平屋を新築後に「うるさい」と後悔しない方法|リビングの音・雨音など室内・屋外両方の防音対策を解説
平屋の新築後にさまざまな音が「うるさい」と感じると、暮らしの「質」に影響します。
たとえリビングに響く小さな生活音や、雨音などの自然音であったとしても、気になりだすとストレスを感じてしまいますよね。
そこで今回は、平屋の施工実績が豊富な福井の工務店『ノークホームズ』が、平屋を新築後に「うるさい」と後悔しない方法をご紹介します。
このコラムのポイント |
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音を気にせず快適に暮らせる家づくりをしたい方、平屋の新築後に音問題で後悔したくない方に役立つ記事です。
室内・屋外両方の防音対策を詳しく解説しますので、ぜひ最後までごらんください。
目次
平屋を新築後に「うるさい」と後悔する原因、うるさく感じる理由
はじめに、SNSなどでよく見かける平屋を新築後に「うるさい」と後悔した声、「うるさい」と感じる理由をご紹介します。
音の原因を特定することで、適切な対策を検討しやすくなります。
お客様ご自身が抱える音のお悩みと照らし合わせながら、ストレスの理由を紐解いてみましょう。
リビングの音が個室に響いてうるさい
平屋はワンフロアにすべての居室が集まっているため、特にご家族が集まるリビングから出る以下のような音が「うるさい」という口コミが多数あります。
- 話し声
- テレビの音
- 足音
- ドアの開閉音 など
上記の音がうるさく感じる、主な理由は以下のとおりです。
- リビングと個室が近い
- 音が出る方向に個室がある
- 音が出やすい建材を使用している など
水音(トイレ・キッチンなど)が響いてうるさい
平屋は住宅設備もワンフロアの中にあるため、特に静かな深夜にトイレ・キッチンなどの水音が家中に響いて「うるさい」という口コミが多数あります。
特に、トイレの流水音などはなるべく聞こえないのが理想ですよね。
新築後にトイレの配置に後悔する声も、SNSなどでよく見られます。
水音がうるさく感じる主な理由は以下のとおりです。
- 音を遮る室内壁が少ない
- 水圧が高いことが原因で音が出やすい状態
- 音が出やすい設備を使用している など
屋根に当たる雨音がうるさい
平屋はすべての部屋と屋根が近いため、屋根に当たる雨音がうるさく感じるケースもあります。
屋根に当たる雨音が室内まで響いて「うるさい」主な理由は以下のとおりです。
- 音が響きやすい建材を使用している
- 軒がないor軒が短すぎて雨の音が直接室内に響いている など
屋外から室内に聞こえる音がうるさい
平屋はすべての居室が1階なので、屋外から聞こえる音がうるさく感じるケースもあります。
- 車の走行音
- 人の話し声
- 近隣のペットの声
- 自宅・隣接する住宅の屋外設備(エアコン室外機など)の音 など
屋外から室内に聞こえる音が、「うるさい」主な理由は以下のとおりです。
- 家と道路・隣接する家の距離が近い
- 車通り・人通りが多い方角に寝室を配置している など
ここまで平屋を新築後に、「うるさい」と後悔する具体的な理由をご紹介してきました。
平屋を新築した方の中には、「ご家族が出す音が屋外に漏れているのでは?」と不安を感じたケースもあることでしょう。
平屋は室内・屋外の距離が近いという特徴があるため、安心して暮らすためには音に悩まされない工夫が必要です。
次の章では、室内・屋外両方の防音対策をご紹介します。
福井で平屋のマイホームを検討中の方は、平屋の施工実績が豊富な工務店・ノークホームズにお問い合わせください。
周辺環境を考慮しながら、ご家族が安心して暮らせるプランをご提案いたします。
平屋を新築後に「うるさい」と後悔しない5つの方法|室内・屋外両方の防音対策を解説
平屋を新築後に「うるさい」と後悔しないためには、「室内から出る音」「屋外から入る音」両方に配慮してプランを組み立てる必要があります。
平屋の新築プランを組み立てるうえで必須の防音対策は、主に下記の5つあります。
室内・屋外両方の防音対策の例 |
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それぞれ防音対策につながるポイントをご紹介します。
間取り|具体的な暮らしをイメージして作成
平屋の室内から室内へ響く音をうるさいと感じないためには、下記のように間取りの工夫が必要です。
- リビングと寝室が隣接している壁には収納を設置
- リビングやキッチンなど、音が出やすい部屋と静かに過ごしたい寝室などの距離を離して配置
