平屋の土地選びのキホン|広さ・間取り・日当たりなどのポイントをチェック!
最近は幅広い世代の方に人気の平屋ですが、どれくらいの広さの土地が必要になるのか気になる方も多いと思います。
平屋は二階建てより広い土地が必要で、取得費用や物件探しのハードルが高い印象がありますよね。
そこで今回は、福井で多数の平屋注文住宅を手掛ける『ノークホームズ』が、平屋土地探しの基礎知識を詳しく解説します。
平屋に必要な土地の広さの確認方法、日当たりやプライバシー性などチェックすべきポイントを一つずつチェックしていきましょう。
このコラムのポイント |
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目次
平屋のクオリティは土地選びで決まる!?
注文住宅づくりでは土地選びが大切ですが、平屋はさらに重要性が高くなります。すべての生活を一階で過ごす平屋は、土地環境の影響を受けやすくなるためです。
平屋に向いていない土地を選んでしまうとデメリットが大きくなり、間取りや暮らしやすさに大きく影響します。
逆に、平屋のメリットを伸ばせる土地を上手に選べば、コストを抑えて理想のマイホームを建てられる可能性が高くなるでしょう。
あらかじめポイントを押さえて効率よく探せば、理想の土地を選ぶのは難しくありません。今回は平屋の土地選びに必要な情報をまとめて分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
平屋に必要な土地の広さはどれくらい?
実際に平屋を建てるために必要な土地の広さは、さまざまな条件で変動します。まずは2つのステップで、必要な土地の広さを考えていきましょう。
ステップ① まずは平屋の延床面積を考える
必要な土地の広さを知るためには、まず平屋の建物側の延床面積を考えましょう。
平屋の延床面積はご家族によってさまざまですが、国が定めた水準を参考にするのがおすすめです。
世帯人数 |
延床面積 |
1人 |
約12〜16坪(40〜50㎡) |
2人 |
約16〜22坪(55〜75㎡) |
3人 |
約19〜30坪(65〜100㎡) |
4人 |
約25〜37坪(85〜125㎡) |
〈参考〉世帯人数:国土交通省『住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準』
上図は、国土交通省が公表している誘導居住面積水準をまとめた数値です。3人家族なら19~30坪、4人家族なら25~37坪が必要な延床面積の目安になるということですね。
ライフスタイル別の間取り事例や延床面積は、こちらのコラムも参考にしてみてください。
ステップ② 延床面積と建ぺい率で必要な土地の広さが分かる
平屋の延床面積が分かれば、あとは土地の建ぺい率によって必要な土地の広さを確認することができます。
建ぺい率とは、「その土地に対してどれくらいの建物を建築できるか」を決める数字のことです。例えば30坪で建ぺい率50%の土地に建てられる平屋は、「30×50%=15」で15坪が上限となります。
(小数点以下切り捨て)
建ぺい率 |
延床面積 25坪 |
延床面積 37坪 |
30% |
土地面積 83坪 |
土地面積 123坪 |
40% |
土地面積 62坪 |
土地面積 92坪 |
50% |
土地面積 50坪 |
土地面積 74坪 |
60% |
土地面積 41坪 |
土地面積 61坪 |
80% |
土地面積 31坪 |
土地面積 46坪 |
4人家族の延床面積25~37坪を例に挙げて、建ぺい率ごとにどれくらいの土地面積が必要になるのか表にまとめました。
建ぺい率が低いと、延床面積に対して広い土地面積が必要になります。建ぺい率が高いと必要な土地面積が少なくなるので、物件探しや取得費用のハードルは低くなるでしょう。
実際はほかにもさまざまな法律・条例が関係するケースもありますが、延床面積・建ぺい率で平屋に必要な土地面積を求める方法として覚えておいてください。
実際に平屋を建てる土地を探すときは、物件探しからトータルサポートできる住宅会社に相談するのが確実です。
ノーク・ホームズは、地元福井で培った不動産のノウハウを活かし、平屋にピッタリな土地探しをお手伝いできる工務店です。
福井で平屋をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
平屋にはどんな土地が向いている?
実際に平屋を建てるときは、向いている土地・向いていない土地を見極めることも大切です。
平屋に向いている土地を選ぶと、費用を抑えて理想のマイホームを建てやすくなります。
平屋に向いている土地の特徴
理想の平屋づくりに向いているのは、郊外で周囲に高い建物が少ない土地です。
駅前や市街地を離れた郊外は相場が安く、広い土地をリーズナブルな価格で購入できる可能性が高いです。
土地が広いと間取りづくりの制限を受けにくいため、暮らしやすくおしゃれな平屋を建てられる可能性がアップするでしょう。
また、周囲の建物が遠いので、プライバシー性や日当たりの対策が不要なのも大きなメリットです。
広い庭や駐車場も確保できるので、電車やバスなど公共交通機関が少なくても車生活でカバーできるでしょう。
平屋に向いていない土地の特徴
地価が高く広い土地の確保が難しい都市部は、平屋建てには向いていないことが多いです。
仮に理想の平屋を建てられる広さの土地が見つかっても、価格が高いので建築費用が足りなくなる恐れがあります。
狭小地や周囲の建物が近い土地だと、間取りの工夫や搬入費用などが別途かかり、坪単価が高騰するケースも多いです。
狭い土地だと、プライバシー性・日当たり・防犯性など、平屋のデメリットも大きくなってしまいます。
コンパクトな市街地にマイホームを建てるなら、面積効率の良い二階建て、または平屋に見える「平屋風二階建て」を検討するのもおすすめです。
>平屋に見える「平屋風二階建て」の間取り|30坪(25〜35坪前後)のおしゃれな事例紹介
平屋の土地選びのチェックポイント
実際に平屋を建てる土地を選ぶときは、次のポイントをしっかりと確認してください。
- 日当たり
- 周囲からの視線
- 災害リスク
- 建物と土地の費用バランス
- 駐車スペースと庭の広さ
二階やバルコニーがない平屋は、日当たりを遮る建物や周囲からの視線は重要チェックポイント。時間帯によって変化するので、最終候補の土地は何度か訪れてチェックしたいところです。
また、土地にお金をかけすぎて平屋の建物で予算オーバーしないよう、バランスを考えることも大切です。建物と駐車場・お庭の配置とバランスも、土地選びの段階で考えないと失敗するかもしれません。
具体的な土地選びのポイントについてはこちらのコラムもチェックしてみてください。
>土地選びの優先順位を解説|土地選びのポイントチェックリスト、買わないほうがいい土地の条件も紹介
平屋の土地は住宅会社と一緒に選ぼう
ここまで見てきたように、平屋の土地選びは二階建て以上にシビアで、チェックすべきポイントがたくさんあります。
失敗・後悔しやすいポイントも多いので、平屋の土地選びは不動産会社ではなく住宅会社と一緒に取り組むのがおすすめです。
不動産会社でもある程度のアドバイスは期待できますが、担当者が平屋に詳しくないケースも少なくありません。
その点平屋を得意とする住宅会社なら、理想の間取りから逆算して、ピッタリな土地を見極めることが可能です。
福井で土地探しから平屋づくりに取り組む方は、「ノーク・ホームズ」にご相談ください。住宅・不動産両方のノウハウを活かし、土地探しから家づくりまでワンストップ体制でサポート可能です。
もちろん、おしゃれなデザイン性・暮らしやすい間取りの工夫もお任せください。たくさんの平屋づくりをサポートした経験豊富なスタッフが、お客様にピッタリなプランをご提案いたします。平屋・二階建ての比較、資金計画のことなど、住まいのことならなんでもご相談ください。