二世帯住宅の電気代(分電盤)を分けるメリット・デメリット|分ける条件、二世帯住宅の電気代平均など解説
二世帯住宅の電気代の管理方法にお悩みの方へ。
特に「電気代(分電盤)を分けるべきか、一緒にするべきか」と迷うご家庭も多いかと思います。
そこで今回は、快適で経済的な二世帯住宅を実現できる福井の工務店『ノークホームズ』が、「二世帯住宅の電気代を分けるメリット・デメリット」から、「手続き方法」、そして「電気代の平均額」について詳しく解説します。
以下のポイントを押さえ、最適な方法を見つけましょう。
このコラムのポイント |
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ご家庭にとって最も適した電気代の管理方法を見つけ、快適で経済的な二世帯住宅での生活を実現しましょう。
ぜひ最後までごらんください!
目次
二世帯住宅の電気代(分電盤)の選択肢は2つ
二世帯住宅の電気代に関して、多くのご家庭が「どのように分ければいいのか」とお悩みではないでしょうか。
二世帯住宅では、電気代の管理方法として主に2つの選択肢があります。
ご家庭の状況に合わせて、最適な方法を選ぶことが大切です。
電気代を分ける|分電盤2つ
二世帯住宅の電気代を分けるには、電気メーターと分電盤を各世帯ごとに設置するのが一般的です。
これにより、各世帯の電気使用量を明確に分けることができ、光熱費の負担を公平に分担できます。
電気代を分けない|分電盤1つ
一方で、二世帯住宅で電気代を分けない選択肢もあります。
この場合、1つの分電盤を共有し、家全体の電気使用量に基づいて1つの請求書で支払います。
そのため、世帯間で電気の使用量の差が大きい場合や、電気代の公平な分担を望む場合は、世帯間で話し合い、分担方法を決めることがおすすめです。
電気代を分ける条件、手続き方法
二世帯住宅で電気代を分けるには、以下の条件を満たす必要があります。
- 各世帯の居住空間が壁などで明確に区分されている。
- 各世帯に独立した屋内配線がある。
電気代を分ける手続きの流れは以下のとおりです。
- 建築計画段階で建築会社に電気代を分ける旨を伝える。
- 条件を満たす設計にしてもらう。
- 配線工事をしてもらう。
- 建築会社を通じて電力会社と契約する。
ただし、電力会社によって条件が異なる場合があるため、事前確認が重要です。
また、建築後の変更は大規模工事になる可能性があるため、新築時にしっかりと計画することをおすすめします。
二世帯住宅の電気代について検討することも大切ですが、固定資産税も家計に大きな影響を与える重要な要素です。
以下の記事で二世帯住宅の固定資産税について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>二世帯住宅の固定資産税は誰が払うのかは登記内容によって変わる|単独・共有・区分登記の固定資産税を解説
二世帯住宅で電気代を抑え、年間を通して快適に過ごすためには、適切な断熱性能が重要です。
福井のノークホームズでは、高気密高断熱住宅により、夏も冬も快適な住まいを実現いたします。ぜひ一度、ご相談ください。
二世帯住宅の電気代(分電盤)を分けるメリット・デメリット
二世帯住宅で電気代を分けるかどうかは、多くのご家庭が悩むポイントです。
ここでは、電気代を分ける際のメリットとデメリットを解説します。
メリット
二世帯住宅で電気代を分けることには、以下のようなメリットがあります。
- 電気代を公平に負担できる
- 電力会社を自由に選べる
- 将来的な賃貸転用がしやすい
電気代を分けることで、各世帯が使用した分だけ支払うことができ、公平な費用負担が可能です。
また、各世帯が自由に電力会社を選べるため、それぞれのライフスタイルに合ったプランを選択できます。
さらに、将来的に一方の世帯が引っ越した場合、残されたスペースを賃貸として活用しやすくなるというメリットもあります。
デメリット
二世帯住宅の電気代を分けることには、以下のようなデメリットがあります。
- 初期費用が余分にかかる
- 毎月の基本料金が2倍になる
電気メーターを分けるためには、分電盤やメーターの設置が必要となり、設備費と工事費がかかることが一般的です。
