戸建て住宅の電気代の平均はいくら?電気代の節約につながる3つの方法
戸建て住宅はマンションと比較して電気代が高くなりやすい傾向があるため、戸建て住宅の新築を検討している方の中には「電気代は毎月発生するので、前もって平均額を把握しておきたい」とお考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、電気代を抑えながら1年を通して快適に暮らせる住宅性能にこだわりを持つ福井・石川の工務店「ノークホームズ」が、戸建て住宅の平均的な電気代や電気代を節約する方法を詳しく解説します。
目次
戸建て住宅の電気代の平均はいくら?
戸建て住宅の月々の平均電気代は、以下のとおりです。
世帯人数 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
1人世帯 | 6,500〜10,500円 | 5,500〜8,000円 |
2人世帯 | 9,500〜16,000円 | 7,500〜12,000円 |
3人世帯 | 11,000〜18,500円 | 9,000〜14,000円 |
4人世帯 | 12,000〜21,500円 | 9,500〜13,000円 |
平均電気代は世帯人数と月によって異なるものの、いずれの世帯・いずれの時期においても、マンションより戸建ての電気代の方が高いることがわかります。
戸建て住宅の電気代が高くなる4つの理由
戸建て住宅の電気代が高くなる主な理由は、以下の4点です。
- アンペア数が高く基本料金が高い
- 面積が広く部屋数が多い
- マンションに比べて気密性が低い
- 電気代の高騰
基本料金が高い契約になっている
電気代の基本料金はアンペア数によって異なりますが、アンペア数が大きくなるほど基本料金も高くなります。
10アンペアのプラン・60アンペアのプランを比較すると、基本料金に1,000円以上の差が出ることも珍しくありません。
戸建て住宅は、部屋数が多く、一度に消費する電力が多くなりがちです。
そのため、快適に暮らすにはアンペア数の大きなプランを選ぶ必要がありますが、アンペア数の大きなプランを選ぶと基本料金が高くなるため、月々の電気代も高くなる傾向があります。
面積が広く部屋数が多い
戸建て住宅はマンションと比較して延床面積が広い・部屋数が多い傾向があます。
そのため、「使用する家電製品が多い」「容量の大きい家電製品が必要」といった生活になりやすく、電気代が高くなる傾向があります。
断熱性・気密性が低い
戸建て住宅の住宅性能は1軒ごとに違い、断熱性・気密性が低い場合は「夏暑く・冬寒い住宅環境」になりやすいため、1年を通して冷暖房をフル稼働させることで電気代が高くなるケースがあります。
- 断熱性とは:冬に暖房で暖めた室内の空気が屋外に逃げづらく、夏に日射熱の影響で室内が高温になるのを防ぐ性能
- 気密性とは:住宅のすき間を小さくして、室内の空気・外気が自由に出入りできないようにする性能
また、築年数の古い住宅は断熱性・気密性を考慮せず建築された場合もあります。
現在お住まいの住宅・購入検討中の中古住宅の住宅性能については、リフォーム業者等に建物診断を依頼し、現状を把握したうえでリフォーム等の対策を検討することをおすすめします。
ノークホームズは、新築、リフォーム・リノベーションどちらにも対応している工務店です。
福井・石川で1年を通して快適に暮らせる住宅づくりをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
電気代の高騰
家庭向けに供給される電気の平均単価は、2021年の5月以降上がり続けています。
政府の電気代に対する補助などによって一時的に電気代が下がる・上昇幅が抑えられることもありましたが、ここ3年で以下のように上昇しています。
- 2021年5月時点:20.7円(1kwhあたり)
- 2024年5月時点:27.6円(1kwhあたり)
電気代が上がり続けている主な原因は、以下の3点です。
- 天然ガスと石炭の価格が高騰している
- 国内で生産される電力の量が不足している
- 再エネ賦課金の価格が値上がりしている
戸建て住宅の電気代を節約する方法
