平屋の屋根をおしゃれに見せるポイント|地域の気候に合うおすすめ屋根素材と種類、実例も紹介

平屋の屋根をおしゃれに見せるポイント|福井・石川の平屋外観事例|ノークホームズ

平屋を建てる際は、住宅全体のデザインだけでなく、おしゃれで機能的な屋根のデザインにもこだわりたいですよね。

そこで今回は、デザイン性と機能性を両立した住宅設計を得意とする福井・石川の工務店「ノークホームズ」が、以下の項目をわかりやすくご紹介します。

このコラムのポイント
  • 平屋の屋根をおしゃれに見せるポイントを紹介します。
  • 平屋に採用される主な屋根形状・屋根素材の特徴やメリット・デメリットについて解説します。
  • 地域の気候にあった平屋の屋根選びと施工実例を紹介します。

 

新築の平屋を検討中の方は、ぜひ最後までごらんください。

 

平屋の屋根をおしゃれに見せるポイント

平屋の屋根をおしゃれに見せるポイント|福井・石川の平屋外観事例|ノークホームズ

平屋の屋根をおしゃれに見せるためには、「外観全体のバランス」「デザインに合う屋根形状や素材の選択」が大切です。

平屋は、屋根が外観の大部分を占めるため、屋根のデザインが家全体の印象に大きな影響を与えます。

 

  • 外観全体のバランスを考慮して形状を選ぶ:間取りや窓の配置、外壁の色と統一感を持たせることで、バランスの取れたデザインが完成します。
  • テイストに合わせた屋根形状・素材を選ぶ:シンプルでモダンなデザインなら「片流れ屋根」、和風なら「寄棟屋根」など、テイストに合う形状を選びましょう。

次の章で、屋根の形状や種類・素材について詳しく解説します。

 

福井・石川でおしゃれな平屋を検討中の方は「ノークホームズ」にご相談ください。

デザイン性と機能性を両立した住まいを得意とする工務店です。

 

平屋に採用される主な屋根形状の特徴

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平屋の屋根形状にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

ここでは、代表的な以下の屋根形状について解説します。

  • 片流れ屋根
  • 切妻屋根
  • 寄棟屋根
  • 陸屋根
  • 差し掛け屋根(招き屋根)

 

片流れ屋根

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片流れ屋根とは、1枚の面で片側に勾配をつける形状の屋根のことです。

シンプルな形状の片流れ屋根は、スタイリッシュな見た目が特徴です。

平屋を建てる際に片流れ屋根を選ぶご家族は多く、傾斜を工夫して天井を高くしたり、屋根裏スペースを設けたりするケースがあります。

【メリット】

  • 「モダン」「ナチュラル」「シンプル」など、さまざまなテイストに対応できる。
  • 雨漏りしにくい構造である。
  • 天井を高くすることで、開放感のある室内空間を作れる。
  • 太陽光パネルを設置しやすい。
  • シンプルな構造のため施工がしやすく、コストを抑えられる。

【デメリット】

  • 使用する素材によっては劣化が早まる可能性がある。
  • 片側の外壁に日光が当たりやすく、部分的に劣化が進みやすい場合がある。
  • 雨や雪が片側に流れるため、近隣への配慮が必要。

 

片流れ屋根の事例、片流れ屋根を選択する際の注意点を、こちらで確認できます。
>平屋の屋根を片流れ屋根にする|かっこいい外観・間取り事例、メリット・デメリットなど解説

 

切妻屋根

切妻屋根はシンプルで機能的な形状であり、和風からモダンまで幅広いデザインと調和します。

2枚の屋根面が三角形を形成するため、伝統的な外観を持ちながらも、雨や雪が流れやすい機能的な構造を備えている点も魅力です。

【メリット】

  • 屋根勾配のアレンジによるデザインの自由度が高い。
  • 多くの住宅で採用されていることから、建材調達・施工技術者の確保などの面でコストを抑えやすい。
  • 傾斜があるため、雨や雪が自然に流れ落ちやすい。
  • メンテナンスをしやすい。

【デメリット】

  • デザインがシンプルなため、場合によっては安っぽく見えることがある。
  • 三角形の「妻側※」の外壁が風雨にさらされやすく、劣化が進みやすい。
  • 多くの住宅で採用されているため、デザインが他の住宅と重なりやすい。

※妻側...屋根が三角に見える面を「妻側」、屋根がまっすぐに見える面を「桁側」といいます。

切妻屋根は、シンプルなデザインが他と重なることもありますが、工夫次第で個性を引き出せる、柔軟な屋根形状です。

 

