平屋の坪単価相場はいくら?建築価格を抑えて理想の平屋を建てるコツ
バリアフリーで老後も暮らしやすい平屋を建てたいけど、どれくらいの費用がかかるのか分からず心配…。
平屋は2階建てより坪単価が高いという話も多く、費用が気になる方が多いようです。
そこで今回は、福井で多くの平屋注文住宅を手掛ける『ノーク・ホームズ』が、坪単価と建築価格の相場について解説します。
クオリティを犠牲にせず建築価格を抑え、理想の平屋を建てるためのコツや工夫も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
このコラムのポイント |
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目次
そもそも坪単価とは?
坪単価とは、注文住宅の建築価格(=本体価格)を延床面積で割った数字のことです。
- 本体価格:2,000万円
- 延床面積:25坪(約82㎡)
上記のような注文住宅の場合、「2,000÷25=80」で坪単価は80万円ということになります。
注文住宅では本体価格以外に、付帯工事費・諸経費などの費用がかかりますが、一般的には坪単価に含まれていません。
つまり、坪単価×延床面積の金額で家を建てられるわけではないということです。
また、坪単価は工務店やハウスメーカーが公表している数値ではなく、含まれる費用の範囲もバラバラなため、工務店やハウスメーカーを単純に比較検討するのも難しいです。
坪単価はあくまで参考数値で、平屋検討の初期段階で「いくらぐらいで建てられるのか」を予測するために活用するのが良いでしょう。
平屋の坪単価相場はいくらぐらい?
世間一般的な「建築価格」の坪単価、実際に平屋を建てた方の坪単価、それぞれの相場と差額をチェックしてみましょう。
一般的な平屋の坪単価
インターネット上の情報をまとめると、一般的な平屋の坪単価は、住宅会社によって次のような相場になります。
住宅会社の種類・規模 |
坪単価の相場 |
30坪の平屋建築価格相場 |
ローコストハウスメーカー |
30万円~ |
900万円~ |
地域工務店や中規模ハウスメーカー |
50~60万円 |
1,500~1,800万円 |
大手ハウスメーカー |
70万円~ |
2,100万円~ |
木造・鉄骨といった構造、住宅プランやオプションによっても変動しますが、大まかな目安は上記のようなイメージです。
ローコストハウスメーカー⇒地域工務店やハウスメーカー⇒大手ハウスメーカーの順番で坪単価は高くなる傾向があるようです。
この坪単価相場に含まれるのは「建築価格」だけなので、実際に建てるときは「付帯工事費」「諸経費」などがかかります。
データから見る平屋の坪単価
続いて、実際に平屋注文住宅を建てた方のデータから、坪単価を計算してみましょう。
住宅ローンのフラット35を組んだ方のデータ、国土交通省の調査結果の2パターンを比較してみます。
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建築価格 |
延床面積 |
坪単価 |
フラット35利用者調査 |
3,717万円 |
37.21坪(122.8㎡) |
約99万円 |
住宅市場動向調査 |
3,866万円 |
37.42坪(123.5㎡) |
約103万円 |
それぞれの建築価格と延床面積から坪単価を計算してみると、おおむね100万円前後が相場になりました。
仮に30坪の平屋を建てる場合、3,000万円が建築価格相場になるということですね。
こちらは付帯設備費や諸経費が含まれた坪単価なので、よりリアルな建築価格を予想しやすい数字です。
一般的な坪単価とはかなり開きがありますので、両方把握しておくと資金計画や住宅会社選びの参考になるでしょう。
平屋の坪単価が高いのはなぜ?
