土地選びの優先順位を解説｜土地選びのポイントチェックリスト、買わないほうがいい土地の条件も紹介

土地選びによって家づくりのプランが大きく左右されるため、優先順位を決めて理想の土地を手に入れたいですよね。

また条件の良い土地は人気がありすぐに買い手がつくので、前もって土地選びの決断に役立つ情報を確認しておくのがおすすめです！

そこで今回は、ご家族の土地選びから家づくりまでをワンストップでサポートしている福井のハウスメーカー『ノークホームズ』が、以下の項目をわかりやすく解説します。

このコラムのポイント
土地選びの優先順位は、ご家族ごとに違います。優先順位を決める方法をお知らせします。 土地選びでは物件概要・内見それぞれのチェックポイントがあります。リストにして紹介します。 別途費用がかかる・生活に影響するなど、一般的に買わないほうがいい土地の条件も確認しましょう。 スムーズに土地選びをして購入する方法を紹介します。

 

理想の土地に出会い、スムーズに購入するための情報を整理してお話しするので、ぜひ最後までごらんください！

土地選びの優先順位を決める方法を解説｜後悔しない土地選びをしよう

 

土地選びの際に優先するべき項目はご家族ごとに違うため、以下3つをランク付けして決めるのがおすすめです！

• 価格
• 立地
• 面積

各項目をどのようにランク付けするのかを、簡単に解説します。

予算

総予算を抑えて家づくりをする場合は、価格を重視して土地を選ぶのがおすすめです。

• 家本体
• 諸費用（外構費用、登記費用、不動産取得税など）

 

こちらの記事で家づくりにかかる全費用を紹介しているので、ぜひチェックしてください。

＞注文住宅完成までの流れ（土地なし・土地あり）一覧｜期間、頭金あり・なしの違い、費用内訳も紹介

 

総予算を抑えて家づくりをする場合は、土地価格・土地購入諸費用に配分する予算をオーバーしないように土地選びをしましょう。

周辺環境

「総予算の調整が可能」、「土地に配分できる予算に余裕がある」という場合は、家づくりをする目的や暮らし方に関わる周辺環境の優先順位を高くするのがおすすめです。

周辺環境とは、以下のような環境のことです。

• 教育環境：お子さまが学区内の公立学校に通う場合は義務教育期間の教育環境、高校・大学との距離など
• 自然環境：周辺にどの程度自然があるか、家を建てた場合に採光・通風が確保しやすいかなど
• 近隣の医療環境
• 商業施設：スーパー、コンビニなどとの距離
• 交通アクセス
• 道路事情：周辺道路の利用状況、歩道アリ・ナシなどの状況など
• 治安

 

周辺環境は、暮らしの安心・満足度に直結します。

また周辺環境が短期間で大きく変わる可能性は低いため、予算に余裕がある場合は周辺環境の優先順位を高くするのがおすすめです。

面積

以下のような場合は、土地面積の優先順位を高くするのがおすすめです。

• 間取りイメージがハッキリしている
• 駐車場が必須
• 庭が必須
• 家に店舗・事務所・倉庫などを併設したい

必要な面積を確保しないと暮らしづらさや不便が生まれるため、建物・外構などのプランを組み立てた上で面積を重視して土地選びをしましょう。

 

紹介した3つの項目すべてが理想通りの土地は、なかなか無いものです。

• 予算内だけど面積が足りない
• 周辺環境は良いけど予算オーバー　など

まずは冷静に優先順位を決め、満足度が低い項目については「アイディア次第で難点をクリアできる」と考えるのがおすすめです！

 

家づくりのアイディアは、施工実績が豊富で高い提案力を持つハウスメーカーの協力を得て練り上げましょう。

ハウスメーカーには、プロならではのアイディアがあります！

• 平屋が希望だけど土地面積が足りない→外観は平屋・室内は開放感のある2階建てという設計も可能
• 周辺環境の影響で窓を開放できない、洗濯物を外に干せない→優れた換気性能を持つ全館空調を採用　など

福井で施工実績・提案力ともに高い評価を得ているハウスメーカーをお探しの方は、ノークホームズにご相談ください。

家づくりが大好きなスタッフが、長期的な視点でご家族の快適な暮らしを実現する家づくりをサポートいたします♪

 

