湿気が多い家の特徴|部屋の湿気がひどい場合の原因と対策を紹介
「家の中がジメジメして気持ち悪い」「湿気が多い家の特徴を知って対策したい」とお悩みの方へ。
家の中の湿気が多いと、「結露」や「カビの発生」など建物や人体に悪影響を及ぼすことがあるため、十分な湿気対策が必要です。
特に、新築一戸建ての1階は建物の構造上、湿気が多くなる傾向があることに注意しましょう。
今回は、福井・石川で新築一戸建て住宅の施工実績が豊富なハウスメーカー・工務店「ノークホームズ」が以下のポイントをくわしく紹介します。
コラムのポイント |
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年間を通して適切な湿度を維持できる家づくりのポイントがわかります。ぜひ、最後までごらんください!
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※建築予定地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。
目次
湿気が多い家の7つの特徴
まず、「どのような家が湿気が多いのか」共通する特徴を確認しておきましょう。
家の周辺環境が原因で湿気が多い
以下のように周辺環境によって家の中の湿気が多くなることがあります。
- 日あたりが悪い立地
- 家の近くに海や川・湖沼がある
- 山が近い
特に、海浜・河川・湖沼・田んぼなどの水源が近くにあると、空気が水分を含みやすくなることから湿度が高くなる傾向があります。
建物の構造や材料が湿気に弱い
以下のように、建物の構造や材料が湿気の原因になることがあります。
- 断熱材や防水シートが適切に設置されていない
- 外壁材や内装に通気性が良くない素材を使用している
- 床下の通気性がない
地域の気候や環境特性を理解し、十分な湿気対策に慣れた施工業者を選ぶことが重要です。
以下の記事で失敗しないハウスメーカーの選び方のコツを確認できます。
>ハウスメーカーは結局どこがいい?失敗しないハウスメーカー選び方のコツ
古い家は気密性が低く湿気が侵入しやすい
古い家は「気密性が低い」「外部から湿気や雨水が侵入しやすい」などの理由により湿気が多い傾向があります。
特に、以下のような特徴がある古い家は注意が必要です。
- 束基礎を採用している
- 老朽化しており、窓・床・壁・屋根などの気密性・断熱性が低い
- 24時間換気システムがない
新築一戸建ては水分含有量が多い
新築時はコンクリートの水分量が多く乾くまで時間がかかるため、1階の床下や壁に湿気がこもりやすい傾向があります。
周辺環境により異なりますが、コンクリートの水分が完全に抜けるまでには3年ほどかかります。
RC(鉄筋コンクリート)造住宅は湿気がこもりやすい
RC(鉄筋コンクリート)造住宅は、木造住宅よりも湿気がこもりやすい傾向があります。
特に、コンクリート打ちっ放しの場合は、外壁から水分を内部に取り込んでしまうため注意が必要です。
住宅の換気能力が不足している
換気設備の性能不足により家の中にこもった湿気を排出できないと、湿気が多い原因になります。
もともと気密性が低い家は湿気が流入しやすいため常時換気もしやすいのですが、高気密高断熱の家は換気設備の性能が十分でないと、一度こもった湿気の排出にムラが生じるため注意が必要です。
以下の記事で高気密高断熱でカビが発生しやすい理由と対策を確認できます。
>高気密高断熱住宅でカビは発生しやすい?理由と対策、新築時の注意点も解説
ライフスタイルの影響で湿気が多い
外部的な要因だけでなく、以下のように生活環境によって家の中の湿気が多くなることがあります。
- 部屋干しをする機会が多い
- 浴室やキッチンであまり換気扇を使用しない
- 観葉植物を多く設置している など
特に、部屋干しは室内の湿度が上昇する原因になるため、「除湿器を使用する」「換気設備を導入する」などの工夫が必要です。
福井・石川で湿気対策が必要な立地で新築をお考えの方は、「ノークホームズ」にご相談ください。
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湿気が多い家が与える悪影響
家の中の湿気が多いと、結露やカビの発生など人体や建物に悪影響を及ぼすことがあります。
ここでは、湿気が多い家が与える悪影響を具体的に紹介します。
人体への悪影響
湿度が高いとカビが発生しやすくなり、以下のような健康被害が発生しやすくなります。
- アレルギー症状
- 呼吸器系の病気
