玄関からパントリー・キッチンへの動線が良い間取り事例|玄関・キッチンを直結させるメリット・デメリット
玄関からパントリー・キッチンへの動線が良い間取りは、家事動線・生活動線ともに便利です。
一方で、間取りによって玄関からプライベートスペースが丸見えになる場合もあるので、ドアの位置・キッチンの向きなど繊細な配慮をして間取りを検討する必要があります。
そこで今回は、ご家族の暮らしにフィットするおしゃれな間取り提案が得意な福井の工務店『ノークホームズ』が、「玄関からパントリー・キッチンへの動線が良い間取り事例」「使い勝手が良いパントリーのつくり方」などを紹介します。
玄関からパントリー・キッチンへの動線が良い間取り事例
はじめに、玄関からパントリー・キッチンへの快適な動線づくりに成功した間取り事例を紹介します。
平屋
まずは、玄関からパントリー・キッチンへの動線が良い平屋の間取り事例を確認しましょう。
延床面積24.92坪
こちらは、玄関から入室して2方向からパントリー・キッチンへアクセスできる平屋の間取りです。
なるべく短い距離でパントリー・キッチンにアクセスしたい場合には、玄関ホールからキッチンへ一直線に移動できます。
帰宅してすぐにアウターをクローゼットにしまいたい場合・お子さまが衣服を汚して帰宅した場合などは、ファミリークローゼット・ランドリールームを通ってキッチンにアクセスするのが便利ですね。
こちらの記事で、ファミリークローゼット・ランドリールームのある平屋の間取りを確認できます。
>ランドリールーム・ファミリークローゼットがある家事動線の良い間取り|平屋の事例紹介
延床面積31.78坪
こちらは、 シューズクローゼットからLDKに入室したすぐの位置に、パントリー・キッチンを配置した平屋の間取り事例です。
玄関・パントリー・キッチンを三角形にレイアウトしたことで、目的の場所に最短距離で移動できる動線が完成しました。
また、玄関ドア・玄関ホールのドアの位置をずらしているため、玄関ドアを開放してもキッチンまで丸見えになることはありません。
延床面積34.19坪
こちらは、玄関ホールからLDKに入室してすぐの位置にキッチンを配置した平屋の間取りです。
キッチン背面にパントリー兼オープン収納を造作しました。
キッチン・ダイニングをダウンフロアにして、カフェのようなおしゃれな空間デザインにもこだわっています。
2階建て
次に、玄関からパントリー・キッチンへの動線が良い2階建ての間取り事例を確認しましょう
延床面積31.38坪
こちらは、シューズクローゼットからパントリー・キッチンへアクセスできる2階建ての間取りです。
こちらの住宅のようにLDKが縦長の場合には、大型の住宅設備・家具を縦方向にレイアウトするケースが多く、生活動線が長くなりがちです。
玄関からLDKへ入室する経路を複数設ける間取りは、目的に合わせて経路を選べるためおすすめです。
延床面積45.42坪
こちらは、玄関とパントリー・キッチンを直結させた2階建ての間取りです。
パントリーにドアを設置しているため、来客時に収納の様子を見られることがありません。
またパントリーに勝手口を設けたことで、キッチンから出たゴミを屋外に仮置きするといった家事もスムーズですね♪
こちらの住宅は、完全分離型の二世帯住宅です。二世帯住宅の間取りを、こちらの記事で確認できます。
>40坪台の二世帯住宅(二階建て・平屋)間取りパターン|完全分離、一部分離の事例紹介
福井のノークホームズには、今回紹介しきれなかった施工事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください!
