【新築でやっておけばよかったこと22選】後悔しない注文住宅の家づくりチェックリスト
「新築の家を注文住宅で建てたばかりなのに、〇〇しておけばよかった…」
新築住宅は、ご家族にとって大切な住まいであり、一生に一度の大きな買い物のはずです。
しかし、実際には「こうしておけばよかった」と感じる方も少なくありません。
新築注文住宅で後悔しやすいポイントとしては、収納スペースの不足、水回りの使いにくさ、ライフスタイルに合わない間取りなど、共通する課題がいくつか挙げられます。
また、近年では光熱費の上昇の影響もあり、高断熱・高気密の住宅性能が求められており、さらに地震に備えた耐震性の重要性も高まっています。
そこで今回は、世界基準の高性能な注文住宅を優れたデザインで提供する福井・石川の工務店「ノークホームズ」が、新築住宅におけるよくある後悔のポイントと、その具体的な解決策をご紹介します。
コラムのポイント |
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目次
なぜ新築注文住宅で「やっておけばよかった」と後悔が起きるのか
「せっかく新築を注文住宅で建てたのに、こんなはずじゃなかった…」
住み始めてから気づく“後悔ポイント”は意外と多いものです。よくあるのが、以下のようなケースです。
- 収納が足りないからモノがあふれて片付かない
- 断熱・気密対策が不十分だったから冬は寒く、夏は暑い
- 家事動線が悪いから毎日の動きがストレスに感じてしまう
- 省エネ性能をそこまで重視していなかったから、光熱費が高い
こうした後悔を防ぐために、「間取り」「設備」「外構」「お金」「ハウスメーカー・工務店選び」の5の視点から具体的なポイントを紹介します。ぜひマイホーム計画の参考にしていただき、理想の住まいづくりにお役立てください。
福井・石川で、後悔のない新築注文住宅をご検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。、
※建築予定地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。
新築注文住宅でやっておけばよかった間取り<7つのポイント>
新築注文住宅を建てる際、何度も考え、悩むのは間取りです。毎日の生活動線から、家族の将来まで、様々な要素を考慮する必要があります。
やっておけばよかったと後悔しがちな間取りのケースについて、具体的にご紹介します。
収納スペースをしっかり確保しておけばよかった
「引っ越してきたばかりなのに、もう収納が足りない…」
「子どもが成長するにつれて、荷物が増え続ける…」
新築後に「収納スペースが足りなかった」と後悔する人は少なくありません。
特に共働き世帯や子育て世帯では、年々増える荷物に対応できるかどうかが重要なポイントです。
【後悔しないための収納計画一例】
- 個人の大切なものを収納できるウォークインクローゼットを各部屋に設置
- 1箇所に収納をまとめるファミリークローゼット
- キッチンには食材・調理器具を収納するパントリー
- 階段下や小屋裏などデッドスペースを有効活用するのも忘れずに
- 将来のライフスタイルの変化に柔軟に対応できる可動式収納システム
- コートや靴、ベビーカーなどをすっきり収納できる玄関収納
- 生活感を抑えつつ、使いやすさも確保した「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける
一方で、「収納を作りすぎて余ってしまった」「もっと居住スペースを広くできたのに」と後悔するケースもあります。
収納計画を立てる際は、現在の荷物量だけでなく将来的に1~2割増えることを想定し、バランスよく配置することがおすすめです。
リビングを中心に家族の動線と空間の使い方を考えておけばよかった
「キッチンから子どもの様子が見えず、不安…」
「洗濯物を干すまでの移動が長く、家事が大変…」
「リビングが狭くて、家族がゆっくりくつろげない…」
こうした生活動線の設計ミスは、毎日の暮らしの快適さに大きく影響します。
特に子育て中の家庭では、家事の効率化と安全性を両立させることが重要です。
【後悔しないためのリビング中心の動線・空間設計一例】
