シニアライフを楽しむ平屋づくり｜一人暮らしの女性にも安心の間取り事例・新築費用の目安など解説

近年、50歳以上・一人世帯の方が家を建てる割合が、少しずつ増加しています。

そこで今回は、「シニアライフ・一人暮らしを楽しむ家づくり」にスポットを当てて、間取り等を紹介します！

 

このコラムのポイント
「シニアライフ・一人暮らし」を楽しむ平屋の間取り事例を紹介します。 一人暮らし用の平屋新築費用の目安を計算する方法を紹介します。 平屋には、快適なシニアライフを実現できるメリットがたくさんあります！ 女性一人でも安心して暮らせる、家づくりの5つの重要ポイントを紹介します。

 

長期的な視点で家の使い方が変化することも想定しながら、シニアライフのための家づくりに役立つ情報を紹介します。

ぜひ最後までごらんください！

 

シニアライフ・一人暮らしを楽しむ平屋の間取り事例

はじめに、シニアライフ・女性の一人暮らしでも安心・快適に楽しめるポイントが詰まった、平屋の間取り事例を紹介します。

 

【延床面積17.53坪】家事動線が良い平屋

こちらは、主な生活スペース・寝室を左右に分けて配置したことで、スムーズな家事動線・生活動線が実現した平屋です。

20坪以下のコンパクトな面積ですが、玄関・各個室に収納スペースをしっかり確保しているので、スッキリとした生活空間をキープできますね♪

シニア世代の方から人気が高い畳も取り入れて、ご自宅での時間をゆったり楽しめる間取りとなりました。

【延床面積21.28坪】ランドリールームが便利な平屋

こちらの平屋は、20坪ほどのコンパクトな面積の中にランドリールーム（ユーティリティ）を取り入れました。

ランドリールームにはシニア世代の方・一人暮らしの女性におすすめできる、たくさんのメリットがあります♪

• 洗濯物をいつでも（24時間・365日）室内干しができる
• 居室に洗濯物が散らからない
• 防犯効果が期待できる（洗濯物を外に干すと、世帯人数・在宅時間などが他人に知られやすくなります）　など

 

ランドリールームがある平屋の間取りを、こちらの記事で紹介しています。
＞ランドリールーム・ファミリークローゼットがある家事動線の良い間取り｜平屋の事例紹介

 

【延床面積24.29坪】テレワークスペースがある平屋 

こちらの平屋は、キッチンの奥に家事室を設けました。

家事室に造作デスク・収納を設置しているので、テレワークスペース・趣味のスペースなど多彩に活用できます。

ご自宅で過ごす時間が長くても、目的に合わせて気持ちのスイッチを切り替えられる空間があることで、新鮮なおうち時間を楽しめますね♪

【延床面積24.27坪】中庭がおしゃれな平屋

こちらは中庭のある平屋で、「すべての部屋が中庭でつながる間取り」がおしゃれですね♪

また個室の窓を中庭に面して設置しているため、外から室内の様子をのぞかれにくい点も特徴です。

中庭から差し込む日差し・通り抜ける風が、室内環境を快適に保つ役割も果たしてくれます。

 

中庭のある平屋の間取りを、こちらの記事で紹介しています。
＞平屋・コの字型の間取り｜中庭のある約30坪・2〜4LDKの事例、後悔しないポイントを紹介

 

【延床面積24.92坪】回遊動線が便利な平屋

こちらは、【玄関→水回り→LDK】の動線を回遊動線にした平屋です。

家事の中心となる水回りを家の中心に集めて、玄関側・キッチン側の両方からアクセス可能にしています♪

またこちらの間取りは、3帖ほどのファミリークローゼットがあることで「物を片付けるべき場所」が定まり、室内が散らかりにくい点も特徴です。

【延床面積29.64坪】ペットと遊べる室内土間・テラスがある平屋 

最後に、ペットものびのびと暮らせる、室内土間・テラスがある平屋です。

ワンちゃんの場合は、以下のような動線も可能ですよ♪

• お散歩の後、テラスから室内に入る→土間に設けた洗い場で足を洗う
• テラスに柵をつけ、ドッグランにする（LDK・寝室どちらからもワンちゃんの様子を見守れます）　など

 

シニアライフ・一人暮らしを快適に楽しめる平屋の間取り事例を紹介してきました。

自由な発想で家づくりを楽しめること、ライフスタイルに合うマイホームが実現することを、実感していただけたのではないでしょうか。

紹介した「ランドリールーム」・「中庭」などのアイディアを、ご自宅の間取りプランに活用していただけると幸いです！

 

福井でシニアライフ・一人暮らしを満喫できる家づくりを検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください！

