一戸建ておすすめ防犯対策18選|空き巣に狙われやすい家の特徴と場所別対策、身を守る5つの防犯行動
「マイホームを建てて安心・安全に暮らしたい。一戸建ての防犯対策を知りたい」とお考えの方へ。
一戸建ては、侵入窃盗の被害にあいやすいと言われていますので、ご家族が安心・安全に暮らすためにも防犯対策が重要です。
マイホームを建てる際には、「立地」「外構」「玄関」「窓」など総合的な防犯対策を検討しましょう。
今回は、福井・石川で注文住宅の施工実績が豊富な「ノークホームズ」が、一戸建ての防犯対策や狙われやすい家の特徴などをくわしく紹介します。
ご家族が安心・安全に暮らすための一戸建ての防犯対策がわかります。ぜひ、最後までごらんください!
一戸建て住宅は空き巣に狙われやすいのか
一戸建て住宅は空き巣に狙われやすいと言われています。
ここでは、警察庁のデータから実際の住宅対象の侵入窃盗の被害状況や一戸建て住宅が空き巣に狙われやすい理由などを紹介します。
一戸建て住宅の侵入窃盗の被害状況
警視庁のwebページ「住まいる防犯110番」によると、住宅対象侵入窃盗は、一日当たり約48件発生しており、多くの住宅が被害にあっているのが現状です。
侵入窃盗の発生場所としては、一戸建て住宅が30.5%と最も多いため、注意が必要です。
一戸建て住宅が空き巣に狙われやすい理由
一戸建て住宅が、共同住宅と比べ空き巣のターゲットになりやすい理由は、以下のとおりです。
- 侵入可能な箇所が多い
- 建物にアクセスしやすい
- 場所によっては人目につきにくい
共同住宅においては、共用部分にセキュリティが備わっていることが多く、住戸までアクセスする難易度が高い傾向がありますが、一戸建て住宅は、道路から住宅に直接アクセスできるため、空き巣に狙われやすい傾向があります。
福井・石川で安心・安全に暮らせる一戸建て住宅を検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。
防犯性とデザイン性を兼ね備えた一戸建て住宅を提案いたします。
空き巣に狙われやすい一戸建て住宅の特徴
空き巣に狙われやすい一戸建て住宅の共通点を知り、しっかりと対策を講じることで、空き巣被害のリスクを軽減できます。
ここでは、一戸建ての中でも特に空き巣に狙われやすい住宅の特徴を紹介します。
【立地】人通りが少ない、死角が多い
「日常的に人通りが少ない土地」「敷地内に死角が多い」などに当てはまる一戸建て住宅は注意が必要です。
一般的に、「こじ破り」「施錠開け」などにより、空き巣が住宅に侵入するまで平均2~5分を要するため、できるだけ人目につかない住宅が狙われる傾向があるからです。
以下のようなケースは特に空き巣に狙われやすい傾向があるため、マイホームを建てる際に対策を講じましょう。
- 敷地内が高い塀に囲まれている
- 庭の草木により通りから見えにくい
- 旗竿地
以下の記事で、土地選びの優先順位を確認できます。
>土地選びの優先順位を解説|土地選びのポイントチェックリスト、買わないほうがいい土地の条件も紹介
【外観】維持管理ができていない
マイホームを建てた後は、しっかりと維持管理を行うことも重要です。
「郵便物が郵便受けからはみ出している」「庭の管理がされていない」など、外から見て維持管理ができていないとわかる住宅は、空き巣に「人が住んでいない」と判断され、狙われやすい傾向があるからです。
【生活習慣】防犯意識が薄い
防犯意識が薄い生活習慣があるご家庭は、空き巣に狙われやすい傾向があります。
日常的に、「鍵をかけずに出かける」「スペアキーをわかりやすい場所に隠している」などの習慣がある場合には注意が必要です。
【照明】夜間に住宅周辺が暗い
玄関まわりや住宅周辺が暗いと空き巣に狙われやすくなります。
夜間は人通りが少なくなるため、庭、玄関まわりは夜間でも照度を確保するような防犯対策が必要です。
【外構】足場となるものが多い
2階の窓に近い位置に「物置」「倉庫」などがあると、空き巣にそれらを足場にして2階に侵入しやすいと判断されるリスクがあります。
その他にもカーポートや室外機などを足場になりそうなものを外構に設ける場合には、「2階の窓との位置関係」に注意しましょう。
【生活音】日常的に騒音や物音がある
日常的に騒音や物音があるエリアは、音に対しての周辺住民の意識が薄れる傾向があるため、空き巣に狙われやすい傾向があります。
特に、「窓を割る音」も聞こえないような賑やかな地域は、注意が必要です。
福井・石川で安心・安全に暮らせる一戸建て住宅を検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。
地域に密着した家づくりのプロとして、土地探しからもお手伝いしています。
空き巣が嫌がる一戸建ての防犯対策を紹介
一戸建てを建てる際に、防犯対策を講じることで、空き巣に狙われにくい住宅になります。
ここでは、空き巣の侵入経路として狙われやすい「外構」「玄関」「窓」などの防犯対策を紹介します。
外構の防犯対策
外構の防犯対策は、以下のとおりです。
- 完全に隠れることのないフェンスを設置する
- 門扉を設置する
- センサーライトを取り入れる
- 砂利を敷く
外構の防犯対策として、高いフェンスの設置は有効ですが、完全に外からの視線を遮るクローズな外構は死角をつくってしまうため、注意しましょう。
