ZEH基準、省エネ住宅の認定基準とは|メリット・デメリット、住宅ローン控除などわかりやすく解説
マイホームを検討する中で「ZEH基準」、「省エネ住宅」などの言葉に戸惑っている方が多いと思います。
- ZEH基準や省エネ住宅の基準をクリアしている家とはどんな家?
- ZEH以外にも高性能の省エネ住宅があるみたいだけど、何が違うの?
- 「補助金がもらえる」、「住宅ローン控除」などの情報の具体的な内容がわからない など
そこで今回は省エネ性能が高い住宅づくりに取り組んでいる福井のハウスメーカー『ノークホームズ』が、以下の項目をわかりやすく解説します!
このコラムのポイント |
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この記事では、住宅の省エネに関する情報を整理して紹介します。
ご自身がどの程度の省エネ性能を持つ家づくりをしたいかをスムーズに考えられるようになるので、ぜひ最後までごらんください♪
目次
ZEH住宅の基準とは
「ZEH」という言葉は見慣れない・聞き慣れないため、どんな住宅かを想像するのが難しいですよね。
はじめにZEHの定義、ZEH住宅の基準を紹介します。
ZEH住宅とは|定義を紹介
ZEHは「net Zero Energy House(読:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、ZEH住宅とは以下のような性能の住宅のことです。
ZEH住宅とは |
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以下3つの取組みにより、1年間の一次エネルギー消費量をおおむねゼロにしながら快適な室内環境を実現する住宅です。
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一次エネルギーとは石油等の資源のことで、「一次エネルギーを使わない生活=地球資源を大切にする」ことにつながりますよね。
また私たちはお金を出して一次エネルギを買っているので、「一次エネルギーを使わない=生活コストを抑える」ことにもつながります!
ZEH住宅の基準とは
ではZEH住宅と認められるために、断熱性・設備の性能・エネルギー創出量はどのような基準をクリアする必要があるのでしょうか。
それぞれの基準を大まかに確認しましょう。
断熱性 |
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断熱性は、「UA 値(ユー・エー値)」という数値であらわします。 (UA値とは室内から外皮を伝わって逃げる熱の量をあらわしていて、数値が小さいほど断熱性が高いと判断できます。) ZEH住宅の基準となるUA 値は、0.40以下〜0.60以下です。 ※日本国内でも地域によって気候が違うため、ZEH住宅の基準となるUA 値も地域によって違います。 |
設備の性能 |
ZEH住宅は、以下の設備の一次エネルギー消費量を「国が決めた基準一次エネルギー消費量より20%以上削減」する必要があります。
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エネルギー創出量 |
再生可能エネルギー(太陽光、バイオマス、地熱など)を導入している住宅。(容量の規定はありません) |
具体的な数値については専門家が計算をする必要があるため、これから建築するマイホームがZEH住宅の基準を満たすかどうかはハウスメーカーに確認をしましょう。
またZEH住宅が提唱された当時は「ZEH住宅=建築費用が高額な住宅」でしたが、国の省エネ政策により2020年時点でハウスメーカーが新築する注文住宅の約56%がZEH住宅となりました。
〈参考〉経済産業省 資源エネルギー庁『ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)』
ZEH住宅以上の性能を標準仕様とするハウスメーカーも増えているため、ハウスメーカー選びの際にはぜひ標準仕様をチェックしてください。
福井で標準仕様が高性能のハウスメーカーをお探しの方は、ノークホームズにお問い合わせください。
ノークホームズは、ZEH基準をクリアする長期優良住宅を標準仕様としているハウスメーカーです!
また独自の保証制度も組み合わせて長く快適に安心して暮らせる家づくりを追求しておりますので、お気軽にご相談ください。
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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
〈施工エリア〉
福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
ZEH住宅には種類がある
ZEH住宅には性能別にいくつかの種類があり、補助金額等の扱いが違います。
性能が高い順に一覧表で紹介します。
ZEH住宅の種類 | 特徴 |
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次世代ZEH+ (次世代ゼッチプラス) |
ZEHよりも厳しい基準の省エネ性能を満たした住宅。 |
ZEH+ (ゼッチプラス) |
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ZEH | |
Nearly ZEH+ (ニアリーゼッチプラス) |
ZEHよりも少しゆるやかな基準の省エネ性能を持つ住宅。 |
NearlyZEH (ニアリーゼッチ) |
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ZEH Oriented (ゼッチオリエンテッド) |
ZEH住宅のメリット・デメリット
ZEH住宅の定義・基準をまとめて、マイホームをZEH住宅にするメリット・デメリットを紹介します!
