シューズクロークはいらなかったと後悔しない方法|間取り・扉や収納の事例、メリット・デメリットなど解説
シューズクロークの設置を検討しているけれど、本当に必要なのか迷っている方は多いのではないでしょうか。
シューズクロークは、玄関や廊下などに設置される靴収納スペースで、アウトドア用品やベビーカーなどさまざまなモノを整理収納できる広めのスペースです。
一方、下駄箱は日本の伝統的な玄関収納で、靴を収納するための棚を指します。
今回は、ご家族の希望に沿うアイデアを取り入れた間取り提案が得意な福井の工務店『ノークホームズ』が、シューズクロークの設置について以下の項目を紹介します。
このコラムのポイント |
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シューズクロークはいらなかったと後悔しないように、間取りや収納の事例、メリット・デメリットを事前に知っておくとプランニングの際に役立ちます。
これからご紹介する、具体的な口コミや間取り作成のポイントなども参考になさってください。
目次
「シューズクロークはいらなかった」と後悔した口コミ
シューズクロークはいらなかったと後悔するには明確な原因があります。
後悔した口コミを確認したところ、後悔の原因は主に以下5つでした。
- 思ったよりもスペースを取り、圧迫感がある
- 掃除の手間がある
- 臭いが気になる
- 靴を取りに行くのに移動が必要で面倒
- 思ったよりも収納スペースが狭い
具体的な口コミと後悔した原因を、具体的な例をもとにご紹介します。
思ったよりもスペースを取り、圧迫感がある
対策として、壁面に奥行浅めの可動式の棚を取り付けて靴を収納したり、フックを設置して吊るす収納を取り入れたりとスペースを有効活用することで、床面を空けて圧迫感を軽減できます。
掃除の手間がある
シューズクロークが雑然としないために、こまめな掃除を習慣化することをおすすめします。
手に取りやすい場所に掃除道具をスタンバイさせておく、モノを避けやすいキャスター付きワゴンを活用するなど、日頃から掃除がスムーズにできる環境づくりをしておきましょう。
また、シューズクローク内のすっきり感を保てるよう、不要なものを定期的に処分することも、掃除の手間を省くことにつながりますよ。
臭いが気になる
玄関は住まいの顔となる場所です。
シューズクロークからの臭いは家全体の印象にも影響します。
窓や換気扇を設置して、臭いを逃がせる工夫を取り入れましょう。
また靴が濡れたらしっかりと乾かす、定期的にシューズクリーニングするなど靴の管理も臭い防止につながります。
靴を取りに行くのに移動が必要で面倒
シューズクロークから土間までの距離がある場合、靴を取りに行く移動が面倒だという声もあります。
使われない状態にならないよう、設計段階からご家庭に合った効率よく行き来できる動線を検討してもらいましょう。
思ったよりも収納スペースが狭い
ほかにも、収納+通路をつくっても、結局通路まで荷物があふれて出入りしづらいというお声もあります。
シューズクロークに靴以外のアイテムも収納したい場合は、何をどのくらい置きたいのかを事前に検討しておくと適切な容量を予測できます。
通路がデッドスペースになったり、モノが入りきらない状態にならないよう、専門家と設計段階からよく打ち合わせを行いましょう。
福井でシューズクロークのある間取りをご希望の方は、ノークホームズにご相談ください。
シューズクロークのある間取り成功事例|後悔しない間取り作成ポイント
この章では、後悔しないシューズクロークのある間取り作成のポイントをご紹介します。
間取りの成功事例を見ていきながら、イメージを膨らませましょう。
ウォークインタイプ
こちらは玄関スペースの一部に、コンパクトなウォークインタイプのシューズクロークをつくった事例です。
出入りしやすい扉なしタイプですが、半分だけ壁を設けシューズクロークが来客の目に触れないよう工夫されています。
ウォークスルータイプ
続いては玄関から、シューズクロークを抜けて室内入れるウォークスルータイプの事例です。
シューズクロークを通って移動ができる、無駄のない動線は参考になります。
玄関を家族用・来客用に分けるタイプ
自宅で講座を開くなど来客が多い家の場合は、こちらの間取りのように玄関を家族用・来客用に分けておくと便利です。
家族用玄関の方にシューズクロークを設置すれば、来客用玄関はいつでもすっきりと、美しい状態に保つことができます。
こちらの記事でも、シューズクロークの間取りをごらんいただけます。ぜひ、参考になさってください。
>平屋の家のおしゃれな間取り実例(2LDK〜・30坪前後)|住みやすい理想の平屋新築を成功させる方法
ノークホームズでは、他にも施工事例を多く公開しています。こちらもぜひごらんください。
シューズクロークの扉・収納の成功事例|後悔しない収納アイデア
この章では、シューズクロークの後悔しない収納アイデアを、扉のあるタイプ、ないタイプなどスタイル別にご紹介します。
