【家の建て替えやることリスト52選】後悔しない建て替えのタイミングやメリット・デメリットも解説
家の建て替えは、一生に一度あるかないかの大きな決断です。現在の住まいに不満を感じていたり、老朽化や耐震性に不安を抱えていたりする方は、「建て替えたほうがいいのでは?」と考えることも多いでしょう。
しかし、建て替えには多くの工程や手続きなどやるべきことが多く、しっかりと計画を立てて進めなければ、思わぬトラブルが発生することもあります。
そこで、福井・石川の注文住宅工務店ノークホームズが家の建て替えやることリスト52選をチェックリスト形式で紹介し、後悔しない建て替えのタイミングや、建て替えのメリット・デメリットも詳しく解説していきます。
ご家族と一緒に安心して理想の住まいづくりを進めるために、ぜひご活用ください。
このコラムのポイント |
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家の建て替えやることリスト52選
家の建て替えは、以下の流れで進みます。ご家族と一緒に建て替え計画を検討する際や、プロジェクトの進捗の確認などチェックリストとしてもぜひご活用ください。
(1) 事前準備
- 現在の家の問題点を洗い出す(耐震性、間取り、老朽化など)
- 家族の希望・要望をまとめる(間取り、デザイン、設備)
- 予算の大枠を決める(建築費用・解体費用・諸費用)
- 住宅ローンや補助金の確認(フラット35、自治体の助成金など)
- 一時的な住まいの確保(仮住まい・引っ越し費用の確認)
- 建て替えスケジュールを大まかに決める
- 近隣住民への説明・配慮
(2) 土地・法規チェック
- 現在の土地の建築制限を確認(用途地域、建ぺい率・容積率)
- 接道条件の確認(建築基準法上の道路に2m以上接しているか)
- 近隣との境界を明確にする(測量の必要性をチェック)
- 法務局で登記内容を確認する
- 文化財保護法・景観条例などの規制を確認
(3) 建築会社・設計事務所の選定
- ハウスメーカー、工務店、設計事務所の比較・検討
- 過去の施工事例や評判を調査
- 設計・施工費用の見積もりを複数社から取得
- 依頼先を決定し、契約内容を確認(工期・費用・アフターサービス)
- 契約時の支払い条件を明確にする
(4)設計・プランニング
- 間取りの希望を整理(収納、動線、採光、風通し)
- 耐震・断熱・防火性能のチェック
- 省エネ性能やZEH対応の検討
- 設備・仕様を決定(キッチン、浴室、トイレ、給湯器など)
- 内装・外装のデザイン決定(外壁材、床材、クロス、照明)
- 防音対策の検討(窓の仕様、防音材など)
- 将来のメンテナンス性を考慮した設計
(5)解体工事
- 解体業者の選定(建築会社に依頼する場合もあり)
- 建物滅失登記の手続き(解体後に法務局へ申請)
- 解体費用の見積もり・契約
- 近隣住民へ事前挨拶・騒音や振動への配慮
- 産業廃棄物の適正処理(アスベスト調査含む)
(6)着工・施工
- 建築確認申請の提出・許可取得
- 地鎮祭の有無を決定(希望者のみ)
- 施工中の進捗確認(現場見学・工事監理)
- 追加費用が発生しないよう契約内容を随時確認
- 断熱・気密施工の確認
- 電気・水道・ガス工事の適正確認
(7)引き渡し・入居準備
- 竣工検査・施主検査の実施(不具合チェック)
- 住宅ローンの実行(必要があれば)
- 住所変更の手続き(住民票、銀行、運転免許証など)
- 引っ越しの手配・家具や家電の購入
- 近隣住民への挨拶
- 火災・地震保険の見直し・加入
(8) 建て替え後の登記・行政手続き
- 建物表題登記(新築建物の登記を法務局へ申請)
- 所有権保存登記(住宅ローン利用時に必要)
- 抵当権設定登記(ローンを借りる際の担保設定)
- 固定資産税の変更申告(評価額変更のため)
- 給排水や電気・ガスの開通手続き(必要な契約変更)
- 住民票の住所変更(新居に移ったら速やかに手続き)
(9)入居後の確認・メンテナンス
- 保証書・取扱説明書の整理
- アフターサービス・定期点検の確認
- 住宅設備の使い方を把握
- 定期的なメンテナンス計画の作成
- 住み心地や不具合を記録し、必要に応じて改善
家の建て替えやることリストのポイント解説
建て替えチェックリストの項目別にポイントを解説します。
