地盤改良が「必要ない土地」「必要な土地」の見分け方|田んぼ、家が建っていたなど跡地別の判断基準も紹介
「地盤改良が必要ない土地を探したい。どのように判断すればよいのか」とお悩みの方へ。
新築を建てる場合には地盤調査が義務化されているため、「地盤改良が必要な土地」と判断された場合には追加の工事費が発生します。
地盤改良の必要性については最終的には地盤調査の結果次第になりますが、事前に土地の地形や前歴等によりある程度予測できます。
今回は、福井・石川で土地探しからお手伝いしている工務店「ノークホームズ」が以下のポイントを中心に地盤改良が必要ない土地と必要な土地の見分け方を解説します。
このコラムのポイント |
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事前に地盤改良の必要性を予測することでスムーズな土地探しができます。ぜひ、最後までごらんください。

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目次
地盤改良が必要ない土地の特徴
地盤改良が必要ない土地を選ぶことで「予算をオーバーした」「建物にかける費用を削らなければならない」などのリスクを軽減できます。
ここでは、地盤改良が必要ない可能性が高い土地の特徴を紹介します。
標高が高い土地
一般的に土地は標高が高いところの方が地盤が強く、低いと弱い傾向があります。
したがって、丘の上や周りよりも少し高くなっている土地は地盤が強固な傾向があり、地盤改良が必要ない可能性が高まります。
地層が形成された年代が古い土地
山地、丘陵地、台地など地層が形成された年代が古い土地は比較的地盤が強い傾向があります。
ただし、丘領地の中で谷地や盛土・切土がされた造成地では地盤が軟弱なケースもあるため注意しましょう。
自然に形成された土地
自然に形成された地盤は、比較的強い傾向があり、地盤改良が必要ない土地である可能性が高まります。
一方で、盛土による造成工事が行われた地盤は十分に締め固められていないケースもあります。
神社・仏閣が近くにある土地
過去の何度の地震でも倒壊していない昔からある神社や仏閣は、地盤が強い土地に建てられている可能性が高いです。
したがって、神社・仏閣が近くにある土地は地盤改良が必要ない場合が多いです。
家を建てる場所、土地選びのポイントはこちらのコラムでも解説しています。
>家を建てる場所の決め方7つのポイント|土地選びのポイント、後悔しないための注意点も解説
福井・石川で土地探しからの家づくりならノークホームズにご相談ください。
地域に密着した家づくりのプロとして理想の住まい作りをお手伝いいたします。
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地盤改良が必要な土地の特徴
事前に地盤改良が必要な土地の特徴を確認することでスムーズな土地選びができます。
ここでは地盤改良が必要な土地の特徴を紹介します。
造成地
造成地とは住宅を建てられるように地盤に対する造成工事を行い整備された土地のことを指します。
特に、何度も掘り起こしている土地や擁壁が古い土地に注意しましょう。
また、昔田んぼだった土地を造成工事により整地しても盛土工事後に地盤が沈下するリスクがあります。
上記のようなケースに該当する場合は、地盤改良を行いしっかりとした地盤にすることが必要です。
以下の記事で田んぼ・畑だった土地に家を建てるメリット・デメリットを確認できます。
>田んぼ・畑だった土地に家を建てるメリット・デメリット、費用、手続き、家を建てるまでの期間など簡単解説
海や川が近くにある土地
川や海の近くの土地は「沖積層」と呼ばれる年代が新しい地盤で形成されている傾向があります。
沖積層は地盤が弱い傾向があり、地盤沈下や液状化のリスクがあるため、地盤改良の必要性が高いと言えます。
川の近くに住む場合に後悔しないための対策はこちらで確認できます。
>川の近くに住んではいけない?後悔しない家づくり・虫・水害・湿気対策など紹介
周囲を水田で囲まれている
周囲を水田で囲まれている土地は、地下水位が高く水分量が多い傾向があります。
上記のような土地は液状化を起こす危険性があるため、地盤改良が必要になります。
田んぼの近くや低い土地で湿気が多い場合の家づくりの対策はこちらのコラムで解説しています。
>湿気が多い家の特徴|部屋の湿気がひどい場合の原因と対策を紹介
埋立地
埋立地とは、沼地や河川跡などに建設残土や廃棄物などを投入して造成された土地のことを指します。
人工的につくられた埋立地は十分に締め固まっていない場合もあり、地震や経年により沈下するリスクや不同沈下が起こる危険性があるため注意しましょう。
福井・石川の土地選びの優先順位の考え方は、こちらのコラムも参考にしてください。
>土地選びの優先順位を解説|土地選びのポイントチェックリスト、買わないほうがいい土地の条件も紹介
地盤改良が必要ない土地を見分ける方法
土地探しの段階で地盤調査以外に地盤改良が必要な土地かどうかを見分けるには以下のような方法があります。
- ハザードマップを活用する
- 土地の過去の利用状況を確認する
- 地名を調べる
- 地形を確認する