フェンスの高さは、150~180cm以上にして、外からの視線を遮らないすき間のあるものがおすすめです。
以下の記事で、フェンス・植栽などシンプル&スタイリッシュな外構実例を確認できます。
>平屋の外構をおしゃれにする方法|フェンス・植栽などシンプル&スタイリッシュな外構実例
玄関の防犯対策
玄関の防犯対策は、以下のとおりです。
- 防犯性の高い玄関ドアにする
- 玄関前の見通しをよくする
- センサーライト・門灯により照度を確保する
特に、出入り口である玄関ドアの防犯性を高めることにより、空き巣に狙われにくい住宅になります。
玄関ドアの防犯性を高めるには、以下のような防犯対策が有効です。
(例)
- ワンドア・ツーロックを採用する
- ピッキングに強い錠前を取り入れる
- ガードプレートを取り付ける
- サムターン回し対策を講じる など
特に、侵入に手間がかかる構造にすることが重要で、「電子ロック」「ロータリーシリンダー」「補助錠」など複雑な構造にすることで、空き巣が侵入を諦める玄関ドアに仕上がります。
また、勝手口は人目に付きにくい場所に配置される傾向があり、玄関と比べて防犯対策が疎かになりやすいため、上記のような強固なロックや格子付きのドアにするなどの対策をおすすめします。
窓の防犯対策
「窓」は、空き巣の侵入経路として狙われやすい部分であり、手段としては「ガラス破り」が多いとされています。
以下のような防犯対策を講じて、空き巣の窓からの侵入を防ぎましょう。
- 防犯ガラス・防犯フィルムを採用する
- 面格子を取り付ける
- シャッターを導入する
- 窓が少ない外観にする
例えば、大開口には防犯ガラスを採用し、浴室やトイレなどには面格子を設置するなど窓の位置により、施工業者と相談しながら適切な防犯対策を講じましょう。
防犯ガラスとは、割れにくく加工されたガラスのことを指し、空き巣の侵入防止効果以外にも以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | ・自然災害に強い ・防音・断熱効果がある ・耐久性が高い |
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デメリット | ・費用が高額になりがち ・災害時に窓を割って避難できない |
防犯フィルムは、防犯性能試験に合格した「CPマーク」のついたものがおすすめです。
また、以下の施工事例のように、空き巣が侵入しにくいスリット窓を採用することで、空き巣が窓から侵入するリスクを軽減できます。
【スリット窓を採用した一戸建て住宅の施工事例】
設備・サービスでの防犯対策
一戸建てに有効なその他の防犯対策として、後付けできるものも含めると以下のようなものがあります。
- 防犯カメラを取り付ける
- ホームセキュリティに加入する
- 防犯グッズを活用する
ホームセキュリティとは、警備会社が実施する、24時間365日、異常を感知した場合にガードマンが駆けつけるサービスです。
その他に、防犯カメラを設置することにより、一戸建ての防犯性能を高められます。
いますぐできる防犯対策
「できるだけ費用を抑えたい」という方は、以下のような防犯グッズを活用することも検討しましょう。
- 防犯フィルム
- 防犯ステッカー
- センサーライト
- ダミーカメラ
- ドアストッパーアラーム
以下の記事では、一軒家のセキュリティを最強にする方法を確認できます。
>一軒家のセキュリティを最強にする方法|空き巣が嫌がる家づくりにおすすめの6つの防犯対策で不安を解消
福井・石川で安心・安全に暮らせる一戸建て住宅を検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。
空き巣・強盗などの被害から身を守る防犯行動
ここまで紹介してきたとおり、一戸建ての防犯対策を講じることで、空き巣・強盗などの被害のリスクを軽減できます。
また、住宅の防犯対策を講じると同時に防犯行動を意識することも重要です。
ここでは、空き巣・強盗などの被害から身を守る防犯行動について紹介します。
地域の付き合いを大切にする
日頃から近隣の方とコミュニケーションをとり、住民同士の関係性をつくることは有効な防犯対策になります。
近所付き合いが円滑な地域では、地域の目により不審者の判別をしやすくなるからです。
「近所の方と挨拶をする」「ゴミ出しのルールは守る」など日頃から近隣の方とのコミュニケーションをとることを意識しましょう。
自主防犯行動を実施する
以下のような自主防犯行動を日頃から実施することで、防犯対策になります。
- 在宅時でも窓のカギを掛ける
- 訪問者に対してすぐにドアを開けない
- 建物の周囲の整理整頓を心がける
- 長期不在時は郵便物や新聞などの配達を止める
上記のように、日常生活における「ちょっとした心構え」が空き巣・強盗などの被害の抑止力になります。
まとめ
今回は、一戸建ての防犯対策について紹介しました。
「外構」「玄関」「窓」などの空き巣の侵入経路になる場所に防犯対策を施すことにより、空き巣・強盗などの被害のリスクを軽減できます。
また、物理的な防犯対策だけでなく、日頃の行動についても防犯を意識することが大切です。
今回紹介した情報が、一戸建ての防犯対策についてお悩みの方の参考になれば幸いです。