平屋の間取り｜30坪前後、南北・東西に長い土地に建つ横長・縦長の平屋（2〜4LDK）の成功事例

横長・縦長の平屋は一般的に幅が狭いため、間取りを考えるのが難しいとお悩みではないでしょうか。

また希望予算・立地などに見合う土地が南北・東西に長い形状のとき、細長い平屋になることをイメージすると「本当に購入して大丈夫？」と迷いますよね。

平屋は間取りのバリエーションが少ないイメージがありますが、実は横長・縦長であってもご家族が快適に暮らせるおしゃれな間取りを十分に実現可能です！

今回は持ち家率全国トップクラスの福井で数多くの平屋を建築してきたノーク・ホームズが、世帯人数に関わらず人気の高い面積・30坪前後に絞って、南北・東西に長い土地に建つ細長い平屋の成功事例を紹介します。

このコラムのポイント
30坪前後、横長・縦長の豊富な間取りバリエーションを確認しましょう。 南北・東西に長い土地を選ぶ際には、周辺環境や横長・縦長の平屋のメリット・デメリットを把握するのがおすすめです。 平屋のマイホームの面積を決める方法がわからない方へ、世帯人数に合う面積水準を紹介します。 快適＆おしゃれな間取りづくりが成功する4つのポイントを紹介します。

 

「細長い間取りを避けられない土地形状だから平屋は難しい？」という悩みを解消する情報を紹介するので、ぜひ最後までごらん下さい！

【横長の平屋】30坪前後の間取り成功事例

まずは、横長・縦長の形状で快適＆おしゃれな間取りを完成させた事例を一緒に確認しましょう！

横長の平屋（30坪前後）から紹介します。

南北に長い土地に建つ横長の平屋事例

南北に長い土地に横長の平屋を建築する場合は、1日を通して日当たりが良い家をつくりやすいというメリットがあります。

間取り事例を確認しましょう。

【30.50坪、4LDK】南玄関、回遊動線がおしゃれな平屋

こちらは南北に長い土地に南玄関の平屋を建築した事例です。

ライフスタイルや生活時間帯が違うご家族のプライベートタイムに配慮するため、個室を玄関ホール直結・LDK直結に分けて配置しました。

またLDK⇔水回りを回遊できる間取りなので、生活動線・家事動線ともにスムーズです♪

 