寄棟屋根

寄棟屋根は4方向に勾配がある形状で、耐久性に優れ、和モダンなデザインに適した日本の伝統的な屋根形状です。

【メリット】

  • 雨水が効率よく排水され、雨漏りのリスクが低い。
  • 屋根全体が建物を覆うため、外壁を日差しや風雨から保護しやすい。
  • 強風や日射に強く、室内温度上昇を抑えて、快適な環境を保ちやすい。

【デメリット】

  • 屋根同士の接続部分が多いため、他の屋根形状と比較して雨漏りのリスクが高い。
  • 屋根裏スペースが少なく、収納や通気性の確保が難しい。
  • 太陽光パネルの設置が困難で、設置可能面積が限られる。

 

陸屋根

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陸屋根は勾配のない屋根形状で、フラットで都会的なデザインが特徴です。

【メリット】

  • シンプルで四角い外観が実現できる。
  • 屋上を「ルーフバルコニー」や「ガーデニングスペース」、「太陽光パネルの設置場所」として活用できるため、利便性が高い。
  • 屋根形状がフラットなため、風の影響を受けにくい。

【デメリット】

  • 勾配がないため、施工精度によっては屋根の上に雨水が溜まり、経年劣化によって雨漏りが発生するリスクがある。
  • 定期的な防水メンテナンスが必須で、メンテナンスコストがかかる。
  • 屋根がフラットなため、屋根に面する室内が夏は暑く、冬は寒くなりやすい。

 

差し掛け屋根(招き屋根)

近年の平屋では、切妻屋根の片面を長く、もう片面を短くする「差し掛け屋根」も人気です。

差し掛け屋根は、「招き屋根」や「複合屋根」とも呼ばれ、異なる屋根形状を組み合わせることで、他にはない独特な外観デザインが実現します。

ただし、異なる屋根を組み合わせると施工が複雑になるため、予算に応じて検討しましょう。

 

福井・石川でおしゃれな平屋をご希望の方は、ノークホームズにご相談ください。

平屋の豊富な施工経験を活かし、ご家族が安心して暮らせるデザイン性の高いプランをご提案いたします。

 

平屋の屋根素材の種類とメリット・デメリット

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平屋の屋根素材には、住宅の構造や地域の気候に適したさまざまな種類があります。

それぞれの素材には独自の特徴があり、「耐久性」「デザイン」「コスト」などの面で選び方が異なります。

ここでは、平屋によく使われる3つの屋根素材についてご紹介します。

  • 金属屋根
  • スレート屋根
  • 瓦屋根

 

金属屋根

金属屋根とは、金属板を薄く加工し、長い板状にした屋根材のことです

金属は軽量で耐久性があり、加工の自由度が高いため、平屋の屋根材として多く採用されています。

特に「ガルバリウム鋼板」は、シンプルでモダンなデザインに仕上がることから、人気があります。

金属屋根のメリット 金属屋根のデメリット
・デザインの選択肢が豊富
・軽量で耐震性に優れ、加工しやすい
・防水性が高く、雨や雪に対する耐久性が強い

・飛来物による衝撃で表面に傷ができやすい
・海沿いなどの地域では、塩害の影響を受けやすい
・断熱性や遮音性が低い製品もある

 

ガルバリウム鋼板の屋根について、こちらの記事で確認できます。
>ガルバリウム・片流れ屋根のモダンな平屋事例|ガルバリウムの価格・メリット・デメリットなど紹介

 

スレート屋根

スレートとは、天然の石を薄く加工した「天然スレート」や、セメントと繊維を混ぜ合わせて薄い板状に成型した「化粧スレート」などで作られる屋根材です。

スレートは軽量でデザインの自由度が高く、現代の住宅で広く使われています。

スレート屋根のメリット スレート屋根のデメリット
・カラーバリエーションが豊富
・施工費用を抑えられるケースが多い
・軽量

・強い衝撃や凍結などで割れる場合がある
・屋根材の接続部が多いため、施工精度によって雨漏りしやすいケースがある
・約20〜30年が耐用年数で、定期的なメンテナンスが必要

 

瓦屋根

瓦屋根は、耐久性が高く、重厚感のある伝統的な外観を求める方に適しています。

粘土を焼き上げた瓦は、日本の建築に古くから採用されており、長い耐用年数と高い断熱・防音性を持つ屋根材です。

瓦には、日本の伝統的な「日本瓦」だけでなく、モダンなテイストに合う「平瓦」、洋風の住宅にも取り入れやすい「洋瓦」があります。

瓦の特徴は、災害などで壊れない限り、メンテナンスや交換の必要がないという高い耐久性です。

瓦屋根のメリット 瓦屋根のデメリット
・耐用年数が長い
・断熱性が高い
・防音性が高い

・施工費用が高い
・重いため、住宅全体の耐震性強度の確保が必要

 

