平屋に中二階を加えた間取り|中二階とスキップフロアの違い、メリット・デメリット、価格、外観など解説
平屋の間取りを検討中で、「ワンフロアだけでは床面積が足りない...本格的な2階は必要ないけど、中二階を取り入れたら理想の間取りになりそう!」とアイデアが湧いた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、中二階のようなオリジナリティのある設計を間取りに取り入れることで「予算オーバーの価格になるのでは?」「固定資産税に大きく影響するのでは?」と不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで空間をフル活用したおしゃれな平屋の間取りプランを提案している福井の工務店「ノークホームズ」が、平屋に中二階を加えた間取りについて以下の項目を紹介します。
このコラムのポイント |
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のびのび暮らせるおしゃれな平屋の間取りを完成させる方法がわかるので、ぜひ最後までごらんください!
目次
平屋に加える中二階とは|スキップフロア、ロフトなどとの違い
はじめに、「平屋に加える中二階」とはどのような空間なのかを、簡単に紹介します。
平屋に加える中二階とは
辞書で「中二階」を調べると「一階よりはやや高く、普通の二階よりは低く造られた階」といった内容で紹介されていますが、具体的なイメージをつかみにくいですよね。
不動産物件情報では、一般的に「一階と二階の間に設けられた階層」を中二階と呼ぶのが一般的ですが、住宅の設計内容は一軒ごとに違うため、明確に「階段を◯段設置したら中二階」といった定義付けをするのは難しいのが現実です。
【例:住宅のさまざまな設計内容】
- 半地下を1階として扱い、中二階のようなスペースを設ける
- 外観は3階建て狭小住宅だが、室内はスキップフロアを多用した複層構造 など
スキップフロア・ロフト・1.5階建てとの違い
「一階から高い位置に設けられた空間」には、設計内容によってそれぞれ名称があります。中二階は、以下のような空間の総称となるケースもあるため、それぞれの特徴を紹介します。
- スキップフロア:ベースとなるフロアに数段の階段を設置して設けられた空間
- ロフト:天井高1.4m以下の空間で、設計上は居室ではなく小屋裏・物置の扱い
- 1.5階:平屋に必要な分だけ二階を加えた空間。一階・二階を吹き抜けでつなげるのが一般的で、二階の面積・造作によって中二階のように見える
平屋にスキップフロアを取り入れた間取りを、こちらの記事で確認できます。
>平屋にスキップフロアを取り入れた間取り事例|ロフトとの違い、後悔しない活用方法、費用など解説
紹介してきたように、中二階にはさまざまなバリエーションがあります。
次に、平屋に中二階を加えた例として1.5階建ての間取り実例を紹介するので、ぜひ参考にしてください♪
福井で平屋に中二階となるスペースを加えたおしゃれな間取りのマイホームをご希望の方は、ノークホームズにお問い合わせください。
ご家族のライフスタイルにマッチする、ずっと楽しく快適に暮らせる間取りプランを提案いたします。
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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
〈施工エリア〉
福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
平屋に中二階を加えた間取り実例
では、平屋の中二階を加えた例として、1.5階建ての間取り実例を一緒に確認しましょう。
延床面積22坪
はじめに、「コンパクトなワンフロア+中二階のような1.5階」の間取り実例です。
玄関ホールからLDKに入室した瞬間に1.5階までを見渡せる、開放感のある空間づくりに成功しました。
延床面積29坪
こちらは、中二階のような1.5階に個室を設けた間取り実例です。
住宅の中心にキッチンを配置し、ご家族がスムーズにコミュニケーションをとれる間取りとなりました。
こちらの間取りは、「子育て中も、お子さまが独立してからも快適に暮らせる間取り」としても参考になります。こちらの記事で、さまざまな間取り実例を確認できます。
>二人暮らしにちょうどいい家の間取り|夫婦二人の小さな新築一戸建て事例、おすすめの間取りアイデア
延床面積29坪
こちらは、「2LDK+中二階のような1.5階」の間取り実例です。
1階に居室・収納をすべて配置し、1.5階はご家族が多目的に使って楽しめる空間となりました♪
延床面積30坪
こちらは、「3LDK+中二階のような1.5階」の間取り実例です。
子育て世帯に人気の回遊動線を取り入れた間取りに1.5階を加え、忙しい家事・育児の合間にご夫婦がホッと一息つける空間が生まれました。
こちらの記事で、家事動線の良い間取りを作成するアイデアを確認できます。
>家事動線の良い間取りの作り方とアイディア10選|30坪台の2階建て・平屋の間取り事例も紹介
延床面積35坪
こちらは、縦長の住宅形状をいかして空間の広がりを最大限に演出した間取り実例です。
LDK全体に吹き抜けを設けたことで、中二階のような1.5階まで視線が抜ける、開放感のある住宅となりました。
縦長の平屋間取りを、こちらの記事で確認できます。
>平屋の間取り|30坪前後、南北・東西に長い土地に建つ横長・縦長の平屋(2〜4LDK)の成功事例