- 料理をしながら子どもの様子を確認できて安心できるキッチンからリビング・ダイニングが見える間取り
- 洗濯→干す→収納の動線を短くできるランドリールーム
- 家具配置、キッズスペースやワークスペースを考慮した広めのリビング
- 買い物後の収納をスムーズににできる玄関から直行動線のパントリーやクローゼット
- 仕切れるリビングや可動式収納で柔軟に対応できる可変性のある間取り
動線計画を誤ると、日々の暮らしにストレスが生じるだけでなく、家事負担も増えてしまいます。
ご家族の生活パターンを想定し、無駄な移動を減らせる間取りを意識することがポイントです。
部屋の数をもっと考えておけばよかった
「子ども部屋が足りない」
「在宅ワーク用のスペースがない」
といった後悔を避けるためには、現在の家族構成だけでなく、将来的な変化を想定することがポイントです。
【後悔しないための部屋づくり】
- 可変性のある間取り(将来的に仕切れる・一体化できる部屋)を採用
- お子様の成長や独立後の活用方法を考慮した部屋数の設計
- 夫婦それぞれのプライベート空間の確保
将来的な変化をあらかじめ考えることは難しいですが、ご家族全員分のプライベートスペースを準備しておくとことがおすすめです。
音の響きをもっと考えておけばよかった
「リビングの音が2階に響きすぎる」
「子どもの足音が気になる」
「外の車の音が気になる」
など、ブログ等では音に関する後悔が意外と多いようです。
【後悔しないための音対策】
- 水回りの配置を工夫する(寝室の隣にトイレを設けない、洗濯機の音を考慮)
- 寝室やワークスペースを静かな位置に配置する(道路沿いを避ける、リビングから離す)
- 吸音材や防音仕様の建材を活用する(床の遮音シート、壁の吸音ボードなど)
ご家族が快適に過ごすために、防音対策やを音の伝わりを考慮した間取りをおすすめします。
経年変化を考えておけばよかった
「フローリングの傷や汚れが目立つ」
「無垢材の色が変わった」
「壁紙の色が黄ばんだ」
といった経年変化があります。
【後悔しないために経年変化を見据える】
- メンテナンスが必要な素材を選ぶ場合は、手入れ方法を把握しておく
- 将来的な張り替えや補修がしやすい設計にする(部分張り替えが可能なフローリングなど)
- 汚れやすい場所にはメンテナンス性の高い素材を採用(玄関やキッチンの床は耐水性・耐久性を重視)
経年変化は、お住まいの歴史となるものです。
すべてのものが新築同様の状態に保つことは難しくても、味わいとして楽しむことを想定しておくことで、より愛着のある住まいになります。
家族の意見をもっと聞いておけばよかった
「夫婦で意見が食い違った」
「お子様やご両親の意見を取り入れておけばよかった」
といった後悔を抱いてしまうことも少なくありません。
それぞれ納得がいかない部分があると、ずっと引きずってしまうため、事前にしっかり話し合うことがポイントです。
【お互いに納得できるための話し合いのポイント】
- ご家族全員で理想の暮らしについて話し合う場を設ける
- ライフスタイルや優先順位をリストアップし、共有する
- モデルハウスや完成見学会をご家族是全員で見学し、具体的なイメージを持つ
個人の好みは千差万別です。お子様の希望でも否定することなく、何か一つは意見を取り入れると、ご家族全員が快適に過ごせます。
ライフスタイル・ライフステージの変化を考えておけばよかった
「将来、親と同居することになった」
「子どもが独立した後の使い方を考えていなかった」
など、長い目で見た設計ができていないと、住みにくさを感じることがあります。
【ライフスタイル・ライフステージの変化を考えた間取りポイント】
- 将来的なリフォームを視野に入れた可変性のある間取りを採用する
- 介護やお子様の独立後も活用できるフリースペースを確保する
- バリアフリー対応を前提にした設計を取り入れる(段差を減らす、廊下を広くする)
ライフスタイルは年月とともに変化します。現在の暮らしだけでなく、将来の変化を見越して設計することで、長く快適に住み続けられます。
バリアフリー設計を考えておけばよかった
「将来の介護を考えると、廊下が狭すぎた…」
「玄関の段差が高く、高齢の親が来た時に苦労していて申し訳ない…」
