平屋に後悔する理由は間取り・費用・住宅性能など｜後悔しない方法、平屋or二階建ての選び方など解説

「平屋を選んで後悔したらどうしよう」と考える方は多くいらっしゃいます。

なんとなく平屋を選ぶと「想像とは違って生活しづらい」と後悔する可能性もあるため、事前に後悔しがちなポイントを押さえておくことが大切です。

そこで今回は、数多くの平屋を手がける福井の工務店『ノークホームズ』が、平屋に後悔する理由実例や後悔しない方法をご紹介します。

 

このコラムのポイント
平屋に後悔する実例を間取り・費用・住宅性能などの面からご紹介します。 平屋で後悔しないためにも、「断熱性」「防音性」「防犯性」の3つの性能にこだわりましょう。 平屋もしくは2階建てで後悔しない選び方を解説します。

 

本記事を読むと、平屋に後悔するリスクを回避するためのヒントを得られるので、ぜひ最後までごらんください。

平屋に後悔する理由実例｜間取り・費用・住宅性能など

ブログやSNSで見かける「平屋に後悔する理由」の実例を、間取り・費用・住宅性能などの切り口で紹介します。

入居してからのミスマッチを避けるためにも、平屋に後悔するポイントを押さえて家づくりを進めましょう。

 

平屋の間取りに後悔した実例

はじめに、平屋の間取りに後悔した実例です。

2階のない平屋はワンフロアに生活空間が集約されるので、プライバシーの確保や生活動線などで後悔するケースがブログなどで見受けられます。

平屋の間取りに関する後悔の実例は、以下のとおりです。

 

その他にも、以下のような平屋の間取りに後悔した例があります。

• ランドリールームとクローゼットを離して家事効率が悪くなった
• リビングを道路側に配置したため、外からの視線が気になる
• 水回りが居室に近い間取りにしたことから、トイレやお風呂の音が居室に響く
• 部屋を増やしすぎて、それぞれの部屋のサイズが小さくなった

ご家族のライフスタイルに合わない間取りを採用すると、上記のような後悔を感じる可能性があるので注意が必要です。

 

こちらの記事でトイレの位置や失敗しない方法を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

＞間取りでトイレの位置を失敗しない方法｜リビング近く・家の真ん中など位置実例、快適な寸法など解説

 

平屋の費用に後悔した実例

次に、平屋の費用に後悔した実例です。

平屋は同じ延床面積の2階建てと比較すると1階部分が広くなるため、土地代や建築費用で後悔を感じているケースがブログなどで見受けられます。

平屋の費用に関する後悔の実例は、以下のとおりです。

その他にも、平屋の費用では以下のような後悔の実例があります。

• 土地が広いことから、取得費用だけではなく固定資産税も高額になった
• 土地代がかかる分、建物費用を削ったため納得のいく建物が建てられなかった
• 目隠しの壁の設置や防犯ガラスの導入など、プライバシーの確保や防犯対策の費用が発生した

土地代を含めた初期費用や建築後のランニングコストを踏まえずに家づくりをスタートさせると、上記のような後悔をする場合があるので注意しましょう。

 

こちらの記事で平屋の敷地面積を解説しているので、あわせてごらんください。

＞平屋は何坪から大きいのか｜家族構成別に必要な床面積・敷地面積を考える

 

平屋の住宅性能に後悔した実例

続いて、平屋の住宅性能に後悔した実例です。

平屋での生活では、特に住まい全体の断熱性が考慮されていないと、入居してから苦労する可能性があります。

平屋の住宅性能に後悔した実例は、以下のとおりです。

上記以外にも、平屋の性能面では以下のような後悔があります。

• 屋根の面積が広いのに太陽光発電を取り入れなかった
• 建物に高さがないので風通しが悪く、換気がしづらかった

平屋で気持ちよく暮らすには、断熱性はもちろん通気性や防音性も工夫したいポイントです。

 

