シニア夫婦二人の平屋間取り|20坪台の老後に快適&おしゃれな平屋間取り図、60才からの家づくりのポイント
「シニア夫婦二人が、老後にも快適に暮らせる平屋の家」を希望する方が増加しています。
「快適な間取りと高いデザイン性を兼ね備えた家づくりのために、良いアイディアを知りたい」と考えている方が多いのではないでしょうか。
今回は平屋建築を得意としている福井の工務店『ノーク・ホームズ』が、シニア夫婦二人のための家づくりについて以下の項目を紹介します。
このコラムのポイント |
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快適性・デザイン性ともに高品質で年代に合う家づくりを成功させるために、ぜひ最後までごらんください。
目次
シニア夫婦二人の平屋間取り|20坪台の老後に快適&おしゃれな平屋間取り図事例
はじめに、シニア夫婦二人の暮らしに最適な、平屋間取り図(20坪台・2LDK〜3LDK)平屋間取り図の事例を紹介します。
【21.28坪、2LDK】
はじめに、生活動線をコンパクトにまとめた平屋間取りです。
室内の移動距離が短いため、家事がスムーズにこなせますね。
- リビング⇔個室・水回りが直結(廊下が無い)
- ユーティリティー(ランドリールーム)に洗濯物を干せて、片付けもスムーズ
※画像をクリックすると、拡大してごらんいただけます。
玄関はおしゃれなL字型で、ご夫婦二人の靴をゆったりと収納できる造作棚を設置しました。
横長の玄関は、大人数が来訪する際に「人の渋滞が起こりにい」・「靴をすっきりを並べられる」というメリットがあります。
こちらの玄関の形状でお悩みの方は、こちらの記事をごらんください。
>玄関が縦長・横長(3畳〜4畳)の間取り事例|窓・収納などおしゃれな玄関の作り方も解説
【24.27坪、2LDK】
次に、中庭がある開放的な平屋間取りです。
- すべての居室が中庭でつながっていて、居室間の見通しが良い
- 道路とLDKの間に中庭があるため、道路からの視線を遮れる
こちらの住宅もリビング⇔個室・水回りが直結しているため、スムーズに室内を移動できます。
また、LDKが西向きなのですが、中庭によって生まれた深い軒が、強い日差しから室内を守ってくれます。
中庭のある平屋を検討中の方は、こちらの記事で間取り等をチェックしてください。
>平屋・コの字型の間取り|中庭のある約30坪・2〜4LDKの事例、後悔しないポイントを紹介
【24.29坪、2LDK】
次に、家事動線にこだわり、一部に回遊動線を取り入れた平屋間取りです。
- 【LDK⇔ユーティリティー⇔ウォークインクローゼット⇔寝室】が回遊動線
- 家事室を設けている。LDKから家事室が見えないため、来客時も家事がスムーズ
家事室は扉の無いオープンな空間ですが、アーチ型の入り口を設けて、LDKとの境目をつくっている点が特徴です。
ご夫婦の二人暮らしに、このようなプライベートスペースがあると嬉しいですね♪
【24.92坪、2LDK】
次に、水回りを一直線に配置した平屋間取りです。
- 玄関ホール直結の洗面所がおしゃれで便利
- 【玄関⇔水回り⇔LDK】が回遊動線で、外出時・帰宅時どちらも移動がスムーズ
- ランドリールーム・ファミリークローゼットで十分な収納量を確保し、家事作業もスムーズ
「ご夫婦二人の暮らしに広いLDKはいらない。でも暗く狭い空間は嫌。」とお考えの方も多いと思います。
コンパクトなLDKでも天井を高くすると開放感が生まれるため、参考にしていただけると幸いです♪
【26.30坪、3LDK】
次に、2wayで使用可能な和室がある&家全体を回遊できる、おしゃれな平屋間取りです。
- 和室は、間仕切りを開放するとLDKの一部として、閉めると個室・客間として使用できる
- LDKと個室をつなぐ洗面脱衣室がウォークスルーで。【LDK⇔水回り⇔個室】を大きく回遊できる
キッチンを壁付けにして、LDKの使用スペースを最大限に確保しました。
長い廊下には、一休みできるベンチを設置する遊び心も取り入れています♪
【28.93坪、3LDK】
最後に、2世帯同居が可能な平屋間取りです。
- LDKを挟んで左右に個室を配置
- 向かって右側の個室には、専用トイレ・洗面所を設置
- 各世帯からアクセスの良い位置に、キッチン・サンルーム(ランドリールーム)を配置
家の中心であるLDKは窓が無いスペースですが、天井を設けない躯体あらわしの設計(梁や柱を見せる設計)や天窓により、明るい空間となりました。
こちらの記事で、二世帯住宅の間取りやポイントをご確認いただけます。
>40坪台の二世帯住宅(二階建て・平屋)間取りパターン|完全分離、一部分離の事例紹介
20坪台の平屋は、住宅としては比較的コンパクトな印象がありますよね。
でも、間取りや設計によって、「老後も快適&便利に生活できておしゃれな家づくりが可能」と実感していただけたのではないでしょうか。
今回紹介した間取り図を、参考にしていただけると幸いです。
福井で老後も快適&おしゃれな平屋のマイホームをご希望の方は、ノーク・ホームズにお問い合わせください。
ノーク・ホームズは、平屋建築が得意な工務店です。
ご夫婦二人の要望に徹底的に寄り添い、多彩な間取りプラン・アイディアを提案いたします!