(1)事前準備の解説
建て替えを成功させるためには、計画的な準備が不可欠です。
まず、現在の住まいの問題点を洗い出し、建て替えの目的を明確にしましょう。家族のライフスタイルや将来の変化を考慮しながら、間取りや設備の希望を整理します。
次に、資金計画を立て、住宅ローンの利用可否や自治体の補助金制度を調査します。
参考>>>【2025年最新版】長期優良住宅に使える補助金は?条件や申請方法まとめ「子育てグリーン住宅事業」も解説
さらに、仮住まいの確保も重要です。建築中に住む場所や引越し費用についても、事前に計画を立てておくことでスムーズな進行が可能になります。
(2)土地・法規チェックの解説
建築に関する法規を確認することは、スムーズな建築計画の基盤となります。
建ぺい率や容積率、用途地域を調べ、建築可能な範囲を確認しましょう。また、接道義務や隣地との境界線の確定も重要です。建築制限がある場合、計画の変更が必要になる可能性があるため、早めの調査が望まれます。
法務局で登記内容を確認し、必要に応じて測量を行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
参考>>>土地選びの優先順位を解説|土地選びのポイントチェックリスト、買わないほうがいい土地の条件
(3)建築会社・設計事務所の選定の解説
施工を依頼する会社の選定は、建て替えの成功を左右する重要なポイントです。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所を比較し、それぞれの強みや費用、施工実績をチェックしましょう。口コミや評判を参考にし、実際にモデルハウスを見学することも有効です。
また、見積もりを複数社から取得し、工事内容や保証制度を慎重に確認することで、安心して依頼できる業者を選びましょう。
参考>>>評判のいいハウスメーカーや工務店の選び方、信頼できる施工業者の見分け方
(4)設計・プランニングの解説
理想の住まいを実現するためには、綿密な設計とプランニングが不可欠です。
間取りの決定には、動線や収納スペース、採光や通風など、実際の暮らしをイメージしながら進めることが大切です。また、耐震性や断熱性を高めるための設計を行い、将来的なメンテナンス費用も考慮した設計を検討しましょう。
スマートホーム技術の導入や、エネルギー効率の高い設備を取り入れることで、快適で省エネな住まいを実現できます。
建て替え後の住宅の性能についてはこちらのコラムが参考になります。
参考>>>断熱等級5のZEHでも寒い?等級6・7との違い、住宅の快適性と光熱費の最適バランスの見極め方
(5)解体工事の解説
建て替えに伴い、既存の住宅を解体する必要があります。まずは解体業者の選定を行い、複数社から見積もりを取得して費用を比較しましょう。
解体工事には、騒音や粉じんの発生が伴うため、近隣住民への事前説明が重要です。
また、建物滅失登記の手続きを忘れずに行い、必要に応じてアスベスト調査を実施することで、安全な解体作業を進めることができます。
(6)着工・施工の解説
建築工事が始まると、工程の進捗確認が重要になります。基礎工事、構造体の施工、屋根・外装工事、内装工事と順を追って進行します。施工業者と定期的に打ち合わせを行い、設計通りに工事が進んでいるかをチェックしましょう。
また、追加費用が発生しないよう、契約内容を随時確認し、変更が必要な場合は早めに対応することが大切です。
(7)引き渡し・入居準備の解説
工事が完了したら、引き渡し前の竣工検査を行います。
施主検査では、傷や不具合がないか細かく確認し、必要に応じて修正を依頼します。
住宅ローンの最終手続きを完了させ、火災・地震保険の加入を行った上で、引っ越しの準備を進めます。
また、新しい生活を円滑に始めるために、住所変更の手続きや近隣住民への挨拶も忘れずに行いましょう。
(8)建て替え後の登記・行政手続きの解説
新築後には、法務局で建物表題登記および所有権保存登記を行う必要があります。住宅ローンを利用する場合は、抵当権設定登記も必須です。
また、固定資産税の変更申告を行い、上下水道・ガス・電気の契約変更手続きを進めましょう。適切な行政手続きを行うことで、新居での生活をスムーズにスタートできます。
(9)入居後の確認・メンテナンスの解説