平屋の住環境に後悔した実例

最後に、平屋の住環境に後悔した実例です。

建物の条件や平屋の周辺環境次第では、以下のように住まいの快適性を損なうケースもあります。

その他の平屋の住環境に関する後悔例は、以下のとおりです。

• 中庭に草木が生えて虫が発生した
• 道路と室内の距離が近く、外の音が気になる

平屋を建てる土地を購入する前に、「近隣に河川ないか」「周辺に日光を遮る建物はないか」などを確認しておかないと、上記のような後悔を招く可能性があります。

加えて、将来的に平屋周辺に建物ができる可能性も考慮しておくことが重要です。

 

福井で平屋を検討している方は、施工実績の多い「ノークホームズ」にお任せください。

間取りはもちろん、土地探しについてもご相談いただけます。

 

平屋に後悔しない方法｜新築時のポイント

ここでは、新築の平屋で後悔しないための方法を紹介します。

• 平屋の間取り作成ポイント
• 平屋を予算内で建築＆光熱費を抑えて暮らすためのポイント
• 平屋に必要な住宅性能
• 平屋の建築前に住環境を確認する方法

ポイントを押さえて、スムーズに家づくりを進めましょう。

 

平屋の間取り作成ポイント

平屋の間取り作成ポイントは、以下のとおりです。

• リビングなどの共有スペースとプライベートスペースを分ける
• 外からの視線を防ぐ目隠しを設置する
• ライフスタイルや家族構成に合った収納量・部屋数を確保する
• 水回りをまとめるなど家事動線をコンパクトにする
• 現在の生活で不満な部分を解消できるような間取りにする

平屋の間取りを決定する際には、ご家族が暮らす姿を具体的にイメージして、無駄な部分やライフスタイルに合わない部分がないかチェックしてください。

 

平屋を予算内で建築＆光熱費を抑えて暮らすためのポイント

平屋を予算内で建築するためのポイントは、以下のとおりです。

• 外観や間取りをシンプルにして工事の手間を減らす
• 導入する設備のグレードを見直す
• さまざまな工務店を比較して予算に合うプランを見つける
• 必要以上に部屋数を増やさない

ただし、平屋の外観・内装をシンプルにしすぎたり、設備のグレードを極端に落としたりすると、住宅のデザイン性や機能性を損なうので、優先順位を決めて家づくりに取り組んでください。

次に平屋で光熱費を抑えて暮らすポイントは、以下のとおりです。

• 住宅全体の気密性・断熱性を高めることで冷暖房効率を上げる
• 太陽光発電を導入して発電したエネルギーを自家消費する
• サーキュレーターを取り入れてエアコンから出る風を循環させる

太陽光発電の導入や気密性・断熱性の高い住宅を建てる場合には、国や自治体で補助金を設けているケースが多く、初期費用の負担を減らせる可能性があります。

 

平屋に必要な住宅性能

平屋に必要な住宅性能例は「断熱性」「防音性」「防犯性」などで、家づくりにおいて工夫したいポイントは以下のとおりです。

• 屋根・天井・床下に断熱材を入れる施工方法を採用して断熱性を高める
• 玄関ドアや窓に断熱性能の高いタイプを取り入れて外気温の影響を受けにくくする
• 防音性能に優れた屋根材や壁材を利用して、外の音が室内に響かないようにする
• 窓は防犯ガラスにして外部からの侵入を防ぐなど、住宅の防犯性を高める

入居してから上記の点を追加する場合、大がかりなリフォームが必要となる可能性があるため、新築時に必要な設備や素材を取り入れてください。

 

平屋の音に関する後悔や防音対策については、こちらの記事で紹介しているので、あわせてご確認ください。

＞平屋を新築後に「うるさい」と後悔しない方法｜リビングの音・雨音など室内・屋外両方の防音対策を解説

 

平屋の建築前に住環境を確認する方法

平屋の建築前に住環境を確認する方法は、以下のとおりです。

• 土地の内見は朝・夕・夜など時間帯を変える
• 可能であれば近所の方に住環境を伺う
• 自然災害を受ける可能性があるかハザードマップをチェックする
• スーパーや学校までの所要時間を確認する