【番外編】中二階のある住宅の外観実例
中二階のような1.5階のある住宅の外観も、確認しましょう。
こちらは、ホワイトの外観が爽やかな住宅実例です。
中二階のような1.5階部分の窓・軒天に木材を取り入れ、ナチュラルな外観となりました。
こちらはグレーを貴重としたモダンなデザインの住宅実例です。
1.5階部分にのぞき窓のようなデザインの窓を設置したことで、グレー・ブラックのかっこいい外観にどことなく可愛らしい印象が加わりました。
マイホームの外壁をツートンにした実例を、こちらの記事で確認できます。
>かっこいいツートン外壁はグレー・ブラウンベースが人気|2色の組み合わせ方、事例、モダンな外壁にする方法
ノークホームズには、今回紹介しきれなかった住宅実例がまだたくさんあります。ぜひごらんください!
〈施工事例〉
平屋に中二階を加えた実例として、1.5階のある住宅の間取り・外観を紹介してきました。
平屋のワンフロアにフリースペースや1〜2部屋を加えることで、間取り作成の自由度が高まりますね♪
紹介した間取りを、理想の家づくりの参考にして頂けると幸いです。
今回紹介したのは、すべて福井の工務店「ノークホームズ」の施工事例です。
福井で家づくりの施工業者選びで迷っている方は、お気軽にお問い合わせください。
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※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
〈施工エリア〉
福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
平屋に中二階を加えるメリット・デメリット
中二階の意味、中二階のある住宅実例を確認してきましたが、「平屋に中二階を加えて後悔するケースもある?」と不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次に、ご家族にとって中二階の導入が最適なのかどうかを判断するために、平屋に中二階を加えるプランのメリット・デメリットを一緒を確認しましょう。
メリット
平屋に中二階を加えるプランには、メリットがたくさんあります。
メリット |
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平屋に中二階を加えるメリットをいかして、中二階の空間を以下のように活用できます♪
- 子ども部屋
- 寝室
- 趣味のスペース
- 書斎
- ゲストルーム
- ワークスペースなど
デメリット
平屋に中二階を加えるプランには、デメリットもあります。
デメリット |
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※後ほど「平屋に中二階を加える家づくりプランで後悔しない4つの注意点」で、デメリット解消方法を具体的に紹介します。
上記のデメリットの中で、特に建築価格について気になった方が多いのではないでしょうか。
そこで次に、平屋に中二階を加えるプランの価格についても紹介します。
平屋の価格|予算内で平屋に中二階を加える方法
住宅価格は1軒ごとに違うため、「中二階を加えたら建築価格が◯万円上がる」と明確に言うことはできませんが、中二階として加える面積をもとに、大まかな建築価格の目安を計算できます。
平屋の価格目安
「フラット35」が公表している住宅価格に関するデータを参考にして坪単価(1坪あたりの建築価格)を計算し、平屋に中二階を加えることで建築価格がどの程度上がるのかを想定してみましょう。
まず、フラット35が公表しているデータを参考にして計算した坪単価は、以下のとおりです。
【住宅建築価格の全国平均 約3,194万円】÷【住宅面積の全国平均 約33坪】=【坪単価の全国平均 約96万円】
〈参考〉住宅金融支援機構ホームページ フラット35「利用者調査 2022年調査結果」19ページをもとに、ノークホームズが計算
上記の坪単価をもとに、例えば30坪の平屋に3坪(6畳)の中二階を加えることを想定すると、「30坪の平屋の建築価格」「33坪の平屋+中二階の建築価格」は以下のとおりです。
- 30坪の平屋の建築価格:30坪×96万円=2,880万円
- 30坪の平屋+3坪の中二階の建築価格:33坪×96万円=3,168万円
※住宅の建築価格は、面積、土地の状況、住宅設備の数やグレード、施工業者によって違います。
詳しくはマイホームの建築を依頼する施工業者にお問い合わせください。
予算内で平屋に中二階を加える方法
平屋に中二階を加えるプランの建築価格について、予算オーバーを心配している方も多いのではないでしょうか。
予算内で平屋に中二階を加えるプランを実現するためには、はじめにご家族に必要な延床面積を明確にするのがおすすめです。
上記で紹介したとおり、1坪の増減で建築費用が100万円前後変動するため、予算に応じて本当に必要な延床面積を検討しましょう。
マイホームの見積もり額が予算オーバーだった場合の対策を、こちらの記事で詳しく確認できます。
>新築の注文住宅で費用を削れるところ一覧|予算オーバー額500万円・1000万円の対策例も紹介
平屋に中二階を加えるプランを検討する際には、建築価格以外にも前もって知っておくと役立つ注意点があるので、最後に紹介します。
平屋に中二階を加えるプランで後悔しない4つの注意点
平屋に中二階を加えるプランを検討する際の注意点は、以下のとおりです。
以下の注意点を意識することで、前述した「平屋に中二階を加えるプランのデメリット」も解消できます!
