家づくりは何から始めるのか|まずやることは4つ。家を建てたいけどお金がない場合の注意点も解説

「家を建てたい。でも家づくりって何から始めるの?」と疑問をお持ちの方が多いと思います。

インターネット上に無数の情報がありますが明確なマニュアルは無いため、よくわからないですよね。

そこで今回は持ち家率全国トップクラスの福井で多くのご家族の家づくりをサポートしてきたノークホームズが、家づくりの流れを整理して紹介します。

このコラムのポイント
  • 「家を建てたい」と思ったらまずご家族間で予算を始めとする4つの項目を決めましょう。
  • 家を建てたいけどお金がない場合の注意点を紹介します。現金支出が必須の項目を確認してください。
  • 家づくりが本格的始動してから家が完成するまでの流れ、住宅ローンの選び方などもわかりやすく解説します。

 

この記事を最後まで読むと、理想の家が完成するまでに考えるべきこと・行動するべきことが明確にわかります。

早速、「一番始めに何をするか」から一緒に確認しましょう!

家づくりは何から始めるのか|まずやることは4つ。

家づくり

「家を建てよう!」と決めたら、まずは家づくり全体の方針を決めることにつながる以下4つの項目を考えてください。

  • 総予算を決める
  • 家のイメージを決める(デザイン)
  • 間取りの大まかなイメージを決める(部屋数・収納数・駐車場の数・庭は必要か)
  • 土地の条件

4項目についてご家族間で認識を共有したうえで家づくりを進めると、完成までの流れがスムーズになります♪

それぞれの決め方をわかりやすく解説します。

総予算の決め方

家づくりの予算

総予算とは、家本体・土地代・諸費用を含めた家づくり全体の予算のことです。

総予算を決めないと間取り・土地なども決められないため、まずは以下3パターンのうちどれか1つを選んで計算しましょう。

3パターン 決め方
年収をもとに決める 住宅ローンの借入可能額が【年収✕4〜7.5程度】と考えて予算を決める方法。
毎月の返済可能額をもとに決める ・現在の生活の中で、毎月実際に支払える「住宅ローン返済可能額」を考えて予算を決める方法。
【毎月の返済可能額✕12ヶ月✕返済年数】が予算となる。
現在の住居費をもとに決める ・現在の住居費をもとに、毎月の返済可能額を考えて予算を決める方法。
【毎月の返済可能額✕12ヶ月✕返済年数】が予算となる。

 

上記3パターンのうちどれを選ぶかについては、こちらの記事でご家族の状況に合う最適な選び方を確認できます。
>マイホーム予算の決め方は3パターン(年収・返済額・現在の住居費)|平均予算、予算オーバー対策も紹介

 

家のイメージ(デザイン面)を決める方法

自由設計の注文住宅のファサード

家のイメージとは、「こんなテイストのデザインにしたい」、「こんな造作を取り入れたい」といったデザイン面のイメージのことです。

施工業者によって得意なデザインが違うため、家のイメージを決めることは「家づくりのプラン決め」・「施工業者選び」どちらにもつながります。

イメージが固まっていない場合は、以下の方法でたくさんの家を見てみてください♪

  • 住宅展示場に行ってみる
  • SNSで家の画像をチェックする
  • 家関連の雑誌を見る

たくさんの家を見ることで、ご自身が毎回「素敵!」と感じたり目にとまったりするデザインの傾向がつかめてきます。

 

福井おしゃれな家づくりをご希望の方は、ノークホームズの施工事例を参考にしていただけると幸いです。

施工事例

 

間取りの大まかなイメージの決め方

間取りは土地の状況と合わせて詳細を決めていくのですが、家づくりの初期段階では以下の点を決めてください。

  • 必要な部屋数(LDKは一体にするか分けるか、個室の数など)
  • 平屋or2階建て
  • 収納に対するこだわり(多ければ多いほどいい、普通でOK、ファミリークローゼットがほしいなど)

ファミリークローゼットをご希望の場合は、こちらの記事で具体的な間取り・デザインを確認できます。

>ランドリールーム・ファミリークローゼットがある家事動線の良い間取り|平屋の事例紹介

また、間取りに影響する以下の点も決めてください。

  • 駐車場の必要台数
  • 駐車場は屋外にするかビルトインにするか
  • 庭が必要かどうか

 

