高気密高断熱の住宅の朝の室温は夏26度・冬10度〜が目安|エアコン無しでも過ごせるのか、夜の温度低下も解説
「高気密高断熱住宅の朝の室温は何度くらい?」と疑問に思っていらっしゃる方へ。
「高気密高断熱の住宅を建てて、夏は涼しく、冬は暖かく暮らす」と想定していらっしゃる方が多いと思います。
夏の朝もエアコン無しでいられるくらい快適に過ごしたいですよね。
そこで今回は、最高クラスの高気密高断熱を標準仕様で提供している福井の工務店「ノークホームズ」が、以下の項目をを紹介します。
このコラムのポイント |
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年間を通して快適に過ごせる住宅に必要な性能がわかります。
ぜひ最後までごらんください!
目次
高気密高断熱の住宅とは|室温を一定に保つ以外の性能も紹介
高気密高断熱の住宅は、室温を一定に保つ以外にも性能を持ち合わせています。
また、住宅に必要な高気密高断熱以外の性能も紹介しますので、年間を通して快適に暮らすマイホームを建てる際の参考になれば幸いです。
高気密高断熱の住宅とは
高気密高断熱の住宅とは、以下のように気密性・断熱性の高い住宅のことです。
- 高気密:住宅のすき間が少ない
- 高断熱:断熱材などを用いて熱の伝導を抑え、外気温の影響を受けづらい
住宅の気密性・断熱性を高めることで外気の影響を受けにくくなるので、室温を一定に保つ効果があります。
また高気密高断熱の住宅には、室温を一定に保つ以外に以下のような性能もあります。
性能 | 効果 |
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省エネ | 光熱費削減 |
遮音・防音 | 静かに暮らせる |
結露しづらい | 住宅を長持ちさせる |
下記の記事では、断熱等級7の家を建てるメリット・デメリットなどを紹介していますので、ぜひごらんください!
>断熱等級7の家を建てるメリット・デメリット|ハウスメーカー選びのポイントも
住宅には高気密高断熱以外の性能も必要
高気密高断熱だけでは、24時間365日快適に過ごせる住宅にはなりません。
住宅の室内環境を一定に保つためには、以下ような性能をかけ合わせてマイホームのプランを組み立てる必要があります。
性能 | 効果 |
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換気性能 | ・温度コントロール ・湿度コントロール ・シックスハウス症候群予防 |
遮熱性能 | 温度コントロール |
冷暖房性能 | ・温度コントロール ・湿度コントロール |
特に、気密性が高い住宅は「一度室内の湿度が上昇すると下がりくい」という特徴があるため、換気システムによる空気の入れ替えが欠かせません。
また、日差しの強い夏は窓からの日射により室内の温度がコントロールしにくいので、日当たりの良い部屋には「遮熱タイプ」の窓を取り入れるなど工夫が必要です。
さらに、安心・快適に暮らすためには、以下ような室内環境を一定に保つ以外の性能も必要です。
- 耐久性・耐震性・耐火性
- 防犯性能
- バリアフリー性能
下記の記事では、住宅の耐震性能について詳しく紹介していますので、ぜひごらんください!
>耐震等級2・3の建物は十分な耐震性なのか|震度7の倒壊事例(熊本地震)、地震に強い家のつくり方を解説
福井で24時間365日快適に過ごせる家を検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。
「最高クラスの高気密高断熱」「長期優良住宅」を標準仕様で提案いたします。
高気密高断熱の住宅の朝の室温は夏26度・冬10度〜が目安|夜の温度低下も解説
高気密高断熱の住宅でも、外気の影響をまったく受けないわけではありません。
ここでは、高気密高断熱の住宅の外気と室温の変化について解説します。
夏の朝の室温|夏は夜まで暑いのか
高気密高断熱住宅の夏の朝の室温は、室温26度の状態でエアコンを消して就寝する場合、朝も就寝前とほぼ変わらない26度前後となる想定です。
また夏は気温が朝6時~14時までは気温が上昇しますが、一度冷房で冷やした空気が外へ逃げにくく、外気温の影響を受けづらいため、室内の温度が極端に上がることはありません。
こちらの記事で、高気密高断熱住宅での夏の上手な過ごし方を確認できます。
>高気密高断熱の住宅は換気設備&窓選びで夏の過ごし方が変わる|湿度が下がらないなどの後悔を避ける方法
冬の朝の室温|冬は夜に温度低下するのか
高気密高断熱住宅の冬の朝の室温は、室温25度の状態でエアコンを消して就寝する場合、15度〜20度前後を維持できる想定です。
こちらのページで、実際に高気密高断熱住宅にお住まいのお客様の声を確認できます。
ただし高気密高断熱性能にはレベルがあります。
高気密高断熱性能のレベルが低い場合、冬の朝の室温は10度ほどが目安と考えておきましょう。
通常の住宅の冬の朝の室温は8度ほどが目安なので、性能レベルに関わらず高気密高断熱を意識した家づくりは暮らしの快適性に直結しますね!
