資金が大きく減少する
・税務調査の対象となるケースがある
・火災保険への加入が任意となるため、必要に応じて忘れずに手続きする必要がある

 

家を現金一括で買うかどうかの最適な判断は、ご家族の価値観・ライフスタイルなどによって変わります。

家を買ってからの生活を長期的に考慮して、無理のない資金計画をたてることをおすすめします。

家を現金一括で買う場合の支払い方法

家を現金一括で買う場合も減税制度あり|福井・石川の注文住宅実例|ノークホームズ

家を現金一括で買う場合の支払い方法は銀行振込が一般的で、「現金一括」と言っても実際には複数回に分けて支払いを実行することになります

 

建売住宅・マンションのように、完成した家を土地込みで買う場合は、2〜3回に分けて支払いを実行ます。

建売住宅・マンションのような家 支払いの流れ
物件購入の申し込みをして、「申込証拠金」を支払う

売買契約時に「手付金」を支払う

引き渡し時に残金を支払う

 

注文住宅の場合は、以下の流れで5回以上に分けて支払いを実行することになります。

注文住宅 支払いの流れ

土地取得の流れに応じて、「申込証拠金」「手付金」「土地代金」を支払う

家を建築する施工業者との契約時に「手付金」を支払う

工事の進捗に応じて「着工金」「中間金」を支払う

家の完成時に残金を支払う

 

注文住宅完成までの詳細な流れを、こちらの記事で確認できます。
>注文住宅完成までの流れ(土地なし・土地あり)一覧|期間、頭金あり・なしの違い、費用内訳も紹介

 

また、上記のほかに「契約書に貼付する印紙税」「司法書士等に支払う登記費用」などの諸費用も発生するため、その都度支払いが発生することも念頭に置いておきましょう。

家を現金一括で買う場合の確定申告

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家を現金一括で買う場合の確定申告について、以下項目で解説します。

・所得税の確定申告
・家を現金一括で買う資金を相続によって取得する場合の確定申告
・家を現金一括で買う資金を贈与によって取得する場合の確定申告

 

※2024年時点の情報です。所得税等の税制は毎年改正されるため、家を買う時点での税制内容を確認してください。

所得税の確定申告

家を現金一括で購入して「認定住宅等新築等特別税額控除(投資型減税)」を利用する場合、確定申告が必要です

また、確定申告の際には認定住宅であることの証明書類が必要で、証明書類は販売業者・施工業者の協力を得て取得する必要があります。

そのため、家を現金一括で買うことを決めたら、早い段階で家の販売業者・施工業者に減税制度を利用することを伝えてください。

 

家を現金一括で買う資金を相続によって取得する場合の確定申告

相家を現金一括で買う資金を相続によって取得する場合、相続時に相続税を申告して納税し、家を買う際には「認定住宅等新築等特別税額控除(投資型減税)」を利用する場合に確定申告が必要です

 

家を現金一括で買う資金を贈与によって取得する場合の確定申告

家を現金一括で買う資金を贈与によって取得する場合、確定申告時に贈与税の申告が必要です

  • 直系尊属(父母・祖父母など)からの贈与:非課税枠(省エネ住宅:1000万円以内、省エネ住宅以外:500万円以内)を超える贈与額に対して贈与税が発生
  • 直系尊属以外からの贈与:非課税枠(年間110万円以内)を超える贈与額に対して贈与税が発生

ちなみに、贈与額が非課税枠に収まる場合、贈与税の申告が不要です。

また「直系尊属(父母・祖父母など)から家を買う資金の贈与を受ける場合に、非課税枠が増額される」という点については、以下のような適用条件もあるため、制度内容を確認しましょう。

  • 年齢:贈与を受けた年の1月1日時点で18歳以上
  • 所得額:贈与を受けた年の所得金額が2,000万円以下 など

〈参考〉国税庁>トップページの検索窓に「直系尊属からの住宅取得等資金の贈与」と入力して検索

 

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家を現金一括で買うQ&A

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最後に、家を現金一括で買うことについて疑問をお持ちの方から、ノークホームズがよくいただく質問・回答を紹介します。

 

家を住宅ローンなしで家を買う人の割合を知りたい

国土交通省が毎年実施している「住宅動向市場調査」によると、住宅ローンなしで家を買う人の割合は以下のとおりです。

  • 注文住宅:12.6%
  • 建て替え:44.9%
  • 分譲戸建て住宅(建売住宅など):10.5%
  • 分譲集合受託(マンションなど):23.4%

〈参考〉国土交通省『~令和5年度住宅市場動向調査の結果をとりまとめ~』>令和5年度住宅市場動向調査_報告書

 

住宅ローンを利用して家を買う場合の金利・諸費用の額を知りたい

住宅ローンを利用して家を買う場合の金利の目安は、以下のとおりです。

  • 固定金利:1.5%前後〜(全期間固定以外の場合は、変動する可能性がある)
  • 変動金利:1%以下が一般的(変動する可能性がある)

諸費用(家本体を買う費用以外の費用)は、総予算額の8〜15%が目安です

 

こちらの記事で、平均的なマイホームのローン支払い額を確認できます。
>マイホームのローンはみんな月々平均いくら払っているのか|借入総額・頭金・返済負担率などの平均も紹介

 

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まとめ

家を現金一括で買う際に利用できる減税制度、メリット・デメリット、確定申告などついて、解説してきました。

減税制度を利用することは、家を現金一括で買う際の大きなメリットとなりますが、手持ち資金が減少するなどのデメリットもあります。

今回紹介した情報を、理想のマイホームを手に入れる際の資金計画の参考にしていただけると幸いです。

著者情報

NORQ HOMES ノークホームズ編集部

NORQ HOMES ノークホームズ編集部

福井の高性能注文住宅を建てる工務店ノークホームズが、
家づくりに役立つ情報を発信しています。

登録・免許
【設 計】 福井県知事 第ろ-1394号
【建 設】 福井県知事 (般-1)10791号
【不動産】 福井県知事 (1)第1704号

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