福井の住みやすさ・住みにくさ|子育てのしやすさ・治安などの良いところ・悪いところ、人気エリアなど紹介
福井への引っ越しを予定している・移住を検討しているなどで、前もって「住みやすさ」「住みにくさ」両面を知りたいとお考えの方が多いのではないでしょうか。
福井は「子育てがしやすい」などの良いところがある一方で、「車がないと移動が不便」などの面もあるため、ライフスタイルにあわせて住むエリアを選び、ご自身で生活環境を整えたうえで暮らし始めるのがおすすめです。
今回は福井・石川で多くのご家族の家づくりをサポートしている工務店『ノークホームズ』が、福井の住みやすさ・住にくさ両面をお伝えします。
福井での暮らしを検討している方が、福井での生活を楽しむ準備を整える際に役立つ情報ですので、ぜひ最後までごらんください!
目次
福井の基本情報
はじめに、福井の基本情報を確認しましょう。
福井の基本情報 | 特徴 |
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人口:76万人 | 全国43位の人口で、人口密度が比較的低い |
県庁所在地:福井市 | 伝統産業・史跡・工業地帯が共存する、福井の中心都市 |
市町村数:17市町村 | 全国で2番目に市町村数が少ない |
地理:北陸地方(近畿地方) | ・日本海側のほぼ中央に位置していて、風雪が強く、降水量も多い ・東尋坊をはじめとする絶景スポットが多数ある |
全国順位が高いランキング例 | 【1位】 ・共働き世帯割合 ・社長輩出数 ・自動者所有数(人口100万人当たり) 【2位】 ・3世代同居率 ・持ち家住宅の延べ面積 【3位】 ・持ち家比率 ・図書館数(人口100万人当たり) |
全国順位が低いランキング例 | 【47位】 完全失業率(モデル推計値) 【46位】 刑法犯認知件数に占める粗暴犯の割合 【46位】 幼稚園在園者数(教員1人当たり) |
〈参考〉
・人口:日本の統計2024『第2章 人口・世帯』都道府県別人口と人口増減率
・全国順位が高いランキング例、全国順位が低いランキング例:福井県トップページの検索窓に「福井県の全国順位トップ3」と入力して検索
福井は、「幸福度ランキング」1位に輝いた経歴があります。
「人口が少ない」「首都圏から離れている」などの状況とあわせて考えたときに、「どのような要素で幸福度が高い地域になったのか」と興味を惹かれる方も多いのではないでしょうか。
次に、生活環境をいくつかの要素に分けて福井の住みやすさ・住にくさを紹介するので、参考にしてください。
福井・石川での生活を始めるにあたって家づくりを検討中の方は、ノークホームズへお問い合わせください。
ノークホームズは、新築・リフォーム両方に対応している工務店です。
福井の住みやすさ・住みにくさ
どの都道府県にもメリット・デメリットがあり、住み心地に関する感想は人それぞれですよね。
そこで次に、福井の住みやすさ・住みにくさどちらも確認しましょう。
生活環境を整えるうえで必須の以下9つの要素に分け、福井に実際に住んでいる方の口コミをまとめて紹介します。
- 子育て
- 治安
- 教育
- 食
- 自然・遊び・レジャー
- 住まい
- 交通の利便性
- 気候
- 医療
子育て
子育てに関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
子育て | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
・中学3年生まで医療費無料 ・第2子以降の保育料無料・一時預かり無料 ・子育世帯への割引・優遇がある ・待機児童ゼロ ・自然が豊かで遊び場が多い など |
大きな問題がないという声が多い |
福井には「共働き」「多世帯同居」などのライフスタイルが定着していることから、乳児期〜中学生の年代の子育てでは「住みやすい」という声が多い印象です。
ただし教育面では高等教育以降に住みにくさを感じる声があるため、次に紹介します。
こちらの記事で、福井の子育て支援情報を詳しく確認できます。
>福井の子育て支援情報をまとめて紹介|福井県・各市町村の助成金、ふく育パスポート、支援センターなど
教育
教育に関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
教育 | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
・学力・体力全国トップクラス ・学校・地域が協力して教育に取り組んでいる ・地域ならではの歴史を感じる催しがあり文化的 |
・私立学校の選択肢が少ない ・大学の選択肢が少ない |
福井に住んでいる方の福井の教育に対する評価は高く、県内全域で「きめこまやかな教育」が実施されている印象です。
ただし首都圏と比較したときに、高等教育以降の選択肢が狭まる点に不安・不満を感じている声が一部ありました。
治安
治安に関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