土地の条件の決め方

家づくりの初期段階では、以下3つの条件を決めます。

  • 土地面積
  • 土地探しをするエリア
  • 土地予算

土地面積がわかる→土地探しをするエリアで土地の物件情報をチェック→土地の価格相場がわかる」という流れで、必要に応じて土地の「面積条件を変更(間取りも一緒に見直します)」・「土地探しをする範囲を広げる」といった対策を考えます。

土地面積は、以下の流れで大まかに計算してください。

土地面積の大まかな計算方法

① 間取りの大まかなイメージから家の面積を計算

② 以下の計算方法で、家本体を建てるために必要な土地面積がわかります。

  • 平屋【家の面積÷50〜80%※】
  • 総2階建て【家の面積÷2÷50〜80%】

③ 【②ー①】の面積を計算し、駐車場・庭のために必要な面積が足りない場合はプラスする

※「50〜80%」という数値は、「建ぺい率」をあらわしています。

建ぺい率とは土地に対する建築面積の割合こと(簡単にいうと、1階部分の面積のこと)で、エリアごとに定められています。

土地探しをするエリアの建ぺい率を調べて、計算してみてください。

 

土地探しをしていて魅力的な物件が複数ある場合には、何を優先して選べばいいか迷いますよね。

こちらの記事で土地選びの優先順位を決める方法を確認できます。
>土地選びの優先順位を解説|土地選びのポイントチェックリスト、買わないほうがいい土地の条件も紹介

 

「家を建てよう!」と決めた後にまずやるべきこと4項目を紹介しました。

総予算・デザイン面のイメージ・間取りの大まかなイメージまでは、ご家族間でスムーズに考えられるのではないでしょうか。

でも土地の条件については、建ぺい率を調べることや計算が難しいと感じる方も多いと思います。

家づくり何から始める

 

福井で家づくりを検討し始めた方は、ノークホームズにお問い合わせください!

ノークホームズは、家づくりの初期段階から丁寧にご家族をサポートしています。

土地探しのお手伝い、資金計画のアドバイスなどを無料でご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

 

家を建てたいけどお金がない場合の注意点

家づくり|お金

次に家づくりの際に多くの方が不安を感じるお金の面について、「家を建てたいけどお金がない」という状況でも家を建てられるのかを一緒に確認しましょう。

結論からお話しすると、家づくりにかかるお金の大部分は住宅ローンでまかなえますが、一定額の現金支出は必ずあります。

現金支出が必要な主な費用を、一覧で紹介します。

支出タイミング 項目 相場額
土地購入時





申込証拠金
(住宅ローン審査などに必要な期間に土地をおさえておくための費用)
土地価格の10〜15%ほどが相場
仲介手数料
手付金
印紙代
土地の登記費用
不動産取得税
つなぎ融資費用
施工業者との契約時 印紙代 2万円
住宅ローン契約時


抵当権設定の登記費用 10万円ほど
印紙代 2〜6万円
火災保険料・地震保険料 10〜30万円ほど
家の建築中

仮住まい費用 適宜
つなぎ融資の利息 数千円〜数万円/月
家完成後

建物の登記費用 10万円ほど
引っ越し費用 適宜

 

上記を合計した費用の相場は、一般的に総予算額の8〜15%ほどです。

無理のない資金計画の上で「頭金なしのフルローン」という方法で住宅ローンを利用することが可能ですが、上記のように一定額の現金支出が必ずあると考えておきましょう。

 

こちらの記事で、フルローンの場合に現金がいくら必要なのかを確認できます。
>注文住宅をフルローンで建てるなら現金はいくら必要か|支払いスケジュール、ローンのタイミングなど解説

 

また「幅広い用途に使ってOK(火災保険・仮住まい費用などにも使える)」という条件の住宅ローンもあるため、手持ち資金の状況に合わせてさまざまな住宅ローンを調べてみるのがおすすめです。

 

家を建てたいけど、見積もりが大幅に予算オーバーして困っているという方は、こちらの記事で削れるところを確認してください。
>新築の注文住宅で費用を削れるところ一覧|予算オーバー額〜500万円・〜1000万円の対策例を紹介

家づくりQ&A

家づくり|Q&A

最後に、ノークホームズが家づくりを始めたばかりのお客様からよくいただく質問・回答を紹介します。

参考にしていただけると幸いです。

Q.家づくりが本格的に始まってから完成するまでの流れも知りたい。(土地なし・土地ありの場合)

A.家づくりが本格的に始まってから完成するまでの流れは、以下のとおりです。

土地なし・土地ありの場合で、流れが少し違います。

土地なし 土地あり

【ステップ①今回紹介した4つのことをご家族間で話し合う】

【ステップ②「ハウスメーカー選び」・「土地選び」を同時に進める】

【ステップ③「住宅ローン仮審査」・「土地を最終決定して購入手続き」を同時に進める】

【ステップ④施工業者との打ち合わせで建築プラン・建築費用の最終額を決定】

【ステップ⑤工事請負契約・土地売買契約をする】

【ステップ⑤工事請負契約をする】

【ステップ⑥住宅ローン本審査→住宅ローン契約】
【ステップ⑦土地引き渡し】 -
工事開始→家が完成!