「年を重ねてからの浴室とトイレの配置を考えていなかった…」
住まいは年齢を重ねても快適に暮らせる場所であるべきです。
しかし、将来の変化を見越さずに設計すると、住みづらさを感じる場面が増える可能性があります。
特に高齢者の生活を想定し、適切なバリアフリー設計を取り入れることが重要です。
また、バリアフリーは高齢者だけでなく、小さなお子様にもメリットが大きいため、ご家族全員が安心して暮らせる住まいづくりを意識しましょう。
【後悔しないためのバリアフリー設計】
- 廊下や出入り口の幅を車椅子やベビーカーでもスムーズに移動可能な広め(1m以上)にする
- つまずき防止になり、小さな子どもにも優しくするため床の段差を極力なくす
- 高齢者や子どもでも安心して昇降できるように玄関の段差を低めにし、手すりを設置する
- 夜間の移動負担を軽減し、安全性を確保するため浴室とトイレは寝室の近くに配置する
- 将来の手すり設置を考慮し、下地補強をしておく
【2階建て住宅で考慮すべきバリアフリー設計】
バリアフリーなら平屋をイメージする方も多いですが、2階建建てでもできることがあります。
- 将来的に1階だけで生活できるようにするため主寝室を1階に配置する
- お子様や高齢者でも上り下りが楽にできるように階段の幅を広め(1m以上)にし、勾配を緩やかにする
- 夜間や将来の生活負担を軽減するため2階にもトイレを設置する
- 階段に限らず廊下にも手すりをつけられる設計を意識する
2階建て住宅でも、将来の変化に備えた設計をしておくことで、身体への影響やバリアフリーリフォームの負担を軽減できます。
特に、1階に生活の中心を集約しておくと、いずれは1階のみで生活できる間取りとしても活用可能です。
バリアフリーは 事前に備えることで、長く快適に暮らせる住まいにつながります。
今の暮らしだけでなく、将来のライフスタイルの変化も見据えて設計しましょう。
新築注文住宅でやっておけばよかった性能・設備<7つのポイント>
住まいの快適性は、性能と設備選びによって大きく変わります。特に、適切な設備を選ぶことで、省エネと快適性を両立できます。
しかし、「費用を抑えた結果、不便さを感じる」「後から導入しようとしたら想定以上にコストがかかった」といった後悔を抱いてしまうこともあるかもしれません。
特に住まいの性能の高さや設備選びは予算との兼ね合いも重要です。
将来的なメンテナンスやランニングコストも考慮し、新築時に導入しておくべき設備を見極めることがポイントです。
断熱・気密性能が高い住まいにしておけばよかった
「冬は寒くて光熱費が予想以上にかかる」
「結露がひどく、カビの発生が心配」
「エアコンの効きが悪く、冷暖房費が高額になっている」
住まいの基本性能である 断熱・気密性能は、快適な室内環境を維持するだけでなく、光熱費の削減や住宅の耐久性にも大きく影響します。
新築時にしっかり対策をしないと、「もっと性能を上げておけばよかった」と後悔することが少なくありません。
【解決策】
- 断熱材の性能、断熱方法を確認する
- 窓の断熱性能を高くする(樹脂サッシ・トリプルガラスを採用)
- 気密施工を徹底し、すき間風や熱損失を防ぐ(C値0.5以下)
ノークホームズでは、断熱等級7、C値0.1といった国内最高レベル・世界基準の住宅性能を標準仕様としています。
福井・石川で、高断熱・高気密な新築住宅をご検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。
実際に、高断熱・高気密の家に住まれた方の体験談を取りまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。
>【高気密高断熱の家に住んでみて】実例・体験談でわかる失敗しない業者選びと注意点
耐震・耐久性能を高くしておけばよかった
「地震のたびに揺れが大きくて怖い」
「住んで間もないのに、ひび割れや建具のズレが発生してしまった」
「耐震等級を上げておけばよかった」
住まいの耐震・耐久性能は、長く安心して住むための基本です。
後から補強するのはコストがかかるため、新築時にしっかり対策を講じることが重要です。
【解決策】
- 耐震等級3を取得する(地震に強い家づくり)