メリット |
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主なメリットは3つです。 【ランニングコストを抑えられる】 主に電気代を長期間にわたって抑えられます。 【健康的な暮らしができる】 「断熱性が高いため結露が発生しにくい→結露が原因のカビも発生しにくい」ことで、衛生面の管理がしやすい点が魅力です。 また断熱性の低い住宅にありがちな「部屋から廊下に出ると寒い」、「冬のお風呂や洗面所が寒い」といった温度差もやわらぐため、体への負担も小さいですね。 【災害時にも安心】 再生可能エネルギーを導入しているため、例えば台風・地震で停電が起きたときでも生活を保ちやすい点が安心です。 ※再生可能エネルギーの導入方法によって、災害時の対応力に差があります。 (例:停電時でも電気を使えるのは太陽光+蓄電池を導入している住宅) |
デメリット |
すべてのハウスメーカーがZEHの基準を満たす住宅建築に精通しているわけではないため、一部で以下のようなデメリットが発生するケースがあります。
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デメリットは、ハウスメーカー選びによって解消できます。
省エネに対する意識が高く、実際に住宅建築にも省エネに必要な技術を取り入れているハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。
福井で高い省エネ性能を取り入れたマイホームをご希望の方は、ノークホームズにご相談ください。
ノークホームズは「パッシブデザイン」と「最新の高性能設備」を組み合わせた設計を得意とするハウスメーカーで、デザイン性でも高い評価を得ています。
快適性・デザイン性どちらも重視した家づくりについて、お気軽にお問い合わせください♪
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ノークホームズの施工事例はこちらです!
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省エネ住宅の認定基準とは(2025年から義務化予定)|「HEAT20」も簡単解説
国は「2050年カーボンニュートラル実現※」を目指していて、そのステップの1つとして2025年から省エネ住宅が義務化されます(予定)。
※カーボンニュートラルとは温室効果ガスを排出しないことで、日本は2050年までに「国内の温室効果ガス排出量」を実質ゼロにする(人間が排出する量と自然に吸収される量を差し引いてゼロにする)と宣言しています。
2025年に義務化される省エネ住宅の認定基準も、わかりやすく解説します。
省エネ住宅の認定基準|2025年から義務化(予定)
- 高性能の省エネ設備を使って、一次エネルギー消費量を削減する
- 外皮を伝わって大きな熱が逃げないように対策する
※住宅の省エネ性能を評価する等級(省エネ等級)があり、省エネ住宅は省エネ等級4以上、ZEH住宅は省エネ性能5以上の住宅です。
2025年4月以降に新築する(建築確認申請を出す)住宅はすべて省エネ住宅となることを、覚えておきましょう。
省エネ住宅義務化の詳しい内容については、こちらの記事で確認できます。
>「2025年からの省エネ住宅義務化」とは|断熱等の義務化内容、影響をわかりやすく解説
「HEAT20」は国よりも厳しい基準を提唱している団体のこと
「HEAT20」の正式名称は「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」です。
高断熱にこだわりを持ってマイホームを建築する場合は、HEAT20が提唱している水準を参考にするという方法もあります。
ZEH住宅、省エネ住宅それぞれの基準を紹介してきました。
「基準は違うけど、どちらも省エネ住宅」という点が整理できたのではないでしょうか。
さらに違う目的を持った省エネ住宅もあるので、次に省エネ住宅の種類を整理して紹介します。
ZEH住宅以外の省エネ住宅|種類・特徴を一覧表で紹介
「省エネ住宅」とは「2025年から義務化となる省エネ住宅の基準以上の住宅すべて」を指す言葉で、ZEH住宅も省エネ住宅のうちの1つです。
省エネ住宅の種類はZEH住宅以外にもあるため、一覧表で簡単に紹介します。
省エネ住宅の種類 | 特徴 |
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基準となる省エネ住宅 | 2025年に義務化される基準を満たす住宅 |
ZEH住宅 | 1年間の一次エネルギー消費量を正味おおむねゼロにする住宅 |
LCCM住宅 | 住宅建築から解体の期間のエネルギー消費量が、エネルギー創出量よりも少なくなる住宅 |
認定長期優良住宅 | ZEH住宅と同水準に加えて、耐震性・劣化対策なども取り入れて長期的に優良な状態を保つ住宅 |
認定低炭素住宅 | ZEH住宅と同水準に加えて、二酸化炭素排出量をさらに削減できる住宅 |
性能向上認定住宅 | 「省エネ住宅の基準より高い省エネ性能である」と行政から認定を受けた住宅 |
スマートハウス | 専用システムを使って住宅の省エネ(エネルギーを使う・創る・蓄える)の状況を管理できる住宅 |
上記の中には、施工実績を持つハウスメーカーが限られる種類もあります。
ハウスメーカーには早い段階で希望の省エネ性能を実現できるかどうかを確認しましょう。
施工実績もチェックするのがおすすめです!