東西に長い土地に建つ横長の平屋事例

東西に長くて横長の平屋をつくりやすい土地物件は、住宅地として開発されたエリアに多いのが特徴です。

間取り事例を確認しましょう。

【24.92坪、3LDK】西玄関、玄関直結の洗面所がある平屋

こちらは、近年人気が高まっている「玄関直結の洗面所」がある平屋の間取りです。

先ほどの事例と同様に回遊動線を採用していて、玄関⇔洗面スペース⇔ファミリークローゼット⇔ランドリールーム⇔LDKをコンパクトな動線で移動できます♪

ランドリールーム、ファミリークローゼットがある平屋をご希望の方は、こちらの記事で間取りバリエーションを確認できます。

＞ランドリールーム・ファミリークローゼットがある家事動線の良い間取り｜平屋の事例紹介

またコンパクトな平屋をご希望の方は、こちらの記事で間取りをごらん下さい♪

＞小さな平屋の間取り｜2LDKのおしゃれな実例、平屋間取りのポイント・注意点を解説

【28.93坪、3LDK】北玄関、二世帯住宅対応の平屋

こちらは、二世帯住宅対応の平屋間取りです。

トイレ・洗面スペースのみを分離した「一部分離型」の二世帯住宅で、家の中心に設置したランドリールーム（サンルーム）に、2方向からアクセス可能です。

平屋でも、程よい距離感で一緒に暮らす二世帯住宅が実現できますね♪

こちらの記事で、二世帯住宅の間取りパターンを詳しく確認できます。

＞40坪台の二世帯住宅（二階建て・平屋）間取りパターン｜完全分離、一部分離の事例紹介

【31.31坪、3LDK】南玄関、テラスのある平屋

こちらの平屋が建つ土地の南側には、山があります。

南向きに居室を多く配置し、1年を通して借景を楽しめる間取りとなりました。

キッチン南側を突き出した形状にしてダイニングスペースを確保し、玄関・テラスから主寝室が丸見えになるのを避けているという特徴もあります。

【縦長の平屋】30坪前後の間取り成功事例

次に、縦長で快適＆おしゃれな平屋を建築した事例（30坪前後）を紹介します！

南北に長い土地に建つ縦長の平屋事例

南北に長い土地に縦長の平屋を建築する場合は、間口が狭いほど通風・採光の確保に工夫が必要です。

間取り事例を確認しましょう。

【31.82坪、4LDK】南玄関、スキップフロアのある平屋

こちらは、コの字型の廊下＆居室の出入り口の配置によって家全体への通風・採光を確保した平屋です。

奥に細長い平屋は空間が平坦で単調なデザインになりがちですが、スキップフロアをアクセントにして、楽しい間取りとなりました。

【29.64坪、3LDK】東玄関、2方向からアクセス可能な玄関が特徴の平屋

こちらの平屋は、玄関北側に雪かき道具・タイヤなどを収納できるストックヤードを設けました。

またLDK⇔主寝室⇔水回りに回遊動線を採用し、家事がスムーズに進むよう工夫しています。

LDK＋小上がり和室は30帖ほどの大空間ですが、ダクトレス全館空調を採用しているため、1年を通して快適な室内環境の中で過ごせます。

ダクトレス全館空調とは、床に設置した給気口・排気口によって温度・湿度等が調整された綺麗な空気を住宅全体に循環させる設備のことです。

高断熱・高気密の住宅性能と掛け合わせることで、場所によって温度差がない、足元から温かい家づくりが実現します！

ダクトレス全館空調に関しては、ノーク・ホームズへお気軽にお問い合わせ下さい。

 

東西に長い土地に建つ縦長の平屋事例

最後に、東西に長い土地に建つ縦長の平屋間取りを確認しましょう。

東西に奥行きのある土地は、日当たりの良い南向きの居室を確保しやすいというメリットがあります。

【34.19坪、3LDK】東玄関、中庭のあるコの字型の平屋

こちらは、南向きの中庭があるコの字型の平屋です。

玄関と和室が直結しているため、中庭から差し込む日差しが、玄関の明るく温かい環境をキープしてくれます。

玄関から家の奥まで見通せる間取りなので、空間の広がりを感じますね。

小上がり和室に腰掛けて来客対応をしたり、趣味を楽しんだりできる、オープンな間取りです。

30坪前後、横長・縦長の平屋の間取りを紹介しました。

ただし平屋は、ワンフロアの限られた空間にすべての居室・住宅設備などを配置する必要があります。

土地形状や周辺環境を考慮して理想のマイホームを実現してくれる、平屋の施工実績が豊富なハウスメーカーに家づくりを依頼するのがおすすめです。

 

福井で平屋のマイホームを検討中の方は、ノーク・ホームズにお問い合わせ下さい。

ノーク・ホームズは「自然環境を最大限にいかす設計手法（パッシブデザイン）」と「省エネ性能の高い住宅設備」をかけ合わせた平屋建築を得意とするハウスメーカーです。

ご希望の間取りを実現するために、土地探しの段階からご家族をサポートしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい♪

 

南北・東西に長い土地を選ぶなら周辺環境、メリット・デメリットを把握しよう

横長・縦長の平屋間取り事例を確認したので、ここからは理想の家づくりを成功させる方法を紹介します。

まずは、土地選びの際に役立つポイントを、2つ確認しましょう。

• 南北or東西に長い土地を選ぶなら、周辺環境を確認するのがおすすめ
• 快適な間取り作成のために、横長or縦長のメリット・デメリットを把握しよう

南北or東西に長い土地の周辺環境を確認するのがおすすめ

「細長い土地よりも正方形に近い土地の方が快適」というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、実は暮らしの快適性は周辺環境によって大きく変化します。

暮らしの快適性とは
通風・採光によって、室内の快適な環境をキープできる 防犯上の不安が無く、安心して暮らせる　など

細長い（横長or縦長）平屋間取りのメリット・デメリットを把握しよう

どんな形状の間取りにも少なからずメリット・デメリットがあり、横長・縦長の間取りにも特徴があります。

横長間取りのメリット・デメリット
【メリット】 方角に関わらず通風・採光を確保しやすい 【デメリット】 「道路に面して横長」・「隣家に面して横長」どちらも、外から間取りや室内の様子を把握されやすい
縦長間取りのメリット・デメリット
【メリット】 外から室内全体を把握されにくい 【デメリット】 住宅中心部の通風・採光を確保しづらい