- 高い施工技術を持つ&施工実績が豊富な施工業者を選ぶ
- 中二階の活用方法を明確にする
- 1階だけでも暮らせる間取りがおすすめ
- 固定資産税が気になる場合はロフトを中二階として検討
それぞれ簡単に解説します。
高い施工技術を持つ&施工実績が豊富な施工業者を選ぶ
平屋に中二階を加えることで、住宅構造が複雑になるケースがあります。
また縦に空間を広げることによる影響を考慮した、設計・住宅設備選び・デザインなどが必要です。
以下のような点を確認して2〜3社を比較し、信頼できる施工業者を選びましょう。
- 平屋の施工実績、平屋の空間を縦に広げるプランの施工実績が豊富
- 住宅性能にこだわりを持っていて、標準性能で高い住宅性能を実現できる(断熱・気密・耐震など)
- 予算に応じたプランが実現するよう、ご家族と一緒に真剣に検討してくれる
- 施工業者のホームページなどで施工実績を見たときに、デザインに魅力を関しる
福井で平屋に中二階を加えるプランを検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください。
ノークホームズは平屋の施工実績が豊富な工務店で、標準仕様で長期優良住宅を提供しています。
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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
〈施工エリア〉
福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
中二階の用途を明確にする
平屋に加える中二階の面積が建築価格に大きく影響する可能性があるため、中二階を検討し始めたら用途も明確にするのがおすすめです。
ワンフロアだけでも暮らせる間取りがおすすめ
平屋に中二階を加えるプランを検討にするにあたって、「お子さまが独立した後に2階を使わなくなるなら、本格的な2階は不要」「老後は1階だけで暮らしたい」などのご希望もあるのではないでしょうか。
こちらの記事で、将来は1階だけで暮らすことを想定した間取りを確認できます。
>夫婦の寝室が一階にある4ldkの間取り|35坪〜40坪の家族構成が変化したら平屋のように暮らせる家
固定資産税が気になる場合はロフトを中二階として検討
固定資産税は、マイホームを所有することで毎年発生するコストですよね。
「平屋に中二階を加えると、固定資産税が高くなるの?」と不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中二階を極端に広くするなどの場合を除いて、平屋に中二階を加えたことによって固定資産税の額が大きく上がることはないのが一般的ですが、固定資産税への影響を考慮する場合は中二階をロフトにするという方法があります。
ただしロフトはあくまでも小屋根裏・物置なので、一般的に「天井高を1.4m以下にする」など造作に限りがある点に注意しましょう。
まとめ
平屋に中二階を加えるプランに役立つ間取り実例、中二階のメリット・デメリットなどを紹介してきました。
平屋はワンフロアにすべての居室・住宅設備を収める必要があるため、「子ども部屋だけ」「寝室だけ」など、一部屋だけでも縦の空間をいかした居室を設けられるなら、マイホームのプランが広がりますよね。
今回紹介した情報を参考に、必要な個室数・収納容量などを十分に確保した、ご家族がのびのび暮らせるおしゃれなマイホームを実現して頂けると幸いです。