小さいけど素敵な家の間取りづくりのポイント|延床面積別の間取り事例も紹介
この記事では、小さいけど素敵な間取りの施工事例を見ながら、暮らしやすくおしゃれな家に仕上げるためのポイントを解説します。
土地の広さや建築制限などで狭小住宅にならざるを得ないケースでも、工夫次第でおしゃれな間取りをつくることは十分可能です。
多くの注文住宅を手掛ける福井の工務店ノークホームズが、吹き抜けリビングやデッドスペース収納など、小さな家づくりにおすすめの間取りアイデアをたくさんご紹介します。
ぜひ、理想のマイホームづくりにお役立てください。
このコラムのポイント |
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小さいけど素敵な家の間取りづくりの3つのポイント
まずは、小さくても素敵な家を建てるための基本となる、3つのポイントを覚えておきましょう。
ポイント① 開放感のあるデザイン
床面積が小さい家で素敵な間取りを実現するためには、開放感のあるデザインを取り入れることが大切です。
無垢材やしっくいなどおしゃれな素材を使っても、圧迫感が出てしまうと素敵な間取りにはなりません。
コンパクトな部屋でも開放感を高めるデザインやアイデアはたくさんあり、仕上がりに大きな差が生まれます。
開放感を高める間取りアイデアは後半でたくさんご紹介します。
ポイント② 収納の確保
小さい家を素敵に見せるためには、使いやすい収納をしっかり確保して生活感を見せないことが大切です。
居住スペースを重視しすぎて収納が不足すると、物が散らかって生活感がある残念な家になってしまいます。
物を使う場所の近くにバランス良く収納を配置すれば、小さくてもデザイナーズハウスのような住まいに仕上げることが可能です。
収納の具体的なアイデアや考え方は後半で詳しく解説します。
ポイント③ 動線効率を高める
小さくても素敵な家を建てるためには、生活や家事に関する動線の効率を高めるのも重要なポイント。
機能美という言葉があるように、ムダのない動線の間取りはスッキリおしゃれに見えるものです。
スムーズな動線は生活の効率を高めるだけでなく、住まいの開放感やデザイン性を高め、おしゃれに見せる効果もあるのです。
この後ご紹介する間取り図やアイデアをチェックして、効率の良い動線づくりに役立ててください。
小さいけど素敵な家の間取り施工事例
延床面積25坪以下の、小さいけど素敵な間取りアイデアがたくさん詰まった事例をご紹介します。
延床面積 17.53坪 平屋
20坪以下のコンパクトな2LDK平屋ですが、廊下をなくすことでのびのび暮らせる間取りになっています。
LDK中心の動線で各部屋のアクセスもスムーズですね。
延床面積21.28坪 平屋
こちらの平屋も、廊下のない間取りでコンパクトな床面積にさまざまなアイデアが詰まっています。
大型のクローゼットで寝室の防音性を高め、ユーティリティスペースで家事効率もアップ。コンパクトな平屋を建てるなら、ぜひマネしたい間取り事例です。
延床面積22坪 1.5階建て
こちらは平屋に多目的ホールを追加した1.5階建ての間取りです。
寝室は最小限の広さにとどめ、吹抜けでLDKの開放感を大きく高めています。階段下も物入れにしてしっかり有効活用。
番外編 小さいけど素敵な家の外観デザイン事例
小さい家づくりでは、おしゃれな外観デザインも重要です。
コンパクトなシルエットでも素敵に見える外観デザイン事例をご紹介します。
片流れ平屋のコンパクトな外観を、木目調のアクセントでおしゃれなカフェ風にコーディネート。
開放感のあるオープン外構と組み合わせ、小さくても広々とした印象の外観です。
コンパクトな真四角のシルエットを活かし、スタイリッシュなモダンテイストの外観に。
玄関部分で立体感を生み出し、植栽の配置もトータルコーディネートしてバランス良く仕上がっています。
ノークホームズはほかにもたくさんの施工事例を公開しています。コンパクトな家づくりのヒントもありますので、ぜひごらんください。
小さいけど素敵な家の間取りアイデア
ここからは、小さい家づくりにおすすめの、素敵な間取りアイデアを1つずつご紹介します。
ライフスタイルや延床面積に合わせて、取り入れやすいアイデアを見つけてみてください。
