家づくりの流れをわかりやすく解説|何から始めるのか、着工〜完成の流れ・期間、各ステップの注意点など
マイホームを検討し始めた段階で、「家づくりの流れがわからない。誰に相談すればいいの?」といった悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。
マイホームが完成するまでのステップは意外と多いため、全体の流れを把握しておきたいですよね。
そこで今回は、持ち家率全国トップクラスの福井で多くのご家族の家づくりをサポートしてきた工務店『ノークホームズ』が、以下の項目をわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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ご家族がイメージを膨らませながらスムーズに理想のマイホームを完成させるために、ぜひ最後までごらんください!
家づくりの流れをわかりやすく解説|8ステップ
家づくりの流れは、大きく分けて以下8ステップです。
- 始めに総予算・予算配分を決める
- 家のイメージを決める
- 土地選び・施工業者選び・金融期間選びを同時進行
- 間取り・家の建築費決定
- 仮審査・土地の買付申し込み
- 本審査・土地売買契約・工事請負契約
- 住宅ローン契約・決済・着工
- 工事の段階に合わせてデザインを決めていく
各ステップで具体的に何をするのかを、一緒に確認しましょう。
ステップ1 始めに総予算・予算配分を決める
ご家族のライフプランにとって負担にならない範囲で総予算を決め、大まかに以下のように配分しましょう。
- 土地購入:家を建てるエリアの不動産価格を確認し、大まかな相場を土地購入予算とする
- 諸費用:総予算の10〜15%を、諸費用予算とする
- 家の建築費用:総予算から土地購入予算・諸費用予算を差し引いて、家の建築費用予算とする
こちらの記事で、マイホーム予算の詳しい決め方を確認できます。
>マイホーム予算の決め方は3パターン(年収・返済額・現在の住居費)|平均予算、予算オーバー対策も紹介
ステップ2 家のイメージを決める
家のイメージは、ぜひ以下のようなポイントから検討してください。
- 部屋数
- 各部屋の収納・独立収納の数
- 駐車場の台数
- 庭は必要か
また上記を検討するのとあわせて、デザインイメージも膨らむことと思います。
ご家族が実現したいデザインイメージを施工業者と明確に共有するために、以下のような方法で情報収集をしておきましょう。
- SNS、雑誌などで気になったデザインを保存
- モデルハウス見学
- 気になる施工業者の完成見学会参加
- 街歩きをしていて、気になった家をメモ など
家のイメージの決め方について、こちらの記事で具体的な方法を確認できます。
>家づくりは何から始めるのか|まずやることは4つ。家を建てたいけどお金がない場合の注意点も解説
ステップ3 施工業者選び・土地選び・金融期間選びを同時進行
ステップ2と同時に、「施工業者選び」「土地選び」「金融期間選び」を進めます。
また施工業者によっては、「土地選び」「金融機関選び」をサポートしてくれるケースもあります。
土地選びの際の注意点について、こちらの記事で確認できます。
>土地選びの優先順位を解説|土地選びのポイントチェックリスト、買わないほうがいい土地の条件も紹介
ちなみに、好条件の土地はすぐに買い手が決まるのが一般的です。
このステップでは土地が見つかったらすぐに「手付金支払い」「金融機関決定」といった行動が必要になることを、念頭に置いておきましょう。
土地の手付金は現金で支払う必要があるので、資金準備をしておくことも大切です。
ノークホームズは、土地探しの段階からサポートをご依頼いただける工務店です。
福井で家づくりを検討中の方は、お気軽にご相談ください。
ステップ4 間取り・家の建築費決定
購入したい土地を決めたら、家の具体的な間取りを決め、施工業者に見積もり作成を依頼する段階となります。
こちらの記事で、見積もりを見る際の注意ポイントを確認できます。
>注文住宅の見積もりで注意するべき15のポイント|明細の見方、予算オーバー対処法など解説
見積もり額が予算オーバーとなった場合には、以下の記事で対策を確認してください。
>新築の注文住宅で費用を削れるところ一覧|予算オーバー額500万円・1000万円の対策例も紹介
また、次のステップで住宅ローンの仮審査を受けますが、仮審査・本審査の内容(住宅の建築費など)が違うと本審査を通過せず住宅ローンを借り入れできないケースがあります。
そのため、この段階で建築費用が変わらない状態まで間取りプランなどを練り上げておくことが大切です。
ステップ5 仮審査・土地の買付申し込み
「住宅ローンの仮審査」「土地の買付申し込み」には有効期限があり、有効期限を過ぎると再度仮審査が必要&土地を優先的に購入する権利を失うため、注意が必要です。
【一般的な有効期限】
- 仮審査:3〜6ヶ月
- 土地買付申し込み:1〜2週間
このステップもスムーズに行動できるように、仮審査に必要な書類を揃えておきましょう。
「住宅ローンの審査に通らないかもしれない」と不安な場合は、住宅ローンの審査内容をこちらの記事で確認できます。
>住宅ローンの審査に通らない理由、審査基準|住宅ローンを組めるか調べる方法、落ちたときの対処法も解説
ステップ6 本審査・土地売買契約・工事請負契約
本審査に通ると、次のステップでいよいよ着工です!