ノークホームズは、高性能・おしゃれなデザイン・多彩な提案で高い評価を得ているハウスメーカーです。

施工事例もぜひごらんください♪

〈施工事例〉

土地選びのポイントチェックリスト

土地選びの優先順位を決めると同時に、土地の細かい条件を確認する必要がありますよね。

土地の細かい条件は、「土地の物件概要」・「内見（現場下見）」で総合的に確認するのがおすすめです。

チェックするべきポイントを、リストにして紹介します。

物件概要でチェックするべきポイントリスト

土地の物件概要とは、不動産業者の窓口やインターネットの物件情報などで提示される概要のことです。

物件概要を見て、「家づくりの条件」・「周辺環境」、「暮らし始めるまで＆暮らし始めてからの費用」などを把握してください。

一般的な住宅地を買う場合にチェックするべきポイントのリストは、以下のとおりです。

リスト	チェックポイント
価格・面積	希望に合うかどうかをチェック
私道負担面積	土地に接する道路が公道ではなく私道。固定資産税が発生する
土地権利	一般的に2種類 ・所有権：土地を所有する権利を購入できる ・定期借地：一定期間土地を使う権利を購入できる
都市計画	主に2種類 ・市街化区域：住宅・商業施設・公園などを整備している区域 ・市街化調整区域：農地・緑地などの保全を優先する区域
用途地域	地域の区分によって建物の用途、建物の条件が変わる
建ぺい率・容積率	どちらの率も、土地面積に掛けて計算 ・建ぺい率：1階部分面積の上限 ・容積率：延床面積の上限
接道状況	以下の場合は家を新築できない ・間口が2mより狭い ・接道なし
地目	・不動産登記上の地目で、現況と違う場合がある ・宅地以外の場合は役所との協議、地目変更などが必要
セットバック	土地に接する道路幅を4m以上にするために土地を後退させる必要がある
建築条件	一般的に2種類 ・あり：施工業者の指定あり ・なし：施工業者の指定なし ※追加費用を支払って建築条件をはずせるケースもある
現況	一般的に2種類 ・更地 ・古家あり：家が建ってるので、解体費用が必要
設備	電気・ガス・上下水道が引き込まれているか確認
引き渡し	引き渡し時期・引き渡し条件が記載されている

内見（現地下見）でチェックするべきポイントリスト

土地選びの際には、内見（現場下見）も重要です。現地に行くことで初めて分かることがたくさんあるため、必ず内見をしてください。

内見の際にチェックするべきポイントリストは以下のとおりです。

リスト	チェックポイント
土地の状況	・更地であっても切り株がある・大きな木が残っている・雑草が伸びている・コンクリートが残っているなどの場合は、整備してから家を建てることになる ・道路・隣地との段差
・自然環境 ・周囲の建物 ・災害時の環境	・景観 ・周囲の建物の高さ（採光・通風に影響する） ・周囲の建物の用途（商業施設or住宅で環境が全く違う） ・隣接する家や土地の植栽・雑草などの状況 ・隣接する建物との距離 ・雪が降る地域※では除雪車が来る場所か、除雪しやすいか ・災害時の避難のしやすさ ・浸水・土砂災害などの危険性
商業施設へのアクセス	近くにスーパー・コンビニなどはあるが「信号のある横断歩道がない」というケースもある
周辺道路の状況	・時間帯ごとの混雑状況 ・歩道アリorナシ ・平坦or坂道が多い
治安	繁華街との距離、通行人の状況など
子育て環境	・公園・児童館・教育施設・周辺の教育機関・塾の数など ・幼稚園・保育園の数、通園アクセス ・学校までの距離・経路・安全性 上記以外に、可能であれば以下の点もチェックがおすすめ ・学区の小学校の教育環境（隣同士の学区でも教育環境が全く違うケースがあります） ・自治体の子育て支援
ゴミ出しルール	別の自治体に引っ越す場合は、ゴミ出しルールが全く違うケースがある
町並み	・道路・ゴミ捨て場・街灯の整備状況 ・近隣住宅や住民の雰囲気

※雪が降る地域での家づくりについて、こちらの記事でポイントを紹介しています。

＞雪国の家づくり｜雪国の家ならではの建築デザイン事例、屋根・間取りの工夫や特徴を紹介

一般的に買わないほうがいい土地の条件とは

次に、一般的には「買わないほうがいい」と言われている土地の条件も確認しておきましょう。

「整地や家の設計などによってカバーできる条件」・「ご自身では変えられない条件」がある点に分けて考えるのがおすすめです！

整地や家の設計などによってカバーできる条件

まずは、整地や家の設計などによってカバーできる項目ではあるものの、費用・時間・手間などの面から一般的には「買わないほうがいい」と言われる土地の条件です。

項目	理由
道路・隣地の土地と段差がある	玄関や駐車所の位置・道路より低い部分の湿気対策などが必要
古い擁壁の上にある	安全性の確認・役所との協議・擁壁のつくりなおしなどが必要
地盤がゆるい	・地盤改良に高額の費用がかかる ・土砂災害・液状化などの可能性がある
ライフライン（電気・ガス・水道）の引き込みが無い	整備費用が高額となるケースがある
売り主がローン返済を終了していなくて銀行の抵当権が残っている	個人売買の際に注意が必要
市街化調整区域	住宅が建てられるかどうかを購入前に確認する必要がある
境界がわからない	隣接する土地の持ち主と協議が必要
消火栓・防火水槽・消防水利が5m以内にある※	駐車場を作れない可能性がある
いびつなかたち	間取りの自由度が低くなるため設計の工夫が必要