 

上記のほかに細長い平屋共通の特徴として、「間取りによって生活動線・家事動線が不便になるケースがある」というデメリットも、覚えておいて頂けると幸いです。

具体的な生活をイメージしながら間取りをチェックし、納得できるまで改善するのがおすすめです！

平屋の最適な面積とは｜世帯人数に合う面積水準を紹介

平屋はワンフロアの住宅で、決まった面積の中に居室・収納・住宅設備などを配置します。

予算と建築費用のバランスを考えて間取りを作成後、「この広さで本当に大丈夫？」と不安になることもあるのではないでしょうか。

そんなときに役立つのが、住生活基本法という法律にもとづいて策定された『住生活基本計画における居住面積水準』です。

世帯人数に合う住宅の面積水準がわかるので、簡単に一覧表で紹介します。

世帯人数	面積
1人	約12坪〜16坪
2人	約16坪〜22坪
3人	約19坪〜30坪
4人	約25坪〜37坪

〈参考〉国土交通省 住宅『住生活基本計画（全国計画）（平成28年3月18日）』

一覧表の面積に幅があるのは、以下2つの理由からです。

• 都市部と一般的な地域で面積水準が違う（都市部は面積水準が低く、一般的な地域は面積水準が高い）
• お子さまの人数によって面積水準が違う（小さいお子さまがいる世帯は面積水準が低い）

間取りを見て「面積が狭すぎる？広すぎる？」と不安になった際に、参考にして頂けると幸いです・

快適＆おしゃれな平屋間取りを作成する4つのポイント

最後に、快適でおしゃれな平屋の間取りを作成するための、4つのポイントも確認しましょう。

• ワンフロアの空間にアクセントを加える
• 生活動線・家事動線の良さにこだわるのがおすすめ
• おしゃれな空間をキープするために、収納量の確保が必須
• 通風・採光を確保する工夫が必須

ワンフロアの空間にアクセントを加える

• ロフト
• 勾配天井、躯体あらわし（梁、配管などを見せるデザイン）
• スキップフロア、ダウンフロア
• 室内土間
• シューズクローゼット

生活動線・家事動線の良さにこだわるのがおすすめ

平屋には階段がありません。スムーズに移動できる構造をいかして、生活動線・家事動線の良い間取りを徹底追求するのがおすすめです。

間取り図を見て具体的な生活をイメージし、ご自身・ご家族がゆったりと暮らせることはもちろん、スムーズに片付けや家事ができる間取りかどうかをチェックしましょう。

おしゃれな空間をキープするために、収納量の確保が必須

おしゃれな空間に共通しているのは、生活感をある程度排除しているという点です。

モノを増やさないことを意識して生活しているご家族であっても、ある程度の収納量確保が必須と考えて間取りを作成するのがおすすめです。

通風・採光を確保する工夫が必須

平屋の室内を快適な状態に保つために、通風・採光の確保が必須です。

特に平屋は土地形状や周辺環境の影響を受けやすいため、間取りを作成する際には窓・ドアなどの開口部の位置を調整して、住宅のすみずみまで通風・採光を確保できるよう工夫しましょう。

まとめ

横長・縦長の平屋間取りについて、以下の点を確認してきました。

コラムのポイントまとめ
横長・縦長の平屋でも、ご家族の理想を叶える間取りづくりが可能。 土地選びの際には、土地の条件だけでなく周辺環境もチェックするのがおすすめ。 横長・縦長の平屋間取りにはメリット・デメリットがあるが、デメリットは設計の工夫で解消できる。 国が策定した「世帯人数に対する住宅面積の水準」を参考にするのがおすすめ。 平屋は空間に変化が生まれるアクセントや通風・採光などを意識することで、快適＆おしゃれな家となる。

 

細長い形状の平屋を建築する際には、今回の情報を参考にして頂けると幸いです。

 

福井のノーク・ホームズは、土地探しの段階からご家族の家づくりをサポートしているハウスメーカーです。

住宅性能・デザイン性・価格に対する高い満足度を求めて、独自の厳しい品質基準のもとで住宅を建築しております。

自社一貫施工の技術力と豊富な経験をもとに、ご家族に最適なプランを提案いたします！お気軽にお問い合わせ下さい。