- 制震ダンパーや免震構造を取り入れる(揺れの影響を軽減)
- 耐久性の高い構造材や接合部の補強を行う
- 構造計算をしてもらう
- 地盤調査をしっかり行い、適切な基礎工事をする
- 家具の転倒防止対策や造作家具も合わせて検討する
ノークホームズでは、耐震等級3、揺れを軽減する制震ダンパー、構造計算、基礎工事など標準仕様で地震に強い家をご提供しています。
>耐震住宅とは|メリット・デメリット・特徴・耐震等級について解説
デザインではなく機能を重要視しておけばよかった
「掃除やメンテナンスのしやすさを考えればよかった」
「収納や動線をもっと工夫すればよかった」
おしゃれなデザインにこだわるあまり、実際の使いやすさやメンテナンス性を後回しにしてしまうケースは少なくありません。
【解決策】
- 耐久性やメンテナンス性を重視する(汚れにくい素材・傷がつきにくい床材などを選ぶ)
- 使い勝手を考えた収納計画をたてる(家族構成や生活動線に合わせた収納配置)
- 掃除の手間を減らす設計にする(凹凸の少ない壁や床、排水口の形状を工夫する)
デザインは、心を豊かにしますが、日々の暮らしの快適さは、機能性が欠かせまん。
見た目の美しさと機能性をバランスよく考えることで、長く快適に暮らせる住まいを実現できます。
スマートホーム・IoTを取り入れておけばよかった
「家を建てた後にIoT機器を導入しようとしたら、配線が足りなかった」
「スマートスピーカーや遠隔操作ができる家電を考慮しておけばよかった」
「外出先からエアコンや照明を操作できると便利だったのに…」
家づくりの段階でIoTを考慮しておくことで、利便性が大きく向上します。
【解決策】
- 将来的にIoT化しやすい配線計画をたてる(コンセントの増設やLAN配線の確保)
- スマート家電との連携を考慮する(対応機器を事前にチェックし、統一感を持たせる)
- 防犯や省エネの観点も考える(遠隔操作でセキュリティを強化、電力の無駄を削減)
特に照明やエアコン、玄関の施錠などをスマート化すると、日々の暮らしがより快適になります。
太陽光パネルを設置しておけばよかった
電気代の高騰や停電時の備えとして、後から「つけておけばよかった」と後悔することが多い設備の一つです。
【導入すべきか検討すべきポイント】
- 初期投資とランニングコストを比較する
- 設置のメリットを確認する
- 蓄電池とセットで導入し、非常時にも備えるか検討する
- 設置スペースや屋根の向きを考慮する(立地によっては不向きな場合もある)
長期的なコスト削減や災害対策を考慮し、早めに検討するのが理想的です。
キッチンや洗面所など水回り設備関連でやっておけばよかった
「洗い物が毎日大変、時間がない」
「雨の日だけでも室内に洗濯物が干したい」
「朝の洗面が混雑したり順番待ちが発生したりして身支度に時間がかかる」
キッチン・洗面・浴室などの水回りは、毎日の家事効率と快適性に直結する重要な空間です。
新築時にしっかり計画しないと、「もっと広くしておけばよかった」「設備を選び直したい」といった後悔につながります。
【解決策】
- ビルトイン食洗機・浄水器を装備する
- 小さなお子様にも、感染症対策にも効果的なタッチレス水栓の採用
- 室内干しを想定した広さや物干しなど設備を整えておく
- 身支度の混雑を避けられる二人以上で同時に使える洗面台を選ぶ、もしくは2台の洗面台を設ける
特に共働きや子育て世帯では、家事の時短や効率化が重要です。
後悔しないためにも、将来のライフスタイルも見据えた水回り計画を考えましょう。
トイレのグレードや設置数をもっと考えておけばよかった
「来客時にトイレが混雑する」
「2階にトイレがなく不便」
など、住んでから不便を感じやすい設備の一つがトイレです。
【解決策】
- ご家族の人数に応じた設置数を検討する(2階建てなら2階にもトイレを設置)
- 節水・お手入れのしやすい高機能トイレを選ぶ
- トイレの配置を考慮し、生活動線をスムーズにする
家族構成やライフスタイルに合わせて、設置場所やグレードを慎重に検討しましょう。
新築注文住宅でやっておけばよかった外構・設備<3つのポイント>
外構や外に置く設備は、家の見た目だけでなく、快適性や防犯性にも大きく影響します。
住んでから後悔しないために、周囲の環境や使い勝手を考慮しながら計画することがポイントです。