世間では平屋の坪単価は高いと言われることが多いですが、理由はいくつか考えられます。
まず構造的な理由として、平屋は同じ延べ床面積の2階建てより屋根・基礎面積が広くなることが挙げられます。
同じ仕様の家を建てても、2階建てより材料・工事費が多くかかるため坪単価が高くなるということです。
また、平屋は限られた床面積で間取りを考えるケースも多く、暮らしやすく仕上げるための工夫や設備で坪単価が高くなる可能性もあります。
こだわって平屋を選ぶ方も多いので、間取りや設備のオプションが増えて坪単価が高くなるケースも考えられますね。
このように平屋の坪単価が高くなる傾向があるのは事実ですが、工夫次第で費用を抑えるのも不可能ではありません。
平屋の建築価格と坪単価を抑えるコツを、次の章から詳しくチェックしてみましょう。
平屋の建築価格を抑えるコツ
平屋をコストダウンして坪単価や建築価格を抑えるときは、クオリティを犠牲にしない方法を選びましょう。
建物の形をシンプルにする
平屋のシルエットや間取りをなるべくシンプルにすると、無駄な材料費・工事費を減らしてコストダウンすることができます。
凹凸が多いと必要な材料が多くなり、加工の手間も余計にかかります。四角形のシンプルな間取りやシルエットにすると、クオリティを犠牲にせずコストダウンできるのです。
シンプルな間取りと相性が良いモダンテイストなどを上手に採り入れれば、坪単価を抑えつつおしゃれな平屋を建てることもできます。
片流れ屋根にする
シンプルな形状の片流れ屋根を選択するのも、平屋の坪単価を抑えるのに効果的な方法です。
片流れ屋根は1枚の平面で構成され、「棟」と呼ばれる頂点の部材が必要ありません。
平屋の外観・間取りとの相性も良いので、おしゃれでかっこいいデザインづくりにもおすすめです。
効率の良い間取りで建築面積を減らす
平屋の建築面積を減らすのも、コストダウンの有効な選択肢です。
仮に坪単価70万円で1.5坪(3帖)建築面積を減らせれば、105万円ものコストダウンになります。
例えば、廊下のない間取りにしてLDKを回廊のように使えば、2~3帖の建築面積を削るのは難しくないでしょう。
壁やドアの枚数も減らせるので、効率的な動線で家族のコミュニケーションが生まれる平屋にもなりますよ。
>廊下のない間取り|人気の20坪〜30坪台の平屋・2階建て事例
ここでご紹介したようなアイデアで平屋の建築費用を抑えるには、間取りやデザインの自由度が高いハウスメーカー・工務店に相談する必要があります。
福井でコストパフォーマンスが高い平屋づくりを目指すなら、自由設計のノーク・ホームズにご相談ください。
多くの平屋づくりをサポートしたスタッフが、ご要望とご予算にピッタリな理想のプランをご提案いたします。
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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
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ローコストハウスメーカーで平屋を建てるのはアリ?
坪単価が安いローコストハウスメーカーで平屋を建てれば、費用をかなり抑えられる可能性があります。
仮に坪単価50万円のローコストハウスメーカーで25坪の平屋を建てる場合、建物価格は1,250万円。付帯工事費、諸経費、土地取得費を合わせても、かなりリーズナブルに平屋を建てられる可能性が高いです。
ただし、ローコストハウスメーカーは間取りプランや設備を規格化してコストダウンしていることが多く、細かいカスタマイズには対応できないケースも。
オプションを選ぶと坪単価が高くなり、ほかの会社とあまり変わらなくなる可能性もあります。
また、省エネ性や利便性を抑えていることもあるので要注意。リーズナブルに平屋を建てられても、快適性や利便性が低くては本末転倒です。
ローコストハウスメーカーも有力な選択肢の1つですが、なぜ安いのか理由をしっかり把握し、後悔のない選択をしてください。
まとめ
平屋は2階建てより坪単価が高くなる傾向があるものの、効率的な間取りアイデアやデザインでコストダウンする方法もあります。
上手にコストダウンすれば、クオリティを犠牲にせずコストパフォーマンスが高い平屋を建てることも可能です。
坪単価や建築価格の基本的な仕組みと相場をしっかり把握して、予算計画や住宅会社選びに役立ててください。
福井で平屋建てをご検討の際は、私たちノーク・ホームズにご相談ください。
多くの平屋づくりをお手伝いしてきた経験をもとに、ご予算やライフスタイルにぴったりなプランをご提案いたします。
費用のことはもちろん、土地のこと、間取りのことなど、なんでもお気軽にご相談ください。