「女性一人でも安心・快適に暮らせる」、「大人数の来客に対応できる」など、ご要望に沿うプランを提案いたします。

 

シニアライフを楽しむ間取りアイディア

間取り事例で紹介した他にも、シニアライフ・一人暮らしに役立つ間取りアイディアがあるので、事例画像と共に紹介します。

 

こちらは玄関直結の和室で、来客を室内に通さず気軽に対応できる点が魅力です。

お買い物などから疲れて帰宅したときも、ホッと一息つける場所になるのではないでしょうか♪

 

こちらの住宅は、壁に猫ちゃんの通り道を設けました。

大切なペットがリラックスして過ごせることも、家づくりに取り入れたい大切な視点ですね。

 

こちらは、LDK直結の和室を2wayで使える間取りです。

和室の間仕切りが可動式で、間仕切りを開けるとLDKの一部に、間仕切りを締めると個室になります。

ノークホームズは、多彩なアイディアを持つ福井の工務店です。

今回紹介しきれなかったおしゃれな事例がたくさんありますので、ぜひごらんください！

＜施工事例＞

 

一人暮らしのための平屋新築費用

一人暮らしのための家を建てるにあたって、費用面に不安を感じている方が多いと思います。

そこでこの章では、一人暮らしのための平屋新築費用についてお話しします。

 

以下の画像はフラット35が公表しているデータで、家の購入費用が年々上昇していることがわかります。

〈引用〉フラット35　利用者調査　2021年度調査結果

また、同公表資料から「注文住宅1軒あたりの坪単価」を計算したところ、全国平均は89.6万円でした。

【注文住宅の建築費 3,010.6万円÷住宅面積 33.6坪※）＝坪単価 89.6万円】

※住宅面積 111.4㎡を坪数に換算すると、33.6坪です。

〈引用〉フラット35　利用者調査　2021年度調査結果

例として「20坪の平屋」の住宅建築費を計算すると、以下のとおりとなります。

【坪単価 89.6万円✕20坪＝住宅の建築費 1,792万円】

※こちらの数値は、あくまでも目安です。

 

不動産が飛び抜けて高額な首都圏のデータも含まれていますが、家づくりに大きな資金が必要であることは事実です。

また長期的な視点で、「世帯人数が増える」・「賃貸に転用、売却」などの変化にも対応できる家だと安心です。

ぜひ施工業者のプロとしての知識・経験をフル活用し、費用に対する不安・家づくり疑問などをとことん相談してください！

 

福井のノークホームズは、資金計画・土地探しの段階からご相談いただける工務店です。

お気軽にお問い合わせください♪

 

シニアの一人暮らしに平屋をおすすめする理由｜平屋のメリット

平屋の間取り事例等を紹介してきましたが、平屋をおすすめする理由は、平屋にはシニアライフに役立つメリットがたくさんあるためです。

平屋のメリット
階段が無いので、バリアフリーを実現しやすい 生活がワンフロアで完結するので、移動が楽＆家事が楽 コンパクトな面積にする・廊下なしの間取りにするなどの工夫で、家全体の温度を均一に保ちやすい コンパクトな面積にする、シンプルな間取りにするなどの工夫で、建築費用を抑えやすい 外装をセルフメンテナンスできる範囲が広い（窓の掃除等） 火事のときに避難しやすい　など

 

ただし一方でデメリットもあるため、土地の状況・周辺環境・予算などによって「平屋が最適かどうか」を迷う場面もあるのではないでしょうか。

最後に、平屋のデメリット解消にもポイントを置きながら、一人暮らしの女性でもシニアライフを安心・快適に過ごせる家づくりが成功する、5つの重要ポイントを紹介します！

 

女性がシニアライフを安心・快適に過ごせる家づくり5つの重要ポイント

一人暮らしの女性でもシニアライフを安心・快適に過ごせるポイントは、以下のとおりです。

• 防犯・防災
• バリアフリー
• 生活動線・家事動線
• ランニングコストを抑えられる省エネ性能
• 余裕のある面積

 

防犯・防災

平屋はすべての部屋が外と直結しているイメージなので、「防犯面が不安」という方が多いと思います。

以下のような方法で防犯対策ができるため、家づくりの際に検討しましょう！

防犯対策
防犯カメラ設置 セキュリティサービス利用 TVつきインターホンを設置 雨戸・防犯シャッターを設置 家周辺にセンサーライト・防犯アラーム設置 家周辺に音が鳴る砂利を敷く 窓を防犯ガラスにする、視線が気になる場所の窓は高い位置（外から容易に室内をのぞけない位置）に設置 勝手口を設置しない 塀や生垣の背を高くしすぎない（敷地内が適度に見えると、昼間の侵入防止効果を期待できる） 防犯意識の高い町を選ぶ（街灯がある・見回りが実施されているなど）

