漆喰外壁のメリット・デメリット|耐用年数・汚れ落とし・メンテナンス方法をチェック!
おしゃれな外壁仕上げ方法として人気の高い漆喰塗りですが、耐用年数や雨だれ汚れなど気になるポイントも多いですよね。
そこで今回は、マイホームを漆喰外壁にするメリット・デメリットを、福井のハウスメーカー『ノーク・ホームズ』が詳しく解説します。
漆喰外壁の種類などの基礎知識から、普段のお手入れ、将来のメンテナンスなど、必要な情報を分かりやすくまとめます。
このコラムのポイント |
---|
|
目次
漆喰外壁とは
漆喰は珪藻土・シラス壁などと同じ『塗り壁』の仲間で、日本では古くから外壁に使われてきた自然素材由来の建材です。漆喰の主原料は石灰(水酸化カルシウム)で、スサ・ノリなどのつなぎ材を混ぜて半練り状で塗り付けて使用します。
日本国内ではスタンダードな本漆喰のほかに土佐漆喰や琉球漆喰、海外ではスイス漆喰・スペイン漆喰など西洋漆喰のバリエーションもあります。
サイディング外壁やモルタル外壁が一般的になった現代でも、漆喰外壁は根強い人気を持っている仕上げ方法です。
天然素材ならではの質感や調湿作用、豊富な表面仕上げバリエーションなど、ほかの外壁材にはない魅力を持っているのです。
漆喰外壁の種類
漆喰は地域によって材料や質感が異なり、いくつかの種類があります。
※漆喰外壁の種類
- 本漆喰
- 土佐漆喰
- 琉球漆喰
- 西洋漆喰
お城や日本家屋に使われる真っ白の壁は、本漆喰と呼ばれる種類です。色味や質感が異なる土佐漆喰・琉球漆喰などの種類も、外観に変化を与えることができます。
スペイン・フランスなどの南欧地域を中心に使われている西洋漆喰も、注文住宅の外壁で人気が高い種類です。
また手作業で外壁面に塗り付ける漆喰は、仕上げ方法にもいくつかの種類があります。
※漆喰仕上げの種類
- 平面仕上げ
- 櫛引・刷毛引き仕上げ
- スパニッシュ仕上げ
- 扇仕上げ
- スタッコ仕上げ
代表的なものだけでも上記の仕上げ種類があり、自由にアレンジすることも可能です。鏝や箒、手のひらなど模様をつける方法も自由自在。実際にいろいろな家の外壁を見て、お気に入りの仕上げ方法を見つけてみてください。
漆喰外壁のメリット
漆喰外壁には高級感・デザイン・機能性などさまざまなメリットがあります。
手作りの温かみや高級感
手作業で仕上げる漆喰外壁は、工業製品にはない温かみや高級感を住まいの外観に与えてくれます。
日本の古民家やヨーロッパの街並みなど、昔からの建築物に魅力を感じる方には、漆喰外壁の質感が特におすすめです。
仕上げ方法の豊富さ
前述したように漆喰外壁はさまざまな表面仕上げが可能で、世界に一つだけのオリジナリティあふれるデザインをつくれるのもメリット。
フラット・刷毛引き・櫛引など基本的なパターンはありますが、模様の幅や深さなども微調整して雰囲気を変えられます。手のひらを使って凹凸をつけるなど、アイデア次第で新しい仕上げもつくれます。
防火性が高い
漆喰の主原料である消石灰は無機質のため不燃性で、防火性能が高い点も大きなメリットです。
万が一周囲で火災が発生したとき、延焼するリスクを軽減できるので、大切なマイホームや家族の命を守ることにつながります。
また漆喰は不燃材料に分類されるため、防火地域・準防火地域に指定されている地域でも、外壁に使用することも可能です。
メンテナンスして長く使える
漆喰外壁は適切なメンテナンスを行うことで、ほかの外壁材より長く使えるのも魅力的なポイント。
一般的なサイディング外壁、モルタル外壁は30~40年が寿命の目安で、貼り替えや重ね貼りに200~300万円前後の費用がかかります。
しかし漆喰外壁は重ね塗りをするだけで100年以上使えると言われており、長い目で見るとコストパフォーマンスが非常に高くなります。
漆喰外壁のお手入れやメンテナンスは次の章で詳しくチェックしましょう。
天然素材の安心感と機能性
自然素材を主成分とする漆喰は化学物質の含有が少なく、調湿・消臭作用などの機能性を持っているのも特徴です。
家の外側ではありますが、長く暮らす場所ですから自然素材の安心感は大きいですよね。
調湿作用で結露が発生しにくいので、壁裏の湿気やカビの原因になりにくいのもメリットです。
漆喰外壁のデメリット
漆喰外壁には注意すべきデメリットもありますので、後悔しないようにしっかり把握しておきましょう。
時間がかかる
半練り状の材料を手作業で塗り付けていく漆喰外壁は、ほかの外壁仕上げより時間がかかるのがデメリット。
外壁の面積や表面仕上げにもよりますが、マイホームが完成するまでの期間は少し長くなります。
ただし、あらかじめスケジュールを把握して余裕のある計画を立てていれば問題ないでしょう。
キズやひび割れが気になりやすい
「呼吸する壁」と呼ばれる漆喰外壁は、湿度や温度の変化で膨張伸縮するため、細かいひび割れが発生することもあります。
また表面をこすると細かいキズもつきやすいので、よく通る場所は気になることがあるかもしれません。
細かいひび割れやキズは防水性には影響しませんが、工業製品のような精密さを求める方にとってデメリットとなる可能性があります。