風通しや日当たりの具合は、1度内見した程度では把握するのが難しいので、なるべく時間帯や日にちを変えて確認しましょう。

 

平屋or2階建ての後悔しない選び方

平屋・2階建ての後悔しない選び方を解説します。

平屋と2階建てのどちらを選ぶかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

 

平屋のメリット・デメリット

平屋のメリットは、以下のとおりです。

• 2階がなくワンフロアで生活するため、動線をコンパクトにまとめて効率よく生活できる
• 家族の気配を感じやすく、安心して暮らせる
• 建物の重心が低いことから地震の揺れの影響が少ない
• 外壁補修の際などに足場を組む必要がないので、メンテナンス費用を抑えられる
• バリアフリーに対応しやすく、高齢者やお子さまが無理なく生活できる

多くのメリットがある反面、平屋には以下のようなデメリットがあります。

• 1階部分に窓や出入り口が多く、外部から侵入されやすい
• 同じ延べ床面積の2階建てに比べて、広い土地が必要になる
• 家族との距離が近く、プライベートな時間を持つのが難しい場合がある
• 2階部分がないので、水害で床上浸水すると逃げ場がない

上記のメリット・デメリットを踏まえて、平屋で後悔しないのは、高齢者やお子さまがご家族にいる方や、コンパクトな生活を求めている方です。

プライベートな時間を持つのが難しいといったデメリットは、居室とリビングを離すなど工夫すればクリアできるので、施工業者と相談しながら平屋の間取りを決めましょう。

 

福井で平屋を検討している方は、施工実績の多い「ノークホームズ」にお任せください。

豊富な経験とノウハウをもとに、お客さまにぴったりな平屋をご提案いたします。

 

2階建てのメリット・デメリット

2階建てのメリットは、以下のとおりです。

• 1階と2階で共有スペースとプライベートを分けやすい
• 階ごとに住む世帯を分ければ、二世帯住宅としても利用できる
• 家族との距離が近すぎず、それぞれのプライバシーを確保しやすい
• 限られた土地でも延べ床面積を増やせる
• 基礎や屋根の面積が広くなりすぎないため、建築費用を抑えられる

一方で、2階建てには以下のようなデメリットがあります。

• 2階部分があるので生活動線や家事動線が長くなりやすい
• 家族のコミュニケーションが取りにいケースがある
• 外壁の補修などで足場を組む必要があるため、メンテナンス費用がかさむ
• 2階部分は地震の揺れの影響を受ける可能性がある

上記のメリット・デメリットを考慮すると、2階建てで後悔しないのは、狭い土地に住宅を建てる方やご家族のプライバシーを重視したいと考える方です。

また、親世帯や子世帯などと同居を検討している場合にも、住空間を分けやすい2階建てが向いています。

 

平屋の人気が高まっている理由

国土交通省のデータによると、平屋の着工戸数は2012年では30,604件だったものが、2023年には約2倍の57,848件にまで増加しました。

出典：e-Stat政府統計の総合窓口｜建築着工統計調査

東日本大震災が発生した2011年以降、住宅の耐震性に対して意識が高まり、平屋には地震に強いイメージがあるため需要が増えたと考えられます。

近年の住宅価格の高騰により、費用面で無駄のない家づくりを検討する方が増えているのも理由の1つです。

 

住宅の耐震性について、こちらの記事で詳しい情報を確認できます。

＞耐震等級2・3の建物は十分な耐震性なのか｜震度7の倒壊事例（熊本地震）、地震に強い家のつくり方を解説

 

 

福井で平屋を検討している方は、施工実績が豊富な「ノークホームズ」にお任せください。

家づくりの資金計画や土地探しについても、手厚くサポートいたします。

 

まとめ

平屋に後悔しないためには、土地代を考慮した資金計画やプライバシーが確保できる間取りづくりが重要です。

平屋の断熱性・防音性・防犯性にこだわって家づくりを進めると、入居してから快適かつ安全に生活できます。

今回紹介した内容を、理想の平屋実現に向けて参考にしていただけると幸いです。