福井で高気密高断熱の住宅を検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください。
「夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる」最高クラスの高気密高断熱を、標準仕様で提供しています。
高気密高断熱の住宅はエアコン無しでも過ごせるのか|電気代を節約できるか
ここでは、高気密高断熱の住宅について、「エアコン無しでも過ごせるのか」「電気代を節約できるか」などを紹介します。
高気密高断熱の住宅はエアコン無しでも過ごせるのか|夏・冬
結論から言えば、高気密高断熱の住宅でも少なからず外気の影響を受けるので、寒い冬場や夏の猛暑日はエアコン無しで過ごせません。
一般的に快適に感じる室温のラインである「夏:28度以下」「冬:18度以上」を維持するために、エアコンが必要と考えておきましょう。
高気密高断熱の住宅は電気代を削減できるか
高気密高断熱の住宅は、すき間がなくて外気温の影響を受けづらいため、少ないエネルギーで冷暖房の効果を感じられます。
冷暖房の稼働効率が良いため、以下のように光熱費を抑えられる可能性がありますよ♪
住宅の種類 | 光熱費(年間) |
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従来型の住宅 | 393,191円 |
省エネ住宅 | 333,174円 |
ZHE住宅 | 208,323円 |
出典:国土交通省:トップページの検索窓に「なるほど快適・安心なすまい省エネ住宅」と入力して検索
ちなみに、2025年からはすべての建築物に気密性・断熱性など一定の省エネ基準をクリアすることが義務化されます。
下記の記事で省エネ基準について詳しく紹介していますので、ぜひごらんください!
>「2025年からの省エネ住宅義務化」とは|断熱等の義務化内容、影響をわかりやすく解説
高気密高断熱の住宅でエアコンを効率的に稼働させて室温を一定に保つ方法
高気密高断熱住宅は、以下のような方法でエアコンを効率的に稼働させることで、室温を一定に保ちやすくなります。
- シーリングファンを設置して室内の空気を循環させる
- エアコンを省エネモードで24時間稼働させる
- 遮熱性の高い窓・玄関ドアなどを採用する
- エアコンの設置位置を工夫する
特に「エアコンの設置位置」は重要ですので、以下のような位置を意識してください。
- 部屋の短辺に設置する
- 室内機と室外機を近くする
- 高い位置に設置する(床面から1.8~2.4m)
- 1階・2階に1台ずつエアコンを設置し、季節によって使い分ける など
高気密高断熱の住宅Q&A
最後に、高気密高断熱の住宅を検討中の方からノークホームズがよくいただく質問・回答を紹介します。
高気密高断熱の住宅はどのような工法で建築するの?
高気密高断熱住宅の工法は、工務店によってさまざまです。
例えば、夏は蒸し暑く冬は豪雪地帯の福井の工務店ノークホームズでは、「外張断熱」と「充填断熱」を融合したダブル断熱工法により、断熱性と気密性を高めます。
これにより、以下のように圧倒的な断熱性能と気密性能を実現します。
- 断熱性:Ua値 0.26、断熱等級7、HEAT20 G3
- 気密性:C値 0.1
「高気密」「高断熱」はセットなの?
高気密と高断熱はセットで考えましょう。
すき間が多い住宅(気密性の低い住宅)は室内の空気が流出し外気が流入しやすく、断熱性能が高くても室内の快適な環境を保てないためです。
福井で高気密高断熱の住宅を検討中の方は、ノークホームズにお問い合わせください。
「外張断熱」と「充填断熱」を融合したダブル断熱工法により、圧倒的な断熱性と気密性を実現した住宅を提案いたします。
まとめ
今回は、高気密高断熱の住宅の朝の室温の目安などを紹介しました。
高気密高断熱の住宅は、寒い冬場や夏の猛暑日にエアコン無しで過ごすことは難しいものの、「エアコンをつけても涼しくならない」「暖房をつけても温まらない」などの不快感を感じない住宅です。
さらに、換気性能・遮熱性能をあわせて設計することで、年間を通して快適に過ごせる住宅を実現可能です!
今回紹介した情報が、高気密高断熱の住宅を検討中の方の参考になれば幸いです。