新居での生活が始まった後も、定期的なメンテナンスが重要です。建築会社のアフターサービスを活用し、点検スケジュールを確認しましょう。
また、住まいの保証書や設備の取扱説明書を整理し、必要に応じて修理や改善を行うことが大切です。
さらに、省エネ設備の運用や防犯対策の強化を行うことで、長く快適に住み続けることができます。
参考:家の建て替えのポイントはこちらの記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。
>>>【実家を建て替えたい】費用を抑えて快適な住まいを実現する5つの秘訣
>>>【建て替えやることリスト52選】チェックリスト付き|後悔しないタイミングやメリットデメリットも解説
>>>一軒家戸建ての建て替え費用はいくら?費用相場と内訳、補助金情報も詳しく解説
>>>建て替えローン選びの5つのポイント|築35年超の実家の老朽化対策の資金計画
家の建て替えを考えるタイミング
ではあらためて、建て替えを検討するタイミングの適期はいつなのでしょうか?実際には人それぞれかと思いますが、弊社にお問い合わせいただく方の多くは次のような共通点があります。複数の項目に該当する方は、建て替えを検討するタイミングだと言えそうです。
- 築30年以上が経過し、住宅の老朽化が進んでいる
- 耐震性に不安がある(旧耐震基準の住宅など)
- 家族構成が変わり、現在の間取りが合わなくなった
- 住宅の断熱性能が低く、光熱費が高くなっている
- リフォームよりも建て替えの方がコストパフォーマンスが良いと判断した
- 住宅ローンの支払いが終わり、住まいをリニューアルしたい
- 将来の相続を考え、資産価値を高めるために建て替えを検討
- 近隣の建築物とのバランスを考え、新築にして周囲と調和を取る
また、国土交通省「住宅市場統計調査」などのアンケート調査によると、住まいの老朽化対策に伴い、とくに最新の耐震・断熱・省エネ基準へのアップデートや高齢でも安心に暮らせるバリアフリー化などのニーズがが高まっていることがわかります。
家族の安全・安心のための住まいのアップデートは早すぎることはありません。一度、ご家族と検討してみることをおすすめします。
家の建て替えのメリットとデメリット
では、あらためて住まいを建て替えるメリット・デメリットをおさらいしてみましょう。
建て替えは新築と違い、既存の建物の解体や最新の建築基準に適合する構造や設備への更新が必要になるため、最新性能の住宅をリーズナブルな価格で提供できるハウスメーカー・工務店選びがポイントになります。
メリット
- 耐震性・断熱性の向上 :最新の建築基準に適合した強固な家を建てられる。
- 間取りやデザインの自由度が高い :家族構成やライフスタイルに合わせた設計が可能。
- 住宅性能の向上 :省エネ性能やスマートホーム設備を取り入れられる。
- 資産価値の向上 :築年数がリセットされ、将来的に売却しやすくなる。
- 最新の防犯対策が可能 :スマートロックや防犯カメラなどを導入できる。
- 住宅ローン控除の適用 :新築住宅に適用される税制優遇を受けられる。
デメリット
- 費用が高額 :解体費用や仮住まい費用がかかる。
- 工期が長い :設計から完成まで1年以上かかることもある。
- 手続きが複雑 :建築確認申請や登記変更など、多くの手続きが必要。
- 仮住まいの手配が必要 :建築中は一時的に別の住まいを確保する必要がある。
- 近隣住民との関係に配慮が必要 :工事中の騒音や振動への対策が求められる。
次章の「住まいの建て替えやることリスト52選」を参考に、後悔のない家づくりを進めましょう!

▶ノークホームズの施工事例集
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まとめ
家の建て替えは、単なる住宅の再建ではなく、将来の暮らしを見据えた重要なプロジェクトです。本記事で紹介した 建て替えやることチェックリスト52項目を活用し、計画的に進めることで、後悔のない家づくりが実現できます。
また、建て替えには多くの選択肢があります。信頼できる建築会社や設計士とじっくり相談し、将来のライフスタイルまで見据えた理想の家を実現してください。
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