周囲の家・道路との距離をもっと慎重に考えておけばよかった
「隣家との距離が近く、プライバシーが気になる」
「道路からリビングが丸見え」
など、建築後に後悔するのは避けたいですよね。
【解決策】
- 窓の位置や向きを工夫し、視線が気にならない設計にする
- 植栽やフェンスを活用し、プライバシーを確保する
- 駐車スペースの配置を工夫し、出入りのしやすさを考慮する
完成イメージ図だけではなく、隣の家や周囲との距離や目線を意識した配置計画となっているかなど敷地環境をしっかり確認することが重要です。
物置・宅配ボックスの位置をもっと考えておけばよかった
「収納スペースが足りず、外に物置を追加したいけどスペースがない」
「宅配ボックスを設置しなかったせいで、不在時の荷物受け取りが不便」
など、外構設備の計画不足が原因になるケースもあります。
【解決策】
- 将来的に物置を設置する可能性を考え、スペースを確保する
- 宅配ボックスを設置し、不在時の荷物受け取りがスムーズになることも検討する
日々の生活を想定し、外構にも利便性を考慮した設備を計画しておくことで、暮らしやすさが大きく変わります。
防犯・セキュリティ対策をしっかりやっておけばよかった
「留守中の管理が不安」
「防犯カメラの配線を考えていなかった」
「インターホンの位置が使いづらい」
共働き世帯の増加により、留守中の防犯対策はますます重要になっています。
【解決策】
- カメラ付きインターホンを設置し、来訪者をしっかり確認する
- 玄関や駐車場にセンサーライトを配置し、不審者の侵入を抑制する
- 防犯ガラスを採用し、窓からの侵入リスクを低減させる
- 玄関ドアや窓に複数の施錠システムを導入し、安全性を強化する
- 外構は死角を減らし、防犯カメラを設置しやすい設計にする
防犯対策は 「侵入されにくい家」をつくることが重要です。
住んでから後悔しないよう、防犯設備と外構デザインをセットで考えることをおすすめします。
設備選びは、長期的な視点での投資判断が重要です。
初期費用だけでなく、ランニングコストや将来的なメンテナンス性も考慮に入れた選択をしましょう。
新築注文住宅でやっておけばよかったお金のこと<3つのポイント>
理想の住まいを実現するには、堅実な資金計画が不可欠です。
「思った以上に建築費がかかった」 など様々なお金に関する後悔も声も少なくありません。
事前にしっかりと資金計画を立てることで、無理のない家づくりが可能になります。
オプションを減らして建築費用を抑えておけばよかった
「必要な設備を増やしたら、想定以上に予算オーバーしてしまった」
「完成後に不要だったオプションに気づいた」
など、追加費用がかさんでしまうケースは少なくありません。
【解決策】
- 本当に必要なオプションを優先順位をつけて選ぶ
- 後から追加できる設備は最小限にしておく
- 標準仕様とオプションの違いを事前に確認する
オプションは「すべてつけたほうが便利」と考える方がいますが、後付けが可能なものも多いです。必要最低限に絞ることで、建築費用を抑えられます。
またハウスメーカーや工務店によって標準設備やオプション内容が異なるため、事前にしっかり確認し、予算内で可能なのか、総額を比較することがポイントです。
ローンの借入額や返済額をライフステージとあわせて考えておけばよかった
「将来の支出を考えずに借入額を決めたら、家計が苦しくなった」
「教育費や老後資金のことも考えればよかった」
など、ローン返済計画の甘さも後悔につながりやすいポイントです。
【解決策】
- ライフステージごとの支出(教育費・老後資金など)を考慮して借入額を決める
- 変動金利・固定金利の違いを理解し、ご自分に合ったローンを選択する
- 住宅ローン減税や補助金制度を活用し、負担を軽減させる
「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」を基準にすることが、長期的な家計の安定につながります。
親族の資金援助も相談しておけばよかった
「親からの援助を頼めばよかったのに、自分たちだけでなんとかしようとした」
「住宅資金の贈与制度を知らなかった」
など、資金計画の相談不足も後悔するケースもあります。