近年では、安全を考慮し、軽量化された瓦もあります。

 

福井・石川で平屋の新築を検討中の方は、「ノークホームズ」にご相談ください。

気候・周辺環境に配慮し、ご家族が1年を通して快適に過ごせる家づくりをサポートします。

 

地域の気候にあった平屋の屋根選び

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ここまで、おしゃれな平屋の屋根形状・素材について紹介してきました。

平屋の屋根選びは、デザイン性だけでなく、地域の気候に合った形状や素材を選ぶことが重要です。

各地域の気候特性に合った屋根を選ぶことで、快適で耐久性のある家づくりが実現します。

雪・風・暑さなど、気候の影響を受けやすい屋根だからこそ、適切な形状や素材が必要です。

地域特性の気候 おすすめの形状や素材
雪の多い地域 ・傾斜を大きくつけて雪を積もりにくくする「片流れ屋根」「切妻屋根」がおすすめです。
・屋根材は、雪の重さに耐え、かつ軽量な「金属系」や「スレート」がおすすめです。
重い瓦は積雪の重さで負担が大きくなるため不向きです。
台風の多い地域

・風の影響を受けにくい「寄棟屋根」「切妻屋根」がおすすめです。
防水性が高く、風に強い金属製の屋根材を選びましょう。

夏の暑さが厳しい地域

・屋根に勾配をつけ、天井裏に空間を設けられる「切妻屋根」や「差し掛け屋根」がおすすめです。
太陽熱を遮断する効果が高い、遮熱性能に優れた屋根材を選びましょう。

 

地域の気候特性を考慮した屋根選びをすることで、快適で長持ちする平屋が実現します。

 

雪国の家の屋根について、こちらで詳しく確認できます。
>雪国の家ならではの屋根|雪対策ができる屋根・屋根形状(勾配あり、平ら)の種類、平家などの屋根事例

 

平屋のおしゃれな屋根の施工実例

平屋の屋根をおしゃれに見せるポイント|福井・石川の平屋外観事例|ノークホームズ

最後に、ノークホームズが建築した平屋の、おしゃれな屋根の実例を紹介します。

 

片流れ屋根の平屋実例

白を基調とした外壁に片流れ屋根を組み合わせた、可愛らしい印象の平屋外観です。

玄関周りに木目のアクセントを加えることで、シンプルな外観に温かさがプラスされました。

平屋の屋根をおしゃれに見せるポイント|福井・石川の平屋外観事例|片流れ屋根|ノークホームズ

 

陸屋根の平屋実例

こちらは、シンプルで美しい白で統一した陸屋根の平屋外観です

陸屋根と直線で構成されたモダンなデザインが特徴で、ビルトインガレージ付きの平屋です。

平屋の屋根をおしゃれに見せるポイント|福井・石川の平屋外観事例|陸屋根|ノークホームズ

 

差し掛け屋根の平屋実例

こちらは、差し掛け屋根を採用した、北欧風の平屋外観です。

木目とポップな色の玄関ドアを採用して視線を玄関ドアに集中させることで、スッキリとした印象の外観デザインとなりました。

平屋の屋根をおしゃれに見せるポイント|福井・石川の平屋外観事例|差し掛け屋根|ノークホームズ

 

ノークホームズには今回紹介しきれなかった施工事例がたくさんあります。ぜひ参考にしてください。

<施工事例>

 

まとめ

平屋の屋根選びは、住宅全体の印象を決定づける重要なポイントです。

平屋の屋根をおしゃれに仕上げるためには、外観全体とのバランスを考慮し、デザインのテイストに合った屋根形状や素材を選ぶことが大切です

また、地域の気候に適した屋根を選ぶことで、機能性を高め、長く快適に暮らせる住まいが実現します。

この記事が、ご家族全員が快適に暮らせる、おしゃれで機能的な平屋の屋根選びの参考になれば幸いです。

著者情報

NORQ HOMES ノークホームズ編集部

NORQ HOMES ノークホームズ編集部

福井の高性能注文住宅を建てる工務店ノークホームズが、
家づくりに役立つ情報を発信しています。

登録・免許
【設 計】 福井県知事 第ろ-1394号
【建 設】 福井県知事 (般-1)10791号
【不動産】 福井県知事 (1)第1704号

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