- シックハウス症候群 など
カビは、湿度60%以上で繁殖しやすいと言われているため、家の中の湿度を40~60%に抑える工夫が必要です。
建物への悪影響
湿気が多い家は、結露が発生しやすい特徴があり、以下のように建物に悪影響を及ぼすことがあります。
- 建材の腐食・劣化
- シロアリ被害 など
特に、内部結露は壁紙の劣化だけではなく、建物の構造体の腐食につながることがあるため、注意が必要です。
内部結露を防止するためには、住宅の気密性・断熱性を高めると同時に第一種熱交換換気システムの導入を検討しましょう。
断熱等級7、第一種熱交換換気システムを標準仕様とするノークホームズの住宅性能は、以下のページをごらんください。
福井・石川で湿気に強い家を検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
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部屋のひどい湿気の原因と対策方法
家の中の湿気が多い場合には、「なぜ湿気が多いのか」原因を確認しましょう。
また、これからマイホームの建築を検討中の方は、湿気の原因となりえる場所に事前に対策を講じることで、年間を通して暮らしやすい家になります。
ここでは、部屋のひどい湿気の原因と対策方法を紹介します。
十分な換気ができていない
湿気が多い家は、十分な換気ができていない可能性があります。
換気は湿気対策の基本であるため、以下のような対策を検討しましょう。
- 高性能換気設備を導入する
- 意識的に窓を開ける
- 除湿器・サーキュレーターを導入する
- 窓は対角線上に配置する
換気設備は、機械的に給排気を行なえる第一種換気システムがおすすめです。
また、ランドリールームやリビングなど特定の場所で部屋干しを行う場合にはサーキュレーターや除湿器を使った湿気対策が有効です。
以下の記事でランドリールームの間取り事例を確認できます。
>平屋の間取り(2LDK〜3LDK、30坪以下)にランドリールームをプラスしたおしゃれな事例
玄関ドアや窓周辺が結露している
窓サッシや玄関ドアなどの開口部は、外気の影響を受けやすく室内と室外の温度差による結露の発生が湿度を高める原因になります。
開口部の気密性・断熱性を高めるには以下のような工夫が必要です。
- 樹脂サッシを取り入れる
- 複層ガラスを採用する
- 断熱ドアを取り入れる
- 二重窓にする
周辺環境により室内の湿度が上がりやすい
周辺環境によっては室内の湿度が上がりやすいことがあります。
以下のような工夫をすることで、一定程度室内の湿気を抑えられるため、検討しましょう。
- 調湿建材を採用する
- 家具の配置を工夫する
調湿建材とは、湿度が高くなると湿気を吸って低くなると湿気を放出する機能をもっている建材のことを指し、以下のようなものがあります。
- 木材
- 珪藻土・漆喰
- セルロースファイバーやウッドファイバーなどの断熱材 など
住まいが川の近くや田んぼが隣の場合、古い家のリフォームや建て替えでなく、水はけの良い土地での新築がおすすめです。
また、家具の配置も重要なポイントです。
ソファや収納棚などの家具を壁から5cm程度離すことにより、通気性が高まります。
床下に湿気がたまっている
家の中の湿気が多い原因として、床下に湿気がたまっていることが考えられます。
床下の湿気は「木材の腐朽」「シロアリ被害」の原因となり、家の寿命を縮めることがあるため、以下のような対策を講じましょう。
- すき間なく断熱材を充填する
- 防湿シートを敷く
- 床下に換気扇を導入する
特に、新築一戸建ての家は、床下に湿気がこもりやすいため注意しましょう。
福井・石川でマイホームの湿気対策についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
※建築希望地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。
まとめ
今回は、湿気が多い家の特徴と対策方法を紹介しました。
家の中の湿気が多いと、カビ・結露の発生により、人体や建物に悪影響を及ぼすことがあるため、注意しましょう。
年間を通して暮らしやすい家にするためには、設計時から地域の特性に合わせた十分な湿気対策を施すことが重要です。
今回紹介した情報が、マイホームの湿気対策についてお悩みの方の参考になれば幸いです。
※建築予定地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。