ZEH住宅等の省エネ住宅への補助金紹介
次に、省エネ住宅を建築する際に活用できる補助金についても紹介します。
補助金一覧
省エネ住宅の種類と補助金名を、一覧表にまとめました。
省エネ住宅の種類 | 補助金名 補助額 |
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通常の省エネ住宅 | 子育てエコホーム支援事業 最大100万円/戸 |
次世代ZEH+ | 『次世代ZEH+実証事業』 定額100万円/戸 |
ZEH+ | 『戸建住宅ZEH化等支援事業』 定額100万円/戸 |
ZEH |
『戸建住宅ZEH化等支援事業』 定額55万円/戸 |
LCCM住宅 (ZEH+と同水準の認定長期優良住宅も含まれる) |
『LCCM住宅整備推進事業』 上限140万円/戸+LCCM住宅化のための追加費用の1/2以内 |
〈参考〉子育てエコホーム支援事業
〈参考〉SIIウェブサイトZEH支援事業公募情報
補助金活用時の注意点
補助金を活用する際には、以下の点に注意してください。
- ZEH住宅関連の補助金は、国が指定したZEHビルダーで家を建てる場合のみ活用できる
- 補助金には予算があり、予算に達した時点で終了となる
- 補助金には申請期限・申請条件がある
- 補助金申請は工事前にする必要がある
申請方法・申請タイミングを間違えると、補助金を活用できない可能性があります。
補助金を活用する場合には早い段階でハウスメーカーに相談をして、サポートを受けながらスムーズに手続きを進めましょう。
ZEH基準、省エネ住宅の認定基準を満たす住宅の住宅ローン控除を簡単解説
補助金と同様に、マイホームを建てた後の住宅ローン控除(所得税の減税制度)も忘れずに活用してください。
住宅ローン控除は、省エネ住宅の種類によって優遇内容が違います。
〈引用〉国土交通省 住宅ローン減税『2024年1月以降に建築確認を受けた新築住宅で住宅ローン減税を受けるには省エネ性能が必須となります』
住宅ローン控除の適用を受けるためには省エネ住宅であることを証明する書類が必要なので、ハウスメーカーに協力を依頼して早めに書類準備をしましょう。
詳しい書類、手続方法は、お住まいの地域を管轄する税務署に問い合わせをしてください。
まとめ|ZEH住宅・省エネ住宅が実力を発揮するために、ハウスメーカー選びが重要
ZEH住宅・省エネ住宅の基準、補助金などを解説してきました。
コラムのポイントまとめ |
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今回の情報を参考にしながら、マイホームの省エネ性能を検討していただけると幸いです。
また省エネに対する意識はハウスメーカーによってさまざまです。
ぜひ省エネに対する意識が高いハウスメーカーを選んでください!
ノークホームズは、日本の中でも気候が厳しい福井で高い住宅性能こだわった家づくりをしております。
標準仕様でZEH住宅の基準以上の長期優良住宅を建築しているため、「高断熱・高気密による快適な暮らし」、「高耐震等による安心が長く続く暮らし」を実現できますよ♪
ノークホームズの住宅の室内環境は、モデルハウスでご体験ください!
〈モデルハウス〉
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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
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