廊下の無い間取り
LDKに通路の役割を持たせて廊下を無くすと、小さくても開放感があり、素敵な間取りをつくりやすいのでおすすめです。
廊下を無くして浮いた分の床面積を居住スペースや収納に回せば、コンパクトな家でもデザイン性や居住性を高めることができます。
冷暖房効率の低下やプライバシー性などのデメリットも、住宅性能や設計の工夫で対策可能です。詳しくはこちらのコラムをごらんください。
>廊下のない家・廊下が狭い家に後悔する理由|後悔しない方法、廊下なし平屋の間取り成功事例
吹抜けリビング
高い天井による開放感が魅力の吹抜けリビングは、小さいけど素敵な家づくりにピッタリな間取りアイデア。
吹抜けはハードルが高いイメージがあるかもしれません。しかし、コンパクトな部分吹抜けなら小さな家でも採り入れやすいですし、十分開放感を高めてくれます。
吹抜けのメリットやつくり方のポイントはこちらのコラムで解説しています。
>平屋に吹き抜けor勾配天井をプラスした外観事例|ロフト等の内装、後悔しない間取りのつくり方も紹介
リビング階段
玄関ホールではなくリビングに階段を配置する間取りも、小さい家の課題解決に役立つ間取りアイデアです。
リビング階段は動線効率が高く、おしゃれなアクセントになるのもメリット。デザイン性の高いスケルトン階段なら、圧迫感も出にくいです。
スキップフロア
高さの違うフロアを組み合わせるスキップフロアも、小さいけど素敵な家で検討したい間取りの一つです。
スキップフロアで空間の重なりを活かせば、敷地面積が小さくても居住スペースを増やすことができます。狭小住宅の課題を解決するためにスキップフロアを組み合わせることも多いです。
開放感やデザイン性も高いので、おしゃれな家を目指すなら積極的に取り入れてみましょう。
スキップフロアの間取り事例や考え方はこちらのコラムも参考にどうぞ。
>平屋に中二階を加えた間取り|中二階とスキップフロアの違い、メリット・デメリット、価格、外観など解説
勾配天井
屋根形状を活かす勾配天井も、小さい家づくりにおすすめのデザインです。
天井が上がることで開放感がアップし、屋根の形がおしゃれなアクセントとしても機能します。
勾配天井には注意すべきデメリットもありますが、事前に把握していれば対策も可能です。詳しくはこちらのコラムをごらんください。
>平屋の勾配天井に後悔する理由(ダサい・落ち着かない・寒いなど)&デメリット解消方法
小屋裏収納/ロフト
デッドスペースを活用できる小屋裏収納やロフトも、小さい家づくりと相性が良い間取りです。
本来天井で隠れてしまうデッドスペースを活用するため、床面積を使わずに収納を増やせるのが大きなメリット。ロフトなら、キッズスペースや書斎などの活用方法もひろがります。
ロフトのメリット・デメリットはこちらのコラムでも詳しく解説しています。
>平屋ロフトのデメリット対策!おしゃれで暮らしやすい間取りの考え方
ソファダイニング
小さな家を建てるなら、間取りづくりの段階でソファダイニングも検討してみてください。
ソファダイニングとは、リビングのソファとテーブルで食事も採るレイアウトのことです。ダイニングテーブルを省略できるため、コンパクトなLDKでもひろびろとした過ごし方ができます。
ソファダイニングにはメリット・デメリットがあるものの、1つの選択肢として覚えておくと役立つかもしれません。
壁面収納
リビングや居室の壁面収納は、圧迫感を出さずに収納力を高められるアイデアです。
壁一面の壁面収納なら凹凸ができないため、コンパクトな部屋でも圧迫感がでにくく、デザイン性も高めやすいです。
リビングにテレビボード一体型の壁面収納を造作するのもおすすめ。
寝室・子供部屋はコンパクトに
寝室や子供部屋はなるべくコンパクトにして、生活の中心であるリビングを広くするのも小さな家づくりにおすすめの考え方です。
リビングは過ごす時間が長く、住まいの印象や満足度を大きく左右します。個室は最低限にして、リビングを広くした方が快適性や満足度を高められるかもしれません。
リビング中心の間取りの考え方はこちらのコラムを参考にしてみてください。
>平屋はリビング中心の間取りが最強?おしゃれな間取り実例に学ぶ
アウトドアリビング