- 部屋の役割に合わせて、適切に廊下をはさむなど、音の伝わりを抑える
特に生活時間が違うご家族が一緒に暮らす場合は、ご家族1人1人の具体的な暮らしをイメージして音を気にせず暮らせる間取りを作成する必要があります。
家族のライフスタイルを改めて把握すると、間取り作成に役立ちます。
建材選び|防音・遮音性能を備えた建材を採用
「建材」とは、住宅を建築するために使用する材料のことです。
防音・遮音機能を持つ建材を選ぶことで、室内・屋外両方の音がやわらぐため、音が気になる部屋は特に慎重に建材を選びましょう。
防音・遮音機能を意識して選ぶのがおすすめの主な建材は、以下のとおりです。
防音・遮音機能を意識して選ぶのがおすすめの主な建材 |
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屋根形状を考慮
平屋の屋根形状のバリエーションは、さまざまです。
以下のような屋根形状は屋根裏空間をつくりやすいため、「雨音が屋根から居室へ届きづらい」という特徴があります。
防音対策が期待できる屋根の形状例 |
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また「屋根が高い部分に寝室を配置する」など間取りを工夫すると、雨音が気になりづらくなります。
こちらの記事で、さまざまな屋根形状を確認できます。合わせてごらんください。
>平屋の外観を片流れ屋根にする|かっこいい外観・間取り事例、メリット・デメリットなど解説
マイホームと道路・隣接する住宅の距離・位置を考慮
屋外から室内に入る音、屋外に出る音を気にせず生活するために、以下の点を意識して「敷地内の、どの位置にマイホームを建築するか」を決める必要があります。
- 車通り・人通りの多い道路と住宅の距離
- 隣家との距離
- 敷地の境界に、植栽などをはさむ工夫を
- 特に、リビングや寝室など「くつろぎの場」を騒音源から遠ざける
また、道路や隣家との距離を確保しづらい場合には、住宅形状をL字型・コの字型などにして中庭を設けるといったアイデアもあります。
L字型・コの字型の住宅の間取りを、こちらの記事で確認できます。参考になさってください。
>平屋・L字型がおしゃれ|25坪〜35坪の2〜4LDK外観・間取り事例、デメリット解消方法を紹介
>平屋・コの字型の間取り|中庭のある約30坪・2〜4LDKの事例、後悔しないポイントを紹介
平屋の施工実績が豊富な施工業者を選ぶ
ここまでご紹介してきたとおり、平屋のマイホームを建てる際には、さまざまな配慮が必要です。
一般的にどの施工業者でも、依頼すれば平屋建築は可能ですが、新築後の暮らしまで配慮したプランを組み立てたい場合には、平屋の施工実績が豊富な施工業者を選びましょう。
福井で平屋のマイホームを検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。
これまでの施工経験から、多彩なアイデアで家族構成の変化なども見据えた間取りプランをご提案いたします。
平屋の室内・屋外両方の防音対策が成功した間取り事例
最後に、平屋の間取りなどを工夫して室内・屋外両方の防音対策に配慮した間取りの成功事例をご紹介します。
廊下を設けてリビング・個室の距離を確保した間取り
静かに過ごしたい寝室や個室とリビングの間に廊下を設けて、距離を確保した間取りです。
トイレ・浴室・キッチンなど、水の音が気になる水回りと居室の距離を取り、防音対策に配慮しました。
中庭で道路とリビングの距離を確保した間取り
くつろぎの場であるリビングの前に中庭を配し、道路との間に距離を確保した間取りです。
防音対策としてだけでなく、中庭の植栽が目隠しの役割も果たしプライバシーも確保できます。
水回り設備と個室の距離を確保した間取り
音が気になる水回り設備と個室や寝室を離し、音の伝わりを抑えた間取りです。
洋室(個室)とトイレの間に設置された収納(クローゼット)は、防音対策としても役立ちます。
ノークホームズでは、今回ご紹介しきれなかった施工事例を数多く公開しています。こちらも、ぜひごらんください。
まとめ
この記事では、平屋を新築後に「うるさい」と後悔しない方法、室内・屋外両方の防音対策、間取りの成功事例を解説してきました。
音を気にせず快適に暮らすためには、敷地の中で家を建てる位置、間取りの工夫、建材選びが重要なポイントになります。
音の感じ方は人それぞれですが、ご家族がマイホームを建てた後に音に悩まされることがないよう、計画の段階から慎重に検討することが大切です。
防音対策にも配慮した居心地のいい家づくりを目指す方は、福井の工務店ノークホームズへお気軽にご相談ください。