60坪〜100坪の土地に平屋を建築|間取り実例(25坪〜35坪)、駐車場2〜3台を確保可能かなど解説
「平屋には広い土地が必要なイメージだけど、広い土地物件は少ないし高額。60坪ほどの土地でも平屋を建てられる?」と疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、60坪ほどの土地があれば、十分に平屋を建てられます。また平屋の延床面積によっては、駐車場を2〜3台分確保することも可能ですよ♪
今回は数多くの平屋住宅を建築してきた福井の工務店『ノークホームズ』が、60坪ほどの土地に平屋を建てることを検討中の方へ、以下の項目をわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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予算内で理想の間取り・駐車場などの使い勝手どちらも実現する方法がわかるので、ぜひ最後までごらんください!
目次
60坪〜100坪の土地に平屋を建築|間取り実例(25坪〜35坪)
はじめに、実際に60坪〜の土地に建築した平屋の間取り実例を紹介します。
幅広い世帯人数のご家庭に人気の延床面積25坪〜35坪の平屋間取りを、一緒に確認しましょう。
60〜70坪の土地に平屋を建築
まずは60坪台の土地に平屋を建築した実例を紹介します。
土地面積60.00坪、延床面積28.93坪
こちらは、延床面積30坪以下で2世帯での暮らしも可能な間取りを実現した平屋実例です。
LDKを中心として個室を左右に分け、トイレ・洗面台を2箇所に設置している点が特徴です。
平屋にトイレを2つ設置した実例を、こちらの記事でも確認できます。
>30坪の平屋間取り|3LDK〜4LDKでトイレ2つ、ランドリールームありなど事例紹介
土地面積65.94坪、延床面積24.92坪
こちらは、延床面積25坪ほどの平屋間取りです。
個室・水回り設備を一直線に並べることでデッドスペースが生まれづらくなり、各所に十分な面積を確保できました。
土地面積68.17坪、延床面積29.64坪
こちらは縦長の土地に建築した平屋の間取り実例です。
「縦長の土地に建つ平屋は日当たりが悪い」というイメージがあると思いますが、こちらのように中庭を設けることで、明るく・風通しの良い平屋づくりが可能です♪
縦長の土地に建つ平屋の間取りを、こちらの記事で確認できます。
>平屋の間取り|30坪前後、南北・東西に長い土地に建つ横長・縦長の平屋(2〜4LDK)の成功事例
土地面積67.61坪、延床面積31.82坪
こちらは、60坪台の土地に4LDKの平屋を建築した実例です。
スキップフロアや廊下を活用して空間に変化を生み出し、ワンフロアの中で「パブリックスペースであるLDK」「プライベートスペースである個室」をおしゃれにゾーニングしました。
平屋にスキップフロアを取り入れた間取りを、こちらの記事で確認できます。
>平屋にスキップフロアを取り入れた間取り事例|ロフトとの違い、後悔しない活用方法、費用など解説
土地面積68.17坪、延床面積31.78坪
こちらも縦長の土地に建つ平屋の間取り実例です。
住宅形状をL字型にすることで、外からの視線を気にせずに使える庭を確保しました。
縦の直線距離が長い住宅のため、各個室からアクセスの良い2箇所にトイレを設置している点も特徴です。
70〜80坪の土地に平屋を建築
次に、70坪台の土地に平屋を建築した実例を紹介します。
土地面積70.54坪、延床面積34.19坪
こちらは、明るく風通しが良い中庭を中心とした平屋の間取り実例です。
中庭に面した和室・玄関を直結させた個性的な間取りで、玄関の上り框(あがりがまち)をベンチのように使えます。
中庭のある平屋の間取りを、こちらの記事で確認できます。
>平屋・コの字型の間取り|中庭のある約30坪・2〜4LDKの事例、後悔しないポイントを紹介
土地面積72.52坪、延床面積30.50坪
こちらは、LDKと個室を明確にゾーニングした平屋間取りです。
玄関ホールと廊下を活用して、ご家族1人1人がプライベートな時間を楽しめる住宅が完成しました♪
80〜100坪の土地に平屋を建築
最後に、80〜100坪の土地に平屋を建築した実例を紹介します。
土地面積83.79坪、31.06坪
こちらは、広いテラスと玄関土間を設けて外からの視線を遮り、プライベートな時間を存分に楽しめる間取りを実現した平屋実例です。
キッチンをダウンフロアにすることで、ワンフロアの空間に変化とデザイン性を生み出しました。
土地面積99.34坪、31.31坪
こちらの平屋は、廊下のない間取りです。
すべての個室・水回りをLDKと直結させ、家事・ご家族のコミュニケーションがスムーズな間取りが完成しました!
