塗り壁のおしゃれな外壁実例♪サイディングとの違いやメリット・デメリットを解説
マイホームの外壁を考える際、サイディングにするか、塗り壁にするか迷う方は多いのではないでしょうか?
塗り壁とサイディングはそれぞれメリット・デメリットがあり、求めるデザインによってどちらが向いているか変わります。
そこで今回は福井のハウスメーカー『ノーク・ホームズ』が、塗り壁外壁のおしゃれなマイホーム実例やサイディングとの違いについて詳しく解説します。
このコラムのポイント |
---|
|
目次
塗り壁外壁とは?
塗り壁とは、土・砂・セメントなどの素材を何層にも塗って仕上げる方法のことです。
- モルタル壁
- しっくい壁
- ジョリパット
一軒家の外壁に使われる塗り壁の種類は複数ありますが、現代では上記のような仕上げが主流です。
モルタル壁は関東大震災以降に日本で普及した外壁仕上げで、サイディングが登場するまではほとんどの戸建て住宅で採用されていました。
しっくい壁は昔の日本家屋のイメージが強いですが、南欧地域などでも古くから見られる塗り壁仕上げです。
アイカ工業が販売しているジョリパットは比較的新しい塗り壁仕上げで、カラーや表面仕上げのバリエーションが豊富。
塗り壁外壁はさまざまな種類があり、どのようなテイストの家づくりにもマッチさせることができます。
塗り壁外壁のおしゃれなマイホーム実例
実際に塗り壁を採用した、おしゃれなマイホーム実例をいくつかご紹介します。
こちらはシンプルな真四角のシルエットに、ホワイトの塗り壁外壁を組み合わせた実例です。
ムダのないモダンテイストの外観には、つなぎ目のないシンプルな塗り壁外壁がピッタリ。
こちらもホワイトの塗り壁を外壁に採用した実例ですが、開口部から見える木目をアクセントに。
玄関が直接見えないようにプライバシー性を確保しつつ、外観のメインアクセントとしても活用しています。
塗り壁とサイディングを組み合わせるのも一つのアイデアです。
シンプルなグレーの塗り壁と、立体感のあるサイディングで、外観全体の素敵な印象を創り出しています。
ここでご紹介した塗り壁外壁の施工実例は、福井のハウスメーカーノーク・ホームズがお手伝いしたものです。
ほかにもたくさんの施工実例がございますので、無料の資料やWEB相談などお気軽にご活用ください。
塗り壁外壁のメリット
塗り壁外壁にはデザイン性・防火性などさまざまなメリットがあります。
手作業による味わい深さ
一軒ごとに手作業で仕上げる塗り壁外壁は、世界に一つだけのオリジナリティと味わいを得られるのがメリットです。
日本の古民家のしっくい壁や、ヨーロッパの古い町並みなど、塗り壁の建造物には工業製品には無い独特の味わい深さがあります。
塗り壁仕上げにすることで、マイホームにも同じようなオリジナリティと魅力あふれる雰囲気を持たせることができます。
仕上げパターンが豊富
塗り壁外壁の仕上げパターンは複数あり、求めるテイストに合わせてカスタマイズできるのも大きな魅力です。
※塗り壁の仕上げパターン例
- フラット仕上げ
- 刷毛引き仕上げ
- 櫛引仕上げ
- 扇仕上げ
- スパニッシュ仕上げ
- 乱流仕上げ
- スポンジローラー仕上げ
代表的なものだけでも上記のようにたくさんの仕上げ方法があり、和風・モダン・欧風などどんなテイストにも合わせることができます。
ほうきでランダムに模様を付けたり、手のひらで凹凸を付けたり、ここにはないオリジナルの仕上げ方法もたくさん♪
つなぎ目がない
塗り壁仕上げの外壁は、サイディングのようにつなぎ目が発生しないのも特徴です。
板状の建材を並べて貼るサイディングは、必ずつなぎ目ができます。
最近はつなぎ目が狭くコーキングが見えないサイディングもありますが、縦横どちらかのラインが必ず入ります。
しかし塗り壁は、つなぎ目のない連続した外壁面をつくれるため、高級感のある外観に仕上げやすいのです。
防火性が高い