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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
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60才からの家づくり6つの重要ポイント|老後までずっと快適のアイディアも紹介
次に、シニア夫婦二人の暮らしに最適な間取りを作る際の重要ポイントを、6つ紹介します。
- リビング・寝室
- キッチン・洗面所
- バスルーム
- 収納
- 玄関
- 「住宅性能(断熱性・気密性・遮熱性・換気性)✕周辺環境」も重要
各スペースにあると便利な設備・アイディアをまとめて確認できるので、ぜひごらんください♪
リビング・寝室のポイント
シニア夫婦二人で暮らす家のリビング・寝室は、以下3つの時間をスムーズに確保できる間取りにするのが大切です。
- ご夫婦二人の時間
- ご夫婦それぞれのプライベートタイム
- 家事に費やす時間
間取り作成時には、ご夫婦二人のライフスタイルに合わせて以下のアイディアを参考にして下さい。
リビング・寝室のアイディア | |
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間取り | ・リビング⇔個室・水回りが直結していると室内の移動が楽 ・平屋の面積を有効活用するために、廊下は最低限orナシがおすすめ ・ランドリールーム・ファミリークローゼットを取り入れると、洗濯作業を1ヶ所で完結できて便利 |
設備等 | ・室内ドアに引き戸を採用&回遊動線を取り入れると、室内の移動が楽 ・和室より洋室のほうが掃除がしやすい・リフォーム頻度が低い・建築費を抑えやすい (和室がお好みの場合はタタミコーナーを設けるという方法もあります。) |
キッチン・洗面所のポイント
キッチン・洗面所では立って過ごす時間が長いため、老後を見すえた設計をするのが大切です。
- 座って利用できるキッチン、洗面所にする
- 椅子を使うことを想定し、収納スペースを確保 など
老後の掃除負担を減らす&転倒などの事故を防ぐため、以下のような設備を取り入れるのもいいですね。
キッチン・洗面所のアイディア | |
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キッチン | ・IHクッキングヒーター採用で火事防止 ・壁や床は掃除しやすい素材を採用 ・床は転倒しにくい素材を採用 |
洗面所 | キッチンと同様に、掃除しやすい&転倒しにくい素材を採用 |
バスルームのポイント
バスルームは、年齢に関係なく転倒・ヒートショックなどの事故が起こりやすい場所です。
また設備や使い方によって生活費(水道光熱費)にも影響がある場所なので、以下のような設備の採用を検討しましょう。
- エコキュートのような、高性能省エネ設備を導入
- 滑りにくい床材を選ぶ
- またぎぐちが低い浴槽を選ぶ など
エコキュートとは、外気の熱を有効活用してお湯を沸かす給湯器です。
補助金を活用して導入できるため、こちらの記事で詳しい内容をご確認ください。
>国のエコキュート補助金を活用して福井県でお得に家を建てる|福井県の住宅補助金一覧
収納のポイント
「老後は荷物を整理し、おしゃれでスッキリとした暮らしをキープし続けよう」と決意なさっている方も多いのではないでしょうか。
そのためには、収納スペースの確保が必須です。
収納には以下のような種類があるため、ご夫婦二人のライフスタイルに合わせて必要な収納スペースを確保してください。
- パントリー:キッチンの収納
- ウォークインクローゼット:人が入れる広さのクローゼット
- ファミリークローゼット:ご夫婦二人の洋服等をまとめて収納できる広さのクローゼット
- シューズクローゼット:玄関の収納
- 階段下収納:階段下にできるデッドスペースを活用した収納
- 床下収納:通常の床下だけでなく、小上がりスペースの下も収納にできる
玄関のポイント
玄関は外出時・帰宅時に必ず通る場所なので、出入りしやすく、使い勝手の良い玄関をつくるのが大切です。
老後を見すえて、広さ・設備等を慎重に検討しましょう。
玄関のアイディア | |
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広さ | ・車椅子・杖などを使っても出入りしやすい広さを確保 ・2〜3人が使用しても窮屈ではない広さを確保 ・手すりを設置しても窮屈ではない広さを確保 |
設備等 | ・ベンチを設ける ・玄関ポーチ・玄関内にスロープを設ける ・玄関ドアは、開閉しやすくスペースも取らない引き戸がおすすめ ・ビルトインガレージ内に玄関を配置すると、雨風を気にせず出入りできる |
「住宅性能(断熱性・気密性・遮熱性・換気性)✕周辺環境」も重要
最後に、暮らしの快適性に直結する住宅性能についても、慎重に検討しましょう。
- 断熱性:室内の快適な空気が外皮(外壁・床など)を伝わって外に逃げるのを防ぐ性能
- 気密性:室内の快適な空気が、家のすき間から外に逃げるのを防ぐ性能
- 遮熱性:日射熱を室内に伝えない性能
- 換気性:取り入れた外気を、住宅全体を循環させて排気する性能
上記4つの性能のバランスが悪いと、快適な住宅とはなりません。
【例】
- 断熱性は高いが、気密性が低い:室内の空気が外に逃げてしまい冷暖房効率が悪い
- 気密性は高いが、換気性が低い:室内に空気が滞り、湿気やカビの原因となる など
ちなみに、2025年4月以降に建築確認申請をする住宅は、すべて省エネ住宅となります。(予定)
断熱性能等に対する基準が強化されるため、こちらの記事で詳しい内容を確認してください。
>「2025年からの省エネ住宅義務化」とは|断熱等の義務化内容、影響をわかりやすく解説
老後は平屋・二階建てどちらがいいの?