ノークホームズの施工事例ページでは、平屋の外観・内装もご確認いただけます!
60坪〜100坪の土地に建築した平屋の間取り実例を紹介してきました。
土地面積に関わらず、さまざまな延床面積・間取りの平屋があることを知っていただけたことと思います。
また間取りを確認しながら、「60坪ほどの土地にこの間取りの平屋を建てて、駐車場は確保できるの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
そこで次に、60坪の土地に「平屋+駐車場2〜3台」を確保可能かという点についても、わかりやすく解説します。
今回紹介した間取り実例は、すべてノークホームズが建築した平屋です。
福井でおしゃれな間取りの平屋をご希望の方は、ノークホームズへお気軽にお問い合わせください。
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福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
60坪〜の土地に「平屋+駐車場2〜3台」を確保可能か
60坪〜の土地に平屋を建てて、駐車場2〜3台分も確保する必要がある場合、「建ぺい率」から以下を計算できます。
- 駐車場2〜3台分が必要な場合、何坪の平屋を建てられるか
- 駐車場2〜3台分が必要で希望の延床面積も決まっている場合、何坪の土地を必要か
「建ぺい率」の意味・上記の計算方法を、簡単に紹介します。
「平屋+駐車場」の面積は「建ぺい率」から計算
「建ぺい率」とは「土地面積に対する建築面積の割合」のことで、土地があるエリアごとに30〜80%の範囲で決まっています。
平屋はワンフロアなので、「建築面積=延床面積」となることが一般的です。
※平屋でも、設計内容によって「建築面積=延床面積」とならないケースもあります。
何坪の平屋を建てられる?|駐車場2〜3台が希望
「購入する土地に何坪の平屋を建てられるか」「駐車場を2〜3台分確保できるか」を計算したい場合には、まずは以下の2ステップで、大まかに計算してみましょう。
【ステップ1:何坪の平屋を建てられるか計算】
購入する土地の建ぺい率を調べて、最大何坪の平屋を建てられるかを計算します。
例:購入する60坪の土地の建ぺい率が50%の場合 |
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土地面積60坪×建ぺい率50%=最大30坪の平屋を建てられる |
【ステップ2:駐車場を2〜3台分確保できるか計算】
上記表の例から引き続き、建ぺい率50%・60坪の土地には最大30坪の平屋を建てられるため、残りの土地面積は30坪となります。
この30坪の中に、駐車場2〜3台分を確保する必要がありますよね。
自動車の種類 (サイズ) |
1台 | 2台 | 3台 |
---|---|---|---|
軽自動車 (3.6m×2.0m) |
約2.2坪 | 約4.4坪 | 約6.6坪 |
小型自動車 (5.0m×2.3m) |
約3.5坪 | 約7.0坪 | 約10.5坪 |
普通乗用車 (6.0m×2.5m) |
約4.6坪 | 約9.2坪 | 約13.8坪 |
※小数点第2位以下を繰り上げて紹介しています。
〈引用・参考〉国土交通省ウェブサイト 道路技術分野(駐車場)『駐車場設計施工指針』10ページの数値を引用し、ノークホームズが計算
ただし以下のような要因で、「計算上は土地面積が十分な広さだけど、希望通りの住宅面積・駐車場の面積を確保できない」というケースもあるため、注意が必要です。
- 住宅は境界線から一定距離を離して建てる必要がある
- 変形の土地・段差がある土地などに住宅を建てる場合は、駐車場として活用できる面積が限られることがある など
購入する土地に「希望の延床面積の平屋+駐車場2〜3台」を確保するのが難しい場合、「外観は平屋・室内は開放的な2階建て」という構造の「1.5階建て」にプランを変更する方法があります。
1.5階建ての間取りを、こちらの記事で確認できます。
>平屋に見える「平屋風二階建て」の間取り|30坪(25〜35坪前後)のおしゃれな事例紹介
何坪の土地が必要?|平屋30〜35坪が希望
平屋の延床面積が決まっている場合、建ぺい率から逆算して、希望の延床面積の平屋を建てるために必要な土地面積を算出する方法もあります。
【例:平屋30〜35坪が希望の場合】