無機質の不燃材を材料とする塗り壁は、防火性が高い点もメリットです。
モルタル・しっくいなどの塗り壁は、建築基準法でもっとも防火性能が高い「不燃材料」に分類されます。
防火地域・準防火地域などの建築にも対応でき、万が一火災が発生したときの延焼リスクも軽減できます。
塗り壁外壁のデメリット
メリットがたくさんある塗り壁ですが、注意すべきデメリットもあります。
次の章で後悔を防ぐ対策を解説しますので、ここではまずデメリットを把握しておきましょう。
サイディングよりデザインバリエーションは限られる
塗り壁は表面の仕上げパターンは豊富ですが、再現できるデザインバリエーションはサイディングの方が多くなります。
サイディングは表面のプリントで木目・レンガ・タイルなど、ほかの素材の外壁デザインも再現できるのです。求めるデザインによっては、塗り壁だと再現できないケースもあります。
木目やレンガなどの素材感を取り入れたいときは、塗り壁とサイディングの組み合わせを検討してみるのがおすすめです。
工期と費用が多めにかかる
工場で大量生産され規格化されているサイディングと比べると、手作業の塗り壁は工期と費用が多めにかかる傾向があります。
「なるべく費用を抑えたい」「早く引っ越したい」と考えている方は、デメリットに感じるかもしれません。
ただし、マイホームの費用は外壁単体ではなくトータルで考える必要があり、塗り壁を選ぶと必ず高くなるわけではありません。
例えば塗り壁の素材感を活かしたシンプルな外観デザインにすれば、建物の凹凸やアクセントが減ってトータルコストを抑えられる可能性もあります。
工期についても、マイホームづくりの初期段階からしっかりスケジュールを組めば大きな問題にはならないでしょう。
クオリティが職人の技術力に左右される
手作業で仕上げる塗り壁は、仕上げの種類やクオリティが「左官職人」の技術力に左右されるのも注意すべきポイントです。
塗り壁を真っ平に仕上げるのはかなり高度な技術ですし、刷毛やコテで模様を付ける場合も職人のセンスに左右されます。
経験の浅い左官職人だと要望に応えられず、思ったような仕上がりにならないかもしれません。
サイディングの普及により左官職人の需要が減っており、腕の良い職人を見つけるのはなかなか大変なことです。
ひび割れが発生しやすい
膨張伸縮や水分量の減少など、時間経過とともにひび割れが発生しやすいのも塗り壁のデメリット。
構造や仕上げ方法、日当たりなどの環境にもよりますが、ヘアークラックと呼ばれる髪の毛程度の細かいひび割れが発生しやすいです。
ただし、ひび割れをある程度予防する方法もありますので、腕の良い職人を抱える施工店を選ぶことが大切です。
塗り壁外壁の後悔を防ぐポイント
塗り壁のデメリットにしっかり対策して後悔を防ぐためには、デザイン力と施工力を兼ね備えたハウスメーカーに相談することが大切です。
前述したように塗り壁は種類と仕上げのバリエーションが豊富なため、センス良く仕上げるにはプランナーのアドバイスが大変重要です。
また職人の腕次第で選べる仕上げとクオリティが変わり、ひび割れのリスクなども変動します。
住宅会社を比較検討する際に、おしゃれな塗り壁外壁の施工事例が多いハウスメーカー・工務店を選びましょう。
デザイン性はもちろん、メンテナンス方法や保証体制なども質問して、住宅会社の信頼性もチェックしてみてください。
まとめ
塗り壁外壁は、おしゃれでオリジナリティが高いマイホームを目指す方におすすめの仕上げ方法です。
このコラムのまとめ |
---|
|
左官職人の手作業で仕上げる塗り壁は、世界に一つだけのマイホームをつくれるのが大きな魅力♪
施工実績が多く技術力が高い住宅会社に相談すれば、デメリットにもしっかり対策できます。
福井でおしゃれな塗り壁外壁の家を建てるなら、ぜひノーク・ホームズにご相談ください。
プランナー・建築士・コーディネーターが連携する自由設計の家づくりで、お客様の理想のイメージを形にいたします。