扉のあるタイプ
シューズクロークの臭いが気になる方は、扉のあるタイプのシューズクロークがおすすめです。
また、こまめな掃除や整理整頓が苦手、片付けたいけれど時間がないご家庭は、扉付きタイプであれば中をさっと隠すことができ便利です。
扉のないタイプ
扉のないタイプのシューズクロークは、靴の出し入れがしやすい方がよい、圧迫感のない玄関スペースをつくりたいご家庭におすすめです。
扉や壁がない分、開放感を演出できます。
こちらの事例のように窓を設置すると採光・通風を確保でき清潔な状態を保ちやすくなります。
靴のみの収納を目的にしているタイプ
コンパクトにシューズクロークをつくりたい方は、靴のみの収納を目的にしたシューズクロークがおすすめです。
省スペースで多くの靴をまとめて収納できるため、どこに誰の靴があるのか一目瞭然です。
こちらの事例のように棚板を可動式にしておけば、レインブーツなど背の高い靴もすっきり収納可能です。
コート掛けなど靴以外の収納も充実しているタイプ
花粉症やウイルス対策をより強化したいご家庭は、コート掛けなど靴以外の収納が充実しているタイプを選びましょう。
家に持ち込みたくない、外で使用したアイテムを玄関に収納できるため便利に使えます。
こちらの記事でも、シューズクロークのアイデアをごらんいただけます。ぜひ、参考になさってください。
>シューズクローゼット(2畳〜3畳)の間取り実例|ウォークスルー・ウォークインの失敗しない作り方
シューズクロークがいらないケースもある|メリット・デメリットを確認
ここまでシューズクロークの成功事例を見てきましたが、ご家庭によってはシューズクロークがいらないケースもあります。
その判断の目安となる、メリット・デメリットを確認していきましょう。
シューズクロークをつくるメリット | シューズクロークをつくるデメリット |
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靴が1箇所にまとめて収納されているため、どこに何があるのか探しやすく、管理しやすい | 広いスペースが必要になるため、狭い玄関や廊下では場所を取り手狭に感じる |
生活感の出るものを隠せるため、玄関や廊下の美観を保てる | こまめな掃除や整理整頓の手間があり、臭い対策も必要になる |
靴以外の屋外使用のモノを収納できる | 靴のほか屋外で使用するモノなど、スペースに対してしまうモノが限られる傾向がある |
靴を履いた状態で、モノを収納したり探したりできる | 換気や掃除が十分でなければ、カビや虫が発生するリスクがある |
ハンガーラックがあれば、アウターなどを掛けられるため花粉やウイルス対策になる | 収納アイテムや建材などが増加することにより、費用が増加する可能性がある |
上記のように、玄関スペースを狭めたくない、収納するモノが漠然としている方はシューズクロークがいらない可能性があります。
反対に、家族の靴が大量にあり1箇所にまとめたいなど、目的がはっきりとしている方、玄関スペースに余裕のある場合はシューズクロークがあると便利です。
こちらの記事でも、シューズクローゼットのメリットを活かした事例をごらんいただけます。ぜひ、参考になさってください。
>玄関からパントリー・キッチンへの動線が良い間取り事例|玄関・キッチンを直結させるメリット・デメリット
シューズクロークQ&A
この章では、シューズクロークのお悩みを、Q&A方式で解決していきます。
シューズクロークを取り入れるかどうか、迷っている方は参考になさってください。
Q.シューズクロークの臭いが心配
こまめな掃除や、靴のお手入れも合わせて行いましょう。
Q.シューズクロークの最適な面積は?
ただし、玄関スペースや配置に合わせて調整する必要があります。
Q.シューズクロークに何を収納すると便利?
収納したいモノが事前に分かっていれば、シューズクロークの広さ決めに役立ちます。
Q.シューズクロークと土間収納は違うの?
いずれも、玄関スペースにつくる収納ですので、出入口をふさがずに使用できる場合に取り入れましょう。
福井でシューズクロークのある間取りをご希望の方は、ノークホームズにご相談ください。
まとめ
この記事では、シューズクロークはいらなかったと後悔しないために、知っておきたい間取りや収納計画のアイデア、メリット・デメリットなどを解説してきました。
玄関スペースの広さやご家族のライフスタイルに合わせて、必要かどうかを慎重に判断することは後悔しないためのポイントです。
シューズクロークをつくる場合は、今回ご紹介した成功事例を参考にすると、スペースを無駄なく活用でき、いつでもすっきりと片付いた美しい玄関を保つことができますよ。
福井のノークホームズは、ご希望に合わせたシューズクロークのご提案も可能です。
新築注文住宅でシューズクロークをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。