治安 | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
・穏やかな気質の方が多い印象があり、不安を感じない ・地域の防犯ボランティアがあり、安心感がある ・近隣で不安を感じる事件が発生したことがない |
夜遅くまで営業しているお店が少ないので、外出の際に暗くて不安を感じることがある |
福井に住んでいる方の治安に関する口コミには大きな問題を感じている声はなく、犯罪に関する不安も少ない印象です。
ただし商店街などのお店が夜遅くまで営業していないエリアが多いため、街が静かになる時間が早いエリアでは、夜に外出しづらいと感じている方もいらっしゃいます。
食
食に関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
食 | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
・食材が豊富で、1年を通して食を楽しめる ・美味しいお店が多いと感じる ・地産地消の食を1年を通して楽しめるので、食育にも役立っている |
近隣に大きなスーパーがないため、食材の選択肢が少ない |
福井は豊かな漁場・自然環境から生み出される食材が豊富なため、食に関する満足度が高い方が多い印象です。
ただし住むエリアによっては、好みの食生活を実現できないという声もありました。
自然・遊び・レジャー
自然・遊び・レジャーに関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
自然・遊び・レジャー | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
・ドライブで出かけたい場所が豊富 ・運動ができるスポットが豊富 ・自然を楽しめるスポットが豊富 |
・若者が遊ぶ場所が少ない ・近隣に洋服の買い物を楽しめる場所がない ・買い物を楽しみたいときに、県外に行く必要がある |
自然・遊び・レジャーに関しては、自然の中での活動に対しては「選択肢が多く楽しく暮らせる」という声が多くありました。
一方で若者が求める飲食店やショッピングを楽しめる場所は少なく、住みにくさを感じる要因になっています。
住まい
住まいに関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
住まい | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
・県庁所在地の福井市でも、首都圏と比較して住居費を抑えられる |
・雪対策・雨対策が大変 ・家族の人数分車が必要で、家を建てるなら広い土地が必要 |
福井は地価が低いため、賃貸・持ち家ともに住居費に対する不安を感じづらく住みやすいという声が多数あります。
一方で交通の便が悪く車移動が必須なため、家を建てる際には駐車場の確保・冬の豪雪対策費用に悩まされるという声もありました。
こちらの記事で、雪国ならではの家づくりの工夫を確認できます。
>雪国の家づくり|雪国の家ならではの建築デザイン事例、屋根・間取りの工夫や特徴を紹介
交通の利便性
交通の利便性に関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
交通の利便性 | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
・北陸新幹線開業で、東京方面・東北方面へのアクセスが良くなった | ・ひどい渋滞が起きる場所があり、道路網が整備されていないと感じる ・バスは1時間に1本 ・電車の駅が少ない ・公共交通の最終が早いので、不便 |
北陸新幹線開業で福井県外へ遠出する際の選択肢が広がった一方で、公共交通機関が発達していないことで、通勤・通学は不便で住みにくいとの声が多くありました。
気候
気候に関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
気候 | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
春と秋は天気が良い日が多く、レジャーを楽しめる | ・夏は暑くて湿気が多い、冬は寒くて豪雪 ・雨が多く晴れる日が少ない |
福井の厳しい気候に対して住みにくいと感じている口コミが多数あり、特に冬の過ごし方に苦慮していることが読み取れました。
厳しい気候の中で、1年を通して快適に暮らせる住宅の確保が必須です。
福井・石川でマイホームを検討中の方は、ノークホームズへお問い合わせください。
ノークホームズは、厳しい気候の福井・石川で1年を通して快適に暮らせる高性能の住宅づくりをしています。
医療
医療に関して、福井の住みやすさ・住みにくさは以下のとおりです。
医療 | |
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住みやすさ | 住みにくさ |
