ブログで見る二世帯住宅で後悔する理由と回避策|完全分離型の間取り実例、決めておくべきルールなども紹介
「親世帯と子世帯が快適に過ごせる二世帯住宅を建てたい。後悔しないように対策したい。」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
二世帯住宅は、「協力しながら安心して暮らせる」精神的なメリットや「光熱費削減、節税」などの経済的メリットがあり、人気の間取りです。
しかし、いくつかの理由で後悔につながることもあるため、注意しましょう。
今回は、福井・石川で二世帯住宅・三世帯住宅の施工実績が豊富な「ノークホームズ」が、以下のポイントを中心に二世帯住宅を建てて後悔しないための対策方法を紹介します。
コラムのポイント |
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二世帯住宅を建てて後悔につながる理由を確認して、しっかりデメリット対策をすることで、ストレスフリーな二世帯住宅を実現しましょう。ぜひ最後までごらんください!
目次
二世帯住宅を建てて後悔した理由
ブログなどを見ると「二世帯住宅で後悔した体験談」が数多く公開されています。
それぞれ状況は異なりますが、後悔の理由には共通点も多く、具体的な対策を講じれば理想的な二世帯住宅に近づくことができます。
まずは、実際に二世帯住宅を建てた方のブログでの後悔理由を確認しておきましょう。
生活音が気になる
二世帯住宅に関するブログには、「親世代または子世代が浴室やキッチンを使用する音が気になる」という記載が多く見受けられます。
子世代と親世代では、生活リズムが異なるため、水回りやドアの開閉音などがストレスの原因となり、家庭内で騒音トラブルになることがあるため、注意が必要です。
自由に間取りを決められない
二世帯住宅は、一つの建物に二世帯が暮らせる居住スペースを確保しなければなりません。
二世帯住宅に関するブログには、「希望の間取りを実現できなかった」という記載が多く見受けられました。
プライバシーが確保しにくい
二世帯住宅に関するブログには、「共有スペースを使用する際に家族の目や行動が気になって落ち着かない」という記載が多く見受けられます。
家族であってもプライバシーが確保できない間取りは、後悔につながる要因になります。
特に、共有のスペースを多くすると、プライバシーを確保しにくいため注意しましょう。
好きなタイミングで共用スペースを使えない
二世帯住宅に関するブログには、「トイレ、キッチン、浴室などの水回りを自由なタイミングで使えない」という記載が多く見受けられます。
特に、同居型のように共用スペースが多い間取りの場合は上記のようなケースが多いと想定されるため慎重に検討しましょう。
来客を招きにくくなった
二世帯住宅に関するブログには、「隣、上階に親族がいるため、来客との話し声に気を遣うようになった」という記載が多く見受けられます。
近くに親族がいることにより、友人を自宅に招いてもリラックスして会話をしにくいと後悔につながることがあるため注意が必要です。
費用負担でトラブルになるケースもある
二世帯住宅に関するブログには、「光熱費や税金の費用負担を決めていなくてトラブルになった」という記載が多く見受けられます。
家族だからと生活費や税金の費用負担を曖昧にすると、後々にトラブルになることがあるため、注意しましょう。
その他にもテレビやエアコンなどの購入費についての費用負担も事前に取り決めておくと、トラブルを回避できます。
福井・石川で二世帯住宅を検討中の方は「ノークホームズ」にご相談ください。
「完全分離型」「一部分離型」など親世帯、子世帯が、快適に過ごせる二世帯住宅のプランを提供いたします。
二世帯住宅で後悔しないための対策方法
ここまで、二世帯住宅で後悔しがちなケースとその理由について紹介してきました。
後悔しない二世帯住宅を実現するには、「間取りの工夫」や「二世帯間のルールづくり」が重要です。
ここでは、二世帯住宅で後悔しないための対策方法を紹介します。
適切な二世帯住宅の種類を選ぶ
一口に二世帯住宅と言っても、以下のように3つのパターンがあります。
種類 | 特徴 |
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同居型 | 玄関、水回りなど居住スペースを完全に分離 |
一部分離型 | 玄関・水回りのみなど一部を共有 |