建ぺい率 | 平屋の面積 | 必要な 土地面積 |
駐車場 3台 |
---|---|---|---|
30% | 30坪 | 100坪〜 | ◯ |
35坪 | 約117坪〜 | ||
40% | 30坪 | 75坪〜 | |
35坪 | 87.5坪〜 | ||
50% | 30坪 | 60坪〜 | |
35坪 | 70坪〜 | ||
60% | 30坪 | 50坪〜 | △ |
35坪 | 約59坪〜 | △ | |
70% | 30坪 | 約43坪〜 | ✕ |
35坪 | 50坪〜 | ||
80% | 30坪 | 37.5坪〜 | |
35坪 | 約44坪〜 |
※小数点以下を切り上げて紹介しています。
ただし「土地面積が小さいほど駐車場の台数が限られる」点に注意が必要です。
駐車場・平屋以外のスペースも忘れずに
またマイホームを建てる際には、住宅・駐車場のためのスペース以外にも、必要に応じて以下のようなスペースの確保も検討する必要があります。
- 庭
- 土地の入口から玄関までのアプローチ
- 自転車置場
- 物置
- 外置きの住宅設備(給湯器の室外機、エアコンの室外機など)
- 植栽を植えるスペース など
そのため、土地選びの時点から「理想のマイホームを実現できるか」を、プロに相談してプランを組み立てられると安心ですね。
福井でマイホームづくりを依頼する施工業者をお探しの方は、ノークホームズにお問い合わせください。
土地選びの段階から、ご家族の理想のマイホームづくりをサポートいたします。
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福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
60坪〜の土地を選ぶ際の注意点|固定資産税アップなど
最後に、60坪〜の土地を購入して平屋を建てる場合に、前もって知っておくべき注意点も紹介します。
60坪〜の土地を選ぶ際の注意点 |
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郊外には比較的低価格で販売されている広い土地物件もありますが、広い土地は整備の初期費用・住み始めてからの整備の手間を避けられません。
こちらの記事で、土地の選び方を確認できます。
>土地選びの優先順位を解説|土地選びのポイントチェックリスト、買わないほうがいい土地の条件も紹介
60坪の土地に平屋を建てる費用の目安
最後に、60坪の土地に平屋を建てる費用の目安を紹介します。
フラット35が毎年公表している利用者調査によると、2022年にフラット35を利用して建てられた住宅の坪単価は、以下のとおりでした。
【注文住宅の建築価格 3194.6万円÷平均住宅面積の全国平均坪 33.72875坪=坪単価の全国平均 94.72万円】
※坪単価とは、1坪あたりの住宅建築費用のことです。
〈引用・参考〉住宅金融支援機構ホームページ 利用者調査『2022年調査結果」 19ページよりノークホームズが計算
上記の坪単価を参考にすると、平屋の建築費用の目安は以下のとおりとなります。
延床面積 | 建築費用の目安 |
---|---|
25坪 | 2,368万円 |
30坪 | 2,842万円 |
35坪 | 3,316万円 |
※小数点以下を切り上げて紹介しています。
上記の費用はあくまでも目安で、土地の状況・使用建材や住宅設備のグレード・施工業者などによって住宅建築費用は変わります。
こちらの記事で、マイホーム完成までの流れ・費用を詳しく確認できます。
>注文住宅完成までの流れ(土地なし・土地あり)一覧|期間、頭金あり・なしの違い、費用内訳も紹介
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福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
まとめ
60坪ほどの土地に平屋のマイホームを建築する際に役立つ、間取り実例・駐車場を2〜3台分確保する必要がある場合の考え方などを紹介してきました。
60坪ほどの面積の土地に「25坪〜35坪の平屋+駐車場2〜3台分」を確保できるかは、建ぺい率・土地の形状などを確認して判断する必要があります。
今回紹介してきた情報を参考にしていただき、ぜひ早い段階で施工業者を決めて相談しながら、思い描く理想のマイホームを実現してください!