汚れが目立ちやすい
漆喰の表面には目に見えないレベルの小さな穴が開いていて、ホコリや雨だれなどの汚れが付きやすいのもデメリット。
自然素材は多少の汚れや劣化も味わいになるのですが、白など明るいカラーを選ぶと汚れが気になる可能性もあります。
次の章で普段の汚れ落としや定期的なメンテナンスを紹介しますので、きれいな状態を維持する方法を覚えておきましょう。
職人の技術力に仕上がりが左右される
漆喰外壁を塗る作業は高い技術力とセンスが求められ、左官職人の腕に仕上がりが左右されます。
サイディング外壁は手順さえ守ればきれいに仕上がりますが、左官は同じ材料・表面仕上げでも、職人の腕でクオリティがかなり変わります。
最近の家はサイディングが主流になってきたため左官職人の数が少なく、腕の良い職人を見つけるのは大変です。
漆喰外壁の家を建てるなら、技術力の高い職人を抱えている施工会社を見つけることが大切になります。
例えば福井のハウスメーカー「ノーク・ホームズ」は、腕の良い職人と経験豊富なプランナーが、おしゃれな漆喰外壁の家づくりをお手伝いしています。
幅広いご要望にお応えいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
〈資料請求はコチラ〉
〈WEB相談はコチラ〉
〈来店相談はコチラ〉
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
〈施工エリア〉
福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
漆喰外壁のメンテナンスとお手入れ
汚れが気になったときの普段のお手入れや、漆喰外壁を長持ちさせるためのメンテナンス方法を覚えておきましょう。
漆喰外壁の普段のお手入れ
漆喰外壁の汚れやちょっとしたキズなどは、普段のお手入れでケアできることが多いです。
ホコリや黒ずみ汚れを落とす
砂埃で全体が汚れたり、窓やバルコニー周りに雨だれの黒ずみが付いたりしたら、水やブラシによる洗いで落としましょう。手か届かない場所は、少し水圧を抑えて高圧洗浄する方法もあります。
窓周りなど黒ずみやすい場所は、水をかけながらブラシなどで軽くこすると落ちることが多いです。
クエン酸や酢、塩素系漂白剤などを使ってカビや汚れを落とす方法もありますが、外壁が劣化する恐れもあるので、建てた住宅会社に相談してからが良いでしょう。
キズやシミのお手入れ
引っかきキズや濃いシミなどが目立つ場合は、サンドペーパーで軽く削って落とす方法もあります。
漆喰外壁は中身まで同じ成分なので、表面を軽く削るときれいな部分が下から出てくるのです。
削りすぎると外壁が劣化したり剥がれたりすることもあるので、目の細かいサンドペーパーを使うのが良いでしょう。
作業に自信がない方は、やはり建てた住宅会社に相談するのがおすすめです。
漆喰外壁のメンテナンス
漆喰外壁も時間とともに経年劣化しますので、10~15年を目安にプロの点検とメンテナンスを受けましょう。
表面に細かいひび割れなどが出ている状態なら、漆喰外壁の上から塗りなおしをするのが一般的です。普通の塗料ではなく同じ漆喰を重ね塗りすれば、新築時と同じ外観にリフレッシュできます。
漆喰が剥がれている、または大きなひびが入っている状態だと、一度漆喰をはがしてやり直すメンテナンスになります。費用と時間がかかるので、そうなる前に塗りなおしや補修で良い状態をキープするのが長持ちさせるポイントです。
漆喰外壁の家を汚さない工夫
自然素材である漆喰はほかの外壁より汚れが目立ちやすいので、建物側の工夫で汚れを防止することも大切です。
例えば屋根の軒を深くすれば、外壁に雨がかかりにくくなるので黒ずみ汚れの軽減につながります。
学校のグラウンドや畑が近くにあってホコリが予想される場所は、ホワイトやグレーよりベージュやブラウンの方が汚れは目立ちにくいでしょう。
漆喰外壁の施工実績が豊富な工務店・ハウスメーカーなら、このような視点で適切なアドバイスをしてくれるはずです。
>軒のある家のおしゃれでモダンな外観事例|平屋・二階建ての外観、メリット・デメリットも解説
まとめ
最近は窯業サイディング・金属サイディングの家が主流ですが、おしゃれで温かみのある漆喰外壁も根強い人気を持っています。
世界に一つだけのオリジナリティがある家を建てたい方は、ぜひ漆喰外壁も検討してみてください。
福井のハウスメーカー『ノーク・ホームズ』は、たくさんの漆喰外壁の家づくりをお手伝いした実績がございます。
腕の良い職人と経験豊富なプランナーがチームを組み、お客様の理想のイメージを形にいたします。
福井県でおしゃれな漆喰の家を建てるなら、ぜひお気軽にご相談ください。
〈資料請求はコチラ〉
〈WEB相談はコチラ〉
〈来店相談はコチラ〉
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
〈施工エリア〉
福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町