ちなみに、万が一本審査に通過しない場合のために、土地の売買契約書には以下のような特約があるのが一般的です。
【解除期限までに買い主に契約解除を申し出ることで、違約金なしで土地の売買契約を解除できる(手付金も返金される)】
土地の売買契約時には契約内容をよく確認し、本審査に通過しない場合の動きも想定しておくことを、おすすめします。
ステップ7 住宅ローン契約・着工
本審査に通過すると、金融機関と住宅ローン契約を結び、着工となります。
実際には家が完成するまでに「土地購入資金」「工事の途中に施工業者に支払う費用」などの支払いが発生するため、手持資金での支払いが難しい場合は、つなぎ融資を利用することになります。
【つなぎ融資を利用する場合の住宅ローンの流れ】 |
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土地購入・着工時:つなぎ融資の金融機関から直接「土地代金」「工事の着工金など」の決済が行われる ↓ 着工中:つなぎ融資の金融機関から直接「工事の中間金など」の決済が行われる ↓ 家が完成:住宅ローンの金融機関から直接「つなぎ融資の金融機関への返済」「残りの工事費用」の決済が行われる |
住宅ローンの流れについて、以下の記事で詳しく確認できます。
>注文住宅の住宅ローンの流れ|仮審査・本審査・つなぎ融資のタイミング、本審査に落ちた場合の対処法など解説
ステップ8 工事の段階に合わせてデザインを決めていく
家のデザインは、「外装→内装」の順番で決めるのが一般的なので、追加費用が発生しないように気をつけながら理想のデザインを実現しましょう。
着工後に間取り・デザイン・設備のグレードなどを大きく変更すると、追加費用が発生する可能性があるため注意が必要です。
家が完成・入居
入居後に以下のような点に気づいても修正するのが難しいケースがあるため、引き渡し前に家のすみずみまで確認しましょう。
- 内装材の不具合(傷、壁紙のズレ、汚れ)
- 設備の設置不良 など
家づくりの流れを、大きく8つのステップに分けて解説してきました。
次に、各ステップにどの程度の期間が必要なのかを紹介します。
家づくりの期間
家づくりの総期間は2年以内が一般的で、各ステップの大まかな期間の目安は以下のとおりです。
入居希望時期から逆算して各ステップの準備をすることで、スムーズに家づくりを進められます。
ステップ | 期間 |
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1 始めに総予算・予算配分を決める | 約1ヶ月〜1年 |
2 家のイメージを決める | |
3 施工業者選び・土地選び・金融期間選びを同時進行 | |
4 間取り・家の建築費決定 | |
5 仮審査・土地の買付申し込み | 約1週間〜2週間 |
6 本審査・土地売買契約・工事請負契約 | |
7 住宅ローンの契約・決済・着工 | 約6ヶ月〜1年 |
8 工事の段階に合わせてデザインを決めていく | |
家が完成・入居 |
つなぎ融資の利用には、一般的に「つなぎ融資の借入から1年程度で家を建てる」という条件があります。
そのため、ゆっくりとこだわりの家づくりをしたい場合には、つなぎ融資を利用しない資金計画を組み立てましょう。
家づくりの流れを大きく左右する施工業者選びの注意点
最後に、家づくりの流れを大きく左右する施工業者選びの方法を紹介します。
家づくりのイメージを施工業者と共有するのは意外と難しいため、以下の点に注意し、ご自身も積極的に情報収集をしながら家づくりに関わることが大切です。
- 住宅性能|標準仕様を必ず確認
- デザイン|施工業者の実績を確認
- アフターサポート体制も確認
住宅性能|標準仕様を必ず確認
施工業者によって住宅の標準仕様が大きく異なります。
オプションで住宅性能アップを依頼すると高額な追加費用が発生するため、ぜひ「標準仕様で高性能」の施工業者を選んでください。
例えば福井のノークホームズの標準仕様は、以下のとおりです。
- 長期優良住宅
- 断熱等級7(最高等級)
- 最高クラスの気密性能(北海道基準を超える性能)
- 耐震等級3(最高等級) など
ノークホームズの住宅性能を、こちらのページで確認できます。
デザイン|施工業者の実績を確認
施工業者によって、得意なデザインの傾向が違います。
ご家族が実現したいデザインを共有できるかどうかを、以下で確認してください。
- 施工業者のホームページで公開されている施工実績
- 施工業者のSNS
- 完成見学会・モデルハウス
アフターサポート体制も確認
アフタサポート体制も、施工業者によって大きく異なります。
そのため、入居後の不具合、不安などを気軽に相談できる&相談を受けて迅速にサポートできる体制が整っている施工業者を選ぶことを、おすすめします。
福井で家づくりを検討中の方は、ノークホームズにご相談ください。
ノークホームズは24時間のサポート体制を整えており、10年・20年後のリノベーションにも対応可能な工務店です。
まとめ
家づくりの流れを、詳しく紹介してきました。
家が完成するまでのステップは意外と多く、迅速に書類準備などが必要な場面もあります。
今回紹介した情報を参考にしてマイホーム完成までの流れを把握し、家づくりを強力にサポートしてくれる施工業者を選んで、スムーズに理想のマイホームを完成させていただけると幸いです!