戸建て住宅の電気代は、以下の方法を実践することで節約できます。
- 省エネ性能の高い家電製品を使用
- 最適な電気代のプランを検討
- 住宅の断熱性・気密性を高める
省エネ性能の高い家電製品に買い替える
最近の家電製品は、ひと昔前の製品に比べて省エネ性能が大きく向上しているため、戸建て住宅を新築する場合は、省エネ性能にこだわって家電製品を選びましょう。
電気代の影響を感じやすい家電製品は以下のとおりで、例えば10年前の家電製品と比較すると、大きく省エネ性能が向上していることがわかります。
- エアコン:約15%の省エネ
- 冷蔵庫:約28〜35&の省エネ
- 照明:約86%の省エネ
また、現在お住まいの住宅・購入検討中の中古住宅で使用されている家電製品を新しい製品に買い替えることで、電気代を節約できる可能性があります。
最適な電気代のプランを検討
最適な電気代のプランを検討する際のポイントは、以下のとおりです。
- 契約アンペア数を検討(例:戸建て住宅・世帯人数4人の場合、40〜50アンペアが最適なケースが多い)
- ライフスタイルに合う、お得な電気代プランを提供している電力会社を選ぶ(例:電気代・電話代のセット割引がある、ポイント還元があるなど)
- ライフスタイルに合う電気代プランを検討
ただし、アンペア数が少なすぎる場合はブレーカーが落ちやすく快適に生活できないため、戸建て住宅に住み始めてから、生活する中で最適なアンペア数を意識することも大切です。
また、新電力会社を選ぶ場合は「燃料費高騰の影響を受けやすい」といった事情もあるため、新電力会社のメリット・デメリット、注意点をよく理解した上で電力会社を検討しましょう。
住宅の断熱性・気密性を高める
断熱性・気密性の高い住宅は1年を通して快適な温度を保ちやすいため、冷暖房効率が良くなり、電気代を抑えることにつながります。
断熱性の高い戸建て住宅でエアコンを稼働させない場合の夏・冬の室温を、こちらの記事で確認できます。
>高気密高断熱の住宅の朝の室温は夏26度・冬10度〜が目安|エアコン無しでも過ごせるのか、夜の温度低下も解説
ただし戸建て住宅の新築を依頼する施工業者によって標準仕様の断熱性・気密性が違うため、断熱性・気密性を高めるために新築費用が高額になるケースがあります。
そのため、標準仕様で断熱性・気密性の高い戸建て住宅を建築している施工業者を選ぶことが大切です。
福井・石川で断熱性の高い戸建て住宅をご希望の方は、ノークホームズへお問い合わせください。
ノークホームズは、標準仕様で断熱等級7を提供している工務店です。
省エネ性能の高いZEHという選択肢もある
電気代は今後も高騰していく可能性があるため、断熱性能の高い戸建て住宅を検討する場合は、ZEH性能以上を目指す選択肢があります。
【ZEHとは】
ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、消費するエネルギー・創り出すエネルギーのバランスが1年を通して概ねゼロになる住宅です。
主に「高い断熱性を確保する設計・施工の実施」「省エネ性能の高い住宅設備を使用」という2つの方法で、省エネルギーで暮らせる住宅を建築します。
また、ZEH性能以上の戸建て住宅は新築の際に「補助金の申請」「税の優遇制度利用」も可能です。
ZEH性能以上の戸建て住宅の性能・補助金などについて、こちらの記事で確認できます。
>ZEH水準・ZEH・省エネ住宅の違いや条件|ZEHのメリット・デメリット、補助金などの優遇を簡単解説
1年を通して電気代を抑えながら快適に暮らせる戸建て住宅をご希望の方は、福井・石川のノークホームズはにお問い合わせください。
ZEH性能以上の性能を持つ長期優良住宅を、標準仕様で提供している工務店です。
まとめ
戸建て住宅の平均的な電気代、電気代が高くなる理由、や電気代を節約する方法などを詳しく解説してきました。
戸建て住宅の月々の電気代は、家電製品の買い替えや契約プランの見直しで安く抑えられます。
また、高い断熱性能を持つZEH性能以上の住宅づくりを目指すという選択肢もあるので、今回の情報を電気代を抑えながら快適に暮らせるマイホームづくりの参考にしていただけると幸いです。