完全分離型 | プライベート空間を除きすべてを共有 |
それぞれにメリット・デメリットがあるため、以下のように「二世帯住宅でどのように暮らしたいか」を明確にして二世帯住宅の種類を選びましょう。
(例)
- 「プライバシーを重視したい」:完全分離型
- 「コストを抑えたい」「コミュニケーションを取りたい」:一部分離型
- 「プライバシーも重視したいが、コミュニケーションも大事にしたい」:同居型
例えば、完全分離型の間取りはプライバシーを確保しやすい一方で、コストがかかる傾向があります。
以下の記事で二世帯住宅の建て替え費用を確認できます。
>>>二世帯住宅の建て替え費用はどのくらい?タイプ別費用相場とコストを抑えるポイント
事前にルールをつくる
二世帯住宅で後悔しないためには、二世帯の事前の話し合いによるルールづくりが大切です。
後々にトラブルにならないように、以下の点を取り決めておきましょう。
- 建築費・住宅ローンの費用負担
- 光熱費や消耗品の費用負担
- 各世帯のエリアに自由に行き来してよいか
- 家事の分担
- 共用スペースの掃除分担
- 洗濯物を干す場所
- 食事は一緒に取るかどうか など
上記のように、二世帯住宅を建てる際はたくさんのことを話し合う必要があります。
住宅の防音性能を高める
ライフスタイルが異なる親世帯と子世帯が住む二世帯住宅は、お互いの生活音が気になることがあります。
「お互いに生活音に配慮する」意識面の対策も重要ですが、以下のように住宅の防音性能を高めることにより、生活音を軽減できます。
- 天井、壁、床などの下地に遮音材を使用する
- 壁・床を二重構造にする
- 吸音性能が高い断熱材を使用する
住宅の断熱性能を高める
二世帯住宅は幅広い年代の人が住むため、断熱性能にもこだわりましょう。
リビングと脱衣室の温度差が大きいと、ヒートショックのような健康リスクもあるからです。
以下のような工夫により、二世帯住宅の断熱性を高められます。
- 断熱性能の高い断熱材を使用する
- 住宅の気密性を高める
- 断熱性能の高い窓や玄関ドアを採用する
以下の記事で高気密高断熱住宅を建てる際の注意点を確認できます。
>>>断熱等級とは|高気密高断熱住宅を建てる際の注意点や活用できる補助金について解説
子育てしやすい、介護しやすい間取りにする
二世帯住宅を建てる際には、以下のように「将来的に子どもが増える可能性」や「将来の介護の必要性」などを見据えた間取りにすることが大切です。
- リビングに畳スペースをつくる
- 子ども部屋のスペースを確保する
- 将来的にバリアフリー設計に対応できる間取りにする
- 親世帯のLDKや寝室を1階に配置する
- 廊下、入口の通路幅は広めに設計する など
福井・石川で二世帯住宅を検討中の方は「ノークホームズ」にご相談ください。
ご家族のライフスタイルの変化に対応できる二世帯住宅を提案いたします。
二世帯住宅の間取り「実例」を紹介
ここからは「完全分離型」「一部分離型」など二世帯住宅の間取り実例を紹介します。
完全分離型
こちらは、完全分離型の二世帯住宅の間取り実例です。
1階は3LDK、2階は2LDKの間取りで、玄関以外は完全に分離されているため、プライバシーを確保できます。
一部分離型
こちらは、平屋の二世帯住宅で一部分離型の間取りを採用した実例です。
玄関、キッチン、浴室などは共有ですが、トイレは2つあります。
縦長の形状を利用して、手前側と奥側でしっかりとプライベート空間を確保できる間取りに仕上がりました。
同居型
こちらは、同居型の二世帯住宅の間取り実例です。
基本的に、プライベート空間以外の「トイレ」「キッチン」などは共有する間取りになっています。
「コストを抑えたい」「コミュニケーションを取りたい」とお考えの方におすすめです。
以下の記事でも二世帯住宅の間取りについて確認できます。
>>>40坪台の二世帯住宅(二階建て・平屋)間取りパターン|完全分離、一部分離の事例紹介
ノークホームズには、今回紹介しきれなかった施工実例がたくさんあります。ぜひごらんください。
▶ノークホームズの施工事例集
まとめ
今回は、ブログでの体験談をもとに二世帯住宅を建てて後悔しがちなケースとその理由を紹介しました。
二世帯住宅で後悔しないためには、「二世帯住宅でどのように暮らしたいのか」を明確にして、間取りや二世帯間のルールづくりを検討しましょう。
今回紹介した情報が「親世帯・子世帯が快適に過ごせる二世帯住宅」を検討中の方の参考になれば幸いです。