- 周辺の状況を観察する
それぞれ、見ていきましょう。
ハザードマップを活用する
一般的にハザードマップは洪水・土砂災害などのリスクを調べるのに活用しますが、各市町村の「わがまちハザードマップ」で以下の事項を確認できます。
- 表層地盤のゆれやすさ
- 表層地盤図
- 震度分布図
- 加速度分布図
- 液状化の可能性 など
ハザードマップで土地を確認する方法はこちらのコラムで解説しています。
>福井県各市町村の水害に強い地域の調べ方|ハザードマップ活用方法、過去の水害も解説
>ハザードマップを気にしすぎて家を買えない場合の対処法|住んではいけない場所の判断方法など解説
土地の過去の利用状況を確認する
土地の歴史を調べることで地盤改良の必要性を判断できるケースもあります。
例えば、かつては湿地帯や沼地、田んぼだった土地は軟弱地盤である可能性が高まります。
土地の歴史を調べるには、古地図を利用しましょう。
地名を調べる
地名から地盤の強さがわかる場合があります。
以下のように地名に使われている漢字の意味が「水」「低地」「農耕地」を表す場合には注意が必要です。
- 田、野、原、新開、稲:かつて農耕地だった可能性が高い
- 窪、低、下、谷、沢:低地を表す
- 川、河、江、洲:川を表す
- 池、沢、泉、岸、瀬:水のある場所を表す など
地形を確認する
以下のような地形は軟弱地盤である可能性が高いため、注意しましょう。
- 三角州:河口付近にできる三角形に似た地形
- 谷底平野:小さな谷底に広がる低平地
- 氾濫平野:洪水時に河道から氾濫する範囲にある低地部分
- 旧河道:かつて川が流れていた地形
- 海岸平野:浅海底が地盤の隆起や海面の低下により陸上に現れた平野
周辺の状況を観察する
土地を購入する際は、現地で周辺の状況を観察することで地盤改良の必要性がわかることがあります。
以下のような状況は軟弱地盤である可能性があります。
- 近くの道路がひび割れしている
- 電柱が傾いている
ノークホームズは、福井・石川で20年の地盤保証付きの土地探しからの家づくりをお手伝いしています。お気軽にご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。
地盤改良工事の工法・費用相場
地盤改良工事にはいくつかの工法があり、費用も異なります。
ここでは、地盤改良工事の工法と費用相場を解説します。
地盤改良工事の方法
地盤改良工事の主な工法は、以下のとおりです。
- 表層改良工法:セメントを使用して全体を固める
- 柱状改良工法:土とセメント系固定材を使い地盤内に柱状の補強体をつくる
- 小口径鋼管杭工法:地盤に鋼管杭を打ち地中から建物を支える
それぞれの工法にメリット・デメリットがあるため、地盤の状態によって適切な工法を選びましょう。
(例)
- 「勾配があまりなく地下水位が改良面よりも低い」:表層改良工法
- 「軟弱地盤で不同沈下の可能性がある」:柱状改良工法
- 「表層改良や柱状改良では対応できない」:小口径鋼管杭工法
地盤改良工事の費用相場
地盤改良工事の費用は、工法により異なりますが延べ床面積30坪の平屋の場合で概ね20~200万円の費用が発生します。
また、同じ工法であっても施工業者により費用が異なることがあるため、複数業者に見積もりを依頼しましょう。
以下の記事で地盤改良の工法別の費用相場(30坪)を確認できます。
>地盤改良の工法別の費用相場(30坪)|見積もり書確認や施工不良などのトラブルを回避する方法も解説
地盤改良が必要ない土地の見分け方についてのQ&A
最後に、地盤改良が必要ない土地と必要な土地の見分け方についてノークホームズがよくいただく質問と回答を紹介します。
地盤改良をしないとどうなりますか?
地盤が重量に耐え切れず沈下した結果、住宅が傾く危険性があります。
住宅が傾くことで「外壁のひび割れ」「ドアや窓が開かない」などの不都合を生じ、結果的に資産価値の低下や高額な修繕費用に悩まされることもあるため注意しましょう。
家が建っていた土地は地盤改良が必要ないですか?
結論からお伝えすると、家が建っていた土地でも地盤改良が必要なケースがあります。
地盤調査は阪神淡路大震災後に義務化された調査であるため、それ以前に建てられた住宅は地盤調査を行っていない可能性があるからです。
地盤改良が必要になる確率は?
地域や土地の状態によって確率は異なるため、一概に何%とはお答えできません。
マイホームを建てる際は地盤改良は必要な前提で土地探しをすることをおすすめします。
土地からサポートするからこそご提案できる家づくりがあります。
福井・石川でマイホームを検討中の方はノークホームズにご相談ください。
※建築予定地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。
まとめ
今回は、地盤改良が必要ない土地と必要な土地の見分け方を紹介しました。
「ハザードマップや古地図を活用」「周囲の状況を観察する」などできる範囲で土地の状態を調べることである程度地盤改良の必要性が予測可能です。
今回紹介した情報が土地探しからマイホームの建築を検討中の方の参考になれば幸いです。
※建築予定地が施工エリア内(福井・石川)の方のみ対応させていただきます。