また、電気メーターを分けると、各世帯ごとに基本料金が発生します。
電気代に続いて二世帯住宅の間取りについても詳しく知りたい方は、以下の記事で確認できます。
>40坪台の二世帯住宅(二階建て・平屋)間取りパターン|完全分離、一部分離の事例紹介
福井で二世帯住宅の電気代についてお悩みの方は、ノークホームズにお任せください。
お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。
二世帯住宅の電気代平均
二世帯住宅をお考えの方にとって、「電気代はいくらかかるのか」は気になりますよね。
ここでは、オール電化やそうでない場合、分電盤を分けるかどうかなどのパターンごとに電気代平均を紹介します。
※これからご紹介する数値はあくまで目安であり、実際の電気代は使用している家電製品の数や種類、家族構成によって変動する点にご注意ください。
電気代(分電盤)を分ける場合
以下は二世帯住宅の、電気代を分ける場合の月々の電気代平均です。
世帯構成 | オール電化 | オール電化以外 |
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世帯①(2人) | 約1.2〜1.5万円 | 約1万円 |
世帯②(3〜4人) | 約1.6〜2.1万円 | 約1.3〜1.4万円 |
二世帯合計 | 約2.8〜3.6万円 | 約2.3〜2.4万円 |
参考:政府統計の総合窓口 「家計調査(2023年)家計収支編|世帯人員・世帯主の年齢階級別」をもとにノークホームズが計算
電気代(分電盤)を分けない場合
以下は二世帯住宅の、電気代を分けない場合の月々の電気代平均です。
世帯構成 | オール電化 | オール電化以外 |
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5人家族 | 約1.7〜2.2万円 | 約1.4万円 |
6人家族 | 約2.3〜2.8万円 | 約1.9万円 |
参考:政府統計の総合窓口 「家計調査(2023年)家計収支編|世帯人員・世帯主の年齢階級別」をもとにノークホームズが計算
電気代(分電盤)を分ける工事費用
二世帯住宅で電気代を分けるための費用は、一般的に10〜20万円程度です。
この費用には設備費と工事費が含まれます。
二世帯住宅の電気代を抑える方法
二世帯住宅で電気代を抑えるには、以下のような方法があります。
- 電気の契約プランの見直し
- 家電製品の工夫
- 生活習慣の工夫
それでは、1つずつみていきましょう。
電気代プランの選び方
各世帯のライフスタイルに合わせて最適な電力会社やプランを選ぶことで電気代を抑えられる可能性があります。
各電力会社のウェブサイトにある料金シミュレーションを行い、最適なプランを見つけられます。
家電製品の選び方
古い家電を省エネタイプに買い替えることで、消費電力を削減できます。
例えば、照明を白熱電球からLED電球に変更するだけで、約80〜90%の節電効果が期待できます。
生活の工夫
使用していない家電製品の電源をこまめに切ることも節電につながります。
待機電力は消費電力の約5%を占めるため、電源プラグを抜く、節電モードを利用するなどの対策で、無駄な消費を減らせます。
福井での二世帯住宅の具体的な成功事例や、メリット・デメリットについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もごらんください。
>福井の二世帯住宅(注文住宅)成功事例|間取り、二世帯住宅のメリット・デメリットなど解説
福井で省エネ性能の高い二世帯住宅をお考えの方は、ノークホームズにお任せください。
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まとめ
二世帯住宅の電気代の管理は、各ご家庭の状況に合わせた最適な方法を選ぶことが重要です。
電気代を分けることのメリット・デメリットを考慮し、省エネ対策を実践することで、二世帯住宅での快適な暮らしを実現できます。
そのため二世帯住宅の計画段階で、電気代の管理方法についてしっかりと検討し、ご家庭で話し合うことをおすすめします。