お庭やバルコニーなどの屋外を、アウトドアリビングとして活用するのも小さな家づくりにおすすめの間取りアイデア。
リビングにウッドデッキやテラスを隣接すれば、開放感がアップし過ごし方のバリエーションも広がります。
屋根部分を活用してルーフバルコニーにするのもおすすめです。
ここでご紹介したような間取りアイデアを取り入れるには、自由度と設計力が高い住宅会社を選ぶことが大切です。
福井の素敵な住まいづくりは、自由設計の工務店ノークホームズにご相談ください。
設計事務所と工務店が1つになったチーム体制で、土地やライフスタイルに合わせた理想の住まいづくりをお手伝いしています。
小さいけど素敵な家づくりの取り組み方
実際に小さな家を建てるときは、次のような取り組み方のポイントを意識しましょう。
土地に合わせて間取りを考える
小さいけど素敵な家を建てるためには、土地と間取りを連携して考えることが大切です。
土地の日当たりや周囲の環境を活かせば、小さくても明るく開放感のある間取りを考えることができます。
逆に、土地の環境を踏まえず間取り単体で考えると、圧迫感や暗さを感じて後悔する可能性も。
これから土地を購入する方は、ハウスメーカー・工務店と一緒に物件探しをするのがおすすめです。
ノークホームズは土地探しからの家づくりをワンストップでお手伝いし、おしゃれで暮らしやすいプランをご提案しています。
▼参考:土地探しからの客様へ
生活をリアルにシミュレーションする
小さい家で効率の良い動線をつくるために、毎日の生活をリアルにシミュレーションすることも大切です。
間取りプランができたら、1日の行動を1つずつシミュレーションしてみましょう。間取り図で行動をシミュレーションすると動線のムダが見えやすく、1つずつ修正すれば住みやすい家に近づきます。
動線効率を高めるための考え方やアイデアはこちらのコラムをどうぞ。
>家事動線の良い間取りの作り方とアイディア10選|30坪台の2階建て・平屋の間取り事例も紹介
収納計画をしっかり立てる
前述したように小さい家づくりでは収納が重要となりますので、しっかり計画を立てましょう。
まずは今の持ち物、新しい家で増える可能性がある物をリストアップし、必要な収納量を確認します。
実際に収納間取りを考えるときは、使う場所の近くにバランス良く配置することも大切です。
クローゼットに2か所で入り口を付けて、ウォークスルーの間取りにするのも効率の良いアイデア。
>平屋にウォークスルークローゼットがある間取り図の実例|通路幅、棚・ドアの位置などレイアウトも解説
デッドスペースを有効活用する
限られた床面積で居住スペースや収納を確保するためには、デッドスペースを有効活用することも大切です。
例えば、階段下を収納やオープンデスクにすれば、床面積を消費せず居住性や利便性をアップできます。屋根裏や床下など、隠れてしまうデッドスペースもアイデア次第で活用可能です。
平屋・2階建てなどどのような家も意外とデッドスペースはあるので、探して有効活用しましょう。
小さな家づくりが得意な会社を選ぶ
実際に、床面積が小さな家づくりの実績が多い工務店やハウスメーカーを選ぶのも、基本的な取り組み方になります。
小さな家づくりが得意な会社なら、さまざまなアイデアや提案が期待でき、素敵な間取りをつくれる可能性が高くなります。
ホームページの施工事例やモデルハウス見学などで、面積が小さな家づくりを得意とする会社を見つけましょう。
まとめ
小さいけど素敵な家の間取りづくりでは、開放感・収納・動線などにこだわることが大切です。
ちょっとした工夫でデザイン性や居住性がアップしますので、今回ご紹介したいろいろな間取りアイデアも上手に取り入れてみてください。
また、最終的には工務店・ハウスメーカーの提案やアドバイスも重要になります。間取りの自由度や設計力が高い会社を選びましょう。
福井で小さくても素敵な家を建てるなら、自由設計の工務店ノークホームズにご相談ください。
経験豊富なスタッフがお客様の状況やご要望をお伺いし、ピッタリな間取りプランをご提案いたします。
土地のこと、間取りのことはもちろん、住宅ローンや頭金など資金計画のこともご相談可能です。住まいのことならなんでもお気軽にお声掛けください。