【解決策】
- 住宅取得資金贈与の非課税制度を活用し、税負担を軽減させる
- 親との話し合いを早めに行い、資金援助の可能性を確認する
- 援助を受ける場合は、お礼や将来の関係性にも配慮する
親族からの援助が可能であれば、ローン負担を減らしたり、よりよい設備を導入できたりするメリットがあります。
国税庁サイトで、税金に関するよくある質問などをチェックしてみるのもおすすめです。
なお、住宅取得資金贈与の非課税制度は、令和8年度までの適用であることや対象となる条件がありますので、ご注意ください。
参考:国税庁 タックスアンサー(よくある質問)>直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税
新築なのに住み心地がよくない…もっと慎重に選んでおけばよかったハウスメーカー・工務店<2つのポイント>
「新築なのに雨漏りが…」
「壁にヒビが…」
「他の工務店より建築費が高すぎたかも」
一生に一度の家づくりだからこそ、ハウスメーカー・工務店選びは慎重にしたいものです。
しかし、完成後に「もっと信頼できる工務店を選べばよかった」と後悔するケースも少なくないよいうです。
工務店選びは、家の寿命や住み心地に直結する重要なポイントです。
価格だけで決めるのではなく、施工品質やサポート体制も含めて慎重に選びましょう。
技術力・提案力のあるハウスメーカー・工務店に選んでおけばよかった
新築注文住宅で建てたにも関わらず、施工の質が低いと、雨漏りやひび割れといった深刻なトラブルにつながります。
自然災害の影響を受ける可能性もあるため、一概に判断はできませんが、施工後の保証期間内(一般的な期間:10年以内)に問題が起きると、その施工品質に疑問を持たざるを得ません。
【ハウスメーカー・工務店の技術力・提案力を見極めるポイント】
- 施工実績が豊富で、評判の良い工務店を選ぶ
- 保証内容を確認し、アフターフォローが充実しているかを見極める
- プランの見積もりを比較し、安すぎる、高すぎる部分がないか判断する
- 構造や素材の品質にこだわるハウスメーカー・工務店かどうか判断する
- 完成後の住み心地も考え、気密・断熱・防水対策がしっかりしているか確認する
技術力は、工務店やハウスメーカーの「標準仕様」と「実績」を確認すると比較しやすいでしょう。
お打ち合わせなどで、建築資材や設備、予算に合わせるため何を工夫しているのかを、カタログや資料をもとにしっかりと説明してくれているかで判断できます。
住宅展示場やモデルハウスだけでなく完成見学会にも参加すればよかった
住宅展示場やモデルハウスを訪れることは、新築住宅選びで後悔しないための重要なステップです。
さらに、完成見学会で工務店やハウスメーカーが建てた家を実際に目で見て触れることで、間取りやデザイン、使用されている素材や設備の質感など、カタログやインターネットでは伝わりにくい部分を確認できます。
施主の方の体験談として、家づくりのプロセスや入居後の感想を聞けるのも大きなメリットです
【訪問先のチェックポイント】
- 間取りやデザインの実際の広さを体感する
- 使用されている素材や設備を直接確認する
- ご家族のライフスタイルに合った設備や仕様を見つける
- 施主の方の意見や体験を参考にする
実際の住み心地や素材を体感することで、理想と現実のギャップを縮め、より自分たちのライフスタイルに合った家づくりが可能になります。
>ハウスメーカーは結局どこがいい?失敗しないハウスメーカー選び方のコツ
まとめ:やっておけばよかったと後悔しない住まいを
新築住宅でやっておけばよかったと後悔を避けるためには、①資金計画やプランニングの初期段階から信頼できる工務店・ハウスメーカーと相談しながら計画すること、②将来的なライフプランも見据えて住宅の性能・間取り・デザイン・設備などの仕様を工務店・ハウスメーカーとコミュニケーションを図りながら検討することが重要です。
家づくりでは、将来の暮らしや家族構成を見越して、使い勝手や安全性を考慮した選択をすることが後悔を減らすカギになります。
ぜひ無料の家づくり相談会などでお気軽にご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。