シニア夫婦二人のための「平屋間取り図」と「間取り作成のポイント」を紹介してきましたが、予算や土地面積の関係で、二階建ても検討している方がいらっしゃると思います。
平屋・二階建てそれぞれのメリット・デメリットも紹介するので、老後に向けてどちらを選ぶかを考える際の参考にしていただけると幸いです。
平屋のメリット・デメリット
平屋のメリット・デメリットは以下のとおりです。
平屋のメリット |
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平屋のデメリット |
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平屋の魅力は、階段の上り下りをせずに生活できて家事も完結する点です。
ただし希望条件(広さ・価格・立地など)に合う土地が見つかりづらいケースがあるため、早めに施工業者を決めて、土地探しの段階からサポートを受けるのがおすすめです。
福井で平屋を検討中の方は、ノーク・ホームズにお問い合わせください。
地元密着型で多くのご家族のマイホームを建築してきた経験をいかし、土地探しの段階からサポートいたします!
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〈来店相談はコチラ〉
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心下さい。
※建築予定地が施工エリア外の場合には、資料請求をお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。
〈施工エリア〉
福井市・あわら市・坂井市・鯖江市・越前市・大野市・勝山市・永平寺町・越前町
二階建てのメリット・デメリット
二階建てのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
二階建てのメリット |
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二階建てのデメリット |
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二階建ての魅力は、縦の空間を活用した家づくりができる点です。
デメリットは設計・住宅設備選びによって解消できるため、ご夫婦二人がデメリットだと感じる点を施工業者に相談し、プロの視点からのアドバイスを受けるのがおすすめです。
1.5階建てという選択肢もある
「予算や土地面積の関係で平屋を諦めるしかない?」とお悩みの方は、1.5階建てという選択肢もあることを、念頭に置いておいていただけると幸いです。
1.5階建てとは、「平屋に必要な分だけコンパクトな二階をプラスする家」のことです。
【1.5階建ての間取り図例】
こちらは22坪の1.5階建て間取り図例で、大きな吹き抜けの一部に二階(多目的ホール9.8帖)を加えています。
コンパクトな二階は、趣味部屋・客間・世帯人数が増えた場合の予備部屋など、多彩な活用方法がありますね!
【1.5階建ての外観例】
こちらは、1.5階建ての外観例です。見た目は平屋ですが、天井高を活用した開放感のある二階建てです。
ノーク・ホームズには、おしゃれな平屋・二階建て・1.5階建ての施工事例がまだたくさんあります。
ぜひごらんください!
〈施工事例〉
シニア夫婦二人の老後に快適な広さ・部屋数は20坪台・2LDK〜3LDKがおすすめな理由
最後に、ご夫婦にとって本当に必要な広さ・部屋数の目安も簡単に確認しましょう。
シニア夫婦二人の老後に快適な広さは20坪台がおすすめな理由
世帯人数に合う家の面積については、国が目安となる水準を公表しています。
世帯人数 | 広さ |
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1人 | 約12〜16坪(40〜50㎡) |
2人 | 約16〜22坪(55〜75㎡) |
3人 | 約19〜30坪(65〜100㎡) |
4人 | 約25〜37坪(85〜125㎡) |
〈参考〉世帯人数:国土交通省『住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準』
広さに幅があるのは、地方と都市圏では住宅事情が違うためです。
上記の一覧表から、ご夫婦二人であれば、日常生活に必要な広さは22坪ほどですね。
シニア夫婦二人の老後に快適な部屋数は2LDK〜3LDKがおすすめな理由
シニア夫婦が二人で暮らす家の部屋数は、前述した広さから、2LDK〜3LDKがおすすめです。
2LDK〜3LDKであれば、20坪台前半の広さでも、ご夫婦二人の寝室・プライベートスペース・収納スペースをしっかり確保できます。
まとめ
シニア夫婦二人のための平屋間取りについて、以下の項目を紹介してきました。
コラムのポイントまとめ |
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ご夫婦ごとにライフスタイルやマイホームの理想像が違うと思いますが、今回の情報を参考にして快適に暮らせる家づくりを楽しんでいただけると幸いです。