 

上記一覧表の流れの中で具体的に何をするかについては、こちらの記事で確認できます。
>注文住宅完成までの流れ(土地なし・土地あり)一覧|期間、頭金あり・なしの違い、費用内訳も紹介

 

Q.家づくりにはどれくらいの期間がかかりますか?

家づくり|期間

A.家づくりの期間はご家族ごとに違いますが、注文住宅の場合は一般的に6ヶ月〜長くて2年ほどが目安です。

規格住宅の場合は、施工業者によって家づくりの期間が短いケースもあります。(初回打ち合わせから6ヶ月以内に家が完成するケースもあります)

Q.住宅ローンを利用する金融機関の選び方・金利の選び方が知りたい

A.ご家族によって最適な金融機関・金利方式が違うため、それぞれの特徴を簡単に紹介します。

【金融機関】

  • メガバンク:都市部にお住まいの方は窓口相談ができるので便利です。一般的に審査期間が短めです。
  • 地方銀行:地方にお住まいの方は窓口相談ができるので便利です。
  • ネットバンク:金利が低く、ネットで手続きを完結できます。一般的には窓口相談ができません。
  • 信金・信組:一般的に金利が高く店舗が少ないですが、地方銀行で借り入れできなかった場合にも相談可能です。
  • モーゲージバンク:金利が高いですが、銀行で借り入れできなかった場合にも相談可能です。

【金利方式】

  • 固定金利:契約期間中、一定金利です。借入時の金利が低いほどお得感・安心感があります
  • 変動金利:一般的に半年ごとに金利見直しが行われる方式で、現在は固定金利よりはるかに低い利率が一般的です。利率が高騰する可能性を考えておく必要があります。

Q.施工業者の選び方が知りたい

A.家づくりを依頼できる主な業者は、以下のとおりです。

  • 設計事務所(工務店が一体となった設計事務所、施工を工務店に外注する設計事務所があります)
  • ハウスメーカー
  • 工務店

以下のようなポイントをチェックして、総合的に満足度が高い施工業者を選んでください。

  • 標準仕様の住宅性能:標準仕様で高性能を提供している業者を選ぶのがおすすめ
  • デザイン性:ホームページやSNSで施工事例をチェックするのがおすすめ
  • アフターサポート:保証内容、不具合対応の体制を確認
  • 口コミ:SNS、口コミサイトなどでチェックできます

 

福井ノークホームズは、標準仕様で長期優良住宅を建築しております。

また存在感のあるおしゃれなデザイン提案にも定評があります。

家が完成した後も24時間体制で不具合に対応できる体制を整えておりますので、家づくりを始動させるにあたって感じている不安・疑問を、お気軽にお問い合わせください。

 

まとめ

家づくりは何から始めるのかを確認し、以下の項目を紹介してきました。

このコラムのポイント
  • はじめに、ご家族間で「総予算」・「デザインイメージ」・「大まかな間取り」・「土地の条件」を決める。
  • 頭金なしのフルローンの場合も、一定額の現金支出は必要。
  • 注文住宅が完成するまでの期間は、一般的に6ヶ月〜2年。
  • 最適な住宅ローンや施工業者の選び方は、ご家族ごとに違う。

 

何から始めればいいか全くわからないとお悩みだった方も、家づくのために考えるべきこと・行動するべきことのイメージが湧いたのではないでしょうか。

今回紹介した情報を参考に、理想の家づくりを成功させていただけると幸いです!

著者情報

NORQ HOMES ノークホームズ編集部

NORQ HOMES ノークホームズ編集部

福井の高性能注文住宅を建てる工務店ノークホームズが、
家づくりに役立つ情報を発信しています。

登録・免許
【設 計】 福井県知事 第ろ-1394号
【建 設】 福井県知事 (般-1)10791号
【不動産】 福井県知事 (1)第1704号

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