これから土地を購入する方は、ぜひ洪水・土砂災害などの危険性が高い地域を確認できるハザードマップを確認してください。

※ハザードマップは、インターネットでも確認できます。

• 「ハザードマップ　市町村名」で検索
• 国土地理院のハザードマップポータルサイト

 

バリアフリー

シニアライフを見据えた家づくりでは、新築時にバリアフリー設計を取り入れるのがおすすめです。

バリアフリー設計 具体例
家全体の段差をなくす（やむをえず段差が生じる場所にはスロープ設置を検討） 手すり設置 玄関土間・居室の床・お風呂の床などで滑らないよう、素材を選定 家全体の温度差が均一になる設計・設備導入 廊下・ドアの幅を介護がしやすい幅にする　など

 

生活動線・家事動線

生活動線・家事動線は、ご自身のライフスタイル・日常の動き方などに合わせて考える必要があります。

• 利き手に合わせて、動きやすい動線を考える
• 各個室の使い方に合わせて収納スペースを設ける　など

ぜひモデルハウス・現場見学会などに足を運び、「自分の家だとしたら...」とイメージしながら、ご自身にとって快適な生活動線・家事動線を検討してください。

 

福井のノークホームズも、モデルハウスを公開しております！

＜ノークホームズ　イベント情報＞

 

ランニングコストを抑えられる省エネ性能

ランニングコスト（光熱費、設備修理費など）は、マイホームの満足度に直結する大切な要素です。

ランニングコストを抑えられる家づくりのために、施工業者選びの際には、ぜひ標準仕様の住宅性能を確認してください。

ランニングコストに関わる住宅性能
気密性：家のすき間から空気が外に流れ出るのを防ぐ性能 断熱性：家の外皮から室内の熱が外に逃げるのを防ぐ性能 遮熱性：日射熱が室内に伝わらるのを防ぐ性能 換気性：吸気した外気が家全体を循環して排気される性能

 

上記4つの性能をバランスよく整えることが省エネにつながり、ランニングコストを抑えた暮らしが実現します！

• 光熱費を抑えられる
• カビなどの被害による家の劣化を抑えられる＝リフォームサイクルを長くできる　など

 

こちらの記事で、詳しい基準を確認できます。
＞「2025年からの省エネ住宅義務化」とは｜断熱等の義務化内容、影響をわかりやすく解説

 

余裕のある（家の使い方が変化してもOKの）面積

「健康状態等によって家の使い方が変化するかも...。」といった迷いがあって、間取りを決めかねている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その場合には、余裕のある面積を確保して家づくりをするのがおすすめです。

• 間取りを2LDK〜にすると、世帯人数増・賃貸転用に対応しやすい
• 玄関にシューズクローゼットや土間収納スペースを設けると、世帯人数増に対応しやすい
• ロフトを設けると、来客時の宿泊スペース（造作によります）・収納など、柔軟な使い方をしやすい　など

 

また、「将来お子さま家族と同居予定」・「お子さま家族がよく宿泊する」などの場合には、普段はワンフロアで暮らし、必要なときだけ2階を活用できる「1.5階建て」という選択肢もありますよ♪

こちらの記事で1.5階建て間取りを紹介しているので、ぜひごらんください。
＞平屋に見える「平屋風二階建て」の間取り｜30坪（25〜35坪前後）のおしゃれな事例紹介

 

紹介してきた5つのポイントを参考にしながら、施工業者との打ち合わせを進めていただけると幸いです！

まとめ

「シニアライフ・一人暮らしを楽しむ家づくり」にスポットを当てて、間取り等を紹介してきました。

 

コラムのポイントまとめ
コンパクトな面積の平屋でも、遊び心・利便性・快適性が詰まった間取りを実現できる。 家づくりの費用は高額なので、こだわりを詰め込んで理想の家を追求するのがおすすめ。 平屋には、シニアライフに最適なメリットがたくさんある。 女性一人でも安心して暮らせる家づくりを成功させるために、防犯等のポイントを確認しながら家づくりプランを組み立てるのがおすすめ。

 

シニアライフのための家づくりをする過程で、「防犯」・「将来の家の使い方」などに不安や疑問を感じる場面があると思います。

今回紹介した情報を参考にしていただき、ぜひアフターフォローまでしっかり取り組んでいる施工業者を選んで、理想の家づくりを成功させてください！

 

福井のノークホームズは、地域密着型で注文住宅を建築している工務店です。

家づくりが大好きなスタッフがご相談を承りますので、土地探しの段階からお気軽にお問い合わせください♪