・医療機関数が多く各科が近隣にあるので、子育て中も不便を感じたことがない ・大きな病院・個人医院の選択肢が豊富 ・夜間救急の受け入れが多く、急な体調不良の際に助かった |
・病院まで遠いため、体調不良のときに運転して通院するのが辛い ・個人医院しかない地域に住んでいるので、病気のときに遠方の病院に入院が必要で不安だった |
福井では、住むエリアによって「医療機関が多すぎて選ぶのが大変なくらい満足している」「通院が大変で住にくさを感じる」両方の声があります。
福井の住みやすさ・住にくさを、生活に必須の要素ごとに紹介してきました。
総合すると「住みやすい」という声が多く、住むエリアによっては買い物、通勤・通学、通院に住みにくさを感じるケースがあります。
福井に引っ越し・移住をするなら、住むエリアの選定が住みやすさ・住みにくさを左右することになりますね。
そこで次に、福井の人気エリアを紹介します。
福井の人気エリア・人気スポット
福井は嶺北(れいほく)エリア・嶺南(れいなん)エリアに分かれていて、以下の人気都市は嶺北エリアです。
- 福井市:恐竜博物館、ふくい鮮いちば、永平寺
- 坂井市:東尋坊、雄島、三国サンセットビーチ など
福井にはほかにも人気スポットがあるため、エリアごとの人気スポットを紹介します。
嶺北地域の人気スポット
嶺北エリアは、名所・レジャースポットが多く、自然を楽しめるエリアです。
- 三国湊まち(坂井市):レトロな街並み
- 道の駅「越前」(越前町):越前蟹ミュージアム、プール、露天風呂などがある
- 一乗谷朝倉市遺跡(福井市):朝倉市の館 など
嶺南地域の人気スポット
嶺南エリアは、伝統工芸などの体験スポットが多く、海水浴も楽しめます。
- 日本海さかな街(敦賀市):敦賀漁港の市場
- 若狭和田ビーチ(高浜町):国際認証を受けた美しいビーチ
- 若狭小浜おさかなセンター:一般の方が入構できる卸売市場 など
こちらの記事で、福井全域の観光スポット・グルメスポットを確認できます。
>福井には何がある|観光地、グルメ、住み心地などの魅力を4つのエリア別に紹介
福井の移住支援
最後に、福井への移住を検討中の方へ、移住支援の内容も紹介します。
福井へ移住の際は、福井県・各市町村が実施している支援を活用することで、移住費用などの負担を大きく軽減できます!
移住支援金
福井の移住支援の中で最も注目度が高いのは、「福井県移住支援金制度」です。
福井県移住支援金制度 | |
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項目 | 内容 |
対象者 | ・移住前の10年間のうち通算5年以上、東京圏に在住&東京23区に通勤 ※移住先の自治体によっては、東京圏以外からの移住もOK ・福井市・敦賀市・小浜市など、福井県内の指定の自治体に移住 ・福井県が定める一定の方法で就業 |
支援額 | ・家族:100万円 ※お子さまの数に応じて加算あり ・単身:60万円 |
申請期限 | 福井に住民票を移動してから1年以内 |
「福井県移住支援制度」のほかに以下の支援もあるため、活用を検討しましょう。
- 福井県交通費支援制度:移住を前提として住居探しなどをする方へ交通費を支援
- 県内お試しテレワーク利用支援制度:福井県に一定期間滞在して、県内コワーキングスペースで「お試しテレワーク」をする方へ、交通費・滞在費を支援
福井で住宅を新築・リフォームする場合に活用できる補助金を、こちらの記事で確認できます。
>福井県・各市町村の住宅補助金【2024年省エネ関連の補助金一覧】エコキュート・エアコンの購入応援など
福井・石川への移住にあたって、快適な住宅確保をご希望の方は、ノークホームズへお問い合わせください。
ノークホームズは、新築・リフォームどちらも対応している工務店です。
移住相談
福井兼の移住支援相談センターには移住サポーターが複数在籍していて、移住に関する不安・疑問を相談できます。
福井市以外にも以下の都市に相談センターがあるため、活用してください。
- 東京
- 大阪
- 京都
- 名古屋
仕事
福井への移住にあたって、仕事の確保にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
福井は、移住者の仕事確保もサポートしています。
- UIターン就職
- 農・林・漁業への就業
- 伝統工芸業界への就業
- 医療・福祉分野への就業
- 起業
- 地域おこし協力隊への参加
福井の移住支援の情報は、インターネットで「福井 移住」と検索をすると確認できます。
住みやすいと評判の福井で理想のライフスタイルを手に入れるために、ぜひご確認ください。
まとめ
福井の住みやすさ・住みにくさ、人気エリア・スポット、移住支援を紹介してきました。
福井から遠く離れた地域にお住まいの方は具体的な生活をイメージしづらいと思いますが、福井は暮らしの満足度が高い地域です。
今回紹介した情報を参考に、福井での暮らしが始まる前の準備を整えていただけると幸いです。