福井で家事動線・生活動線にこだわったおしゃれな家づくりをご希望の方は、ノークホームズにお問い合わせください。
玄関・キッチン・パントリーを直結させるメリット・デメリット
玄関からパントリー・キッチンへの動線にこだわることで室内の移動や家事がスムーズになりますが、玄関・パントリー・キッチンを直結させる場合には注意が必要な点もあります。
「玄関・パントリー・キッチンを直結させる間取りのメリット・デメリットを紹介するので、メリットをいかし、デメリットを解消する間取り作成に役立てていただけると幸いです。
メリット
玄関・パントリー・キッチンを直結させる主なメリットは、以下のとおりです。
玄関・キッチン・パントリーを直結させるメリット |
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デメリット
玄関・パントリー・キッチンを直結させる主なデメリットは、以下のとおりです。
玄関・キッチン・パントリーを直結させるデメリット |
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上記のようなデメリットは、間取り事例で紹介したような「玄関からキッチンへ2方向からアクセスできる間取り」「玄関ホールのドアとキッチンの位置をずらす」などの工夫とアイデアで解消できます。
ぜひさまざまなバリエーションの間取りを作成している施工業者に家づくりのサポートを依頼し、アイデアを取り入れたおしゃれな間取りを完成させてください。
福井で多彩なアイデアを提供してくれる施工業者をお探しの方は、ノークホームズにご相談ください。
ご家族の快適性を追求し、デザイン性にもこだわった家づくりをサポートいたします。
動線が良く使い勝手の良いパントリーのつくり方
最後に、動線が良く使い勝手の良いパントリーのつくり方も確認しましょう。
間取りにパントリーを取り入れる場合のポイントは、以下の5つです。
- パントリーの配置パターン
- パントリーの面積
- パントリーの使い勝手が良い収納棚
- パントリーにもコンセント・照明が必須
- 風通しが良い環境づくりでパントリー内のカビ・湿気を防止
パントリーの配置パターン
パントリーの配置には主に以下のようなパターンがあり、間取り・ご家族にとっての利便性に合わせて検討するのがおすすめです。
- 玄関直結のパントリー:大きな荷物の出し入れをすることが多いご家族におすすめ
- キッチン背面のパントリー:「まとめ買いをあまりしない」など収納する物の量が決まっているご家族、整理整頓が得意なご家族におすすめ
- 独立パントリー:収納する物の量が多く、パントリー内を目隠ししたいご家族におすすめ
ご家族が動きやすい動線を具体的にイメージして、玄関・キッチンとの位置関係を検討しましょう。
パントリーの配置は、キッチンのレイアウトと合わせて検討する必要があります。こちらの記事で、キッチンレイアウトなどを確認できます。
>マイホーム新築でこだわりたいキッチンの選び方(型の種類等)|色・収納などおしゃれな事例を紹介
パントリーの面積
パントリーの一般的な面積は、以下のとおりです。
- 2畳〜3畳
- おおまかに「高さ2m×幅2m」〜「高さ2m〜幅4m」
具体的な面積は、パントリーに収める物の量・大きさに合わせて決める必要があります。
ちなみに、パントリーを独立したスペースにする場合、ウォークインorウォークスルーといったつくりによっても、必要な面積が変わります。
ウォークスルーのパントリーは、通り抜けできる通路・ドアが必要なため、ウォークインのパントリーよりも広い面積が必要になるのが一般的です。
パントリーの使い勝手が良い収納棚
パントリーの収納棚は、物の大きさや形に合わせて調整可能な「可動式」にするのがおすすめです。
また、足元・目線から上の位置にあるスペースは使いづらく使用頻度が低くなりがちなので、以下のように使い方を工夫するアイデアもありますよ♪
- 足元:ロボット掃除機の充電基地をつくる
- 足元:ペットのトイレスペースをつくる
- 目線から上:災害時に物が落ちないように扉を設け、防災グッズを収納 など
パントリーにもコンセント・照明が必須
パントリーは物の出し入れをするだけではなく、意外と「家電の充電」「細かい物の整理整頓」などをよく行うスペースでもあります。
そのため、コンセント・照明を設けることも、忘れないようにしましょう。
風通しが良い環境づくりでパントリー内のカビ・湿気を防止
パントリー自体の環境を配慮するのを忘れがちですが、換気性を意識しないと食品や物にカビが生えることがあります。
パントリー内が「湿気が滞留しづらくフレッシュな環境」となるよう、「窓の設置」「24時間換気の排気口を設置」など工夫をしましょう。
パントリーは、ご家族の利便性に合わせて造作すると使い勝手・デザイン性を両立したプランを組み立てやすくなります。
福井のノークホームズは造作収納・造作家具などもご依頼いただける工務店ですので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
玄関からパントリー・キッチンへの動線が良い間取り事例を中心に、家事動線・生活動線が良い間取りのつくり方、パントリーのつくり方などを紹介してきました。
玄関・パントリー・キッチンの位置関係は、生活利便性に直結します。
大きな荷物を抱えて帰宅し、室内をあちこちに移動するストレスがない生活をしたいですよね。
今回紹介した情報を、理想の家づくりに取り入れていただけると幸いです。