※参考：道路交通法 第四十五条

変えられない条件

次に、ご自身で状況を変えるのが難しい土地の条件です。

以下のような条件の土地を検討する場合には、長く快適に暮らせるかどうかを現実的に検討してください。

項目	理由
建築基準法上の規定で家を建てる際の制限が多い	間口が2mより狭いなどで新築不可の土地もある
浸水区域	土地を"かさまし"しても浸水する危険性がゼロにならない
水はけが悪い	・大雨のたびに浸水の心配をすることになる ・シロアリのリスクも高いのが一般的
線路の近く	音、線路から出るゴミ・サビなどの影響がある
心理的瑕疵（しんりてきかし）がある	墓地の近く、事件歴があるなど
有害物質を扱っていた土地（工場・ガソリンスタンド跡地など）	土壌汚染の危険性があるため、土壌調査や土壌改良が必要

 

「この土地物件はなぜこんなに安いの？」と感じたときには、上記のような条件に当てはまる可能性があります。

紹介した条件を、後悔しない土地選びの参考にしていただけると幸いです。

 

また「ネガティブな条件がある土地だけど、選んで大丈夫？」と不安なとき、頼りになるのがハウスメーカー等のプロの存在です。

ぜひ「ネガティブな条件をカバーできるかどうか」、「カバーするにはどれくらいの費用や手間が必要か」などを、気軽に相談できる施工業者を選んでください！

 

福井で土地選びの段階からサポートを依頼できるハウスメーカーをお探しの方は、ノークホームズにお問い合わせください。

ノークホームズは、家づくりの前に必ず敷地調査を行います。

また施工工程の中に検査会社（第三者機関）の監査・改善指導などの機会を複数回設けて、家づくりの徹底した品質管理を実施しています！

 

スムーズに土地選びをして購入する方法

最後に、土地選びから購入までをスムーズに進める方法も紹介します。

土地探しの方法5パターンを駆使する

「理想の土地が見つからず、いつまでも家づくりができない」というケースは少なくありません。

土地探しの際には、以下5パターンの探し方を駆使して多くの物件情報を獲得しましょう！

• 不動産業者に情報提供を依頼
• ハウスメーカーに土地探しの協力を依頼
• インターネットの複数サイトで物件情報を検索
• 知り合いに声がけ
• 希望エリアを歩いて空き地を探す（登記簿で土地所有者を調べて直接交渉）

 

土地は早いものがちが基本！気に入った土地はすぐに購入手続きを進めよう

土地購入の権利は、「早いものがち」が基本です。（基本的に1番手で買付申込みをした人が最優先の購入権利者となります）

また条件が良い土地は争奪戦となるのが一般的なので、いい土地を見つけたらすぐに希望プラン（間取り等）が実現可能かどうかを判断して買付申し込みの手続きを進めましょう。

ちなみに売り主の状況によって以下のような申込者が優先されるケースもあるため、どうしても諦められない土地物件の場合は不動産業者に相談してください。

• 売値よりも高い価格を提示する申込者
• 値引き交渉をしない申込者
• すぐに契約・入金が可能な申込者　など

 

福井のノークホームズは、ご家族のライフスタイルやご要望からマイホームでの最適な暮らしを導き出し、必要な土地面積・条件などを明確にします。

土地選びと家づくりを同時進行できる体制のため、マイホーム完成までの流れがスムーズですよ♪

また「自然の力（採光・通風など）を最大限に活かす設計（パッシブデザイン）」・「優れた省エネ性能（高断熱・高気密など）」・「最新の住宅設備」によって、快適でありながらランニングコストを抑えられる家づくりが可能です。

福井でハウスメーカーをお探しの方は、お気軽にお問い合わせください！

 

まとめ

土地選びの優先順位を決めるために必要な情報を紹介してきました。

コラムのポイントまとめ
土地選びの優先順位は「予算」・「周辺環境」・「面積」をランク付けすると決めやすい。 土地選びの際には、物件概要・内見それぞれでチェックするべき項目がある。 一般的に買わないほうがいいと言われる土地を検討する場合は、ネガティブな条件が解決可能か冷静な判断が必要。 土地選びからマイホーム完成までがスムーズに進むように、前もってハウスメーカーを決めるのがおすすめ。

 

今回の情報を参考に、マイホーム完成後の理想の暮らし実現まで見すえた土地選びをしていただけると幸いです！